ローズマリー
■ローズマリーというと、私のばあい、子どものときに街の映画館で上映していた「ローズマリーの赤ちゃん」を思いだします。学生の皆さんには無理でも、私以上の年代の皆さんはご存知なのではないでしょうか。まだ10歳頃の少年時代の記憶ですが、たしか、通学に利用していたバス停にポスターが貼ってあったのです。もちろん、どのようなストーリーなのかはまったく、その当時は知りませんでした。実際に映画を観たのは大人になってからです。たしかテレビだったと思います。ですから、子どものときは怖い映画だとは思いもしませんでした。さらに付け加えれば、ローズマリーがハーブであることを知ったのは(映画の主人公の名前ではなくて…)、高校生ぐらいだったように思います。
■さて、本題はハーブのローズマリーに関することです。昨日の朝、自宅マンションの入口で、ダンボール箱が置かれていました。中身はローズマリーでした。箱には「料理に使って」という言葉が添えられていました。これは、自宅マンションの自治会の中にある女性ボランティアグループが、マンションの小さな公園で育てたものです。朝から、素敵な気持ちになりました。マンション自治会という、小さな小さなコミュニティで、このような活動が自主的に行われていることに、私は幸せを感じるのです。ちょっとしたことではありますが…。ここが大事。
お礼状
■本日、火曜日の1限は、1年生対象の「社会学入門演習」です。先日の土・日に、学生をつれて近江八幡市の白王町や北之庄町で現地実習を行いました。西の湖という内湖のそばの集落です。ということで、現地実習でお世話になった皆さんにお礼状を書いてもらいました。形式的なお礼状ではなくて、現地実習から何を学んだのか、具体的に心に強く感じたことは何なのか…その点を意識しながら、お礼状を書いてもらいました。
■写真右。1年生の学生諸君が必死になってお礼状を執筆しているなか、LA(ラーニングアシスタント)の4年生Mさんは、学生たちが現地実習で撮ったデジタルカメラのデータや、ICレコーダーの音声データを整理してくれています。
龍谷大学餃子研究会
■職場には、人間関係の「風通しをよくするために(いわゆる親睦)」「お互いに仕事で助け合うことができるように(組織内社会関係資本の蓄積)」と、いろんなアフター5の団体があります。まずは、学部教授会の懇親会です。社会学部の懇親会は、「おうみ会」という名前がついています。ここには、社会学部教務課の事務職員の方たちも招待されます。お互いに仕事で忙しいので、こういうときに、ざっくばらんに雑談をして楽しむことで、「ああ、この先生はこういうユニークな考えをお持ちだったのか」といったように、普段は知ることのできない職場の仲間の人柄を知ることができるわけです。
■このような団体は、なにも学部懇親会だけではありません。私個人のばあいですが、「奈良県人会」があります。奈良県出身者や奈良在住者の集いです。私は奈良に住んでいるので、参加させていただいています。もちろん、出身は奈良ではありません。神戸、つまり兵庫県です。しかし、龍谷大学に教職員の県人会、「滋賀県人会(淡水会)」と「奈良県人会」しかありません(…おそらく)。ということで、勝手に、兵庫県出身者を仲間で探して「兵庫県人会」をつくりました。この「兵庫県人会」については、5月30日のエントリーでも報告しました。
■それだけではありません。私のばあいに限ってですが、マラソンや駅伝の仲間なんてのもあります。ここまでくれば、勢いづいてしまいます。先日は、「龍谷大学餃子研究会」というものを立ち上げました。今のところ、一応、会長におさまっています。会員も現在のところ3名です。研究会というと、なんだか大げさなのですが、餃子好きの人たち(餃子につきもののビールが好きな人たちも)が集まってつくりました。なお、素敵な方たちの入会を待っています。また、「龍谷大学東九条お好み焼き研究会」なんてのもできつつあります。
■「餃子研究会」では、先日、第1回の研究会を開催しました。研究会の創設から3日目の出来事でした。facebookで連絡をとりあっての、あっという間の出来事でした。第1回研究会の会場は、京都の南区にある「ミスター・ギョウザ」です。副会長のNさんに連れて行っていただきました。とても美味しい餃子でした。パリっとした焦げ目のついた皮、存在感はあるが厚すぎない皮の厚さ。これが微妙にすごいと思いました。そしてパリっときたあとに、焦げていない側の皮のフニャっとした感覚、そして最後は餡のジュワっとくる味。この三拍子がそろった素晴らしいお味でした。こちらのお店は、酢醤油か味噌ダレでいただきます。箸休めには、キュウリの漬け物もあります。そしてなんといってもユニークなのは、トレードマークです。先代の店主さんの横顔が描かれています。
漬物
■昨晩帰宅すると、キッチンのテーブルの上に、こんなガラスの器が置いてありました。これで漬物ができるのだそうです。浅漬けです。漬物にする野菜に塩をもみこみ、昆布なども切って加えながら、漬け込むのでしょう。上の蓋のようなものは重しです。文鎮のように結構な重さがあります。これからの夏野菜で、美味しい浅漬けができそうです。
■先日は、梅酒をガラス瓶につけましたが、今回は漬物です。いいですね~、あとはラッキョとか梅干とか・・・。この手の類が生活のなかに増えていくと、気持ち的に豊かになるだろな~。いっそのこと、糠漬けをはじめてみますかね。もっとも糠漬けは、梅酒のようにはいけません。世話ができるかどうかが、問題になりますね~。時間的、精神的に余裕がないとね。
「社会学入門演習」現地実習・近江八幡市白王町・北之庄町(6月7・8日)
■6月7・8日、「社会学入門演習」の現地実習が開催されました。取り急ぎ、facebookにアップしたアルバムをご覧いただければと思います。
2014「社会学入門演習」現地実習/近江八幡市白王町・北之庄町(1)
2014「社会学入門演習」現地実習/近江八幡市白王町・北之庄町(2)
梅酒
■Facebookでは、きちんとつくられたお弁当、栄養のバランスのとれた料理等、Facebookのお「友達」の素敵な投稿を毎日拝見しています。私自身、料理は嫌いではありません。ゆとりがあれば、自分で毎日でも作ってみたいのですが、なかなか仕事がそんなことを許しません。今日は、この季節らしい「梅」に関する投稿を拝見して刺激をいただきました。そして、人生で初めて、「梅酒」をつけてみることにしたのでした。
■今日、水曜日は会議が続く日です。1限「地域社会論」のあと、2限は事務職員さんと打ち合せ。午後からは、学科会議、教授会、研究科委員会と続きます。体力がいる日なのです。ところが、どうしたことでしょう。今日の教授会が驚異的に短時間で終了しました。そのあとの研究科委員会も議題が少なく、さらにそのあとの委員会もさっさと終了しました。ということで、どこかに「余裕」があったのですね。帰りに自宅近くのスーパーで、梅と氷砂糖とリカーを買ってきました。そして、夕食後、「梅酒」をつけてみました。梅の実をよくあらって、ヘタを爪楊枝でとって、水気をタオルでふいて、氷砂糖やリカー(焼酎)と一緒につけこみました。簡単なんですね。これなら、もう一瓶つけてみようかな…と思います。まあ、美味しくできるかどうか、これはまた別の問題ですけれどね。
■なんといいますか、ちょっとだけゆとりがあると、改めてワーク・ライフ・バランスの大切さを実感します。自分はワーカホリックではないと思っていますが、少し自分の仕事を見直す必要を感じています。
社会学入門演習「現地実習」
■6月7日(土)・8日(日)の両日、1年生の「社会学入門演習」の「現地実習」で近江八幡市にいきます。現地では、NPO法人「百菜劇場」の廣部里美さんにコーデイネーターをお願いして、白王町と北之庄町で体験学習を行います。この2つの集落は、上記の地図をご覧いただければわかりますが、西の湖(干拓されずに残った)のそばにあります。
■白王町では、地元の農家の皆さんから「現在の集落の活性化に関する取り組み」や「以前の暮らしと内湖とのつながり」等についてお話しを伺います。そのあと、西の湖にうかぶ島「権座」に田舟で移動します。ここでは、活性化の取り組みとして酒米を生産されています。この酒米を原料に、東近江市の酒蔵(喜多酒造)が「権座」という日本酒を製造されています。また、市民参加のイベント等も行われています。学生たちは、この権座で地元の農家から説明を受けたあと、「竹チップづくり」と「雑木林の刈り取りとチップ化」に取り組みます。そして、体験を通して感じたこと、不思議に思ったこと、農家の方たちと語り合うことになっています。若者の視点から権座の活動に対するアイデアを提案できればと思います。そして、晩は、地元野菜や猪肉を使ったバーベキュー交流会が開催されます。豪華ですね〜。
■2日目は、北之庄町にいき、「北之庄沢を守る会」の皆さんと一緒に田舟に乗って北之庄沢の清掃活動を体験します。そのあと北之庄町自治会館へ移動し、地元の皆さんから「北之庄沢を守る会の取り組み」と「伝統野菜・北之庄菜について」についてお話しを伺います。また、「百菜劇場」の廣部さんから「NPO法人百菜劇場の活動について」説明をしていただきます。そのあとは、2グループにわかれて八幡山から水郷を眺めたり、百菜劇場の見学を行います。昼食は、地元のお母さんたちの手作りのお昼ご飯をいただき、歴史的建造物群保存地区のある市街地に移動し、5つの班に分かれて散策をします。
■廣部さんのおかけで、充実した2日間のプログラムになりました。楽しみにしています。
メジロ
■娘はある企業で建築士として働いています。趣味は海釣り。よく日本海にでかけます。遊漁船で沖にでて、でっかい魚を釣っていきます。一昨日も、メジロを届けてくれました。メジロとは、ブリの子どもです。ブリは「出世魚」と呼ばれ、成長する段階で名前がかわりますが、関西では、プリになるひとつ手前の段階を「メジロ」というようです。wikipediaですが、以下のように解説していました。
関東 - モジャコ(稚魚)→ワカシ(35cm以下)→イナダ(35-60cm)→ワラサ(60-80cm)→ブリ(80cm以上)
北陸 - コゾクラ、コズクラ、ツバイソ(35cm以下)→フクラギ(35-60cm)→ガンド、ガンドブリ(60-80cm)→ブリ(80cm以上)
関西 - モジャコ(稚魚)→ワカナ(兵庫県瀬戸内海側)→ツバス、ヤズ(40cm以下)→ハマチ(40-60cm)→メジロ(60-80cm)→ブリ(80cm以上)
南四国 - モジャコ(稚魚)→ワカナゴ(35cm以下)→ハマチ(30-40cm)→メジロ(40-60cm)→オオイオ(60-70cm)→スズイナ(70-80cm)→ブリ(80cm以上)
■我が家には、いちおう出刃包丁はあるのですが、サバやアジ程度の大きさをおろすときに使うものです。その小さな出刃包丁で苦労しながらさばきました。昨日は、刺身とカマの塩焼き。今日の晩は、あら炊き。明日の晩は、塩焼き。夫婦2人の家庭ですが、1匹丸ごと全部いただく予定になっています。
防災訓練
■昨日は、暮らしているマンション自治会の一斉清掃&防災訓練でした。朝8時頃から、自宅マンションの周囲の草むしり、付近の側溝の泥さらいを行いました。昔の言葉でいえば、「普請」ということになりますね。ここに暮らす者の「義務」としての共同作業です。ただし、この共同作業、みんなで一緒に汗をかくことで、単なる「義務」を超えたやりとりも生まれます。そこが大切だなと思うのです。
■一斉清掃のあと、1時間の休憩のあと、防災訓練が行われました。まずは避難訓練です。私は、自分が暮らしている階の責任者になっているので、高齢者の方のお宅をお訪ねし、避難訓練に参加されるかどうかをお聞きしていました。今回の防災訓練にあたり、自治会では、アンケートをとっています。避難のさいに介助が必要な方の存在を確認しています。個人情報とのかかわりから、なかなか難しい問題でもあるのですが、マンションだからこそ、いざというときのご近所の助け合える関係が大切になります。
■避難訓練のあとは、消火器を使った消化訓練、そしてマンションに備え付けの消火栓を使っての消化訓練を行いました。後者の消火栓を使っての訓練は初めての経験でした。今回の訓練で使い方がわかりました。訓練は大切だと思いました。ちなみに、消化器の使い方のコツは「ピノキオ」なのだそうです。「(ピ)ピンを抜く」、「(ノ)ノズルをはずす」、「(キ)気をおちつける」、「レバーを押(オ)す」なんだそうです。
■最後は、心臓マッサージと人工呼吸、AEDの訓練でした。消防士の方が指導をしてくれました。そのさい、「ここまでしっかり訓練をやる自治会はあまりない」と評価をいただきました。毎年1回のことですが、心臓マッサージと人工呼吸のやり方、AEDの使い方…曖昧になっている記憶をはっきりさせることができます。一連の訓練が終了した後は、炊き出しの訓練です。もっとも、訓練といっても、訓練に名を借りた慰労会のようなところがありますね。若いお母さんたちも参加してチキンカレーをつくりました。
■ところで、電話の「#7119」「#8000」という番号をご存知でしょか。救急車を呼びべきかどうか、判断に迷ったときに、ここに電話をすると、専門家が相談にのってくれるのだそうです。大人のばあいは、前者の「救急電話相談」。子どものばあいは、後者の「小児救急医療電話相談」。大人の「救急電話相談」は地域によって番号が異なるらしく、この番号は奈良のばあいです。