【ハイライト】立命館大学 vs. 関西学院大学|2025年11月9日【関西学生第7節】


▪️関西学生アメリカンフットボールリーグ Div.1、母校のチームである関西学院大学ファイターズ、ライバルチームの立命館大学パンサーズと対戦し、3-24で完勝しました。前半第2Q、フィールドゴールで3点を入れたあと、後半で3つのタッチダウにより立命館を突き放しました。ファイターズの皆さん、おめでとうございます。ファイターズは、1位、リーグ優勝です。立命館は、どこか力をうまく出しきれなかった印象です。それはちょっと残念です。

▪️このあと、関西リーグの上位3校、関学、立命、関大が全日本大学選手権に出場します。その決勝戦が甲子園ボウル。関学が勝ち抜いて、甲子園ボウルに連れて行ってくれることを楽しみにしています。そして、龍谷大学シーフォースですが、Div.2で頑張っています。現在、全勝です。残りの対戦は、桃山学院大学と京都産業大学。入れ替え戦にも勝利して、Div.1に復帰してください。関東の方では、今日、東大と明治が対戦しました。ひょっとして東大が…と思っていましたが、明治が勝利しました。

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▪️全日本大学アメフト選手権、こんな感じになりました。関西学院大学が決勝の甲子園ボウルに進むためには、これまでの試合や実力を拝見すると、準決勝まで進むでしょうが、そこで関西大学か明治大学に勝たなければなりません。関西大学は関西リーグで関学と引き分けています。どうなるかな〜。立命館は、対戦するであろう法政にも早稲田にも春の試合で勝っているようですね。31-3法政、49-0早稲田。圧倒していますね。おそらく、甲子園ボウルは、関西同士、おそらくですが関学と立命館の対戦になる可能性が高いと思います。ということで、チケットの購入を考えなければ。龍谷大学に勤務する関学出身者の同窓会、龍谷大学新月会の仲間と一緒に観戦します。

▪️まだわかりませんが、決勝の甲子園ボウルで関西学院大学と立命館大学が対戦する確率が高いような気がしています。全国大会なのにローカル大会のような感じになって、それぞれの大学の出身者は盛り上がるでしょうが、全国的な視野でみたときは、「なんだかな~…」という気持ちの人がたくさん生まれやしないかと、ちょっと気にしています。

ナカマチのひみつきち

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来年度の時間割(暫定)

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▪️来年度の時間割が決まりした。来年度は、大学教員最後の年度になります。今年度は、週の間に授業が拡散していましたが、来年度は適度に集まって教員の立場からは合理的な時間割になりそうです。コマの多い教員のヘルプにも入ります。ということで、「環境社会学」も担当します。後期は演習と実習だけになりますが、必修の演習を再履修される方達のためのクラスも担当することになりそうです。でも、まだ最終決定ではないので、多少の変更があるかもしれません。

龍谷大学吹奏楽部「第52回 定期演奏会」

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▪️龍谷大学吹奏楽部の第52回定期演奏会、12月24日に開催されます。今日からチケットの発売も開始したようです。さっそく、チケットぴあで申し込みました。身内の者と鑑賞する予定です。ということで、S席を4枚購入しました。もっとも、アクセスが集中していたようで、なかなかつながらず購入まで辿り着けませんでした。人気ありますね。まあ、なんとか購入できてよかったです。

▪️ゲストは、2013年にNHK交響楽団に入団し、2015年から2021年までホルンの主席奏者を務められた福川伸陽さん(ふくかわ のぶあきさん)です。

大型プリンター

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▪️深草キャンパス聞思館4階の「社会学部プロジェクトワークルーム」に大型のプリンターが入りました。昨日は、指導している社会共生実習「地域エンパワねっと・大津中央」で学生さんたちが地域の皆さんと相談をして企画している取り組みのチラシを、この大型プリンターでポスター風に印刷してみました。今回のこの企画では、以前、先輩たちが取り組んだ「あつまれ!みんなで作る絵本館」というイベントの時に、地域の皆さんにご寄付いただいた絵本を大切に保管してきましたが、その絵本を使って開催させていただきます。絵本館のときの記事はこちらです。今回は、事前に大学からも広報をしていただく予定です。大津駅前の中心市街地にお住まいの皆様、大津市にお住まいの皆様、絵本好きの皆様、ご注目ください。

映画『ブルーボーイ事件』特別試写会とトークセッション

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▪️昨日は、15時半から深草キャンパス成就館の4階メインシアターで、映画『ブルーボーイ事件』の龍谷大学での特別試写会とトークセッションが開催されました。映画のあとのトークセッションでは、主演の中川未悠さん、監督の飯塚花笑さん、コーディネーターとして龍大卒業生の西田彩さんが登場されました。この映画の概要は以下の通りです

1960年代、高度成長期の日本で、国際化に向け売春の取り締まりを強化する中、性別適合手術(当時の呼称は性転換手術)を受けた通称ブルーボーイたちを一掃するため、手術を行った医師が逮捕された、通称「ブルーボーイ事件」を映画化した作品です。

▪️映画のなかにはトランスジェンダー女性(Male to Female)の方達が登場されます。主演の中川さんもそうです。監督の飯塚さんはトランスジェンダー男性(Female to Male)です。そして、あえて、「当事者キャスティング」にこだわって撮られた映画なのです。そのこともあり、トランスジェンダー当事者の皆さんにとって、社会はどのように立ち現れてくるのか、そのことが非常にリアルに伝わってくるように思いました。また、映画のなかでは、トランスジェンダー女性の間でも、社会とどのように関わり、あるいは関わることなく生きていくのかという点に関して、差異や対立があることも、よく理解できるように表現されていました。

▪️裁判のシーンでは、検事が、被告側の証人として証言台にたったサチ(中川さん)に対して、裁判長が止めるにもかかわらず、聞くに堪えない厳しい罵詈雑言や辱めるような言葉をあびせかけてくるシーンがありました。観客としては、もちろんサチの立場からそのシーンをみるわけです。検事の個人的な背景には、インドネシアに出征して、国のために戦い、多くの戦友を失ったという経験があります。そのような検事が思う国や社会のあるべき形からすると、ブルーボーイの存在は許すことができないのです。社会を成立させている男と女という2つのカテゴリーを自明として(強固な自明性)、そこにすべての人びとを囲い込み閉じ込めてしまわねばならないと考えており(カテゴリー化の暴力)、そのことが、国家の秩序の問題や国民のあるべき姿という検事が考える正義とともに、暴力的な言葉でサチにぶつけられるのです。そのような暴力に対して、サチは静かだけど毅然として、こう語るのです。「男でも女でもなく、私は私です」。ポスターに書かれていた、この「男でも女でもなく、私は私です」の言葉の意味が、少し深く理解できたように思います。昨日から、ずっとこの映画の強い印象のもとで過ごしています。気持ちがなかなか平常に戻りません。それぐらい印象深い映画でした。

▪️この映画は本当にあった事件をもとにしています。1960年代の事件です。監督の飯塚さんも話ておられましたが、トランスジェンダーの皆さんが証人として裁判の場で証言していた事に驚きました。しかし、同時に、これは過去のできごとではなく、このときの時代にぶり返しいくかのような兆候を感じることがあります。日本の政治家の心無い発言や、トランプ大統領のもとでアメリカの社会で起きていることを報道で知ると余計にそのように思います。ところで、映画の本筋のところとは関係ないのですが、登場してくる人たちが、やたらにタバコを吸っているのです。「ああ、たしかに昔はそうだったな」と子どもの頃のことを思い出すことになりました。写真は、右から、飯塚花笑監督、主演の中川未悠さん、コーディネーターの西田彩さんです。

龍谷大学新月会

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▪️昨晩は、ひさしぶりに「龍谷大学新月会」が開催されました。関西学院大学・大学院出身の教職員の同窓会です。龍谷大学生協に勤務されている職員さんも同窓生であることがわかり、今回からご参加いただいています。会員数は、全員で21名。昨晩は11名の皆さんが、お忙しいなか都合をつけてお集まりくださいました。同窓生の皆さんと昔話もしながら、楽しい時間を過ごすことができました。ちなみに、定年退職されたり、他大学に異動されたとしても、生涯「龍谷大学新月会」の会員です。12月、母校のアメリカンフットボールのチーム、関西学院大学ファイターズが甲子園ボウルに進出したときは、新月会の会員有志で応援にいくことになっています。

社会学部・社会共生実習「後期活動共有会」

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▪️11月14日に、社会共生実習を履修しているすべてのプロジェクトの学生さんたちが、聞思館4階の「社会学部プロジェクトワークルーム」に集まり「後期活動共有会」を開催します。個々のプロジェクトを超えて、自分たちのプロジェクトの活動のこれまでの経験をお互いに報告しあいながら、そこから創発的になにか素敵な気づきがあったらよいなと思います。また、新しい発想やアイデアが生まれてきたらよいなと思っています。楽しみです。

▪️指導しているプロジェクト「地域エンパワねっと」の2つの取り組みも軌道に乗りつつある状況です。他のプロジェクトの皆さんに、思いが伝わってほしいなと思います。

「地方創生のファクターX寛容と幸福の地方論」

20251105kanyo.jpg▪️朝日新聞の「連載 8がけ社会」の記事に関する情報が、朝、メールで届きました。さっそく拝見すると、「「仕事がないから故郷に戻らない」は本当か 全国調査で見えた答え」という興味深い報告書のことがニュースになっていました。「LIFULL HOME’S 総研」による「地方創生のファクターX 寛容と幸福の地方論」という報告書をもとにした記事でした。大学に行き、授業のあと、大学の図書館にある朝日新聞のデータベースで記事の全体を読んでみました。

▪️地方からの若者転出に関して、地方には仕事がないからということが理由にあげられますが、「LIFULL HOME’S 総研」の島原万丈さんたちは、県民所得も低いなど経済関連の指標はいずれも高くなくても、Uターンする割合が高いのは、なぜなのかを探っておられます。経済指標だけでは説明できない状況を、さまざまなデータを分析することで、Uターン意向を左右する要因を探られました。その結果、浮かび上がってきたのが「寛容」です。

▪️「寛容」とはなにか。島原さんは、次のように説明されています。

言い換えれば他の可能性を認めるということ。「こうでなければいけない」と決めつけない。物事の解釈に幅を持ち、そうじゃない可能性を考える。その「余白」が大事なんです。

例えば、女性はこうじゃなきゃいけないとか、若者はこうなんだって決めるから社会が不寛容になってくる。そういうことが嫌で故郷に戻らない人は多かった。今だって地方で自分たちのライフスタイルにモヤモヤしている人たちはいる。だから報告書を出したとき、「寛容性」という言葉にしたことで納得する人がたくさんいました。

▪️この「寛容性」に関わる話ですが、「東北地方の若い女性が東京に転出するのは、女性たちが生まれ育ってきた地域が、個々人の生き方に関して上の世代の価値観を押し付けてくるから」ということをXで読んだことがあります。そのことと、島原さんたちが指摘する「寛容性」の問題は重なっていると思います。「地方創生のファクターX 寛容と幸福の地方論」の概要ですが、以下の通りです。

地方創生をテーマにした今回の調査研究では、47都道府県の在住者へのアンケート調査を実施し、各都道府県の「寛容性」の気風を測定しました。同時に東京圏に住む各道府県出身の若者の意識調査も実施し、分析の結果、各地域の「寛容性」と地域からの人口流出意向・東京圏からのUターン意向の間に密接な関係があることが分かり、地域の「寛容性」がこれまでの地方創生政策が見落としていたファクターXであるという結論に至りました。地方創生の重要な指標として「寛容性」に注目することを提案します。

また、近年さまざまなシーンで注目度が高く、今後の地方創生議論の中でも不可欠になると思われる「幸福度(Wellbeing)」の実態についても都道府県別に把握し、今後の議論の材料として発表いたします。  2021.09.15

▪️報告書のなかでは、「問題は若者の転出が多いことではなく、外の世界で新しい技術や知識を学んだ優秀な若者が戻って来ないことにある。あるいは、生まれ故郷にこだわらず自分の能力を発揮する場所を探している若者が、その地域を選んでくれないということにある」という指摘がなされていました。大切なご指摘かと思います。この報告書のテーマともかかわることで、卒業論文を執筆しようと考えている学生さん2人に、さっそくこの新聞記事と報告書のことをメールでお知らせしました。

社会学基礎ゼミナールの進捗

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▪️火曜日1限は「社会学基礎ゼミナール」(旧カリキュラム4セメ配当)です。今日は、少し時間をとって学部学会からのお願いに取り組んでもらいました。勤務している社会学部には、社会学部学会という団体が組織されていて、そのなかには学生の団体も含まれています。学部学会の学生の皆さんは、毎年、雑誌『龍龍』の発行とシンポジウムの開催の2つを軸に活動をされています。私は、『龍龍』のサポーター役です。

▪️最新号の『龍龍』の企画のなかのひとつに、アンケートの分析というのがあります。どのようなアンケートか。2回生以上は、この4月に瀬田キャンパスから深草キャンパスに移転してきたのですが、そのことについて尋ねるアンケートです。学生さんたちの自治を大切にしたいので、基本的に口出しはしたくないのですが、今回は、「せっかくの計量社会学の先生がいるのだから相談をしてみたら」ということになり、若い新人の先生に、「アンケートの担当学生が対応できる範囲で」との限定付きですが、ご指導していただきました。

▪️今日は少し時間があったので、私もゼミ生の皆さんに直接、移転についてどう思うのかを聞いてみました。良かったことで多いのは、キャンパスの外にいろいろ飲食のお店があるということでした。私も健康ならば、そのように「良かった」と思のでしょうが、キャンパスの外でランチというのは糖質制限をしている身としては難しいのです。それから、他の学部の友達にすぐにあえるというのもありました。肝心の「深草を森にする」という大学側が提案するコンセプトなんですが、そのあたりのことは関心の外にあるのかもしれません。

▪️悪くなったことの筆頭は、人が多すぎるという意見ですかね。たくさんの学部がありますから、狭いキャンパスは昼休みなど大変混雑します。それから、自然がなくなったのが辛いという意見もありました。瀬田キャンパスは森に囲まれていましたからね。これは地方から進学してきた学生さんでした。私は、もう慣れてしまい、この都市的環境に適応していますが、適応できない学生さんもいるのです。滋賀県から通学している学生さんは通学が大変になり、京都・大阪・奈良から通学している学生さんたちは、逆に便利になりました。まあ、これはあたりまえなんですが。今日のクラスには、長浜市の北部から通学している学生さんがいます。また、奈良県の宇陀市から通学している学生さんもいます。本当に大変だと思います。でも、遠い学生さんたちほど、授業が始まるまえにきちんと席に座っています。

▪️さて、この「社会学基礎ゼミナール」の授業もいよいよ前半が終わろうとしています。前半では、自分のあいまいな問題意識をグループワークを通して言語化してきました。そして自分の問題意識に関連する文献を検索するところまでやってきました。これからは、それを全員のまえできちんとプレゼンテーションできるようになってもらいます。今日は3つの班に分かれてグループワークでプレゼンテーションの構成について相談をしてもらいました。どの班のものも悪くはないのですが、一番、「社会学基礎ゼミナール」での学びの順番に素直だった班の構成で取り組むことになりました。来週は、まだ未完成でもよいので、とりあえずパワーポイントのファイルを作成してきてもらうことにしました。

▪️来週は未完成のファイルを見せ合いながら、お互いに良い刺激を与え合い、プレゼンテーションの内容をブラッシュアップします。最終的には、全員の前できちんとプレゼンテーションできるところまで頑張ってもらいます。このような学びのプロセスが、3回生に進級する際のゼミの選択で、役立ってほしいと思います。つまらないことに流されずに、きちんとゼミを選択し、すぐれた卒業論文を執筆してほしいと思います。

20251104tokokan2.jpg▪️写真は、「社会学基礎ゼミナール」とは関係ありません。授業が終わって、人事課に書類を提出し、メールボックスを確認したあと、気分転換に新しい校舎のひとつである「灯炬館」(とうこかん)の屋上から撮った京都の街です。龍谷大学に勤務しながら、あまり京都の街に関わることはないだろうなと思っていたところ、定年退職までの残り2年で京都の街で働くことになりました。退職後は、オーバーツーリズムを避けつつ、京都の街を散策してみたいものです。もう1枚の写真は、ニホンミツバチの巣箱です。農学部を中心としたサークルによって養蜂が行われているようです。

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