巣立ち雛

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▪️朝、小雨が降る中、メダカとクサガメの世話をしていると、庭でヒヨドリが大きな声で鳴いていました。何か怒っているようにも聞こえました。というのも、庭のジューンベリーの熟した実をヒヨドリに食べられないように、ネットを被せたからです。大きな声で鳴いているのは、そのことに強く抗議をしているのかもと思ったのですが、もちろん違っていました。庭の法面に植えてあるヤマモミジ、今、緑の葉が美しく茂っているのですが、その茂みの中に雛がいたのです。そして、その雛に親鳥がせっせと餌を運んでいたのです。

▪️最初は、巣から雛が落ちたのかな、うちのヤマモミジに避難しているのかな、などと想像しましたが、調べてみると違っていました。「巣立ち雛」というのだそうです。GoogleのAIが教えてくれるところによれば、ヒヨドリの雛は生後約10日ほどで巣立つのですが、その巣立ち後も親鳥に付いて数十日間は餌をもらうのだそうです。ということで、まだ十分に飛べないのですね。巣から落ちたわけではなくて。カラスやトンビに狙われないように、しばらくは、我が家のヤマモミジをシェルターにして、無事に、成長して欲しいです。いつもは図々しいヒヨドリはあまり好きではなく、もっと小さな小鳥を愛でてきたのですが、今日はヒヨドリを応援したい気持ちになりました。

▪️夕方になりました。我が家のヤマモミジに避難している?!ヒヨドリの巣立ち雛。嘴が黄色いですね。人間で言えば、お尻が青いって感じ。兄弟姉妹関係はどうなんだろう。時々、親鳥が餌を運んできますが、夕方になり親鳥の姿が見えなくなりました。2羽だけで心細いでしょうね(知らんけど…)。ネコなんかに襲われないことを祈ります。時々いるんですよ、うろついている猫。明日の朝まで無事にいてほしいです。明日になると、また両親がやって来てくれることを信じています。急に、ヒヨドリの味方になってしまいました。

▪️冬、庭にみかんを針金に刺してシマトネリコの枝にぶら下げています。メジロだったら、そのぶら下がったみかんにとまってみかんを食べることができます。ヒヨドリは大きいので、とまることができません。ホバリングして、必死に食べようとします。そうやって、メジロを愛でるために、ヒヨドリには意地悪をしていたのです。しかし、今日は応援しています。人間のその時の感情や都合の身勝手な話であることはわかっているのですが。

▪️まあ、そういうことで今日は日暮で終わりかなと思っていたら、雛たちが枝に止まったまま羽をバタバタさせ始めました。その時は、親鳥たちもやってきていました。「頑張って、羽、バタバタさせなさい」と言ったのかどうか。そのあたりはよくわかりませんが、ヤマモミジの枝に隠れてじっとしていたのに、飛び立ったのです。遠くまでは飛べないのですが、その様子を親鳥たちが見守っている感じでした。

▪️右の写真ですが、ヤマモミジから庭の別のところにあるシマトネリコに飛んで移動した雛鳥です。もう1匹の雛鳥は、隣の家の方に飛んで行きました。感心したのは、ヒヨドリの両親が雛鳥に声をかけながら(そういうふに感じられました)、雛鳥たちをきちんと見守っていたことです。これは、勝手な推測ですが、「独り立ちできるように声をかけて見守っている」のではないのかなと、そういうふうに感じました。

「まち歩き」と「KJ法」

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▪️金曜日3限は社会共生実習「地域エンパワねっと・大津中央」です。今日は、先週の続きで、KJ法を使って、まち歩きをしたときの「気付き」を全員で整理。このことが、自分たちの活動にとっての課題発見につながっていってほしいです。今回のまち歩きでの「気付き」は、キーワード的にいえば、「歴史」ということになります。エンパワねっとの先輩たちの活動を振り返っても、この大津の街の中から感じられる「歴史」に関わる活動がいくつもありました。さて、これからどう展開していくのでしょうか。楽しみにしています。

▪️ところで、この写真を撮ったのは、「社会学部プロジェクトワークルーム」です。部屋の使用にあたっては特別なルールはなく、社会学部の学生さんであれば、自由に使えることになっています。この金曜3限は、いつもは、私が担当する授業だけが使っていたのですが、今日は、別の社会共生実習のプロジェクトも利用されていました。国スポ関連のイベントで、ラジオ体操第3を紹介するということで、その体操の練習をされていました。ラジオ体操第3って、幻の体操です。社会学部の教員の方たちが発掘されました(たしかそのはず)。KJ法とラジオ体操、なんだかとってもシュールな風景。

情報カード

20250529information_card.jpg▪️木曜日の1限は、1回生対象の「基礎ゼミナールA」です。今日は、この授業全クラスで使用している共通のテキストの「情報整理」の章の日でした。以下のノート類を使っての情報整理の仕方について学びました。

a)授業ノート b)研究ノート c)文献表 d)読書ノート 精読カード/速読カード

▪️共通テキストでは、かなりマニアックに解説してあります。でも、こういうのって、実際に自分自身で研究に取り組みながらやってみないと、なかなかピンとこないのではないかと思います。この授業で学んだことを、自分なりの形で良いから実際にやってみることが大切なんだと思います。まあ、なかなかそういうわけにもいかないのでしょうが、頑張ってほしいなと思います

▪️私が学生の頃は、こういうスキルが一種のブームのような感じがありました。情報整理は、基本紙ベースですしね。情報カードとか使ってみたりしていました。それと、私が大学院生の頃に、ワープロ専用機からパソコンへとシフトする時代でした。ということで、たとえば読書ノートとか、フィールドワークのデータ等をパソコンを使ってB6の情報カードに打ち出していました。

▪️今日は、若いころの自分のカードを持参して学生の皆さんにみてもらいました。琵琶湖流域での研究に取り組む以前、私は、韓国の地域社会の研究に取り組もうとしていました。韓国語も少し習い初めていました。そのような研究の一環として、韓国の親族組織に関する文献を精読していたのです。バインダーのカードは、その時に作成したものです。黒い箱は、ゴルフ場反対運動の聞き取り調査や資料収集するときに作成したカードが入っています。一番手前のA5判のバインダーですが、研究日誌でした。最初の頁は、1994年8月25日の日付が入っていました。読んでみると、まともなことも書いているのですが、研究会のことで愚痴をこぼしたりしています。

▪️こういうのって、捨てられないのです。なかなか断捨離できないです。困りますね。

街路樹のタイサンボク

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20250529taisanboku3.jpg▪️研究室のある聞思館は、深草キャンパスの南エリアの道路沿いにあります。写真は、その道路沿いに植えられている街路樹です。特に気にしていなかったのですが、昨日の帰宅時、この街路樹の大きな葉っぱが突然上から落ちてきてちょっとびっくりしました。よくみると、これまた大きな花が咲いています。「ああ、この花、以前にも調べたことがあったな」と思い出しました。タイサンボクという名前です。このブログにも投稿していました。3枚目の写真は、2年前、自宅近くの直売所で購入して自宅に飾ったタイサンボクです。この時はよい香がしたのですが、街路樹の方の花は、高いところに咲いているので香りが届きません。臭覚が鈍感なだけかもしれませんが。

キッチンカー

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▪️龍谷大学に勤務するようになったのは2004年です。もう21年前のことになりますが、その頃、昼食をとることは結構大変だったように記憶しています。その頃は、瀬田キャンパスだと、大学生協と民間の業者さんの食堂が2つあるだけでした。そのうちに、生協にもコンピにができて、キャンパスの複数箇所で弁当を販売するようになりました。いまでは、弁当に関しては、複数の業者さんが販売されています。そして、キッチンカーもやってきています。学生さんたちへの支援の一環かと思いますが、食の選択肢が増えました。

▪️この4月から勤務する社会学部は深草キャンパスに移転しました。深草キャンパスは、学生数が多いこともあってでしょうか、食の選択肢は瀬田キャンパスと比較してさらに多いような気がしています。私の印象にしかすぎませんが。大学生協の営業以外は、すべて龍谷メルシー株式会社がサポートされています。聞思館に出店している「大阪王将」や「Sugakiya」も、そうなんでしょうね。で、こちらが、深草・瀬田両キャンパスの「龍大ランチ5月出店スケジュール」です。

▪️このスケジュールにも書いてありますが、昨日は、牛丼の吉野家さんのキッチンカーがやってきていました。吉野家といえばオレンジ色。こちらのキッチンカーもオレンジ色です。キッチンカーには名前がついているようです。「オレンジドリーム5号」です。このキッチンカーを紹介する吉野家さんの動画がありました。関西エリアには、この「5号」とちいさな「軽」が配備されているようです。災害時の炊き出しにも使用されるとのことです。できれば、一度食べてみたいのですが、牛丼はご飯が入っているのと、甘く煮込んであるので、食べると血糖値があがるため、いただくことができません。昨日は写真を撮るだけにしました。昼食に利用した職員さんの話では、普通の店舗と同じ味とのことでした。そら、そうやわな。

仰木での農作業:仰木地域共生協議会

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▪️末席の理事を務める「仰木地域共生協議会」の事務局から連絡が入りました。金曜日の午後、急遽、キャベツの収穫をするので人手が欲しいという内容でした。金曜日は午後に授業があり、その後も研究室で仕事をしているので参加できそうになかったのですが、研究室での仕事を後回しにして、農作業の手伝いに伺いました。16時半から18時まで農作業に取り組みました。協議会の圃場には、やはり理事のお1人で、仰木に隣接する新興住宅地仰木の里のまちづくり協議会の会長さんも見学に来られていました。

▪️私は、キャベツの収穫、そしてコカブの畝で草抜きと間引きを行いました。今日収穫したキャベツと、間引きしたコカブの間引き菜は、明日、仰木にある直売所「わさいな仰木」で販売されることになっています。農薬も化学肥料も一切使っていない、とても美味しい野菜です。「少々虫に食べられているのは、安心・安全・美味ということだ」と理解してくださる方にぜひ召し上がっていただきたいです。

▪️これから、この「仰木地域共生協議会」の活動を通して、環境省が提唱する「地域循環共生圏」の形成につながる活動に展開していけばと思っています。主役は仰木の農家の皆さんと、隣接地の新興住宅地である「仰木の里」の住民の皆さんです。私も「仰木の里」に隣接する小さな新興住宅地の住民ではありますが、特定非営利活動法人「琵琶故知新」としても、お手伝いできればと思っています。写真は、収穫した野菜を洗っているところです。

香る花

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▪️帰宅時、すでに暗くなった時間帯、自宅近くで甘い素敵な香りが漂ってきました。花の香りのようなのですが、暗くて何の花なのかよくわかりません。だったら、朝に確認すれば良いのですが、通勤とその日1日の仕事のことが気になり、甘い香りに気がつきません。気にしている余裕がないのですね。昨日は明るいうちに帰宅することにができたので、やっと確認することができました。なんの香りかわかりました。甘い素敵な香りを漂わせていたのは、ブンタンの白い花でした。もう散り始めていましたが、まだ良い香りがします。ブンタンとは柑橘の仲間で大きな実が成ります。別名はザボン。九州ではボンタンとも呼ばれます。そういえば、「ボンタン飴」ってありましたね。

▪️おそらく元の地主さんが住宅地として造成された宅地を、農地として利用されているのだと思います。基本は、いわゆる資産的保有、そして節税対策かと思いますが、このブンタンの花が咲いている農地は、高齢の農家の方が、丁寧に世話をされています。ブンタンの他にも、レモンや種類はわかりませんが、他の柑橘類も植えておられます。あと、花卉や野菜も栽培されています。60数坪の農地ですが、丁寧に栽培されています。素敵だなといつも思っています。こうやって丁寧に世話をされ収穫されたたくさんの果実は、どうされているのでしょうか。いつも気になっています。購入させていただくんですけどね。

▪️我が家の庭でも、新たに白い花が咲き始めました。総状花序というのだそうですが、小さな花が房のように連なり咲いています。コバノズイナといいます。こちらもブンタンほどではありませんが、ほのかに柑橘系の甘い香りがします。

吹奏楽部の皆さんが校友会賞を受賞されました。

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▪️5月21日、降誕会の特別法要に続いて顕真館で校友会賞の贈呈式を執り行われました。龍谷大学吹奏楽部のサキソフォン四重奏のみなさんも、校友会賞を受賞されました。全日本アンサンブルコンテストで金賞を受賞されたからです。よくわかっていないのですが、お1人はいらっしゃいませんでした。ご都合があわなかったのかもしれません。でも、4人で受賞です!! おめでとうございます。この四重奏の皆さん、四重奏ですから4人なんですが、このうちの3人は2年連続でコンテストで金賞を受賞されました。素晴らしいです。それから、全日本管楽コンクールの大学・大学院の部で優勝した、龍谷大学吹奏楽部のクラリネット奏者・金子麗奈さんも校友会賞を受賞されました。こちらが、金子さんの演奏です。記事もご覧ください

ヤマモモと「龍谷チャレンジ」

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▪️私の研究室のある建物は、聞思館(もんしかん)といいます。「聞思」とは、親鸞聖人の主著『教行信証』のはじめに出る言葉で「聞思して遅慮することなかれ」という部分からいただいたものです。大学のホームページでは、「大切な言葉を聞いても、ただ聞き流すだけでは意味はありません。じっくりと自分の頭で考え吟味し、自分の問題として受けとめることが大事です。昨今は情報が溢れすぎ、自分が進むべき道を見出しにくい状況です。生きる方向を見失わないようにするためにも『聞思』を心がけたいものです」と解説されていました。はたして自分はどうなんだろう…と思いながら、仕事をしています。場所ですが、北キャンパスと道路をあいだに挟んだ南エリアにありますが、結連橋(ゆいれんきょう)という橋で北と南はつながっています(キャンパスマップ

▪️今日も、授業のために北エリアにある建物(4号館)の5階まで階段を登り(階段主義者なので…)、2号館地下にある生協の売店まで買い物にいき、4号館地下にあるセブンイレブンでアイスコーヒーを買ったり、紫英館2階にあるメールボックスまで郵便物を確認しにいったり、同じく紫英館にある社会学部教務課や教学部に相談事に行ったりしていると、腰につけた歩数計の数字はどんどんあがっていきます。身体には良いキャンパスかと思います(^^;;。これで、京都駅まで帰りにあるくと軽く10,000歩を越えることになります。

▪️そんな感じでキャンパスの中を歩いているときに気がついたこと。キャンパスに植えられたヤマモモの実が赤く色づいてきました。このヤマモモの前を、たくさんの学生さんたが歩いているわけですが、関心をもっている人は少ないのではないかと思います。教員では、私の知る限り関心のある人は、私も含めて2人。

▪️2006年に鹿児島県指宿市に合併される以前にあった開聞町の町の木は、この「ヤマモモ」でした。瀬田キャンパスに勤務しているとき、この旧開聞町出身の学生さんを指導していたことがあるのですが、他の学生さんと一緒に歩いていたとき、「みんな知ってます? このヤマモモ食べられるんですよ」というと、出身者の学生さんは徐にヤマモモの実をとって口に入れたのです。まわりの学生さんたちはびっくり。「小学生の頃、学校にヤマモモが植えてあって、こうやっていつも実を食べていたよ」と説明。そしてタネをプッと吐き出しました。いいですよね、こういう野生味のある学生さんって。私も食べましたが、やはり塩水で一度洗ったほうがよいかもです。

▪️瀬田キャンパスではやりませんでしたが、これだけたくさんのヤマモモの実がなっているのならば、ちょっと果実酒を作ってみたくなっています。ちょっと程度だと、管理課も黙認してくれるのではないのかな…。知らんけど。果実酒は、普通は、氷砂糖をたくさんいれるのですが、無糖でもできるようです。私の場合は健康のためですが、無糖でやってみようと思います。完成したら、このヤマモモのことを気にされているもう1人の教員の方と試飲で乾杯してみようと思います。この企画に乗るという方を募集します。その人数に応じて、漬け込む量を決めようと思います。

▪️それから、それから。こんなポスターも拝見しました。「学生価値どう支援制度『龍谷チャレンジ』2025年度第1学期の募集を開始します!」。今の学生さんたちは、いいですね。こういう制度で大学が応援してくれています。以前は、ここまで手厚くはありませんでした。行政の助成金や民間の財団の助成金にチャレンジしていました。学外でプレゼンして助成金をいただく、そういう経験自体は、学生さんたちの成長に役だったとは思うのですが、やはり今の支援制度のほうが良いなと思います。ぜひ、多くの学生さんたちにチャレンジしてほしいです。
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社会学演習IAのグループワーク

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▪️昨日、火曜日の4限は「社会学演習IA」。今日も先週と同じグループワークです。卒業論文の執筆に向けて、まずは「書籍を読みたい」という気持ちが少しでも心のなかに湧いてきて、「図書館には面白そうな書籍がたくさんあるな」と気がついてもらうことを目標にしています。夏休みには、選んだ書籍を熟読してもらい、書評を書いてもらう予定にしています。そのため、来週はグループワークだけでなく、私の方からも読書に関してお話しをさせてもらうことになっています。そのための資料を配布しました。こうやって、少しずつレベルを高めて、自分自身の研究に取り組めるようになってもらう予定です。本当は、大学の4年間のもっと早いうちにこういうことをやっておくべきかと思いますが、現行のカリキュラムがそうはなっていないので、いろいろ工夫をしています。

▪️昨日は、体調不良で3人が休んでいました。急に暑くなってきたので体調を崩しているのかなと心配しています。このまま夏に突入したらいいのですが、また気温が下がるようですね。衣服やエアコンで上手に体調の調整をしてもらいたいです。ニュースでは、あちこちで熱中症の方が救急搬送されているようです。

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