展覧会「ジェネレーターたちの知図展」

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■facebookのおともだちである原尻淳一先生から、先生が主催される展覧会「ジェネレーターたちの知図展」のことをご紹介いただきました。原尻先生は、龍谷大学経済学部で「知の技法」・「マーケッティング論」をご担当されていますが、大変ユニークな授業をされています。授業との関係で言えば、今回の展覧会は前者の「知の技法」と関係しているのかなと思います。

■展覧会の場所は、長年に渡って国立民族学博物館の館長をされていた梅棹忠夫さんの旧邸になります。とてもワクワクしますね。場所は、北白川です。少し時間をみつけて足を運ばれると、なにか「はっ!!」とする発見があるかもしれません。私は、楽しみにしています。皆さんも、ぜひ。以下は、展覧会のために開設されたfacbookのページから転載させていただいた、展覧会の概要です。
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2022年10月18日〜23日に京都北白川梅棹忠夫旧邸 ロンドクレアントにて、「ジェネレーターたちの知図展」を開催します。日本全国に点在する仲間たちが日々の生活の中で不思議の種を発見し、それらを観察して記録したノートを「知図」と呼んでいます。その知図の世界を知の巨人であり、民族学のパイオニアであり、知的生産の技術の考案者である梅棹忠夫先生の旧邸宅ギャラリーで開催できることは感極まる喜びです。自分の眼で見たものを大事にする梅棹先生の学びを引き継ぐジェネレーターたちの記録を見にぜひ京都まで足を運んでください。お待ちしております。
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url=https://www.facebook.com/events/770923197550193/

後期3回生ゼミ「社会学演習IB」

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■火曜日の4限は、「社会学演習IB」・3年生ゼミです。このゼミの夏期休暇中の宿題は、卒論の研究に資する書籍を2冊選んで、書評を書くということでした。書き上げた書評は、manabaというクラウド型教育支援システムに提出してもらっています。学生の皆さんがスマホを手にしていますが、スマホでmanabaにアップされた書評を見ているところです(老眼の私にはスマホは厳しいので、iPadを使っていますが…)。

■3グループに分かれて、それぞれの書評を題材にディスカッションしてもらいました。こうやって、自分の中にあるボヤッとした考えを書評という形で言語化して、そのことをゼミの仲間に語り、意見をもらって…ということを行うことで、自分の研究のテーマや課題がしだいに明確になっていきます。もちろん、個別にもオンラインを使って面談をしていきます。写真からはわかりませんが、皆さん、けっこう熱く語っています。早く、自分の調査のフィールドが決まって、調査を始められるように、頑張ってほしいと思います。
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2022年度基礎ゼミナール

■火曜日の1講時は、「基礎ゼミナール」です。2年生全員が4セメスター目に受講することになつています。シラバスに掲載されているこの授業の概要は以下の通りです。担当教員が誰であるかにかかわらず、全ての「基礎ゼミナール」ではこの概要に従って演習が実施されます。

 大学における授業には、大きく分けると、講義・演習(ゼミナール)・実習という3つの形式がある。このうち演習は、大学での学修・研究にとって最も重要な授業形式だといえる。この形式においては、受講学生の1人(場合によっては数人)が研究発表をし、それをめぐって学生および教員が質疑応答や議論を展開する。このような形式の活動は、専門的な学問研究の世界においてのみならず、就職試験や、社会人になってからの会議・企画・運営などさまざまな場においても行われる。
 このような演習形式の議論空間において、参加者は2つの能力を求められる。ひとつは、研究発表者として、資料や情報の探索を通して自分の関心のある研究テーマを育成し、そのテーマについての知識を深め、その成果を分かりやすく伝えることである。またもうひとつは、議論空間への参加者として、研究発表されたテーマを軸とした議論(質疑応答)を活発に行い、それを通して互いの知的関心を高め合うことである。
 この授業では、担当教員のもとに、個々人の研究テーマを探索する方法や、それに関する文献などを調べた成果を研究発表する方法、研究発表に対する質疑応答の仕方を実践的に体験することによって、3年次以降の演習受講に必要な基礎的素養を培う。

■この概要からもわかるように、3年生からの社会学演習に先立って、演習にスムースに移行できるように、「事前の準備(経験)をしておこう」というのが、この基礎ゼミナールのねらいになります。社会学部社会学科の学生さんたちの場合は、入学したての1 セメスターには「社会学入門演習」という演習があります。その後は、2年生後期の4セメスター目にあるこの「基礎ゼミナール」まで演習がありません。この「基礎ゼミナール」が終わる頃には、どのゼミを選択するのかを選択しなくてはならなくなります。決められた書類に、希望するゼミを第一希望から第七希望まで書かなければなりません。特に、第一希望と第二希望のゼミについては、志望理由を書くことになっています。これは個人的な意見ですが、「自分は何を研究したいのか」がはっきりしないままに、ゼミの選択をしなくてはいけなくなっています。

■今日の「基礎ゼミナール」で、「すでに自分が研究したいテーマは決まっていますか」と尋ねてみました。すると、手を挙げた人は1人だけでした。ほとんどの方達は、自分はどのようなことに関心があるのか、どのようなことを研究したいのか、何故そのような研究をしたいのか…、その辺りのことが曖昧なまま、あるいは空白だというのです。1セメスターの「社会学入門演習」から4セメスターの「基礎ゼミナールまで、講義を受講して単位は取得してきたけれど、自分の研究テーマについて考えたり、友人と議論したり、教員に相談をしたりと、そういった経験をしないまま現在に至っているからです。

■もっといえば、単位を取得すること自体が目的となってしまい、研究を行う上での核となる動機付けのようなものが、自分自身の中に築けていないからなのではないかとも思います。これは、とても困ったことだと思います。しかし、だからといって、学生の皆さんの自己責任だというわけにもいきません。問題は、そういった実態に寄り添うような形で、今の若者に必要なカリキュラムが作られていないということにあるのだと思います。これは、個人的な意見です。「基礎ゼミナール」の概要に書かれている、「個々人の研究テーマを探索する方法や、それに関する文献などを調べた成果を研究発表する方法、研究発表に対する質疑応答の仕方を実践的に体験する」ことももちろん大切なわけですが、そういったテクニック以前に、「自分はいったい大学で何を学びたいのか」ということについて、自分自身との対話を行うこと、そして友人や教員と対話を行うことが必要なのではないかと思うのです。社会学部は2025年に瀬田キャンパスから深草キャンパスに移転することから、改組と新たなカリキュラムの構築に取り組んでいる最中ですが、「学生に教える」ことをベースにした旧来型のカリキュラムではなく、「学生が自らの学びを築く」ことを支援するカリキュラムであってほしいと思います。

■というわけで、私が担当する「基礎ゼミナール」では、シラバスの概要に書かれていることを大切にしながらも、「自分はいったい大学で何を学びたいのか」ということについて「自分自身と対話を行う」ことに重点を置いた授業にしていこうと思っています。

百瀬川の隧道(滋賀県高島市マキノ町)

■お世話になっている高島市在住の谷口良一さんが、facebookにマキノ町にある百瀬川の隧道のことを投稿されていました。百瀬川は天井川の下を通る隧道(トンネル)がその役目を終えて解体されるという話題です。その前にこの百瀬川と百瀬川が形成した扇状地のことについて少し確認しておきましょう。私は知らなかったのですが、この百瀬川によって地理学や地理学教育の分野では、大変有名なんだそうです。自分でも少し調べてみました。[ur=https://www.web-gis.jp/GM1000/LandMap/LandMap_12_013.html]こちらの「日本の地形千景+α」[/rul]では次のように解説されています。

百瀬川」は,滋賀県西北部と福井県若狭地方に跨がっている「野坂山地」から流れ出しています。山地と平地の境界には「琵琶湖西岸断層」が走っており,その特徴は「西側隆起の逆断層」です。従って,野坂山地側が隆起する度に,河川の「下刻侵食」が激しくなると共に,平地には巨大な「扇状地」が発達します。

百瀬川の強大な侵食力によって,平地には広大な「扇状地」が形成されました。大量に運ばれてくる土砂により,「自然堤防」が高くなって「天井川」となってしまいました。このため,県道287号は「百瀬川」の下をトンネルで抜けています。

【百瀬川扇状地に関して解説しているサイト】
百瀬川扇状地-扇状地のあらまし
百瀬川扇状地-天井川と治水
120.扇状地 扇端集落のわき水  百瀬川扇状地
コンターサークル地図の旅-百瀬川扇状地

「日本の社会・文化B」

20220927fukakusa_campus.jpg■今年の後期・木曜日は、いつも勤務している瀬田キャンパスではなてくて、大学の本部の深草キャンパスで授業を行います。留学生別科の「日本の社会・文化B」という授業です。留学生別科ですから、学生さんたちはみんな海外から龍谷大学に留学されてきた皆さんです。

■履修している学生さんの人数は18人。人数が多い国からいえば、まずは中国11人。多いですね。あとは韓国2人、台湾1人、イギリス1人、フランス1人、ドイツ1人、オーストラリア1人ということになります。オーストラリアの学生さんも、ルーツは香港。国際色豊かですね。中国の学生の皆さんは、山東省の同じ学校のクラスメイトとのこと。なるほど、だから最初から親しく話をされていました。一方、他の皆さんは、その周りで大人しくされているわけです。うーん、これではいかんなと思いました。後期の授業が終わった時には、全員が仲良くファーストネームやニックネームで呼び合えるように仲良くなってほしいので、グループワークを取り入れた授業をやっていこうかなと思っています。

■留学生別科の授業を担当することは初めてです。少し会話をしてみるとわかりましたが、日本語のレベルも様々です。無理せず、ゆっくり、しっかりと、授業をやっていくことにしようと思います。私も「正しい」「わかりやすい」日本語を話さないといけません。これが、ひょっとすると一番難しいことなのかもしれません。

連休中に

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■この連休中に、奈良に暮らしている孫と娘が遊びに来てくれました。ありがとう。おじいさんは、嬉しいよ。上の孫は5歳。下の孫は2歳。いろいろ遊んでもらいました。楽しかたったです。精神的に癒されました。ありがとう。でも、私自身は、育児の「ええとこどり」だけさせてもらった感じでしょうか。本当の育児は「ええとこどり」はできませんものね。

■孫がやってくると、リビングルームはおもちゃだらけになります。遊んで、満足したら片付けて、次のおもちゃで遊ぶというわけにはいきません。それは大人の考えです。次々に興味や関心が移っていきます。片付けている暇はありません。仕方ありませんね。食事の前には、「おかたづけの歌」を歌ったりしながら、リビングルームに散らばったおもちゃを決められた籠に入れて片付けるのですが、食事が終わるとまた元の木阿弥です。おそらく、部屋のあちこちに、おもちゃが散らばっている状況が楽しいのでしょうね。

■以前は、下の孫がまだ乳児だった頃は、リビングルームで育てているたくさんの観葉植物も、手に触れられないところに移動させていました。土を触ってしまうからです。観葉植物の鉢の数は15ほどあるので、それを手の届かないところに隠すのも大変でした。大きなものだと2mを超えてしまいますので。さすがに2歳にもなると、土を触ることもなくなりました。といいますか、会話ができるようになってきたからです。手が汚れるので鉢の中の土は触ってはいけないことを理解しています。

■もうネットに孫の顔を出すわけには行かなくなったので、靴の写真だけでも。とっても可愛らしいです。右の写真ですが、下の孫のスニーカーです。ちっちゃいです。ピカチューのアシックスです。

秋の夕空

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■金曜日から大津の我が家に、奈良に暮らしている娘と孫2人がやってきました。孫が帰ると再び静かな暮らしに戻りました。ちょっとだけですが、ほっとしたというか、寂しいというか…。孫たちが帰った後、庭の世話をして、夕飯の買い物に行きました。写真は、その時に写したものです。もう完全に秋空ですね。羊雲です。ちょっと寂しいような、そのような気持ちと、秋の夕空夕方の秋空がシンクロするかのようでした。

孫の勘違い

■今日は「敬老の日」です。今まで自分には関係ないと思っていました、というか特に意識していませんでした。ところが、孫のひなちゃんがジーバー(祖父母)の顔を描いてくれたのだそうです。そうすると、急に「敬老の日」が自分事として感じられるようになりました。来年からは、前期高齢者で、正真正銘の「老人」になりますしね。

■顔の絵はまだ届いていませんが、面白い話をお母さん(娘)から教えてもらいました。ひなちゃんは、これまで私のことを「けんちおじいちゃん」だと思っていたというのです。「けんいち」ではなくて「けんち」。ひなちゃんには、もう1人おじいちゃんがいます。本当は「こうじろうおじいちゃん」なんですが、ひなちゃんは「こじろおじいちゃん」と思っていたのだそうです。「こじろ&けんちジージーズ」です。

■どうして、ひなちゃんが自分の勘違いに気がついたのかといえば、最近、ひなちゃんは平仮名が書けるようになっていて、ジーバーの顔の下に名前を平仮名で書こうとしたのですが、お母さん(娘)からの指摘で自分の勘違いに気がついたようです。でもね、「けんち」でもいいんだよ、おじいちゃんは。

追記
■ひなちゃんは、いま、5歳です。来年の春には小学生になります。

秋の花

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■超大型の台風14号が近づいてきています。毎年、毎年、豪雨や台風のために被害が出ます。深刻な被害と比べようもないのですが、我が家の小さな庭のことも心配です。今、庭では秋の花が咲き始めています。まだ、満開までに至りませんが、グッと気温が下がってきたのでヒガンバナが咲いてくれました。あっとという間に地面から茎が伸びて、蕾を膨らませたかなと思うと、花が咲いていました。人によっては、庭にヒガンバナが咲くことを嫌う方もおられますが、私は毎年楽しみにしています。しかし、台風でどうなってしまうでしょうね。大丈夫かな。ヒガンバナ以外では、ハギとシュウメイギクが咲き始めました。ハギはわかりませんが、シュウメイギクは台風の強風で花びらが散ってしまうのではないかと思います。

夏原グラント活動報告書(2021年度)

20220918natsuhara_grant1.jpg■ 2014年から、公益財団法人 … 原グラント」の選考委員を務めています。平和堂は、滋賀県を中心に近畿地方、そして北陸地方や東海地方にまで総合スーパーとスーパーマーケットを展開する企業ですが、この平和堂の創業者である夏原平次郎さんが、「平和堂をここまでに育てていただいた地域の皆様に感謝し、そのご恩に報いるため」に、私財を寄付して平成元年に設立した財団です。

■こちらの財団では、2011年度の公益財団法人への移行を機に環境保全活動や環境学習活動への助成も始められました。「夏原グラント」です。「びわ湖およびその流域の自然環境の保全」に取り組むさまざまな実践活動、教育活動、研究活動に対して、その活動資金を助成されています。2022年度は61団体へ総額17,508,000円を助成しています。

■毎年、年度末が近づいてくると、審査が始まります。まず書類での選考が行われ、その次に選考に残った団体からプレゼンテーションを聞かせていただきます。審査をさせていただきながらも、地域の困った課題に気づき、有志とその課題を共有し、具体的な活動を少しずつ展開されていくプロジェクトのプロセスから、大切なことを学ばせていただいています。ありがとうございます。

■昨日は、平和堂財団から2021年度の活動報告書が送られてきました。こちらの財団の事務局は、しがNPOセンターのスタッフの皆さんになりますが、丁寧に各団体にヒアリングをされています。私も、審査するより、現場でのヒアリングに出かけたいな〜と思うのですが、立場上、そのようなことは難しいのでしょうね。

■審査員も9年目になりますが、審査員として希望することは、助成を受けた団体の間での交流がもっと活発になってほしいということです。そのような思いもあり、2021年度は助成を受けた団体に集まっていただき、ワールドカフェ方式のワークショップに取り組んでいただきました。すごく手応えを感じました。助成をするだけでなく、環境保全活動に取り組む人たちの間で、悩みを聞き合ったり、知恵を出し合ったり、アドバイスをしあったりする「場」を作っていくことも財団の大切な役目だと思っています。
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