家庭菜園

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■朝食に、我が家の菜園(プランターのことですが…)で収穫した二十日大根をいただきました。「味はどうか?」と聞かれれば、う〜んプロの農家には絶対にかなわないと思います。スーパー等ではラディッシュとして売られていますが、あんな風に真ん丸になりません。葉っぱも虫に喰われ放題。哀れなものなのです。しかし、家庭菜園には購入では得られない「小さな幸せ」があります。あと、我が家の庭のプランターからは、プチトマトも3種類。これから少しずつ収穫できそうな状況になっています。後は、大葉、シシトウ、オクラ、バジル…ちょっとずつではありますが、これから楽しんで行く予定です。そうそう、ミントもあります。ラム酒のカクテルであるモヒートについても、これからの暑い季節には味わえるのではないかと思います。確か、ラム酒、ガムシロップ、ミント、炭酸と氷でできるんじゃなかったかな。

安曇川扇状地にある水田からの湧水

20170629yusui.jpg ■最近のことですが、高島市の農村地域で調査をしている時、興味深いものを見つけました。画像をご覧ください。丸く囲ってある中の水田から、冷たい地下水が湧き出ているのです。湧水です。ここは、安曇川左岸の扇状地、安曇川の堤防のすぐ近くにある水田です。安曇川の扇状地は、国内でも有数の規模を誇るものです。この扇状地が終わるあたり、扇端で、地下から水が湧き出てくるのです。とても冷たい水です。そのためでしょうか、湧水が出てくる周囲には稲の苗が植えられていませんでした。私の推測でしかありませんが、苗が生育するには水温が冷たすぎるのでしょう。苗が植えられているのは、この湧水の場所から数m離れた場所からでした。もうひとつ、水田から湧き出た水は、丸く囲ってあるところから水路を通して、手前に見える排水路に流されています。水田に冷たい水が広がらないようにしているのでしょう。このような現象は、この地域では一般的なことなのでしょうか。水田からの湧水。農作業をする上では困ったことのようにも思うのですが。残念ながら、確認することができませんでした。

■この安曇川の扇状地の湧水について、以前、1年生の学生の皆さんと一緒に見学したことがあります。新旭町の針江という集落です。その時のことは、このブログで以下のエントリーでご覧いただけます。

針江のカバタ(5)-「2016社会学入門演習」
針江のカバタ(4)-「2016社会学入門演習」
針江のカバタ(3)-「2016社会学入門演習」
針江のカバタ(2)-「2016社会学入門演習」
針江のカバタ(1)-「2016社会学入門演習」

■実は、来月の上旬になりますが、韓国からの視察団の皆さんを針江にお連れします。私は、そのコーディネート役を勤めています。そして、現地の「生水の郷」委員会の関係者の方に、針江の集落内で見られる湧水を生活用水として利用されている様子をガイドしていただくことになっています。針江以外にも、滋賀県庁の関係部局や、県内の地域社会で環境保全に取り組んでおられる集落を訪問します。充実した視察になるように頑張ります。

薬師寺声明の世界~花会式の美~

20170628syoumyou.png■龍谷大学の「龍谷大学世界仏教文化研究センター」と「アジア仏教文化研究センター」が主催、「宗教部」が共催する以下の「薬師寺声明の世界~花会式の美~」が開催されます。

2017年6月8日

龍谷大学世界仏教文化研究センター、アジア仏教文化研究センター主催、宗教部共催により、「薬師寺声明の世界~花会式の美~」を開催します。参加無料、申し込み不要、一般の方の来聴歓迎いたします。多くの皆さまのご来場をお待ちしております。

「薬師寺声明の世界 ~花会式の美~」
日時 2017年7月7日(金) 13:15-14:45
場所 龍谷大学 深草学舎 顕真館

お問い合わせ
龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC)
075-343-3311(代表)

■この「花会式」とは、どのような儀式なのか。よく知りません。調べてみました。薬師寺の公式サイトの中に説明がありました。そうか、修二会のことなんですね。奈良に25年暮らしていましたが、東大寺の修二会やお水取りのことは知っていても、薬師寺の修二会のことは知りませんでした。奈良に住んでいた頃は、フルマラソンの完走に向けて、唐招提寺の横を通り薬師寺の周りをぐるっと回って自宅に戻る…そういった練習をしていましたが、薬師寺の行事については知りませんでした。もったいないことですね…。

花会式(修二会)とは

 修二会とは奈良の大寺が国家の繁栄と五穀豊穣、万民豊楽などを祈る春の行事です。修ニ会とある通り、この法要は2月に行われるのですが、薬師寺の場合は旧暦の2月末に行われていた事から、そのまま新暦に直して3月25日から3月31日にかけて行われています。春先に東大寺に修二会お水取りという俗称がついたように薬師寺修二会には十種の造花がご本尊に供えられるところから「花会式」と呼ばれ、「奈良に春を告げる行事」として親しまれています。花会式(修二会)に参篭する僧のことを「練行衆[れんぎょうしゅう]」と言い、最終日の3月31日の夜には「鬼追式[おにおいしき]」が法要の結願[けちがん]を飾ります。

花会式(修二会)の歴史

 所謂「花会式」と呼ばれる法要は正確には『修ニ会』と言い、薬師悔過法要であります。この法要は奈良時代から脈々と続いてきた法要です。現在の形態となっての法要は嘉承2年(1107)に堀河天皇が皇后の病気平癒を薬師如来に祈られ、その霊験を得て病気が回復したとされています。そして、皇后はその翌年に女官に命じて10種類の造花を作らせて、お薬師様の御宝前に供えられたのが、今の『花会式』と呼ばれる華やかな法要の始まりとされています。

■残念ながら、私は韓国から滋賀県に視察に来られる皆さんに対応するために、この催しには参加することができません。「一般の方の来聴歓迎いたします」とのことですので、みなさん、ぜひお越しください。この「薬師寺声明の世界(龍谷大学顕真館)2014.5.30.」というタイトルの動画を、YouTubeでみつけました。動画の解説です。「薬師寺で勤修されている花会式(はなえしき)の一部が龍谷大学深草キャンパスの顕真館で実演されました。また講義も行われ、厳かであり、かつ賑々しい声明が堂内いっぱいに響き渡り、来場者の心に染み込みました」。

ランニングの効用

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■フルマラソンをまた走ることができるようになりたい…そのような思いから、走ることを再開しました。1ヶ月ちょっとになります。以前、走っていた時にも経験したことですが、走ることは確実に健康にも良いことがわかっていました。以前、こんな経験をしました。

■7年前のことになります。仕事でとてもストレスフルなことが起きて、もう日々大変な状態になりました。急に血圧が上がりました。その時、血圧を下げる薬も飲んでいました。ところが、2012年に、健康のこととは別の事情で走るようになりました。すると、血圧が下がっていきました。運動って大切だなとその時に実感しました。もっとも、運動することがなかなか生活に定着せず、血圧の薬も飲まずに放置していた状態が続いていたのですが、昨年はウォーキングで、今年はランニングで再び血圧が下がってきました。写真は、最近の数値です。起床した時のものです。50歳代の正常値が135/80未満らしいので、なかなか良い値だと思います。しかも脈拍も走っているせいで、ゆっくり目になってきました。走り始めてやっと1ヶ月ちょっと。まだまだ油断はできませんが、走ることが少しは習慣化してきたのではと思います。

■体組織計でも身体の変化を追っています。内臓脂肪のレベルが12から10になりました。10から14は「やや高い」に分類されるようですが、50歳代の平均値は10なのだそうです。ということは、年相応の値になってきたということでしょうか。体脂肪も時々19パーセント代に突入するようになりました。体組織計は、その時の体調で数字が若干変わってきます。脚の腿は太くなり、お腹は凹みと良い感じになっています。筋肉が太くなると脂肪を燃焼させやすくなるでしょうから、これはこれで良しとしなければなりません。あとビールを飲まなければ、変化がもっと顕著なんでしょうけどね〜。

ランニングを楽しむ(2)

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20170627totyurun6.jpg■最近、ランニングを楽しめるようになってきました。1ヶ月間頑張って、やっとそのような気持ちになってきました。単純に走るだけだと飽きてくるので、ハイキングに行くような気持ちで時々コースを変えています。また、途中で立ち止まって写真を撮ったり、コンビニでスポーツ飲料水を飲みながら休憩したりと、そのようなことも楽しみながら走っています。もちろん、身体に負荷を与えることにも取り組むようになりました。たとえぱ、「坂道ダッシュ」。アラ還の年になって、高校生のように「坂道ダッシュ」をするとは思ってもみませんでした。

■昨日は夕方まで自宅で仕事をしていました。気持ち的に煮詰まってきたので、ランニングに切り替えることにしました。一昨日は、孫のひなちゃんの「お食い初め」のお祝いが奈良の大和郡山であったので、ランニングはお休みでした。脚の休息日でした。疲れもとれたので、前回できなかったLSD(Long Slow Distance)トレーニングに取り組むことにしました。ただし、いつものルートだと面白くないので、ちょっとチャレンジをしてみることにしました。坂道を「楽しむ」ことにしたのです。

◾︎琵琶湖大橋を渡って西の山に向かって登っていく道は、「レインボーロード」と呼ばれています。この「レインボーロード」をひたすら登って登ってひたらす登って、伊香立(いかだち)の途中(「とちゅう」という地名)にある国道367号線と合流するところまで走ることにしたのです。滋賀や京都の方であればご存知だと思いますが、いわゆる「途中越え」の、あの「途中」ですね。途中からは南に行けば京都の大原。北に行けば高島の朽木を経て福井県の小浜に至ります。今回、自分に課したルールは、絶対に歩かないということ。どれだけゆっくりしたスピードになっても良いから、走り続けること。「走る」の定義ですが、瞬間でも身体が宙に浮いていなければならないというものです。ルールはこれだけです。

■昨年は、ウォーキングに励み、この坂道も練習ルートの1つでした。その時は、「いつか、この坂道を走って登れたらいいなあ」と思っていたのですが、いよいよチャレンジしてみることにしたのです。そうすると、意外にもあっさりと登れてしまいました。ただし、ゆっくり。坂道は、5kmを過ぎたところから始まりますが、平均のランタイムは以下の通り。ご覧の通り、超スローです。でも、歩いていません。走り通すことができました。練習をしてきた成果が出てきたと思います。素直に自分で自分を褒めたいです。坂道は、およそ7km、標高差は200mほどあります。

5〜6km 7:28/km
6〜7km 7:24/km
8〜9km 7:19/km
9〜10km 8:20/km
10〜11km 7:33/km
11〜12km 8:27/km

■帰りは下りにななります。「こんな坂道を登ってきたのか…」と思いつつ(登る時は、後ろを見ないので)、スピードを出し過ぎて膝を痛めないように、ゆっくりと下っていきました。途中、セブンイレブンがあるので小休止。スポーツドリンクを飲みました。加えて、胃袋が要求したので「たっぷりあんこ&クリーム生どら」を食べました。普段だと、絶対に手を出さないスイーツです。裏のカロリー見ると、何と346kcalです。普段だと、絶対にスルーしてしまいます。しかし、今日は、パクパクと食べてしまいました。これだけ走ってカロリーを消費しているのですから、問題はありません。

■さすがに20kmを超えたあたりから、膝と腿の付け根あたりに痛みのような感じが生じてきました(疲れで、痛みではないのかも)。22kmのあたりでは、ちょっと歩いてしまいました。ボーッとして、惰性で走ってしまっていました。ここまで来たから歩いても構わないだろう…そのような気持ちが少しありました。そこで「あと少しなのに、こんなんじゃダメだ」と自分を奮起させて、とにかく走ることにしました。そして、最後だけは全力で走りました。これは、マラソン名監督であるあの小出義雄監督の本から学んだことです。今日は、1,811kcalを消費しました。一昨日は「お食い初め」のお祝いでご馳走だったので、ちょっと食べ過ぎていました。ちょうど良かったのかもしれません。

■昨日は、ランニングを再開して1ヶ月と3日目でした。私としては、今月の一番のハイライトだったかもしれません。こういうふうに練習をしながら、自分なりの「課題」をクリアしていくことができると楽しい、嬉しい、ビールはさらに美味しくなります。また、6月の総距離は、216.62kmになりました。月間走行距離が200kmを超えたのは、人生で初めてのことです。「大変良くできました」ですね。今月は、もう少しだけ、距離について伸ばすことができそうです。

お食い初め

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20170627okuizome2.jpg■日本の各地域では、生後100日の頃、早ければ乳歯が生え始める頃に、「一生、食べることに困らないように」との願いをかけて百日祝いを行います。一般には「お食い初め」と呼ばれるお祝いの儀式です。それぞれの地方ごとに、いろんなやり方があるようですね。祖父母や親戚が身近にたくさんいるような環境の中で育てば、こういう「人生儀礼」に関する知識も自然と身についていくものなのでしょうが(あるいは教わるチャンスがたくさんある)、高度経済成長期に核家族の中で育った私には、そのような知識がほとんどありません。あまり気にしていないかったと思います。自分の子どもの時にも、鯛の塩焼きとお赤飯程度でお祝いをしました。

■先日の日曜日、初孫 ひなちやん の「お食い初め」のお祝いをすることになりました。娘婿のご実家がある奈良に行ってきました。「お食い初め」では、ひなちゃんの前に、お祝いのお膳がおかれました。その中央には、黒い石が置かれていました。「歯固めの石」と呼ばれるようです。お膳の椀の1つには、茹でたタコがあります。調べたところ、大阪を中心とした関西では、「歯固めの石」の代わりに「タコ」を用意する習わしなのだそうですが、今回は、その両方が用意されていました。お祝いのお膳の中身等については、地域によってかなり違いがあるようです。

■さて、孫のひなちゃんですが、この日は、女子学生が卒業式の時に着る「着物と袴」風のべビー服(ロンパース)を着せてもらっていました。可愛らしい!! 最近は、笑顔を向けてくれるようになりました。好きな絵本もあるようです。声をあげて喜びます。すくすくと成長しています。本当に嬉しいことですね。それに引き換え、おじいさんは…なんですが。孫の成長を見習って、頑張ります。

魚と水田

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20170626suiden9.jpg■先週の22日(木)、滋賀県内のある地域の水田を見学にいきました。総合地球環境学研究所の上原 佳敏さんと一緒です。

■トップの写真をご覧ください。水路と水田の水面に落差がなくつながっています。そのため、この地域の水田では、水田に水をはっている間はフナが侵入し産卵することができます。滋賀県では、各地で「魚のゆりかご水田プロジェクト」が取り組まれています。このプロジェクトでは、圃場整備事業により深くなってしまい魚が水田に遡上できない排水路に、魚道を設置することでフナが遡上し産卵できるようにします。しかし、今日見学した地域の水田は、自然状態で産卵できます。約60ha。すごい事だと思います。

■上原さんと一緒に水田を見学させていただきながら、水のサンプルを採取しました。自然界に存在するストロンチウムという元素の安定同位体を用いて、フナが生まれ育った水田に帰ってくる=「母田回帰」していることを明らかにすることができるのですが、その分析のために必要な水路の水をサンプルとして採取しているのです(これだけだと、よくわかりませんね…すみません)。

■魚が遡上する水田、素敵なことのように思いますが、ここで営農している農家の皆さんにとってみれば、いろいろ困ったことも起きます。水田にたくさんいる稚魚を狙ってサギなどの鳥が水田にやってきて、せっかく植えた苗を踏み倒してしまい、植え直しの作業が必要になるのです。鳥の被害ということで言えば、豊岡市のコウノトリの事を思い出します。しかし、豊岡市では「コウノトリ育む農法」(おいしいお米と多様な生き物を育み、コウノトリも住める豊かな文化、地域、環境づくりを目指すための農法)に取り組むようになっておられます。何かヒントがあるんじゃないのかな…と思います。豊岡の場合は、コウノトリ自体が保護の対象であり、シンボル的な鳥でもあります。しかし滋賀の場合は、社会的に注目されているのは魚であり、鳥は(今のところ)害を及ぼす存在でしかありません。

■もっと、魚との共存を支える「社会的な仕組み」があればな…とも思います。そのためにも、この水田が持つ「様々な価値」をきちんと評価することが必要でしょう。どうすれば良いのだろう…。そのような「仕組み」や「評価」を、農家の皆さんはどのように受け止めるのだろう…この日は、そのようなことを考えました。

ランニングを楽しむ(1)

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■ある方ベテランランナーから、「もっと楽しんで走りなさい」というアドバイスをいただきました。タイムとか、数字にこだわりすぎている…というご指摘でしょう。その通りだと思います。というとで、走る練習コースも色々考えるようになりました。同じコースばかりだと飽きてきますからね。たまたま湖西の起伏のある場所に住んでいるので、この地域の地形を最大限メリットにして走ることにしました。

■今日は土曜日でしたが出勤しました。老人ホームの老母を見舞って帰宅し、そのまま、すぐに走り始めました。「楽しんで走りない」のアドバイスに基づき、最近は、夕方の風景と坂道を走って登ることを楽しみにしています。今日は、琵琶湖の湖岸に近い場所から、棚田で有名な仰木の集落まで登りの道(仰木道)を走りました。集落についても、まだ坂道が続きました。約3kmの坂道でした。けして速いわけではありません。ゆっくり、7分〜8分/kmのスピードで止まらずに走り続ける…のが楽しいのです。苦しいわけですが、苦しすぎることもありません。坂道を走って登れることの喜びが、楽しんのだと思います。予定では、仰木の集落から自宅までそのまま走って帰るはずだつたのですが、それだけだと距離が8kmにしかなりません。そのため、予定を変更して、あえてまたアップダウンのある2kmの道も追加して走ることにしました。あわせて10kmになりました。

■仰木の集落では、小学校の校庭に大人たちが軽自動車に乗って集まり、ソフトボールを楽しんでおられました。なんだか、素敵だなあと思って写真を撮りました。仰木の棚田や、比良山系の山々のシルエットも美しかったです。走ることで、一日の最後を楽しむことができたかなと思います。

企業の方の来室

20170619kenkyushitu.jpg ■先週、少し研究室を綺麗にしました。とはいっても、本ばかりの研究室なので、お客様がお越しになっても、最低限失礼のない程度の綺麗さです。今日、来客がありました。滋賀県内で企業関係者の方です。CSRの一環として、琵琶湖の環境問題に関連する事業に取り組んでおられます。ここで、詳しく書けないのが少し残念ですけど。曖昧な書き方になることをお許しいただきたいのですが、今日は、琵琶湖の環境問題の一つを解決していくための「社会的な仕組み」作りに関するお話しをお聞かせいただきました。大変興味深く拝聴しました。

■多くの立場や利害の異なる人びとが横に繋がり、連携していかなければ、解決が困難な様々な環境問題に私たちは直面しています。しかし、横につながり、連携していくにも、そこには見えない「ガラスの壁」があります。社会の中の様々な制度が、そのような「ガラスの壁」を作っています。「ガラスの壁」によって、人びとは自動的に、あるいは予定調和的には繋がっていきません。だからこそ「社会的な仕組み」が必要になります。また、そのような「社会的な仕組み」に人々が一方的に動員されるようになるのでは意味がありません。「社会的仕組み」を通して、生み出された成果が「見える化」していく必要があります。

■「で、いったい何の環境問題なのか?」ということになるのですが、残念ながら、まだ構想段階のアイデアなのでここに詳しくは説明することはできません。すみません。ただし、「社会的仕組み」の根拠となる科学的な調査は進みつつあります。この「社会的仕組み」を骨組みとして、そこに多くの方たちの夢を盛り込みつつ、経済的にも持続可能なものになっていかねばなりません。そうでないと、企業の皆さんには参加ができないようになります。どうすれば良いでしょうか。多くの方たちの知恵をお借りしなければなりません。

■と、こんな風に書いても、何のことやらわかりませんね。詳しく説明できる日が、やってくるように頑張ります。

山椒の実の佃煮

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■生まれて初めて山椒の実の佃煮を作りました。下準備には、けっこう手間がかかります。はっきり言ってしまえば、面倒くさいですね。小さな枝を取り除き、実に付いている軸に付いても、爪楊枝で綺麗に取ってしまうことが良いのだそうですが、とてもそこまでできません。写真のような程度で下準備を終えることにしました。食感には大きく影響はしない…という話ししでしたので。

■下準備した山椒の実は、2時間程水につけました。30分ごとに水を取り替えました。この水につける時間が長くなればなるほど、山椒のあの痺れるような辛さがなくなっていくとのことでした。この後、山椒の実を鍋に入れ、ひたひたになる程度の水を入れます。そこに、醤油、酒、味醂を加え、中火から弱火で蓋をせずにゆっくり炊いていきます。水分がなくなってきたら、最後に、味醂を加えて照りをつけます。これで出来上がりです。美味しい佃煮が出来上がりました。これから、様々な料理に使っていくつもりです。もちろん、ご飯のお供にもなります。

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