集中講義「びわ湖・滋賀学」(1)-オンライン授業-

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■今日は、サマーセッション集中講義「びわ湖・滋賀学」オンライン授業の3日目でした。学芸員の先生方、今日の講義、午前中は考古学を専門にされていました。縄文時代や弥生時代、特に弥生時代の水田の遺跡に関して詳しくお話を伺いました。午後からは、現在の琵琶湖がどのように形成されてきたのかを(「琵琶湖地域が記録してきた環境変動」)、そして琵琶湖の魚類がどのように進化してきたのかを(「DNAからみた琵琶湖の魚たちの歴史」)お話いただきました。オンラインの授業で、私もコーディネーターとして聴講させていただきました。一昨日から、オリエンテーションは除いて、8人の先生方から講義をしていただきました。それぞれの専門の世界があるわけですが、その専門的な研究の成果も、実は滋賀や琵琶湖というフィールドの中でしっかりつながっているということを実感してもらえると良いなと思います。

■どの学芸員の先生も、ご自分の関心のあること、研究されていること、すなわち専門的な内容にお話は展開していくのですが(あえていえばマニアックな専門的な世界に)、できるだけわかりやすく説明してくださっています。とはいえ、普段、社会学部の学生の皆さんであれば、個人的に勉強していれば別ですが、大学の授業で学んでいる内容とは大きく異なっているので、どこまでついていけたかな。少し心配になります。とはいえ、どの学芸員の皆さんも、夢中になってワクワクしながら研究されていること、その「熱量」は学生の皆さんにも確実に伝わっていると思います。お話いただいた内容は、私にとっても大変貴重な時間になっています。明日から2日間は、琵琶湖博物館に行って展示室で勉強します。

The Planets - Jupiter / Gustav Holst 組曲「惑星」より木星


■龍谷大学吹奏楽部では、YouTubeにチャンネルを持っています。その最新の動画が、ホルストの「惑星」の木星です。昨年、12月25日にザ・シオフォニーホールで開催された定期演奏会で演奏されたものです。ぜひ、お聴きください。

第29回夕照コンサート

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20220828sekisyou_concert3.jpg■昨日は、龍谷大学瀬田キャンパスにある瀬田ドームで、「第29回夕照コンサート」が開催されました。この「夕照コンサート」は、近江八景「瀬田の夕照(せきしょう)」にちなんで夏のおわりの季節に開催されるコンサートです。地域住民の皆さんとの音楽を通じて交流することを目的に、1993年に始まりました。毎年、瀬田キャンパス周辺地域の学校の吹奏楽部と龍谷大学吹奏楽部が共同でコンサートを運営しています。今年もたくさんの皆さんにお越しいただきました。ありがとうございました。

■私は2019年に吹奏楽部の部長に就任しました。その時は、瀬田学舎開学30周年を記念して、ゲストに龍谷大学の同窓生でもある つじあやの さんがご参加くださいました。ところが、翌2020年は新型コロナ感染拡大による中止、2021年は開催はできましたがオンラインによる配信でした。今年は、やっと「夕照コンサート」本来の趣旨に相応しく、再び、瀬田キャンパスの「SETA DOME」で開催できることになりました。

■今年は、コロナ感染の中でも、瀬田北中学校、石山高校、大津東高校、草津東高校、近江兄弟社高校、比叡山高校の吹奏楽部ご参加くださり、加えて、龍谷大学バトン・チアSPRIITSと龍谷大学が演技と演奏を行いました。昨日は、吹奏楽に関していえば、吹奏楽を始めたばかりの中学1年生から吹奏楽を中高大と10年取り組んできた大学4回生に至るまで、多くの皆さんが演奏されたことになります。日本には、多くの学校に吹奏楽部があります。そのような国は、なかなかないと思います。「夕照コンサート」のような地域のイベントが開催できるのは、素人考えですが、日本だからこそのような気もします。

■龍谷大学は4曲演奏しました。そのうちの「September」(Earth, Wind & Fire)。私のような年齢の者には懐かしい曲です。冒頭、エレトリックピアノ(電気ピアノ)の電源が抜けてしまったらしく、音が聞こえない「あれれ…」という瞬間があったのですが、学生指揮(来年から正・学生指揮者に就任予定)の判断で、なんとかなりました。すばらしい。アンコールは「エル・クンバンチェロ」 (El Cumbanchero)。こちらも印象に残りました〜。最後は、学長が指揮をす入澤崇学長が「ふるさと」を指揮されました。毎回、「夕照コンサート」の最後は、学長がスピーチと指揮をすることになっています。

■来年は、コロナ感染のことなど、何も心配することなく、もっと多くの学校の吹奏楽部にご参加いただき、さらに「夕照コンサート」が盛り上がることを期待しています。

オータムコンサートin岐阜

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■2019年に龍谷大学吹奏楽部の部長に就任しましたが、その翌年、2020年からは新型コロナ感染が始まり、なかなか部として演奏旅行を実施することができませんでした。今年度は、なんとか、短期間ではありますが演奏旅行を実施できることになりました。9月8日(木)、岐阜県羽島市にある不二羽島文化センター・スカイホールで「オータムコンサート in 岐阜」を開催いたします。前日には、二手に別れて、岐阜と名古屋のでも小さなコンサートを開催いたします。ちょうど、8日の午前中は滋賀県庁で会議(審議会)が入っていたので、前日7日は日帰りで名古屋の小さなコンサートに行き、8日は滋賀県庁の会議終了後に羽島市に移動して「オータムコンサート」で演奏を聞かせていただく予定にしています。

■演奏旅行って懐かしいな〜。自分も学生時代、北陸、九州、岡山、四国、ソビエト…いろいろ行きました。懐かしい思い出です。吹奏楽部の皆さんにとっても、このひさしぶりの演奏旅行が、良い思い出になるではないかな。岐阜羽島の近くにお住まいの方、おられますでしょうか。いかがでしょうか。ぜひ、お越しいただければと思います。ただし、予約が必要です。

「地域エンパワねっと4期生です!!」

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20220826empower2.jpg■上の写真は、龍谷大学社会学部地域連携型教育プログラム「社会共生実習」の掲示板です。瀬田キャンパスの6号館、社会学部教務課の横にある社会共生実習支援室の外の壁が掲示板になっています。この教育プログラムで実施されているたくさんのプロジェクトの情報が提供されているのです。

■この掲示板の左の方に、私が担当している「地域エンパワねっと・大津中央」の掲示物もはってあります。そこをよーく見ると、右の写真のような小さな記事のカラーコピーが貼り付けてありました。2枚目の写真です。そのコピーには手書きの吹き出しが貼り付けてあります。「地域エンパワねっと4期生です!!」。

■このカラーコピーは、入試部広報で作成した「2023年度社会学部パンフレット」の15ページ目になります。登場されているのは、卒業生の川端 悠佳さんです。現在、滋賀県庁琵琶湖環境部琵琶湖保全再生課に勤務されています。川端さんとは、少し仕事上のつながりがあります。「地域エンパワねっと」の修了生がこうやって社会で頑張ってくださっていること、そして一緒に仕事ができること、とても嬉しいです。川端さん、カッコいい‼️
「2023年度社会学部パンフレット」

250,000アクセス感謝!!

■アクセスカウンターが、先ほど「250,000」を超えました。皆様、ありがとうございます。アクセスカウンターが「240,000」を超えたのは2022年5月25日でした。「200,000」から「210,000」までは「154日」、「210,000」から「220,000」までは「97日」、「220,000」から「230,000」 までは107日、「230,000」から「240,000」までは123日かかりました。そして「240,000」から「250,000」までは「93日」かかっています。「240,000」から「250,000」までは、平均すれば毎日約107人の方にご覧いただきました。

■このブログを開始したのは、2012年の7月25日です。今年の7月で開設10年目になっていました。このただの日記のようなブログを続けてきたということになります。毎回申し上げますが、何か多くの皆さんの役に立ちそうなことを書いていれば良いのですが、私自身、そのようなことを書くタイプではありません。申し訳ないですが日記のようなことしか書けません。いつも書いているように、一人の大学教員の日々の出来事や気がついたことを書いているブログですので、ご覧いただけるだけでありがたいと思っています。心より感謝いたします。毎度似たようなご挨拶で申し訳ありません。

■しかし、うっかりしてブログ開設10周年目のご報告を忘れてしまっていましたね。このブログ、私にとってはもはや生活の一部のようなものです。何か賢そうなこと、立派なこと、役に立つことを書こうという気持ちが全く無いので、ここまであまり無理せずに続けてこられたのかなと思います。また、facebookに投稿していることとも、かなり重なります。このブログと同様に日々の出来事を投稿しているfacebookをペースメーカーにしていることから、10年継続できたのかなと思っています。加えて、毎日、このようなブログでもご覧くださる方たちがいらっしゃる…ということ自体が、私にとっては継続の励みになっているのかと思います。

■このブログを開設した意図等については、以下のページをご覧ください。
「このHP…」

2022年度 集中講義「びわ湖・滋賀学」

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■来週月曜日から金曜日まで、滋賀県立琵琶湖博物館の学芸員の先生方と「びわ湖・滋賀学」の集中講義の授業を行います。私自身は、コーデイネーターで授業を担当しません。裏方の仕事です。

■琵琶湖博物館は、「湖と人間」をテーマとする博物館です。滋賀県草津市の琵琶湖に突き出した烏丸半島にあります。6年の歳月をかけて展示をリニューアルを行い、一昨年の10月にグランドオープンしました。この集中講義では、8月29日〜8月31日の3日間をオンライン講義で、9月1日〜2日の2日間は琵琶湖博物館の展示を用いて講義を行う予定になっています。

■講義のねらいは、滋賀県の特徴について、「琵琶湖」と人の関わりという視点から理解を深めることにあります。この地域で暮らしてきた人々の産業(農林水産業が中心です)や日常の文化のありかたを見つめ直し、それらと琵琶湖集水域という環境との密接な関わりについて学びます。
具体的なトピックとしては、琵琶湖の自然と生い立ち、自然と暮らしの歴史、暮らしとつながる自然、水の生き物と暮らしを取り上げ、琵琶湖博物館の新しい調査研究の成果をまじえて講義していただく予定になっています。具体的には、こんな感じです。

【オンライン授業 8月29日・30日・31日】
1.オリエンテーション
2.琵琶湖の魚と水田利用魚類
3.琵琶湖・河川の漁業
4.魚のゆりかご水田・滋賀の水田農業
5.近江のふなずし
6.琵琶湖の漁具・人々の暮らし
7.水辺の暮らし・森の暮らし
8.気候変動と人の利用による植生変遷
9.琵琶湖の固有魚の進化

【展示による授業 9月1日・2日】
10.A展示室見学・課題学習
11.B展示室見学・課題学習
12.C展示室見学・課題学習
13.水族展示室見学・課題学習
14.企画展示見学・課題学習
15.まとめと課題レポート作成

■ひょっとすると、「これ、世界農業遺産に認定された琵琶湖システムの内容とちゃうの?」とお気づきの方がおられるかもしれませんね。琵琶湖博物館の学芸員の先生方が、特に世界農業遺産を意識しているというわけではないのですが、そうなんです、内容はかなり重なっています。というか、世界農業遺産の琵琶湖システムも、琵琶湖博物館も、共にこの滋賀県固有の地学・地理、生態、生業、文化、社会…そのような要素が40万年の歴史の中で順番につながり構造化されてきたシステムに焦点を合わせているからです。まあ、琵琶湖博物館の方がちょっと先輩ではありますが。

■このような内容だと、学生さん以外にも、一般の皆さんの中にも、講義を受けてみたいという方がおられるかもしれませんね。その気になれば、龍谷大学のREC等でも同様の市民向けの講義ができるはずです。まあ、その辺りは将来の可能性ということにしておきます。とはいえ、大学の学外連携部門の担当者の職員さんからは、ぜひ進めたいとのご意見も頂いています。私がこの授業を担当しているわけではないのですが、今後の展開が楽しみになってきました。

■最後になりますが、この「びわ湖・滋賀学」を履修した皆さんが、この集中講義をきっかけに、実際の琵琶湖・滋賀県のフィールドへと足を運んでくださることを期待しています。滋賀県に暮らしてみたい、滋賀県で働いてみたい、滋賀県に移住したい、何度も滋賀県に来てみたい、そのような若者が増えたらいいなあと妄想しています。(トップの写真は、昨年の「びわ湖・滋賀学」で琵琶湖博物館を訪問した際、近くの湖岸が撮影したものです。)

関西吹奏楽コンクールを終えて

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■トップの写真は、昨年の関西吹奏楽コンクールで金賞を受賞した時のものです。昨年のコンクールは22日だったようです。会場は、奈良文化会館でした。いろいろ思い出します…。

■私は、2019年に吹奏楽部の部長に就任しました。私が就任時に監督にお願いをしたのは、「絶対に全国で金を取ってくださいね」ということでした。失礼というか、なんというか、今から思えばひどいこと言っていますね。でも、その時過去2年間(2017年、2018年)、関西代表は近畿大学でした。どういうことかというと、2019年の段階で、全国大会に出場した経験のある学年は4年生だけ…ということだったのです。

■同い年で、高校・大学とも同窓の吹奏楽の世界をよく知っている知人からは、「全国大会を経験した部員がいなくなると、演奏のレベルを維持するのはなかなか大変だ」という話を聞いていました。もし、2019年に全国大会に行けないと、全国大会に行くためには、どれだけ練習を積み重ねて、どれだけ組織をまとめて、どれだけ最後まで神経を研ぎ澄ませて演奏を磨き上げなければならないのか…そういうことを経験した部員がいなくなってしまう…ということなのです。そういう経験をした部員がいなくなると、後輩にとっては、全国大会に挑戦していくためのモデルとなる先輩がいなくなってしまうということになります。知らない間に、無意識のうちに先輩から後輩へと伝えられていく習慣や知恵や技術…、それはそれぞれの吹奏楽部の伝統といえるものと思いますが、その中には、「コンクールの壁を乗り越えるための習慣や知恵や技術」も含まれていると思っています。

■部長に就任した2019年の翌年、2020年は新型コロナ感染拡大によりコンクールは中止になりました。そして昨年、2021年、コンクールは再び開催され、この時も全国大会に出場することができました。2019年と2021年、両年とも全国大会で金賞・全ての審査員がAという高い評価をいただくことができました。私は、過去3回(2022年も入れて)、そのような全国大会に行くまでの過程を拝見してきました。最後の集中力は、ものすごいものがあるなと本当に驚きました。

■では関西は龍谷大学吹奏楽部の独壇場かといえば、そうではありません。特に、今年は、関西大会で同じく金賞を受賞された近畿大学と立命館大学が、相当頑張っておられるというお話を伝え聞いていました。実際、関西大会では金賞を受賞されました。「打倒、龍大」と実際に言われたかどうかはわかりませんが、自分たちこそが全国大会に行くのだと思って仕上げてこられたのではないかと思います。そのような意味で、龍大は追われる立場でした。部員の皆さんも、そのことをよく理解しておられたのではないかと思います。その上で、本番に向けて仕上げてこられました。よく頑張って練習に取り組まれてきたと思っています。

■普通、部長はこんなことは書かないと思います。常識的には、なんだか自慢話みたいで、嫌な感じ…そう思われたかもしれませんね。でも、多くの皆さんに、金賞という結果だけではなくて、そこに至るまでの普段の部員の皆さんの努力の過程を、部長としては理解していただきたいという思いもあるのです。

■最後に、もうひとつ。この季節、感謝、喜び、反省、吹奏楽コンクール関連のいろんなツイートをTwitterで拝読しています。素敵だなあと思います。どの団体の皆さんも、金賞が良いでしょう。しかし、どんな色の賞かと同時に、誰かのためや組織のためではなく(指導者のためでも悪しき成果主義でもなく)、コロナ禍が続く中で大切な仲間と共に音楽の楽しさや素晴らしさを共有できたことが大切なんだと思います。

龍谷大学吹奏楽部公式YouTubeチャンネル登録者数が2万人を突破

■またまた龍谷大学吹奏楽部関連の投稿で申し訳ありません。昨日は、嬉しいことがありました。部長をしている龍谷大学吹奏楽部の公式YouTubeチャンネル登録者数が、2万人を突破いたしました。一大学の課外活動の動画に、これだけの皆さんが注目してくださっていることに驚くばかりです。ありがとうございます。動画によっては100万回超えるご視聴をいただいています。一番多いのは、「マードックからの最後の手紙」という作品です。109万回、ご覧いただいています。おそらく、中学・高校の皆さんがご自身の吹奏楽部で演奏する際の参考にしていただいているのかなと推測しています。お役に立てれば何よりです。このあたりに、日本の吹奏楽界の裾野の広さを感じます。世界的に見ても、これは凄いことだと思います。小学校から、中学、高校・大学・一般に至るまで多くの吹奏楽のバンドが切磋琢磨するコンクールが存在していることが大きいのではないかと思います。

■ちなみに、昨日、甲子園球場で決勝戦が行われた高校野球も、吹奏楽コンクールも、共に、朝日新聞社が高野連や吹奏楽連盟と主催している事業です。あえていえば、「ビジネスモデル」として成功しているのでしょう。こういう仕組みが歴史的にどう生まれてきて、それが社会に対してどのように影響を与えているのか、部長としての仕事とは別に、社会学者としても気になるところです。これまで教えてきた知り合いの学生さんの中には、高校時代に硬式野球をやっていた人たちが何人もいるのですが、龍谷大学の硬式野球部に入部したのは、1人だけです。好きでやっていた硬式野球ですが、もう大学いいかな…というふうに思うのです。それは、吹奏楽も同じかなと思います。

■あくまで個人的な意見にしか過ぎませんが、ここには日本の学校教育の課外活動に関する問題点が存在しているのかなと思っています。龍谷大学吹奏楽部自体は、部員数も増え、全国大会で金賞を受賞する優れた成績を残してきていますが、大学全体に視野を広げると、コンクールに参加する大学は減少してきています。

■2022年度の吹奏楽連携に加盟している団体数と、コンクールの参加団体数、関西に限って比較してみますと以下の通りになります。先日の関西吹奏楽コンクールのパンフレットに掲載された数字をもとにしています。

【高校】加盟団体数:520 コンクール参加団体数:458
【大学】加盟団体数:39 コンクール参加団体数:19

■高校のコンクール参加団体数は88%、大学は約49%。関東とは事情が少し違っているかと思いますし、関西に限っても、年ごとの変化を確認しなければなんともいえません。しかし、関西はかつてと比較して参加数が減ってきていると聞いています。そのこととも関連しているのでしょう、関西代表として全国大会に駒を進めることができるのは、かつて2校だったのですが、現在は1校になっています。

■大学に入学して、どこまで課外活動に時間とエネルギーを投入するのか、それは個々人の学生さんたちの判断かと思いますが、全体的な大きなトレンドは、かつてと比較して相対的に縮小方向に向かっていると思います。高校までのコンクールを中心とした学校吹奏楽を支える仕組みと同じでは、おそらく将来の大学の吹奏楽界を維持することは困難になっていくのかなと想像しています。

■あらら、YouTubeチャンネル登録者数2万人突破のご報告とお礼のはずが、ちょっと暗い話になってしまいました。すみません。最後になりましたが、このYouTubeチャンネルに、たくさんの動画をアップしてくださっている副部長(水野哲八さん)や部員の皆さんにも、心より感謝したいと思います。ありがとうございます。

義父母宅の庭の手入れ

20220822ginseng_soup.jpg ■先週の土曜日、親子3人で、奈良に暮らす義父母宅の庭の手入れ(草抜き、落葉除去)に向かいました。息子は大阪に暮らしているのですが、自宅からやってきてくれました。義父母の庭、義理の妹が半分ほど作業をしてくれていたし、午前中は風が吹いて涼しかったので、それほど大変ではありませんでした。そもそも、自分の庭の世話でこういうのは慣れているので、草抜き作業等は苦痛ではないのです。

■庭の手入れで義母からお小遣い⁈をいただいたので、昼食は親子3人で韓国料理店に行きました。私は、参鶏湯の定食でした。参鶏湯とは、雛鳥の腹の中に、漢方薬にもなる高麗人参、餅米、ナツメ、ニンニク、クルミなどを入れてじっくり煮込んだ料理です。私自身、夏バテはしていませんでしたが、滋養のある料理で精をつけることができたのかなと思います(まあ、気のせいかもしれませんが)。

■義父母の庭の手入れをしながら、亡くなった母親の生活の介護をしていたころのことを思い出した。あの頃、庭の世話には気合が必要でした。もっとも放置しておくこともできず、ご近所に迷惑をかけないためにやっていたというのが正直なところです。庭がきれいになるのは嬉しかったのですが、あの頃は義務感だけでやっていました。もっとも、滋賀に転居し、自宅で庭の世話をしているうちに、先ほど書いたように庭仕事には慣れてきました。ただし、20年後は果たしてそんなことが言えるのかな…と、ふと思いました。その時、子どもたちは今回のように庭の草抜きをやってくれるのかな…と思いました。そして、今日の息子の作業の様子を見ていると、まあ難しいだろうなと思ったのでした。良い息子なんですけどね。

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