「北船路米づくり研究会」です。2014年、ありがとうございました。
■2014年、お世話になった皆様に、心より御礼申し上げます。
■今年の12月で、大津市・丸屋町商店街でひらいている「北船路野菜市」も第33回になりました。いつも野菜市の場所を提供してくださっている「大津百町館」の皆様、そして「丸屋町商店街」の皆様、ありがとうございました。そして安心・安全・新鮮で美味しい北船路の農産物をお買い求めいただいている、中心市街地にお住まいの皆様、ありがとうございました。
■8月31日には、「街」(中心市街地)と「農村」(北船路)をつなぐ農村-都市交流イベント「かかし祭」を開催しました。今年で3年目になりました。お越しくださった中心市街地の皆様、「みつばち保育園」の皆様、ご協力ださった「北船路自治会」の皆様、ありがとうございました。
今年は、北船路の農事組合法人「福谷の郷」様と、万治元年(1658年)創業の大津の酒蔵「平井商店」様のご協力をいただき、純米吟醸無ろ過生原酒「北船路」、純米吟醸酒「北船路」をプロデュースすることができました。醸された日本酒は、北船路がある旧志賀町木戸地区の皆様にも、地元の特産品として喜んでいただきました。また、龍谷大学の教職員の皆さんにも、たくさんお買い求めいただきご賞味いただきました。ありがとうございました。来年も、ぜひよろしくお願いいたします。
■「北船路米づくり研究会」で生産した「龍大米」(コシヒカリ・天日干し)、「龍大芋」、そして協力農家に出荷していただいた農産物につきましては、大津駅前の居酒屋「利やん」様、京都四条の「串かつ おばんざい とんとん」様、料亭「大津 魚忠」様にもご購入いただいております。今後とも、どうかよろしくお願いいたします。
■鮒寿司の「阪本屋」様、石釜ピザの「ishigama」様には、「龍大米」の稲刈りにご参加いただきました。来年は、北船路の環境こだわり米を使用した鮒寿司や、北船路の野菜を使った石釜ピザが販売されることを期待しております。どうぞ、よろしくお願いいたします。「農村-都市交流」「農・商・学連携」、これからも積極的に進めてまいります。
■大学のゼミで取り組んでいる小さな活動ではありますが、今後とも、ご支援をいただきますよう、どうかよろしくお願い申し上げます。
(写真は、今年の2月におこなった「追い出しコンパ」の時のものです。)
大晦日の昼食
■大晦日の本日の昼食です。グラフィックデザイナー・舞台美術家・エッセイスト・小説家として有名な妹尾河童さんが、ご自身の著書『河童のスケッチブック』で紹介することで、広く日本中に知られることになった「ピェンロー」(扁炉鍋)です。干し椎茸を戻し、その戻し汁でざく切りにした白菜と、鶏肉と豚バラ肉を一緒に煮たものです。すごく簡単ですが、とても美味しいことでも有名です。冬、寒さのなかで甘みを増した白菜を美味しくいただくための鍋だと思います。中国の広西省の田舎の家庭料理…らしいのですが、はたしてどうなんでしょう。まあ、由来はともかく、とても美味しいのです。先週の土曜日、「北船路野菜市」でとびっきり美味しい白菜を手に入れたので、今日は「ピェンロー」(扁炉鍋)を作ってみました。
■我が家の大晦日。昨晩から娘が帰省しています。娘は、私の蔵書から専門書ではなく、『ONE PIECE』を引っ張り出して、朝から読んでいます。のんびりと、正月休暇を楽しんでいます。漫画を読むのは得意でないらしく、時間がかかるといっています。私はといえば、論文に苦戦しています。あぁ、こういう時に、卒論の添削もあります。辛くなって、Facebookに逃避したりしています。夕方、近くにある妻の実家に、妻と娘と3人で、妻お手製のおせち料理を届けました。そうしているうちに、息子も帰省してきました。ひさしぶりに、家族4人で夕食をとりました。年越し蕎麦です。我が家の年越し蕎麦は、鰊蕎麦になります。
■ということで、皆様、良いお年をお迎えください!!
『地域の魅力を伝えるデザイン』
■まだ、この本を実際には手に取っていませんが、解説を読むと欲しくなります。
本書は、地域広報誌、フリーペーパー、ミニコミ誌、観光情報誌、フライヤー、マップなど、地域の魅力を伝えるために制作された紙メディアを紹介するデザイン事例集です。
人口の流出、地域高齢化、文化の衰退、伝統ある街並の画一的な開発…各地域にて抱える問題はさまざまですが、残すべきものを残し、大切なものを未来へと繋げていくために、企業、デザイナー、行政、地元の有志などが働きかけ、その土地の魅力を伝えようとする活動が全国的に盛んになっています。本書では、そうした全国的な活動のなかでも、特に紙のメディアに着目しました。優れたデザインを用い、確実に“伝わる力”を持ったグラフィック事例を約60点紹介しています。
またデザインのポイントのみを解説するのではなく、プロジェクトの背景やそれがもたらした効果についても触れており、デザイナー問わず、地域をPRしたいと考えている多くの方々にヒントになる内容となっています。
掲載媒体(順不同)
naranara(奈良)
小豆島と茨木(香川/大阪)
飛騨(岐阜)
板木(福島)
飛騨のかざりもの(岐阜)
ラ・コリーナ(滋賀)
TOYOOKA 67DAYS(兵庫)
和食(日本)
シリエトク ノート(北海道)
鶴と亀(長野)
TOTTORI CRAFT(鳥取)
おきなわいちば(沖縄)
雲のうえ(福岡)
半島のじかん2014「半島の台所」(半島地域)
燕三条 工場の祭典(新潟)
Gozzo山形〔ゴッツォ山形〕(山形)
太宰府自慢(福岡)
Journal NAMO. (愛知)
あば村宣言(岡山)
キラリ☆ぎの座(沖縄)
コンダフル(兵庫)
やまがた旅手帖、やまがた旅図鑑(岐阜)
ミチカケ(栃木)
旅手帖beppu(大分)
桜みちくさマップ(栃木)
暖暖松山(愛媛)
アリタノヒビキ(佐賀)
泣ける!広島県\(T▽T)/(広島)
てくり(岩手)
KAMAKURA(神奈川)
Mi amas TOHOKU 東北が好き kvina×SHOE PRESsの観光案内(東北6県)
スミファ(東京)
せとうち暮らし(香川)
守谷さとやまマップ(茨城)
季刊ritokei(有人離島)
Judd.(鹿児島)
とくしまふるさとごはん(徳島)
野生復帰通信(京都)
まちなみデザイン逗子(神奈川)
ぶらり港まち新聞(愛知)
とさぶし(高知)
あおあお(徳島)
ののわ(東京)
12class(東京)
cococu おうみの暮らしかたろぐ(滋賀)
0470-(千葉)
SOCIAL TOWER PAPER(愛知)
意外と熱海ブランドブック(静岡)
ミライのフツーを目指そう Toyota City Message(愛知)
天使の寒天(秋田)
ナガサキリンネ(長崎)
パラ人(京都)
HAMArt!(神奈川)
.DOCK(兵庫)
KIITO NEWSLETTER(兵庫)
Found MUJI 神戸 リサーチ編(兵庫)
えのこじまん(大阪)
東北食べる通信(岩手)
フロム鉄道(その1)
■今年の夏の家族旅行は、北欧のノルウェーでした。特に、鉄道好きの私にとって、フィヨルド観光にいくさいに乗った「フロム鉄道」は、最高の思い出になりました。フロム鉄道は、ノルウェー国鉄のオスロからベルゲンに向かうベルゲン線のミュルダル駅から分岐してフロム駅にいたる、全長20kmたらずの鉄道です。ただし、フロム鉄道の魅力は距離ではなく、高度の落差にあります。ミュルダル駅は標高865m、そこからフィヨルドの港町フロムまで、急勾配の山間部をクネクネと走りながらくだっていくのです。その間、風光明媚な風景が眺められることから、世界的に有名になっています。今回は、フロム駅に到着したさいの写真をアップしました。
■【上段左】自転車を列車に乗せている人たちがいました。サイクリングと鉄道が、あたりまえのように結びついていますね。日本でも、このような仕組みがもっと広がったらいいのに…とつくづく思います。【上段右】フロム鉄道の「NSB El17型機関車」です。下の方についているのは、除雪するためのものでしようか(たぶん…)。【下段右】駅の向こうは、フィヨルドの港に接岸している観光旅客船です。かなり大きな船です。こういう船も接岸できるだけの深さがあるということなのでしょうね。このフロムという町は、ノルウェー最大のフィヨルドの支流にあたるアウルランフィヨルドの最奥にある町です。海からは、200kmは離れていると思います。フィヨルドは、氷河による浸食作用によって形成された複雑な地形の湾・入り江のことです。自然の力に圧倒されます。ソグネフィヨルドだと、崖と水深をあわせて1,000mにもなると聞いたことがあります。
作田くんとの再会
■8年ぶりに作田祥介くんと再会しました。作田くんは、学部は違いますが一応同窓生。卒業後は京大の大学院に進学しました。作田くんと知り合ったのは、おそらくは彼が修士課程の2年のときかと思います。彼の研究テーマは「都市農業」。何度か、瀬田キャンパスの私の大学院のゼミに遊びに来てくれました。当時は、NPOの理事や地方公務員の社会人院生の人たちがゼミにやってきていたので、その方達も含めて彼の研究についていろいろ議論をしました。あの頃は、楽しかったな〜。
■もう少し彼との出会いについても。私が岩手県立大学に勤務しているときに、作田くんの学部生時代の仲間3人が、「がんばらない宣言いわて」の調査にやってきました。「がんばらない宣言いわて」とは、岩手県が出した新聞広告のことです。「岩手県は、経済成長一辺倒を反省し、より自然に、素顔のまま生きていけるような取り組みを推進します」という意味が込められています。「スローフード」や「スローライフ」、「LOHAS」(ロハス、lifestyles of health and sustainabilityの頭文字)といった考え方がじわじわ広がっていた時期ということもあり、おおいに注目されました。それはともかく、3人が関西に戻り、学部を卒業し、私も龍谷大学に異動したときに、彼らが作田くんと私が出会う場を京都で作ってくれたのです(この最後のところが記憶にないので、今日は、作田くんに説明してもらいました)。
■作田くんとの交流は、彼が修士課程を終えて東京に就職した後、長らく途絶えていました。たまたま、facebookのなかで私をみつけて、私に連絡をしてきてくれたのでした。そして、年末、関西に戻るのでひさしぶりに会いたい…ということで、大阪で再会することにしたのです。作田くんは、現在、東京の有名書店である「青山ブックセンター」の「青山ブックスクール」で企画主任をされています。リンク先をご覧いだたければわかりますが、とても面白い仕事に取り組まれていることがわかります。ネットを調べてみると、「書店員がビジネスパーソンにオススメする一冊 『GIVE & TAKE ~「与える人」こそ成功する時代』」などという本を紹介する対談などにも登場されています。活躍されていますね。
■今日は、作田くんから、興味深いお話しを聞かせていただきました。徳島県の神山町のことです。最近、いろんなところで神山町に関連した記事や文章を読むことがあります。作田くん自身も、「書店員がビジネスパーソンにオススメする一冊 第16回『神山プロジェクト』」で、篠原匡さんの『神山プロジェクト』に関して、著者である篠原さん、そしてこの神山町でIT企業のサテライトオフィスに勤務されている角川さんが鼎談されています。詳しくは書く余裕がありませんが、特定非営利活動法人グリーンバレーのこと、キーパーソンの大南信也さんのこと、「Café on y va」(カフェ オニヴァ)の齊藤郁子さんのこと、いろいろ教えていただきました。参考までに、関連するリンクを貼付けておきます。
■最近は、なかなか東京にいくチャンスがありませんが、こんど東京に行ったときには、また作田くんと再会したいと思います。
ゼミ1期生との同窓会
■昨日、脇田ゼミ1期生の同窓会が、京都駅前のお店で開催されました。1期生18人のゼミ生のうち、10名の皆さんが都合をつけて集まりました。集まった10人のうち、関西に住んでいるのは4人。残りの6人は、それぞれ三重、広島、高知、鳥取、東京に暮らしています。年末に帰省するときにあわせて、こうやって集まることができました(Iくんは、同窓会のためだけに広島からやってきてくれました)。とても仲の良い学年で、ゼミのなかには2組のカップルがうまれ、結婚されています。
■私が龍谷大学で働き始めたのは2004年度からです。この1期生の諸君は、2003年度の段階で、つまり私とはまったくあったことがないままに、ゼミ選択の資料を読んだだけで、私をゼミの担当教員として選んでやってきた人たちです。なんでもそうですが、「初代」の存在は偉大だと思います。龍大の前は、公立大学でしたので、ゼミ生は多くても6名。しかし、私立大学は当然のことながらゼミ生の数は多くなります。「私立大学でも公立大学と同じ水準の教育をしよう」と自分自身に誓いを立て、卒論指導に励みました。よく指導についてきてくれました。私の指導は、予想していた以上に厳しかったかもしれないけれど、そういった卒論を通した関係があったからこそ、今でもこうやって同窓会で会って語りあうことができるのだと思っています。
■この日は、仕事の話し、家族の話し、お子さんの話し、いろいろ聞かせていただきました。皆さん、すでに30歳代に突入されています。大人の会話ができるようになりました。次の同窓会はいつになるのかな。関西以外で暮らしている人のところを訪ねて、小旅行を兼ねた同窓会をしようという話しにもなりました。楽しみにしています。
ゼミ2期生との同窓会
■私が龍谷大学社会学部で働きはじめたのは2004年の春です。そのときに受け持った「脇田ゼミ1期生」の同窓会が、本日(29日)の晩に開催されます。そのことをfacebookに書いたところ、1つ下の学年でも「俺たちも同窓会をやろうぜ!!」ということになったようで、昨日(28日)、大津にある琵琶湖ホテルで「脇田ゼミ2期生」の同窓会が開催されました。2007年の春に卒業したゼミ生諸君です。すでにご結婚され、お子さんもいらっしゃる方も多く、そういう方達のために、夜ではなく昼間の開催となりました。皆さん、元気にされていました。この日の参加者は9名。妊娠中に風邪をひいてしまい、用心のため泣く泣く欠席…という人もおられました(残念)。
■同窓会では、それぞれの近況を聞かせてもらいました。この学年は、ゼミ生19名のうち6名が公務員です。公務員の多い学年です。そのうちの1人Kくん、現在、奈良県内の自治体で働いています。Kくんの担当業務のひとつは、「農産物直売所」(ファーマーズマーケット)の管理です。驚くことに、彼の卒論のテーマが、まさにその「農産物直売所」だったのです。不思議なものですね。しかも、ゼミの後輩たちが取り組んでいる「北船路米づくり研究会」で日本酒(純米吟醸酒「北船路」)をプロデュースしたことを知るや、そのことをヒントに職場の別の担当者にアドバイスをして、とうとう産学官連携により地元で新しい銘柄の日本酒を発売することに…というのです。「北船路米づくり研究会」の活動が、間接的にではありますが、影響を与えているのです。
■この日の同窓会の幹事は、静岡県内の自治体に勤務しているSくんでした。Sくんの発案で、「地域社会学のゼミらしく、それぞれ暮らしている地域の『ご当地商品』を持参して交換しよう!!」ということになりました。上の写真は、その「ご当地商品」です。Yくんは、三重県内の自治体に勤務しています。彼の所属は観光課です。そのよあなこともあり、ユニークな「ご当地商品」をもってきてくれました。休耕田を活かして生産したサツマイモからつくった干し芋です(これは、交換ではなく同窓会に参加した人たち全員に配られました)。また、海でとれるアオサを使った商品も持参してくれました。地元で、商品開発してきたものなのだそうです。私がいただいたものは、滋賀県内の草津市に暮らしているHくんからのものでした。Hくんは、大阪の企業に勤めています。いただいたのは、メロン羊羹とメロン飴。メロンは草津市の特産品でしたね。また、Yくんからは、個人的に、干し芋の原料と同じサツマイモから生産した芋焼酎もいただきました。ちなみに、集合写真の方で卒業生の皆さんが両手で表現しているのは「脇田ゼミ」の「わ」の頭文字である「W」です。そういえば、彼ら彼女らは学生当時、写真を撮るときに、両手でよくこのようなポーズをしていましたね(奈良に暮らす私が用意した「ご当地商品」は、「大仏プリン」です)。
■琵琶湖ホテルのあとは、琵琶湖畔のカフェ(なぎさのテラス)で2次会、そのあと膳所駅近くの「もんじゃ焼き」店(ウッキー膳所駅前店)で3次会ということになりました。そこでいろいろ話しをしたのがTくんです。私からみて、現役時代のTくんは、勉強をきちんとするタイプの学生ではありませんでした。しかし、現在は、アルミ関係の企業で営業マンとして活躍しています(埼玉県にお住まいです)。その彼から、こんな話しを聞きました。大学時代、最後まで単位を残していて、4年後期の授業は必死になって受講した。そうすると、「勉強することは楽しい」ということが、しだいにわかってきた。本気になって勉強できた。もっと早くに気がつけばよかった。そういう経験をきちんと大学時代にできてよかった。その経験が就職してからもどこかで活きている…というのです。呑んだ上で聞かせてもらったので、記憶は曖昧ですが、たぶんこのような話しだったと思います。素敵な話しを聞かせてもらいました(記憶は曖昧なのですが…)。
■次回の同窓会は、また4年後に開催しようということになりました。そのときは、私は還暦を超えています。元気でいたいものです。次回の会場ですが、「Yくんが働いている三重県の方にいって、美味しい海産物をいただきながら、盛大にやろう!!」ということになりました。実現したらいいですね。もちろん、それまでにも小さな同窓会は、いつでもOKですからね。また、「脇田ゼミ同窓会・関東支部」も作ることになりました。関東在住のゼミ生が集まる同窓会も、そのうちに開催できればと思います。
【追記】▪︎お問い合わせがありました。もんじゃの上に、ダラんと乗っかっている赤いものかはなにか?…というお問い合わせです。これは、辛子明太子です。このお店は、もんじゃも、お好み焼きも、ともに美味しかったです。
自殺するコオロギ、ゾンビ化するゴキブリ、その他の寄生生物にまつわる話
▪︎『スーパープレゼンテーション』(Eテレ)で、サイエンスライターであるエド・ヨンさんによる「自殺するコオロギ、ゾンビ化するゴキブリ、その他の寄生生物にまつわる話」という講演を拝見しました。番組自体は、語学番組のようですが、その内容がとてもおもしかったので、ブログにも残しておこうと思います。この講演、YouTubeにもありました。貼り付けておきます。
第33回「北船路野菜市」
■昨日は、「北船路野菜市」でした。2011年に始まったこの「北船路野菜市」、4月と9月の野菜生産の端境期や、致し方ない事情が生じたときを除いて、ほぼ毎月1回開催してきました。昨日で33回目になりました。関係者の皆様に心より感謝したいと思います。学生たちが「生産者・農村」と「消費者・街」をつなぐ架け橋となるこの「北船路野菜市」の取り組み、飲食店への出荷や地酒のプロデュース等の「農・商・学連携」も含めて、先輩から後輩へと引き継きながら、よくここまで継承・発展させてきたものだ…と、自分のゼミの活動ではありますが、改めて感心しています。ひとつのゼミの小さな活動でしかありません。しかも、あくまでやる気のあるゼミ生が、自主性と責任感をもって取り組んでいる事業です(時には、指導農家や私に叱られながら…ではありますが)。多くの皆様にご協力をいただきながら、活動資金の獲得から運営の進捗管理までのすべて自分たちの力で運営しています。そのような活動は、結果として、学生たちを鍛え成長させていっているように思います。
■昨日は、龍谷大学の入試広報に関連して取材がありました。私のゼミの学生たちは、「大津エンパワねっと」、「NPOボランティアセンター」、「アドサポ」(龍谷大学アドミッションサポーター)、「龍谷祭実行委員会」等にも参加しながら、「北船路米づくり研究会」の活動にも取り組んでいます。広い意味での社会参加に取り組む学生の割合が多いように思います。今回の取材対象は、3年ゼミのKさんでした。彼女は、「北船路米づくり研究会」の活動以外にも、「大津エンパワねっと」と「アドサポ」の活動に取り組んできました。取材をされている会社の方からは、「龍谷大学の社会学部は、皆さん、入学されてからの『のびしろ』が大きいですね〜」と感心されていました。そうなのかもしれません。龍谷大学社会学部の多くの教員が、それぞれのポジションで学部のモットーである「現場主義」を大切にしながら教育実践に取り組んでいるからです。Kさんの記事は、見開き2ページに構成されるとのことです。出来上がりが楽しみです。