『小さく、低く、ゆっくりと』(アン・ドヒョン 安度眩 안도현)

20141024ansohyon.jpg ■10月12日のエントリーは「안도현 (アン・ドヒョン)の詩」でした。안도현 (アン・ドヒョン)、漢字では安度眩と書きます。安度眩さんのことについては、12日のエントリーをお読みいただきたいと思います。今日は、安度眩のエッセー集について。

■『小さく、低く、ゆっくりと』というエッセー集です。2002年11月より西日本新聞に連載されたエッセーをまとめたもののようです。出版社は、福岡市の「書肆侃侃房」(しょしかんかんぼう)です。タイトル、いいですね〜。まだ、読了していませんが、読んでいてこの詩人の特徴がよく理解できるように思いました。彼の詩は、政治や権力と緊張関係をもちながら詩を書いた一世代上の詩人たちとはスタンスが違っています。民主化が進み、「漢江の奇跡」と呼ばれる経済発展を成し遂げた韓国社会で、この詩人は何を感じているのか、私のようなものでもぼんやりと理解できる気がします。

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