「社会学基礎ゼミナール」はいよいよプレゼン。

▪️金曜日1限は、「社会学基礎ゼミナール」(2回生配当、旧カリキュラム)です。後期のこのゼミでは、自分たちのうちにあるモヤモヤした問題意識以前のことがらを、言葉にして、文字にして、グループワークのなかで少しずつ明確にして問題意識に近づけてきました。これからは、ここまでの成果を、プレゼンテーションできるようにしていくことを目標にします。

▪️ということで、今日は、1回生の「基礎ゼミナール」(新カリキュラム)で共通テキストとして使用している『アカデミック・スキルズ』の第7章の「プレゼンテーション(口頭発表)のやり方」を参考資料として事前に読んできてもらいました。これまでのグループワークでも強調してきたのですが、人に話をすること、人の話に耳を傾けることは、相互につながっている、双方的なコミュニケーションですよということでした。事前配布した資料でも、その点がまず一番最初に強調されていました。

▪️準備してきた原稿を棒読みするのではなく、その原稿をもとにしながらも、「自分の声」で話してね。相手の顔をみてね。聞く方は、笑顔で、時々うなづきながら耳を傾けてねと、繰り返し言ってきました。少しずつ、そういうことがグループではできるようになりました。こんどは、クラス程の人数の前でもそれができてほしいと思います。

▪️今日は、参考資料を確認したあと、この「社会学基礎ゼミナール」での自分自身の学習成果をプレゼンテーションするためには、どのような構成すれば一番伝わるか…ということを課題に、グループワークをおこないってもらいました。だいたい、似たような構成を考えてくれたのですが、ひとつのグループは、「まず結論から話す」という構成でした。社会学を含めて人文社会科学の世界ではあまり一般的ではありませんが、理科系の世界だったそういうプレゼンテーションもありですね。よくしらないのですが、「従来不可能と言われていた、物質の化合に成功した」のあとに、どういう実験をして、どういうデータが取れて…という感じでしょうかね。

▪️今週の「社会学基礎ゼミナール」の宿題は、「自分自身のプレゼンテーションのアウトライン(だいたいの構成や内容)を、ワードかパワーポイントのファイルで提出してください」というものです。来週は、このファイルで、まずはグループワークをします。お互いに、ここをこうした方が、もっと伝わりやすくなるのかも…とお互いにアドバイスをしていくことになります。

30年前のコンポーネントステレオ

20251017stereo.jpg
▪️おそらく30年近く前に購入したのではないかと思います。KENWOODのカセットテープのコンポーネントステレオ。まだ現役です。さすがに、カセットを聴くことはありません。そもそもテープがありませんから。FM放送の番組をテープに録音したり(エアチェックといっていました)、レコードやCDに入っている曲をテープに録音するという行為や文化も、遠い昔に消えてしまいました。いま、手元の残っているテープは、その昔、調査の際にインタビューして録音したときのものだけです。

▪️スピーカーはひとつしか写っていませんが、ここから少し離れたところにもうひとつのスピーカーがあります。一応、ステレオです。朝出勤し、まだどなたも出勤していないようでしたら、その時はわりに大きめの音でCDを聴いています。このステレオを調べてみたら、「メルカリ」で1,000円で売っていました。買う人いるんですかね。

NHK「クローズアップ現代 利用者急増!“にぎやかな図書館”のヒミツ」

20251016close-up_gendai.jpg
▪️先日のNHK「クローズアップ現代」のテーマは図書館でした。でも「にぎやかな図書館」なんですです。岐阜の「みんなの森 ぎふメディアコスモス」が取り上げられていました。図書館の機能を大切にしつつも、人が集まる場所、人がつながる場所になっているのですね。この番組に登場された方達のお一人は、吉成信夫さんでした。この施設をプロデュースされた元・館長さんです。私が岩手県立大学に勤務していた頃から(たぶん20数年前から)、そして吉成さんが岩手県にお住まいの頃からの知り合いです。吉成さんのことでは、とっても驚くことがありました。あの、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」で奇跡の偶然の出会いがあったのです

▪️その奇跡の偶然の出会いについては、リンク先の投稿をお読みいただくとして、この「にぎやかな図書館」、大津市や滋賀県でも実現しないかなと思います。巨額の税金を投入して新しい施設を作ってといっているのではないのです。今ある、施設や場所をつないで、この岐阜県と同じとまではいいませんが、それなりに近い機能を持ったエリアを、多くのみなさんの手作りで生み出すことはできないのかなと思いました。施設ではなくて、エリアね。このとをfacebookに書いたところ、吉成さんからコメントをいただきました。「脇田さんが言う通りで、施設ではなくエリアで、まさにそこですね。知恵をみんなで絞らなくちゃいけないのは。公民館もつながって来る話だと思います」というコメントです。吉成さん、私の意見に賛同してくださり、ありがとうございます。

▪️私が担当している社会共生実習の「地域エンパワねっと・大津中央」でも、まったく同じではありませんが、似たような問題意識で活動を始めた学生さんがおられるので、その学生さんともいろいろ話をしてみようと思います。商店街+まちづくりの拠点+図書館+絵本+αで、大津の中心市街地に、特に若い親子が安心して過ごせるエリアをいろんな方達と力をあわせて生みだそうと活動を開始しました。そのようにエリア内の要素・資源間にネットワークが生まれて、エリア=街が楽しくなる、ここに暮らせて幸せというふうになればなと思います。その楽しさや幸せのなかで、無理のない人の繋がりが生まれてほしいです。

映画「ブルーボーイ事件」特別試写会とスペシャルトーク



▪️11月6日(木)15:30から龍谷大学で映画「ブルーボーイ事件」特別試写会とスペシャルトークが行われます。一般の方も参加できます。無料です。詳しくは、リンク先をご覧ください。

映画公開直前!「ブルーボーイ事件」特別試写会& スペシャルトーク ― 男でも女でもなく、私は私です ―

50年ぶり、49年ぶりの母校

▪️研究室から社会学教務課まで歩いていく途中(わりに距離があるのですが…)、おふたりの高齢の男性が、研究室のある聞思館に掲示してあるキャンパスマップの前で悩んでおられました。「どこかお探しですか?」とお尋ねすると、生協を探しておられていました。生協の購買部です。昔の生協の場所のあたりを探しておられたのかもしれません。

▪️こちらのおふたり、龍大の卒業生でした。卒業以来、はじめて母校を訪問されたのだそうです。卒業後は、神戸と大阪で高校の教員を務められてきました。卒業して50年と49年とおっしゃっていたので、現在は、72歳と71歳ということでしょうか。ということは、67歳の私とあまりかわらないですね。「おふたりの高齢の男性が」と書きましたが、私も第三者からみたら「高齢の男性」なんです。同じ前期高齢者というカテゴリーです。はい、自覚しています。それはともかく、学生として在籍されていた頃、「むかしは『深草砂漠』と呼ばれてなにもなかったんですよ。当時は、学部も少なかったですしね」と話してくださいました。すっかり母校が変わっていることを実感して、ちょっと浦島太郎状態だっのかもしれませんね。

「お店のブラ調査 2025」

▪️京都の老舗の環境NPOに「環境市民」という団体があります。そこに勤務されている堀孝弘さんは、長年にわたりプラスチックの問題に取り組まれています。その堀さんから、調査の依頼がありました。できるだけたくさんの方達に参加してほしいそうです。下記の説明をお読みいただき、賛同できる方は、ぜひご協力ください。

「お店のブラ調査 2025」ご参加・ご協⼒ください 転送・シェア歓迎
◆おしえて、あなたが感じる店頭プラ包装︕多い︖ちょうどよい︖
京都の認定 NPO 法⼈環境市⺠からのご案内とお願いです。
今秋「お店のプラスチック調査 2025」を実施中です。ぜひご参加・ご協⼒ください。
グーグルフォームを活⽤し、簡単に回答していただけます。調査票は以下のサイト(またはコメント欄の QR コードす)からアクセスしていただけます(紙版の調査票も⽤意しています)。
お店のプラ調査 2025 全国調査票
https://forms.gle/pM7htVvRnp3DUziS7
◆おしえて、あなたが感じる店頭プラ包装
昨年、全国のスーパーマーケットを調査し、1,180 店の⻘果物売り場での野菜・果物のはだか売り率として、12.5%という平均値を得ました(詳しい報告はこちら https://wp.me/s7SsLU-a )。
ほとんどプラ包装されている実態を具体的なデータで表しましたが、今年は、「おしえて、あなたが感じる店頭プラ包装」をテーマに、「プラ包装を減らした⽅がよい」と思う⼈が多いか、「これでよい」と思う⼈の⽅が多いか、消費者・学⽣の「思い」を集めています。環境問題やプラ問題への関⼼の有無に関係なく、多くの⼈に参加していただきたいと願っています。
 昨年の調査結果と消費者の思いを合わせて、プラ包装を(できるところから)減らす⼒にしたいと思います。
◆こんな調査です。お買い物のついでに⾏ってください。
対象店舗はスーパーマーケットです。いつも⾏く店、たまたま⽴ち寄った店、どの店でも結構です。他の⼈と調査店が重複してもオーライです。期間は 12 ⽉ 15 ⽇までです。
⻘果物売り場を⾒渡して、無包装で売られている(はだか売り)野菜や果物が棚⾯積全体の何%を占めるか、「0%」から「91%以上」まで7つの選択肢のうち、「近い」と思ったものを選んでください。店頭で調べてもらうのは1項⽬だけ。⽬視調査ですので、商品を数えてもらう必要はありません。
そのほか、調査に参加してどう感じたか、3問お尋ねします。プラ包装が多い、ちょうどよい、減らした⽅がよい、減らす必要はないなど、これも選択肢から最も近いものを選んでいただきます。
調査の内容について、以下のサイトで紹介しています。
お店のプラ調査 2025「おしえて、あなたが感じる店頭プラ包装」
(紙版の調査票はこのサイトからダウンロードしていただけます)
https://horitakahiro.sakura.ne.jp/2025/09/15/b/
問い合わせ先
〒604-0934 京都市中京区麩屋町通⼆条下る 第⼆ふや町ビル 206 号室
特定⾮営利活動法⼈環境市⺠ 電話: 075-211-3521 FAX: 075-211-3531
お店のプラスチック調査プロジェクトリーダー 堀 孝弘 thori0420@gmail.com

20251014plastics_research.png

【ハイライト】関西学院大学vs.関西大学|2025年10月13日【関西学生第5節】


▪️昨日はスポーツの日(国民の祝日)でしたが、龍谷大学は授業実施日でした。とはいえ、全国的には祝日なので、強い関心をもっている関西学生アメリカンフットボールリーグの試合も行われました。動画のハイライトは、関西学院大学ファイターズvs.関西大学カイザースの試合です。第5節(総当たり戦の5試合目)です。試合結果ですが、引き分けになりました。母校である関西学院大学は、第4クォーターの最後は17対10でリードしていたのですが、最後の3秒で関西大学のタッチダウンパスを許し、トライフォーポイントも成功で同点となりました。同点なんですが、関学側のがっかりした様子がよく理解できました。

▪️スポーツ新聞のネット記事「スポニチアネックス」では、以下のように書かれています。残念なプレーミスが続いていたわけです。ある知人は、「このレベルの試合でQBがファンブルやインターセプトで相手にボールあげてたら勝ち目は無いですね。むしろ引き分けでよかったかもです。まあ、今のうちでよかったとも言えますけどね」と意見を聞かせてくれました。なるほど。記事のなかでも、「この段階で、課題が出て良かった」と語っている部員さんがおられますね。

「(最後の)状況の準備が足りてなかった。オフェンスはターンオーバーが…。こういう展開になるべく、こっちがミスをしている」

 大村和輝監督はラストシーンより、そこに至る過程を引き分けの要因に挙げた。第3QにQB星野太吾(2年)がファンブル、秀太(4年)がインターセプトと兄弟が自滅。ただ、DB東田隆太郎(4年)は「この段階で、課題が出て良かった」とプラス思考でとらえていた。

▪️関学と関大が引き分けたことで、それぞれの勝ち点は13になりました。ライバル校の立命館大学は全勝で勝ち点は単独で15です。残り2試合、神戸大学と立命館大学との対戦になります。勝ち抜いてほしいです。

▪️龍谷大学シーフォースのことについても。こちらは、ネット上では動画が見当たりません。関西大学アメリカンフットボールリーグの公式サイトの星取表では、大阪大、桃山学院大学、京都産業大学と並んで勝ち点9で並んでいます。この塊から抜け出して、Div.1(1部リーグ)との入れ替え戦に出場してほしいです。頑張ってください。残りの試合ですが、10月19日が追手門学院大学、11月2日が大阪大学、11月15日が桃山学院大学、11月29日が京都産業大学との対戦になります。12月13日に行われるDiv.1とDiv.2の入れ替え戦には、Div.1の7位と8位(最下位)とDiv.2の1位と2位とが対戦します。

聞思館のハギ

20251013monshikan_hagi.jpg ▪️私の研究室がある「聞思館」という建物です。変わった形をしていますね。1階は、バスの操車場です。バスが入るので、1階の天井はかなり高いです。この「聞思館」の入り口と、この建物の後ろにある体育館はつながっていて、入り口も共通しています。「聞思館」の2階は、「大阪王将」と「スガキヤ」の店舗が入るフードコートです。昼食時は学生さんたちで賑わっています。でも、昼食時だけ。もうかっているのかな、少し心配です。糖尿病の私には、関係がないというか、食べられるものが少なく、だいたいスルーしています。
3階はスポーツサイエンスコースで学ぶ学生さんたちの利用が中心になる教室がならんでいます。そして4階と5階は研究室が並んでいてます。私の研究室は4階です。また、4階には社会学部のプロジェクトワークルームが、5階には会議室があります。

▪️このような建物なのですが、1階と2階のあいだの壁面は、土が入れられており、そこにさまざまな植物が植栽されています。ここが、設計上のひとつの「うり」のようですね。今目立っているのは、ハギ(萩)です。落葉低木。秋の七草のひとつです。我が家の庭にもハギが植えてあるのですが、花のシーズンがおわり落葉する前に、株元から切り戻します。お世話になっている庭師さんに、「ハギはそうやって毎年剪定する」ということを教わりました。そうしないと、大きくなりすぎてしまいます。古い枝には花芽がつかないので、剪定しないでいると花つきが悪くなるかも…ということのようです。この建物のハギの剪定はどうするんでしょうね。気にしています。

コミュニティに関する番組

20251013noto.jpeg
明日をまもるナビ(172)能登半島地震 それでもふるさとで生きる
▪️NHKの「明日をまもるナビ」という番組を毎回録画して視聴しています。今日は、能登半島の話しでした。いつもとは少し違って、ドキュメンタリーのような番組構成でした。学生さんにも視聴してもらいたいなと思いました。以下は、私のXへの投稿です。

「能登半島地震 それでもふるさとで生きる」。被災後も残り続ける人びと。外に出たけれど今もつながり続けようとする人。ボランティアを契機として移住してきた若者たち。地域コミュニティの新たな展開。コミュニティの再建への動き。住み続けること、関わり続けることのそれぞれの意味。

20251013hiroshima.jpeg
「Dear にっぽん」「“わやな町”に生きて〜広島 若き自治会長の奮闘記〜」
▪️広島市にある市営住宅「基町アパート」のドュメンタリー。この「Dear にっぽん」も毎週録画して、すべてではないけれど視聴しています。今回は、こんな内容。学生さんたちにコミュニティについて考えてもらう上で、役立つ放送だと思いました。以下は、番組の概要です。

被爆地・広島の戦後を映す基町アパート。復興の象徴として半世紀前に建てられ、被爆者や大陸からの引き揚げ者など様々なルーツを持つ人が暮らしてきた。この団地の若き自治会長、板井三那子さん(30)。アーティストでもある彼女は、基町の歴史にひかれてやってきた。混沌とした団地で、面倒なことにもたくましく向き合ってきた板井さん、この夏、取り組んだのは長年放置されてきた地下倉庫の整理。そこで見つけたものとは。

実が割れたツリバナと復活したタマスダレ

20251012mygarden1.jpg
20251012mygarden2.jpg20251012mygarden3.jpg
20251012mygarden4.jpg20251012mygarden5.jpg
▪️庭の法面に植えてあるツリバナの実が割れました。中から、赤い可愛らしい種がのぞいています。うちのツリバナは、こんな感じで育っています。ツリバナは、日本の里山に普通にみられる低木です。庭に植える時は、自然な形に剪定するようなのですが、初冬に、いつもお世話になっている庭師さんに、他の庭木も含めて剪定をお願いする予定です。私じしん、剪定が下手くそなのです。1枚目の写真は、このツリバナを室内に生けたモノです。自己満足かもしれまんが、良い感じです。ちなみに、生けたのは家族です。

▪️雨で傷んでいたタマスダレですが、また勢いが増してきました。次から次へと花が咲いてくれています。我が家のお向かいにお住まいの方が、ご自宅から我が家の法面のタマスダレやヒガンバンがよく見えると喜んでおられました。ヒガンバナはすでにシーズンが終わり、ほとんどが枯れてしまいましたので、刈り取りました。こうやってお褒めいただくと、庭の世話をしている者ととしては嬉しくなります。ありがとうございます。枯れたヒガンバナを刈り取ると、すでに葉が出始めていました。ヒガンバナは葉がないといわれますが、花が枯れた後、地面から葉を伸ばして地面に広がるのです。晩秋から来年の春にかけて、葉を広げて光合成で球根に栄養を溜めていくのです。冬の間は、ほとんどの植物は枯れるか休眠しているので、競争する相手がいなくなり、葉を広げることができるのです。あと、シュウメイギクがピンクの花を咲かせてくれています。毎年、定番の花たちですが、こうやって花を咲かせてくれることで、気持ちが落ち着きます。

▪️昨日は、少し時間をとって庭の世話をしましたが、枯れたものや落ち葉を取り除くとゴミ袋(大)が3袋になりました。本当は、自宅の敷地が広ければコンポストで堆肥化するんですけどね。我が家、ちっちゃいですから、それは無理。

カテゴリ

管理者用