白鬚神社

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■昨日は、滋賀県庁の「つながり再生モデル事業」(琵琶湖環境部・琵琶湖政策課)の関係で、琵琶湖政策課や滋賀県立琵琶湖環境科学研究センターの皆さんと一緒に、高島市にある松の木内湖まででかけました。滋賀県庁の公用車ででかけたのですが、途中、白鬚神社で少しだけ時間をとっていただき、この写真を撮りました。

■iPhone5で撮ったわけですが、なかなか満足のいく出来に仕上がりました。写真を撮っているとき、とても清々しい気持ちになりました。最近は、いわゆるパワースポットとしても有名らしいのですが、なるほど…と思います。

「龍大芋」のから揚げ

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研究会が北船路の棚田で生産した里芋、「龍大芋」として、京都や大津の飲食店のお料理でお使いいただいています。本日ご紹介するのは、大津駅前の居酒屋「利やん」(としやん)さんです。写真をご覧ください。里芋の唐揚げです。あらかじめ、出汁につけて薄味をつけた里芋の表面に粉をつけて揚げたものです。表面はカリッとしていますが、中身は里芋特有のねばりがあります。「龍大芋」の美味しさをこういう形で引き出していただきました。ありがとうございました。

■上記の写真と文章は、facebookに投稿したものです。ブログでは、裏話をさせていただこうかと思います。大津駅前の居酒屋「利やん」、私にとって、人と会うときには「異業種交流の場」や「応接間」となり、個人的には「憩いの場」ということになります。マスターや常連のお客さんの皆さんとも気楽に気安くおつきあいをさせいただけます。そういう「場所」がきちんとあることを、私自身は大変幸せなことだと思っています。

■その「利やん」で、マスターからちょっと言われました。「他所のお店で『龍大芋』を使った料理は紹介しても、うちの料理は紹介してれないの…」。ちょっと、まあ、そういったご指摘をいただきました。良い写真がなかったので、慌てて学生から一枚LINEで送ってもらいました。本当に申し訳ありませんでした。

■昨日は、料亭「大津魚忠」さんに、懐石料理のコースの一品として研究会で生産したて「龍大米」のご飯を出していただいている話題をエントリーしました。いろんなお店が「北船路米づくり研究会」のことを応援してくださっています。本当にありがとうございます。これからも、「農・商・学」連携のネットワークが拡大していくように頑張ってまいります。

【追記】■以下は、関連エントリーです。私と居酒屋「利やん」との関係について述べています。こちらもぜひお読みください。

私の「まちの縁側」

とれたてホップ生ビール

20141029bier.jpg■ 私は、諸般の事情から、「アサヒビール」党なのである。諸般の事情とは、いつも通っている大津駅前の居酒屋「利やん」がアサヒビールのお店…ということなのだが。基本的に、ビールに関しては全方位外交でいたいたのが、諸般の事情から「アサヒビール」なのである。だから、吹田にあるアサヒのビール工場見学にもいく。できたてのビールは、本当に美味い。ついでに、記念写真を撮るときは「ビールといえばアサ『ヒ』」といって撮るのだ(「ヒ」というと笑顔にな〜る)。

■ところが、今回だけは許してほしい。「一番搾り とれたてホップ生ビール」。ホップは、岩手県遠野産なのだ。そして、今日が全国発売日なのだ。岩手県立大学に勤務していたこともあり、私は岩手ファン。自然に手が伸びてしまうのだ。もちろん、アサヒビールが「とれたてホップ生ビール」を出してくれたら、乗り換えますから。ちなみに、記念写真を撮るとき、「ビールといえば一番絞『り』〜」といっても笑顔になるな。

■昨日が、「とれたてホップ生ビール」の全国での発売日でした。岩手県では、全国に先かげて販売されていたようです。

料亭「大津魚忠」さんと「龍大米」

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■今日、通勤中、facebookを眺めていると、大津の中心市街地にある料亭「大津魚忠」さんのページに、ご飯の写真がアップされ、次のような文章がそえられていました。

龍谷大学「北船路米づくり研究会」の学生さん達が作られた「龍大米」。〆のご飯ではなく、懐石コース料理のメインの1品として食べて頂きました。石釜で炊きたての龍大米と、焼いた鰻を少し山椒風味にふんわり炊きお気に入りの器に贅沢に並べおすすめしました。
皆様おかわりで完食!元気なお米です。

大津魚忠
TEL077-522-4428
大津市京町2-4-10
http://uochuu.jp/

■ゼミでおこなっている「北船路米づくり研究会」では、京都市の四条にある「串かつ おばんざい とんとん」さんと「みます屋DELI」さん、大津市の中心市街地にある居酒屋「利やん」さん、以上の3軒のお店に、学生たちが生産した米と里芋を、それぞれ「龍大米」そして「龍大芋」としてご購入いただき、お店の料理に使っていただいてきました。関係者の皆様、本当にいつもありがとうございます。

■今年の秋からは、以上の3軒のお店に加えて、料亭「大津魚忠」さんにも「龍大米」と「龍大芋」を使っていただけることになりました。今年の春だったと思いますが、「大津魚忠」の社長さんと街中で偶然にお会いしました。以前からも、「大津エンパワねっと」等で学生たちがお世話になっていたこともあり、少しだけ立ち話しをさせていただきました。そのさい、「龍大米はまだ残っていますか?地元の食材を使いたいのです」とおっしゃられたのです。「龍大米」は、北船路の棚田の一番てっぺんの田んぼで生産されています。比良山系(蓬莱山)のきれいな山水が一番最初に入る田んぼです。しかも棚田ですから、寒暖の差が大きく、小粒ですが味の濃い米に仕上がります。なおかつ、私たちは、それを天日干しにして精米しています。甘みがますように思います。社長さんは、そのことを人づてにお聞きになっておられました。

■その時は、残念ながら「龍大米」はすでに売り切れていました。生産量が少ないので、新米の段階ですぐに売り切れてしまうのです。「申し訳ないですが、次の収穫のときには、お知らせいたします」とお約束させていただき、今月、お店のほうにお届けすることになったのです。今回は、facebookの文章にもお書きいただきましたように、「〆のご飯ではなく、懐石コース料理のメインの1品として」出していただきました。これは、本当に嬉しいことです。

■「北船路米づくり研究会」では、上記の「串かつ おばんざい とんとん」さん、「みまつ屋DELI」さん、「利やん」さん、「大津魚忠」さんに加えて、地酒のプロデュースでは、酒造会社「平井商店」さんにもお世話になっています。さらに、鮒寿司の老舗「阪本屋」さんや、市内で滋賀の食材を使った石釜ピザのお店を開店される「ishigama」さんとのコラボも進みつつあります。一般の消費者の皆さんを対象とした月1回の「北船路野菜市」や、9月に開催する農村・都市交流イベント「かかし祭」の他に、このような「農・商・学」連携も積極的に進めていきたいと思っています。

瀬田キャンパスの朝

20141029seta.jpg■水曜日は1限から「地域社会論」授業があるため、自宅を6時半前に出て、8時過ぎにキャンパスに到着するようにしています。今日は快晴。朝、まだ誰もいないキャンパスに到着すると気持ちがよいですね。1限の授業の教室の鍵を受け取り、研究室に移動しようとしているとこの風景。紅葉した樹と樹心館が目に入りました。 ということで、iPhone5で写真を撮りました。樹がちょっと傾いていますが、これはレンズのせいで歪んでしまっているのです。

■昨日もキャンパスの紅葉の写真をアップしましたが、同じ写真をfacebookでもアッブしています。そこには、卒業生からこんなコメントをもらいました。「在学中はさほど感じませんでしたが、季節の移ろいが目に見えるキャンパスって良いですね!きれいです!」。そうなんですね〜、卒業してからわかる母校の素晴らしさって、いろいろありますよね。キャンパスの風景も、そのような素晴らしさのひとつだと思います。広報担当者の方々には、そういう素晴らしさを、もっと卒業生に伝えてほしいな〜と思います。卒業生の心をくすぐるような情報をもっと発信していただきたいと思います。

■ところで、急に気温が下がってきましたね。電車のなかでは、あたこちでナフタリン臭がします。

京阪・浜大津駅の絵

20141028ohtani.jpg■京阪浜大津駅の改札口を抜けたところに、このような絵が飾ってありました。寄贈されたもののようです。場所は、京津線の「大谷駅」とのことです。絵画のことはよくわかませんが、なにか惹かれるものがあり、iPhone5で写真を撮ってみました。なにか、寂しい雰囲気の女性らしき方がホームのベンチに座っておられます。電車が来ているのに、どうしたのでしょうね。疲れて立ち上がれないのかも…なんて想像をしてしまいました(ちょっと写真のピントもボケていますね、すみません)。

■列車ですが、京都市営地下鉄まで乗り入れている800系ですね。京津線は、地下鉄区間と併用軌道(路面電車)区間を直通する車両です。日本でここだけです。しかも、急勾配、急カーブも多いことから、かなりの費用と技術を投入されている列車なのだそうです。

瀬田キャンパスの紅葉

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■瀬田キャンパスの紅葉も、だいぶ本格的になってきました。急に気温が下がってきたことも影響しているのでしょうか。それとも樹種によって紅葉の進み方が違うのでしょうか…。まわりの森林と比較して、キャンパス内部の樹々の紅葉は少し早いような気がします。

街の記憶を保存すること

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■社会学科の「社会調査入門」の授業は、火曜日の1限に開講されています。今日は、その「社会調査入門」の授業の1コマが、「大津エンパワねっと」の「大学と地域をつなぐ特別講義Ⅱ」にあてられました。ゲストは、大津市歴史博物館で学芸員をされている木津勝先生です。講義いただいた内容は、「街の記憶を保存すること」です。

■博物館は、実物資料を保存するとともに、これらの資料をもとに研究・展示・社会教育活動をおこなっていく研究機関です。そのような博物館の実物資料は、じつに様々な範囲におよびますが、木津先生が担当されているのは近現代の写真・古写真です。それらの写真を使って、様々な企画展を開催されてきました。今日は、そのような企画展を実施するなかで経験されたことを中心にお話しいただきました。以下は、先生が用意されたレジュメと実際のお話しをもとにしていますが、木津先生からいただいた刺激をもとに、自分なりの解釈や説明も加えています。特に、プライベート「記憶」とハプリックな「記憶」に関する部分がそうです。木津先生のお考えとずれているかしれません。

【事例1:ニコニコ動画】滋賀県の湖西地域には、JR(旧・国鉄)の湖西線が開通するまで、「江若鉄道」という私鉄が走っていました。1969年に全線が廃止されました。この「江若鉄道」が廃止になるさい、最後の姿を記録された方がおられます。今だとビデオカメラということになりますが、当時は8mmフィルムでした。博物館ではその貴重な8mmフィルムをもとにDVDを製作されました。「ありし日の江若鉄道」という企画展ではそのDVDを販売されました(私も持っています)。ところが、著作権法的に問題があるにもかかわらず、DVDを買った人が「ニコニコ動画」にこのDVDの内容をアップされたのだそうです。ニコニコ動画の特徴は、ユーザーが配信される動画にコメントを投稿できることにあります。「ありし日の江若鉄道」にも、これを視た方達からたくさんのコメントが寄せられました。過去の8mmを通して、多くの人びとがコメントの投稿を通して交流することになったのです。しかも、「江若鉄道」を知っている人だけでなく、廃止後に生まれた若い人たちも含めて、多くの方たちがコメントを寄せられたのです。通常であれば抗議することになるのでしょうが、木津先生はそのまま置いておいたのだそうです。プライベートな記録(8mm)が、「ニコニコ動画」というパブリックなネット空間のなかで、別の意味合いを帯びてくることになったわけですね。おそらく、木津先生のなかでは、この瞬間に何か閃かれるものがあったのかもしれまん。

【事例2:企画展「ありし日の江若鉄道」】企画展「ありし日の江若鉄道」では、思い出写真とコメント提供の事前募集をされました。写真とそれにまつわる思い出を募集されたのです。「参加型」の企画展です。そして展覧会の会場内には、「思い出目メモ」という壁に来館者が思い出した記憶を貼付けるコーナーも設けられました。そのような思い出は、博物館の公式サイトで読むことができます。以下のリンクをご覧ください。多くの人がもっているプライベートな断片的な「記憶」が、展示を通して「街の記憶」として形になっていったわけです。
第14回 企画展に寄せられた江若鉄道の思い出

20141028kioku.jpg 【事例3:大津百町大写真展】この企画展「ありし日の江若鉄道」のあと、木津先生は「大津百町代写真展」を担当されました。この写真展では、来館者の皆さんが、自分が知っている写真(風景や出来事の写真)にたくさんのコメントを残されました。この企画展でも、多くの人びとのなかに眠っているプライベートな断片的な「記憶」が引き出され、それらがパブリックな企画展という空間のなかで重なり合っていきました。1枚の写真資料に、多くの皆さんの「記憶」を重ね合わせていくことで、写真資料が厚みを帯びていきます。活かされていきます。通常の博物館の展示では、解説するのは博物館の側ですが、この写真展では、来館者から博物館側が教えてもらうこともありました。来館者の方が、写真が写っているその時代のその場所のことについてよくご存知だからです。このような「水平方向」のやり取りを積み重ねていくなかで、結果として、みんなで考えながら「街の記憶を保存していくこと」につながっていくのです。

【事例4:オールドオーツ『物語の誕生』】「大津百町大写真展「大津百町第博覧会」等とともに開催された「オールドオーツ『物語の誕生』では、家庭にあるアルバムの写真から、インタビュアーが当時の思い出を聞く…という形で展示用のパネルが作成されました。通常であれば、家庭用のアルバムの写真は、プライベートな領域に属するものです。それをあえて博物館の展覧会というはパブリックな空間に展示することにより、多くの人びとの共感を生み出します。あるいは、自分のなかに眠っていた記憶を呼び戻すことにもつながっていきます。また、写真資料は見る人によって、受け取る意味が違ってきます。それは、写真がたくさんの情報量をもっているからです。見る人によって写真から得られる情報は、じつに様々なのです。家庭に眠っていた写真がパブリックな空間である写真展で写真資料となり、多くの人びとがかかわることのなかで、写真資料のもっている多様な情報が引き出されていくのです。この点は、事例3と同様です。

【事例5:証言VTRでたどる百町むかしがたり(いまきいとき隊)】街の高齢者の方たちから当時の聞取り、文章やコメント文字ではなく、その方の生の声と表情までを記録することを目指した活動です。文字では伝わらないことまで、動画は伝えることができます。今日の授業で拝見した動画では、以下のようなエピソードを登場された方たちが話されていました。かつて浜大津港に停泊していた観光船「玻璃丸」の周りで泳いだという記憶です。もちろん、法律的には遊泳禁止だったのですが、当時の子ども達は泳いだというのです。泳ぎながら、船から出る油に頭をつっこんでしまいべとべとになったとか、泳ぎの達者の人たちが観光船の船底を潜ってくぐったとか…。

■木津先生が5つの事例で示された「記憶」は、大文字の「歴史」のなかでは語られることがありません。小さな断片的なエピソードばかりです。しかし、この街に暮らす人びとにとっては、それらはとても大切なものなのです。写真、そして動画を通して、多くの人びとの内に眠っている「記憶」(プライベートな「記憶」)が、ハプリックな空間のなかで少しずつ「つながり」ながら(パブリックな「記憶」群)、「街の記憶を保存すること」につながっていくのです。以上の「街の記憶論」については、もっときちんと整理し、別のエントリーで自分の考えをまとめてみたいと思っています。

大津市パワーアップ・市民活動応援事業「中間報告会」

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■本日、大津市パワーアップ・市民活動応援事業「中間報告会」が、大津市役所で開催されました。「北船路米づくり研究会」からは、4年生2人(鶴井志帆さんと冨田幸代さん)と3年生1人(小林風花さん)が報告しました。また、報告の応援にも2人(小西 悠介くんと渡邊悠椰くん)の3年生が駆けつけました。事前に準備をきちんとして「中間報告」にのぞんだこともあって、無事に報告を終えることができました。審査委員の皆さんからも、好意的な質問や評価をたくさんいただくことができました。今年度の後半も、予定とおり事業を実施していければと思います。

■委員会の質問は記憶する限り、以下のようなものでした。
・学生が、生産者から地域へのフローをつくってこられた。どういう経験をスキルを獲得したのか?
・おもしろい事業だ。「龍大米」、「龍大芋」、商標登録をしてブランディングしていく予定は?
・学生が生産者と消費者の媒体役になっている。非常におもしろいことだ。パワーポイントの画像のかなで、日本酒にかかわっている県内の他大学と交流していた。他大学の取り組みで、参考になったことはなにか?
・非常に楽しい事業だ。特に、北船路の皆さんが学生をむかえて、どのように反応をされているのか?

■報告会のあとは、別室に移動し、意見交換会が開催されました。別室に移動するときに、1人の学生と一緒に話しをしましたが、審査委員の皆さんからの鋭い質問に「緊張感がありますね…」と驚いていました。申請書を書いて、プレゼンテーションをして、審査を受けて、助成金をいただき、中間報告をして…という一連の活動に参加すること自体が、学生にとっては大きく成長していくチャンスになるのではないかと思います。もちろん、地域のなかで、地域の人びと一緒に課題を共有し、その課題解決のための活動に取り組み、その取り組みから生まれた成果を共有していく等、活動のプロセスや実質性が大切なのですが、こういう助成に応募することは、活動資金の獲得ということを超えて、そのような活動の実質性を担保するうえでも重要ことなのかなと思っています。

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20141028otsu3.jpg ■意見交換会の様子です。「北船路米づくり研究会」のメンバーたちは、「お野菜大学」という取組をされているFくん(理工学部4年生、「お野菜大学」学長)と一緒のテーブルでした。両グループとも、「パワーアップ・市民活動応援事業」の「学生部門」でエントリーしたからです。左上の写真。中間報告をおこなった7団体は、お互いに他の団体の報告を聞いたうえで、「ここがこの活動のすてきなたころだ」と評価できる点や、「こうしたらもっと素晴らしくなるよ」ということに関して短いコメントをポストイットカードに書込み、それぞれのグループのテーブルの上の模造紙に貼付けていきました。そのコメントを読んだ上で、それぞれのテーブルでディスカッションが始まりました。「学生部門」のテーブルでは、審査委員の方や、市役所の自治協働課の職員の方たちの「まちづくり」への熱い思いに、やや圧倒され気味ではありましたが、良い刺激を受けることができたのではないかと思います。最後は、そのディスカッションの結果を報告しました。こういった他団体との交流や意見交換は、お互いにとって良い刺激になりますね。私はあくまでオブザーバーですが、拝見していて、そのように思いました。

20141028otsu5.jpg■報告会や意見交換会が終了したあと、学生たちに、「お疲れさま〜。みんなを慰労したいと思うけど、くる?」と聞いたところ、全員が飛びついてきました。ということで、大津駅前の居酒屋「利やん」に移動しました。そこでも、ちょっとびっくりすることが。浜大津駅から「利やん」まで、歩きながら学生と雑談をしていました。そのさい、前日に「大阪マラソン」を完走された原田先生のことを話題にしていました。なんと、「利やん」にいくとその原田先生がおられたのです。びっくりですね〜。フルマラソンを完走されて、お酒を解禁にされたようです。しかも、もうひとつ、びっくりすることが。

■原田先生が帰宅されたあと、入ってこられたグループが、中間報告をした4年生Tさんの内定先の企業の方たちでした。これには、Tさん本人もびっくりです。じつは、この会社には、龍谷大学を卒業された先輩Nさんが入社されています。しかも、この先輩は大津エンパワねっと1期生(内定をいただいているTさんは5期生)。Nさんは、時々、職場の皆さんと「利やん」に来られているので、Tさんには「入社したら、君もきっとこの店にたびたび来ることになるで〜」といっていたのです。するとそのすぐあとに、Tさんの内定先の方たちがお店に入ってこられた…というわけです。いろいろありますね〜。写真は、瀬田方面に帰宅する3年生のKさんです。ちょっと寒そうです。

【追記】■Tさんが内定をいただいた企業の皆さんと名刺交換をしました。Tさんをよろしくお願いいたしますというゼミ教員としての気持ちも込めて、皆様に御礼のメールを送らせていただいたところ、お返事をいただけました。そのお返事のなかには、「地域との連携に注力されておられ、Tさんには今の活動を通じて、色んな経験をされて入社されて来られるんだなとうらやましい気持ちになりました」と書いておられました。「北船路米づくり研究会」に関わらず、「大津エンパワねっと」においても、「私たちの学生時代は、このような活動なんてなかった。今の学生さんたちが羨ましい」ということを、しばしば言っていただきます。いずれも社会人の皆さんからのコメントですが、学生時代に、地域連携のなかでいろんな経験をしておくことが大切だ、将来その経験がきっと役に立つ…と皆さん思っておられるのです。学生の皆さんには、そのことをぜひ知ってほしいと思います。

脇田ゼミ8期生・米研2期生の同窓会

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■少し前のことになりますが、「北船路米づくり研究会」2期生、脇田ゼミ8期生の学年が、指導農家である吹野さんのお宅に集まって同窓会をもちました。出張や出勤のため、集まったのは6名。社会人になって2年目の皆さんです。私自身は別用があり、残念ながら参加できませんでしたが、こうやって写真を送ってくれました。

■日本の農村地域には、「親子関係でない者が,命名・成人・結婚などの機会に仮の親子関係を取り結ぶこと」があり、それを「親子成り」と呼びます(擬制的親子関係)。実の親とは別に、社会的に若者を支えていく年長者が後見人になっていく仕組みですが、学生たちと吹野さんとの関係は、そのような伝統的な「親子成り」の関係に少し似ているような気がしました。吹野さん、いつもありがとうございます。

■2期生は、現在、「北船路米づくり研究会」の活動の基盤となっている「北船路野菜市」と「かかし祭」を立ち上げた学年です。後輩たちは、2期生の成果を発展させていっています。

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