teamsに参加できない
■コロナ感染拡大が始まり、大学の会議は、すっかりオンラインになってしまいました。今では、オンラインの方が良いという人の方が多いようです。コロナが収束したとしても、もう昔のように対面で会議をやることはなくなるのではないかと思います(どうやろ、知らんけど)。ところで、会議の多くはMicrosoft社のteamsを使うことが多いように思います。時々、zoomの会議も入りますが。
■一昨日は午前中に授業があったので、午後からの会議は、研究室のパソコンからteamsで参加しました。学科会議、教授会まで、順調に参加できていたのですが、そのあとの研究科委員会に参加しようとすると、いつまでたっても「今すぐ参加」ってのが出てきません。これをクリックして参加するのですが。予定されていた会議開始時間を過ぎてもいっこうに変化がありません。これはおかしいと思い、委員会の事務局の担当者のところを尋ねてみると、すでに会議は始まっていました。これはいかんと、その担当者の横で、自分のiPadを使って途中から参加することになりました。一昨日、研究室のパソコンは新しいものに替りました。リースなので、3年ほどで新しいものに変わります。その際、teamsの設定をきちんとしもらったはずなんですが…。
■委員会終了後、情報メディアセンターに行って、ことのしだいを話してどうしたら良いのか相談をしてみました。すると、センターの職員さんは、そういうことを自分もよく経験しているというのです。えっ…まじ。で、どうしたら良いのかと尋ねると、「いったんパソコンをシャットダウンして再度立ち上げてみてください」とのことでした。ああ、なるほど。Googleで「teams 会議に参加 表示されない」と調べてみると、こういうトラブルっていろいろあるようですね。まあ、不完全だということですね。
■退職するまでに、またいろいろ新しい仕組みが登場するのでしょうか。在職中はなんとか追いつこうとしますが、退職後は使うことがなくなるので、いわゆる「情報弱者」になっていくのでしょうね。
ひさしぶりの見学
■昨日は午前中が「地域再生の社会学」の講義、午後からは、学科会議、教授会、研究科委員会と会議が3つ続きました。会議は、すべてteamsによるオンライン会議。最近、もう昔の普通の会議には戻れない/戻らないのではないかと思っています。そんな気がしてきました。
■その後、瀬田キャンパスの青朋館へ。吹奏楽部の練習を見学させていただきました。今週の土曜日、東近江市の「あかね文化ホール」で「龍谷大学吹奏楽部ブラスコンサート」が開催されるので、「本番の演奏を聞かせていただく前に、練習の様子を拝見しておこう」と大学のバス停で思いつき、バスに乗らずに練習場に向かったのです。ひさしぶりに、吹奏楽の大きな音を身体全体で受け止めました。やはり、いいですね〜音楽は。
■少し写真の解説も。男子部員が3人たっていますね、これは「マンボ・メドレー マンボNo.5~テキーラ~エル・マンボ」(P.プラード、C.リオ/金山徹 編曲)の時のものです。彼ら、マンボのステップを踏みながら曲の途中で掛け声を発します。マンボですから。本番は、恥ずかしがらずに大きな声を出せるかな。左官屋さんみたいな3人。3人が持っているのは、サンドペーパーを板に貼り付けたものです。曲は、ルロイ・アンダーソンの「サンドペーパー・バレイ」。演奏に合わせて、板に貼り付けたサンドペーパーを擦って音を出します。振り付けも工夫してあります。楽しい曲ですね〜。3人の皆さん、満面の笑顔で擦ってくださいね。
■夏までにコンクールも含めていろいろ演奏会が続くわけですが、練習場の前に置いてあるホワイトボードには、それぞれの本番まで「後○日」とわかるように書いてありました。頑張ってください。今年も、全日本吹奏楽コンクールの金賞を目指してください。ところで、部員の代表である幹事長には、「少し練習場を整理したら。練習場をきれいにしておかないと、良い演奏できないよ」と言ったところ、それなりに綺麗⁈に整理整頓してくれていました。お疲れ様でした。ホワイトボードをみると、連休中には、コンクール出場メンバーを決めるオーディションも開催されるようです。部員数は、新入部員もあわせて190名ほどになりますから、オーディションを行うのも相当大変ですね。監督、ご苦労様です。
瀬田キャンパスのヤマモモ
■瀬田キャンパス内にあるヤマモモです。奥が雄木で、手前が雌木のようです。雌木の下には、ヤマモモの実の種らしきものがたくさん落ちていました。毎年、ヤマモモの実は、地面に落ちてしまっているのですね、たぶん。実は、ヤマモモには雄木と雌木があることを知りませんでした。イチョウと同じなんですね。このことを教えくださったのは、知り合いの植物生態学者のYさんからでした。Y さんありがとうございました。
■ヤマモモの実は食べられるそうです。そのことを教えてくださったのは、農学部の古本強先生です。古本先生は、この写真のヤマモモではなく、社会学部の建物である6号館の横、外周道路沿いに植えてあるヤマモモの実を、1回生の入門ゼミの学生の皆さんと一緒に収穫して、入門演習の班ごとにジャムを作って味を競い合ったそうです。いいですね〜、取り組みの内容が農学部らしいです。
■ということで、農学部の古本先生と一緒に楽しい学びのささやかなイベントを開催することにしました。古本先生は、瀬田キャンパスの近くで養蜂もされています。毎年、ニホンミツバチの蜂蜜を採取されています。ニホンミツバチは、いろんな花の蜜を集めてきます。百花蜜と言われています。その蜂蜜もヤマモモと共に味わおうというのです。場所は、瀬田キャンパスに新しくできた「Steam コモンズ」です。
■この「Steam コモンズ」ですが、以下の目的で瀬田キャンパスに設置されました。
STEAMコモンズは、 学生による「ものづくり」と「デザイン」を通した学生間の交流、地域コミュニティとの連携など を目的とした 活動空間 です。学部に関わらず、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、アート(Arts)、数学(Mathematics)などに触れる活動ができます。
日常的なものづくりや、自主的なプロジェクト活動が可能なFabエリア、英会話レッスンや調理活動スペースを備えたGlobal Lounge & Kitchenエリアで構成されています。
■この「Steam コモンズ」には、2つのエリアがあります。「Fabエリア」と「Global Lounge Kitchen エリア」です。古本先生とは、後者の、キッチンのついた「Global Lounge Kitchen エリア」でささやかなイベントを開催できればと思っています。食べられる野草に詳しい方等の協力も得て、楽しいイベントになればなあと思っています。
庭の花たち(2)
■若い頃、自分が歳をとったときにガーデニング好き、花好きになるなんて、想像できませんでした。自分でもびっくりです。今、自宅のリビングの窓を開けるとこんな感じになります。まず、ローズマリーの花が目に入ります。もう盛りを過ぎた感じですが、たくさん花が咲いています。その左は、冬から頑張って咲いているビオラ。そろそろ終わりかな。一番左はスミレです。小さな花がたくさん咲いています。背景ですけど、赤い花がチェリーセージ。
■左、ローズマリーの花を接写してみました。ひとつひとつは小さな花ですので、あまり細かな色や形は気にしていませんでしたが、じっくり見ると形な柄も美しいです。右、庭に法面のに咲いているツツジです。素人判断ですが、ヤマツツジではないかと…。庭師さんが庭の大改修の際に、植えてくださったようです。
■左、セイヨウイワナンテン。きれいに花を咲かせてくれました。右、アマドコロ。
■左、タイムです。グランドカバーとして法面に植えてありますが、春はこうやって花が咲きます。直径1cmにも満たない小さな花です。その小さな花は、無数のもっと小さな花でできています。右、ヒメウツギです。
■新しくスズランが仲間入りしました。義理の両親のお庭からのお裾分けです。うまくうちの庭に根付いてれるかな。
中井あけみさんのこと
■昨日のことになります。もんぺおばさんこと中井あけみさんがお亡くなりになったことを、お嬢さんのfbへの投稿で知りました。4月20日、72歳で永眠されたそうです。膵臓癌だったそうです。3月15日には、中井 あけみさんが執筆された『もんぺおばさんの田舎料理帖』の中から、家族に「車麩の煮付け」作ってもらい、そのことをfbに投稿しました。そして、中井さんご本人からもコメントをいただいていました。この前のことじゃない…。とっても驚いています。
■滋賀県の「農と食」で活動する女性たちの中心におられただけに、多くの皆さんがショックを受けておられるのではないかと思います。以下は、昨年、ご自宅で開催された朝市に遊びに行った時の投稿です。お会いしたときに、体調を悪くされたというようなお話をされていましたが、そういうことだったのか…。
【関連投稿】
「気まぐれ朝市」とシスターフッド
『もんぺおばさんの田舎料理帖』
オンラインへの従属
■昨日は、朝9時半からオンラインで世界仏教文化研究センターの会議がありました。今日は進行役でした。早めに会議が終わったので、その後は、高島市から龍谷大学に委託される「中山間地域(棚田地域)に関する調査」の契約のことで、REC(龍谷大学エクステンションセンター)と研究部を訪問、担当の職員さんたちと打ち合わせをしました。
■この委託調査は昨年度に続く2年目で、社会学部、農学部、経済学部に所属する7人の教員で調査に取り組みます。昨年度は、コロナや幾つかのアクシデントにより、委託調査に十分な期間を確保して調査に取り組むことができなかったのですが、それでも頑張って報告書等の成果物を提出しました。そのことに、研究部の職員さんが驚いて感心しておられました。ちょっと嬉しかったかな。自己満足。
■2限は「社会共生実習」の「地域エンパワねっと・大津中央」。授業の冒頭、来月開催される子ども向けアートイベントのことで、大津市役所の広報課の職員さんとzoomで打ち合わせ。このイベントのことについて説明を受けました。「地域エンパワねっと・大津中央」を履修している学生の皆さんは、まちづくりの活動を体感するために、このイベントのお手伝いをいたします。昨年履修していた学生の皆さんの一部、そして私もお手伝いで参加します。
■3限はオフィスアワーで4限が4回生のゼミ。就活で4人が欠席していましたが、きちんとゼミは行いました。脇田ゼミの先輩が執筆した優秀論文をみんなで読みました。来週から、卒論に向けての研究の進捗状況を、毎回2人ずつ報告してもらいます。この連休の辺りまでは、4回生のゼミ生とzoomで個別面談も行います。
■そして、夕方、大津駅のカフェのWi-Fiでこの文章をfacebookに投稿しました。来週の火曜日の夕方、teamsを使ったオンラインの会議があるのですが、その後の用事との関係で、どうしても自宅や研究室から会議に参加することができません。今日は、カフェからteamsが繋がるかどうかチェックも兼ねてやってきました。つながりました。
■こうやってみると、すっかりコロナのせいでオンラインに適応した働き方をしています。適応と書きましたが、こういうオンラインを当たり前のように使用するシステムに従属させられているようにも思います。便利になっているのか、慌ただしくなっているのか…。たぶん、後者ですね。写真は、朝、RECに向かう際に撮った瀬田キャンパスのシャクナゲです。美しく元気に咲いているねと、心の中から語りかけました。
総合的な探究の時間
■高等学校の「総合的な学習の時間」という授業があるのだそうです。呆れられるかもしれませんが、高校にもあったことを知りませんでした。その授業が学習指導要領の改訂によって、2022年度から「総合的な探究の時間」に変更されたのだそうです。この「総合的な探究の時間」では、生徒が自ら課題を設定して、情報の収集や整理・分析をして、まとめる…そのようなことに取り組むのだそうです。ということで、この分野に強い若い同僚が、社会学部の「社会共生実習支援室」(6号館)の図書にも、「探究」関連の本を加えてくれました。写真が、その本の表紙と目次になります。比喩的な言い方になりますが、パソコンのOSにあたる部分、日本の教育システムのOSの部分が少しずつ変化しているように思います。急には大転換はしないでしょうが…。
■全国の大学で、アクションラーニング、PBL(Problem-based Learning)、CBL(community-based Learning)…といろいろ取り組まれています。私も現在の職場で「大津エンパワねっと」や「社会共生実習」、ゼミでは「北船路米づくり研究会」を指導してきました。高校でのこの「探究」の時間が、もし「本気」で取り組まれて、充実してくると、大学でのこれまでの取り組みは相対的に陳腐化していくような気がしています。大学に進学した学生からは、「高校までの方が、もっとすごかったよ」と言われてしまうような気もします。
■大学も時代の変化に合わせて自ら変わっていかなくてはいけないのですが(教員本位から学生本位へ、学生が自らの学びを獲得するための支援へ)、基本のOSのところは、私が学生の頃とあまり変化していないようにも思います。それで何がいかんのや…という教員もけっこうおられるでしょうね。大学の学問は、そんなことに振り回されてはいかん…という教員もおられることでしょう。もちろん、私は違いますけど。
■このことをfacebookに投稿したところ、次のようなコメントをいただきました。「数年前に、新しい学習指導要領が発表されたとき、入試を含め、大学が動きださなければ、高校教育改革の目論見もうまくいかなくなるだろうなと感じていました」。なるほど、大学が本気にならないと、高校の先生も「探究」の授業はやりにくくなるとのご意見です。「『探究』なんて勉強しても進学には関係ない」ということになると、形だけのものになってしまいます。大学に入学するために「探究」の勉強に取り組むというのは、なんだかおかしな話ですが、「高校で取り組んだ探究の勉強を、さらに大学に進学して本格的に深めていきたい、より実践に近い勉強がしたい」という高校生が生まれてくれば、ぜひ龍谷大学社会学部に入学していただきたいと思います。もちろん、今の入試制度だと不完全になりますね。総合的な力を判断する学力テストとか、あるいはAO入試で、高校時代の「探究」での取り組みを評価するなど、新しい試みが必要になってきます。そして、現在のアクションラーニング、PBL(Problem-based Learning)、CBL(community-based Learning)を、FD活動を通じて、さらに進化・深化させていく必要あるのではないかと思います。大学側も相当の努力が必要になります。
■なぜ「探究」という授業が必要だと考えられてきたのか、それは、これからの時代、先行きの見えない状況の中で生きていかねばならないからです。不勉強で知りませんでしたが、「VUCA(ブーカ)の時代」というのだそうですね。Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとったものです。このようなこれから到来する時代には、異質な集団で交流する、自律的に活動する、相互作用的に道具(言語、知識、技術等)を用いる、以上3つを統合した能力=思慮深さ(Reflectiveness)が必要とされるというのです。詳しくは、「探究」関連の図書をお読みいただきたいと思います。定年まで残り5年を切りましたが、もう少し私も勉強しなくてはいけないと思っています。もし、「探究」的学習を経験した高校生を大学が本格的に受け入れるのならば、専門分化した学部ごとに入試を行い、合格したら、一般教養から専門過程へと進んでいくような、現在の教育の仕組みでは非常に不十分なのではないかなと思います。今のように、最終的に教員の専門分野に囲い込んでいく教育から、学生の探究を支援する教育へとシフトしていかなければならないはずです。
■もうひとつ、蛇足のようなことを…。まだ、どこかに、高度経済成長期の「良い企業」に就職すれば人生は安泰…のようなイメージの「残滓」があって、「より偏差値の高い高校、そして偏差値の高い大学に入学することが、人生の安泰につながるのだ」というような「幻想」に、どこかでまだ縛られているようにも思います。現実は違っているのに。どうすれば、このような「残滓」や「幻想」の縛りから自由になれるのでしょうか。
64歳の誕生日プレゼント
■15日が誕生日でした。誕生日の2日前に、娘から誕生日プレゼントが届きました。 娘に「何か欲しいものはある?」と聞かれて、パッと欲しいものが頭に浮かびませんでした。歳をとって欲望がだんだん無くなっていて…。よくよく考えてお願いしたのが「ホットサンドメーカー」でした。そういえば、欲しかったんです、娘夫婦と孫たちがやってきたら、これで一緒にホットサンドを作ります。
■昨日は、息子から誕生日プレゼントが届きました。最近、コーヒーの豆を自分で挽いて点てていますが、日本茶も楽しんでいます。煎茶は70℃のお湯が適温なので(熱いと渋みが出てしまう)、これまではいつも温度計でお湯の温度を測っていました。その様子をみた息子が、「いつも温度計で測ってるそうで、それはそれで楽しそうですが、温度調節できるケトルがあったら便利だと思います」と、こういう電気ケトルをプレゼントしてくれました。お湯の温度を調整できるようです。ありがとう。息子は、連休中に帰省するようです。楽しみにしています。
龍谷大学吹奏楽部ブラスコンサート
■龍谷大学吹奏楽部、4月30日に、東近江市で開催されるコンサートで演奏します。2022年度の吹奏楽コンクールの課題曲も演奏するようですね。東近江市の中高の吹奏楽部の皆さんへの模範演奏かな。お近くの皆様、ぜひお越しください。
庭の花たち(2)
■最近の我が家の庭で。いろんな種類の草木の花が楽しめます。今年も綺麗に咲いてくれてありがとう…という気持ちです。上から1枚目。庭のベンチです。理想は、庭の世話をした後、ここに座って眠るように静かに息を引き取ることです。変なことを言っているように聞こえるかもしれませんが。もちろん、まだ働かねばならないと思っているので、今年や来年の話ではありませんが。2枚目は、裏庭のシャガです。肥料のやり方が良かったのか、たくさん花を咲かせています。3枚目、カラタネオガタマの花。今年は、たくさんの花が咲きました。年によって、花の咲き方にも波があります。4枚目、オトコヨウゾメ。白い可憐な花を咲かせます。秋になると可愛らしい赤い実がなります。5枚目、エビネです。