みんな、ありがとう!!

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20170204wakita2.jpg■脇田ゼミ12期生の皆さん、昨日の「卒論報告会」、お疲れ様でした。本当は、「卒論発表会」なんですけどね。それはともかく、脇田ゼミの卒論は「辛かった」でしょうか。頑張った人もいれば、そうでない人もいます。卒論のプレッシャーから逃げずに最後まで頑張りとうせた人もいれば、逆に、早くプレッシャーから逃れたい一念で執筆した人もいるでしょう。

■いずれにせよ、テーマ設定、調査地の選定、調査の実施、卒論執筆…一連の経験をする事の中で、改めて自分という人間の「傾向」が以前よりも自覚できるようになったのではないかと思います。人間の「傾向」、わかりにくい表現ですが、卒論のプレッシャーの中で、そのような「傾向」の中でも特に自分の性格の「弱い部分」を自覚できたとしたら、その「弱い部分」は社会人になってからも仕事をする中で現れてくると思います。人のこの「傾向」は、簡単には変わりません。変えられません。でも、その「弱い部分」を自覚したら、それが最小限になるようにコントロールできるかもしれません。今回の卒論に伴う経験を、時々思い出してください。大切にしてください。

■私からみなさんに聞きたいことは、卒論はもちろんのこと、「北船路米づくり研究会」での活動も含めて、このゼミに2年間所属して経験したことが、みなさん自身を成長させる機会になっただろうか…ということです。その辺りのことを、卒業式を迎えるまでに、少し頭の中で整理をしておいてください。よろしくお願いいたします。

■それから、素敵な色紙をありがとうございました。みなさんのメッセージを一つ一つ読みながら、この2年間を思い出しています。みなさんは嫌がるかもしれませんが、本当は、もっと時間をかけて卒業論文の面談をしたかったのです。硏究部長の仕事があり、なかなか時間が取れませんでした。申し訳なかったです。みなさんには、いろいろ苦言を呈してきたわけですが、それも卒業後のことを考えるからですからね。

■みなさんの学年、脇田ゼミ12期生の学年代表は水戸龍一くんです。「北船路米づくり研究会」代表をしてくれた彼の人柄を見込んでお願いをしました。これからも、水戸くんを中心に連絡を取り合い、数年に1度くらいはあって近況を語り合ってください。同窓会って、いいものですよ。君たちの学年には、それができるような気がします。また、時々、私もその同窓会に呼んでください。よろしくお願いいたします。それでは、卒業式そして3月末までの間、最後の学生生活を楽しんでください。ただし、はしゃぎすぎて問題を起こさないように注意してくださいね。

【追記】■ところで、私の苗字、脇田の「脇」の字は、月に刀3つの旧字体なんですが…、でも、ありがとう‼︎

2016年度「卒業論文報告会」

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■昨日は、ゼミの「卒論報告会」でした。午前中から、1人15分の持ち時間の中で報告を行いました。報告10分、質疑応答・講評が5分という目安でしょうか。今回、卒論を提出できなかった1名をのぞき、全員が報告を行いました。これは、口述試問でもあります。卒論を提出したあと、ゼミで手作りの卒業論文集を作成しました。昨日は、A41枚表裏のレジュメと、この卒業論文集を使って報告をしてもらいました。

■私のゼミでは、全員、質的な調査にもとづいて卒業論文を執筆することになっています。これは、「ゼミの約束」です。カリキュラムの中にある社会調査実習という授業を履修している/していないに関わらず、全員が質的な調査に取り組みます。テーマ、具体的にどこで調査を行うのかは、面談のなかで相談しながら決定しますが、「本人」の主体性が重要になります。私自身は、ゼミ生の調査には同行しません。あくまで、ゼミ生の後方からの指導に徹します。もちろん、調査の進め方については、随時、アドバイスや指導をします。インタビューをお願いする時の手紙やメールの添削、電話の掛け方…等々まで指導します。そのような事までも含めて、卒論提出するまでに必要な一連のプロセスが、ゼミ生が成長していく機会になればと思っているのです。龍谷大学に赴任してから13年経ちます。今回の学生たちが12期生になりますが、全ての学年で同様の指導を行ってきました。

■最近、指導をしていて思うことは、なかなか調査に取り掛かることができない…ということです。「知らない人に連絡をして、話しを聞かせていただく」ということは、ゼミ生からすると初めての経験ですし、緊張して尻込みしてしまうことは仕方のないことです。社会調査実習という授業もありますが、基本的に教員が全て段取りをした上での調査ですし、集団での調査になります。しかし、卒論の調査は、私の指導はあるものの、全て1人で行わなければなりません。実習ではなく本番です。そこが辛いのかもしれません。

■取り掛かる時期が遅いと、調査期間が短くなります。調査期間が短いと、当然のことながら深い調査ができません。調査の中で意味のある「発見」ができません。極端なことを言えば、聞いてきた話しをまとめるだけ…になってしまいます。調査に出かける前は、ぼやっとした「課題のようなもの…」を頭の中に入れていますが、そのような「課題のようなもの…」は、調査からの「発見」(findings)にもとづき、どんどん修正していく必要があります。インタビューの中で、「なぜ?」・「どのように?」…と次々に聞きたい質問が頭に浮かんでこなければなりません。そして、インタビューを繰り返す中で、「課題のようなもの…」を、学問的に「意味のある課題」に修正し鍛え上げていかなければなりません(もちろん、大学の図書館で文献も読み込んでいかなければなりませんが)。調査を進めていく中で、課題を焦点化していくわけですね。調査期間が短いと、この作業ができません。「発見」があるから研究は面白いわけですが、その前に単なるレポートのような薄っぺらな内容のもので提出しなければなりません。このことを繰り返しゼミ生たちに言ってきましたが、なかなか…現実は厳しいです。

■ゼミ生の指導については、年間延べ100人以上、多い時は延べ135人と面談をしてきました。これは記録をとったものだけですから、実際はもっと多いと思います。しかし、昨年度と今年度の2年間は、研究部長で多忙であったため、面談に十分な時間が取れませんでした。ゼミ生たちに発破をかけて、お尻を叩いて調査に向かわせることがあまりできませんでした。また、ゼミ生を呼び出しして指導するようなこともできませんでした。そのため今年の面談回数は、例年の2/3ほどに減ってしまいました。この辺り、苦労しました。

■とはいえ、昨日は全員が報告を終えることができました。報告会の後は、JR瀬田駅前の居酒屋で打ち上げをやりました。これで、全てが終了しました。後は、卒業式だけですね。苦労して卒論に取り組んだ様々な経験は、きっと役立つはずです。ところで、私自身は、ずっと「卒論発表会」と言ってきたつもりでしたが、トップの黒板のように「報告会」になっていました。今年度、2016年度に限り「報告会」で良しとしておきます。

壁を破れば世界が変わり、認識が変わる。つまり、自分が変わる…

20150311mizuno.png ▪︎facebookで興味深いインターネットの記事をみつけました。龍谷大学の他学部で教員をされている方の投稿にリンクが張り付けられている記事でした。この先生は、いつもこれから社会人になっていく学生の成長に関して、様々な情報を積極的に発信されておられます。そのような情報の多くに共感するとともに、私自身、いろいろ学ばせていただいています。今日も、興味深い記事をfacebookにリンクされていました。「水野さんから学んだこと それは教室に座って講義を受けるだけでは絶対に学ぶことのできない学問の本質」( 47NEWS > スポーツ > 週刊TURNOVER > 特集 > 企画特集 > )という3月7日の記事です。日本代表ヘッドコーチ・森清之さんが、ご自身が指導を受けた水野弥一さん(元・京都大学アメリカンフットボール部監督)について書かれた文章です。

水野さんから学んだこと それは教室に座って講義を受けるだけでは絶対に学ぶことのできない学問の本質

▪︎以下は、記事からの引用です。

自分の弱さを認め、それを克服していこうと必死にもがいていると、ふと何かの拍子に自分自身の心から自由になれる。もしくは、そんな錯覚に陥る瞬間がある。これこそが真の自由で、この経験は何にも代えがたい。

壁を破れば世界が変わり、認識が変わる。つまり、自分が変わる。いわゆる「そうなってみて初めてそれが分かる」ということである。最も重要なのは、頭で考えることでも知識を増やすことでもなく、壁を破るために今の自分を捨てて、先の見えない未来に身を投じる勇気と覚悟なのだと学んだ。学んで成長したあとにしか自分のしたことの意味が分からないのだから…

▪︎私もその通りだと思います。これはスポーツに限ったことではありません。仕事を行う上でも同様の経験が必要だと思います。壁を破るのは、自分自身です。短期的なコスト・ベネフィットだけを計算しているようでは壁は越えられません。たとえば、卒論の調査や研究においても、「やり方がよくわからないので、教えてください」という人がやってきます。「卒論が義務付けられているので、仕方がないので、できるだけ楽に卒論が書けるやり方を教えてください」と言ってきているのではありません(このような学生は問題外です…)。「自分なりに考えたんですけども」という話しが頭につきます。まじめです。でも、まだ本気にはなっていません。自分の身体と頭を使って自分のなかにある壁を突破しないことには、お話しにならないのです。「できるだけ楽に卒論が書けるやり方」を教えろとはいっていませんが、「できるだけ効率的に卒論が書けるやり方」を知りたがっているのです。水野さんは、森さんたちに、「頭で考えるから分からへんのや。だから京大生はアカン」とよくおっしゃったそうですが、そのことと似ているかもしれません。私も、20歳代の院生のころに、指導教員から同じようなことを言われました。なかなか難しいことですが、もし一度でも経験してみることができれば、それはその後の大きな自分の宝になるはずです。

2014年度の卒論提出

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▪︎冬期休暇(冬休み)が終わり、授業は6日(火)から始まりました。とはいえ、学生のみなさんは、今月で授業は終了(龍谷大学は、たしか20日までだっでしょうか…)。4年生は、冬期休暇が終わるとすぐに卒論の提出ということになります。この卒論について、ちょっと愚痴をこぼします。

▪︎私のゼミでは、11月末までに草稿を書き上げて、12月は順番に添削指導をする…ということになっていたはずなのですが。ほとんどのゼミ生は、その約束を守れませんでした。本当はとっても嫌なのですが、仕方がないので自宅に草稿を送ってもらうことにしました。もう年末も押し迫ったころに、どっと卒論が送られてきました。私はといいますと、年末に開催された同窓会や忘年会、そして年が明けてからの新年会の合間に、ひたすら学生たちの卒論に赤ペンを入れる「難行苦行」に耐えなければなりませんでした。ゼミの4年生は、卒論を書き上げて清々しい気持ちで正月を迎えたことでしょうが…。

▪︎そして1月5月(月)には、添削した卒業論文を返却し、一人一人と面談をして口頭でも指導をしました。昼の13時から始めましたが、予想以上に時間がかかり、19時頃まで指導が続きました。非常に疲れました。この卒論の添削のために、自分自身の締め切りのある仕事が先延ばしになってしまいました。そちらの方は、なんとかギリギリにまにあわせることができましたが…。無理をして体はくたくたです。現在3年生のみなさん。来年は、こんな冬休みを私に過ごさせないでください。今年の4年生には、私の正月休みを返してもらいたいです。

▪︎とはいえ、全員卒論を提出できたので、ゼミの担当教員としては、ホッとしています。卒論の提出期間は、7日〜9日の3日間。ほとんどのゼミ生は中日の8日に集まって、お互いの卒論の仕上がりぐあいをみたあと(複数の眼でチェックする)、提出しました。1人は予定があわず、前日の7日に提出しました。そして最終日に残りの3人がなんとか提出できました。いや〜、ヒヤヒヤしました。本当に。

月と鉄道

20150107moon.jpg ■冬休みが、卒業論文の怒濤のような添削作業が、同窓会・忘年会・新年会とともに終わり、新年の仕事が始まりました。昨日は、今年初めての講義でした。残すは、あと1回。後期の授業のまとめをするだけです。4年生のゼミも、今日、全員で卒業論文を提出します(1人だけ都合がつかず、昨日、早めに提出しました)。

■年末に「脇田ゼミ」1期生、そして2期生の同窓会に呼んでいただきました。みなさん、立派になっておられました。同窓会ですから、「あの時、どうだった、こうだった…」というような昔話に花が咲きました。どういう昔話か、私のゼミのばあいは、やはり卒業論文ということになります。優れた卒論が書けた人のことだけでなく、ギリギリセーフだった人のことも。頑張った人からは、「卒論は大変だったけども、ちゃんと取り組んでよかった…と、今すごく思っています。本当に心の底から良かったと思っています。そういうことは、卒業してやっとわかるんでしょうかね。適当に過ごす大学生活よりも、勉強したって後になって自信持っていえますし」と卒業論文に関しての経験を語ってくれました。

■4年生は、あと、みんなで協力して卒業論文集を印刷・作成するだけです。そして2月の口述試問ですね。それで、4年間の大学生活が終了します。あとは、3月の卒業式を待つだけです。3年生は、現在、「北船路米づくり研究会」の活動を4年生から受け継ぎ、頑張って活動に取り組んでいます。もうじき、農事組合法人「福谷の郷」さんと平井商店さんのコラボによる今年の「純米吟醸 無ろ過生原酒 北船路」が販売されます。その予約確保に懸命になっています。頑張ってください。3年生の後輩、つまり4月から新3年生(現在2年生)は、19名に決定しました。後輩をきちんと指導する準備をしてほしいと思います。

■私の方はといいますと、昨年の秋から続いている忙しさが、年度末に向けて続きそうです。ちょっと健康管理にも気をつけないといけませんね。春休みの予定については、そのうちに「脇田の予定」でアップしようと思います。学生の皆さんは、それを見て、私に連絡をとってください。

■写真は、この文章とは特に関係ありません。昨日、帰宅時に、自宅の近くで撮った写真です。ちなみに、線路内に立ち入っているのではなく、踏切で撮影しました。iPhone6plusで撮りました。月の輝きが美しい晩でした。

ブログ記事「話がわかりやすい人」と「わかりにくい人」の違い8か条

■facebookで静かな反響が広がっている?!ブログ記事です。「あだちゆうや」さんという方が執筆されています。「あなたはどっち?「話がわかりやすい人」と「わかりにくい人」の違い8か条」という記事です。その8か条ですが、以下の通りです。それぞれの説明は、リンク先の実際の記事をお読みください。

こんにちは。5月から自転車通勤を始めたライターのあだちです。とても気持ちいいですよ!ところで、皆さんは「話がわかりやすい」と言われたことはありますか?

会議然り、報告然り、「話がわかりやすい」ということには様々なメリットがあります。一方、「ものすごく話のわかりにくい人」がいるのも事実です。何を言っているのかわからなかったり、何度聞き返しても要領が得られなかったりと、コミュニケーションの難しさを痛感してしまうようなときもあります。

この二者の差は一体どのようなところにあるのでしょう。そこで今回は、かつて私がコンサルティング会社で働いているときに教わった、「話のわかりやすい人と、わかりにくい人の違い」を8つにまとめてご紹介したいと思います。

1. 「結論」から話すか、「過程」から話すか
2. 「具体的」に話すか、「抽象的」に話すか
3. 「聞かれたこと」を話すか、「自分が話したいこと」を話すか
4.「相手の反応を見て言葉を変える」か、「一律の表現を使う」か
5. 「全体から入る」か、「詳細から入る」か
6.「相手の理解のスピードにあわせる」か、「自分のペースで」か
7. 「こそあど言葉」を避けるか、「こそあど言葉」を多用するか
8. 「脱線」するか、しないか

■私としては学生諸君に読んでほしかったのですが、学生の皆さんよりも、社会人の皆さんのほうがfacebookでは評判が良いように思います。めんどうくさいといわずに、ぜひ読んでほしいです。きっと「はっ!」としますよ。

卒論指導

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■ゼミ4年生の齊藤くんです。私のゼミでは、それぞれが自らの調査地を決定し、その調査地でのフィールドワークをもとに卒論を執筆することになっています。そのため、個人面談を非常に重視しています。個人面談で、こと細かに、フィールドでの調査結果を聞かせてもらいます。私は、どんどん質問します。そうすることで、調査から見えてきた大切な事柄の輪郭が、しだいにはっきり見えてくるようになると思うからです。ということで、個人面談重視なのです。

■今日は、齊藤くんが卒論指導を受けにやってきました。齊藤くん、滋賀県内のフィールドワークからとても興味深い発見をしています。卒業論文に限りませんが、実証的研究においては「フィールドからの発見」がとても重要になります。「発見」をするには経験と知識もいります。そこをサポートします。この日は齊藤くんの「発見」と関連する文献も紹介しました。「文献-フィールド-指導の三角形」のなかで、少しずつ前進しています。こういう良いパターンになると、学生自身も、卒論の調査や執筆が楽しくなってきます。楽しい…というのはちょっと違うかもしれませんね。「やりがい」を感じるようになる…という方が正確かもしれません。

■私が勤務する龍谷大学社会学部のモットーは「現場主義」です。この「現場主義」をどう理解するのかは人それぞれでしょう。私自身は、講義のような座学ではなく、文字通り学生が現場でもまれながら成長していくことにこそ、この「現場主義」の真骨頂があると考えています。私のゼミでは、学生たちはネットや新聞の記事等断片的な情報から自分の調査地を選びます。自分で選んだ調査地の関係者にお話しを伺わせてもらうために丁寧に手紙を書き電話をかけます。調査地に出かけお話しを伺い、また別の関係者を商会していたただく。そして調査のたびに結果をまとめて、研究室に報告にいき、面談のなかで質問の嵐をあびて、様々なアドバイスや指摘を受けて、また調査地の赴く。卒論の原稿を執筆しながら、補足調査も行う。私自身サポートはしますが、基本的にはこの一連のことを学生1人でやってもらいます。そうすることで、「ここまでやったぞ!」と自分で納得のいく卒業論文を執筆し、自信をもって卒業していってほしいのです。また、卒論の調査・執筆の過程で、自分自身を鍛えてほしいのです。生涯学習の時代ですが、「学校」という制度で成長するのは大学が最後の段階になります。この最後の段階でどれだけ成長できるのか、学生にとって非常に大きな問題かと思っています。

■私は、地域連携型教育プログラム「大津エンパワねっと」も長年担当していますし、ゼミでは「北船路米づくり研究会」の活動にも取り組んでいます。研究会の活動にいたっては、単位も出ませんし評価もありません。こういった活動に対して、社会人の多くの皆さんは、「学生時代からいろんな体験をすることができて、今の学生さんたちは幸せですね。羨ましい」とよくおっしゃいます。こういう話しに対しては、現役の学生は嫌な顔をするのかもしれません。しかし、卒業生たちの話しを聞くと、社会に出てみて「あの時の経験」の意味がわかるというのです。まあ、自分自身を振り返ってみても思うのですが、人生とはそういうものなのかもしれません。

2013年度脇田ゼミ「卒論発表会」

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■私は、2004年に龍谷大学社会学部社会学科に赴任しましたので、始めての卒業生を送り出したのが、2006年春になります。2013年3月卒業の8期生まであわせると、112名が巣立っていったことになります。今年も、9期生9名が卒業する時期が近付いてきました。しかし、卒業するためには、卒業論文を書きあげて合格しなければなりません。今日は、その9期生の卒業論文発表会がありました。以下が、9期生の卒業論文の題目です。

臼杵寛将:「都市農業におけるエコ農産物に関する取組み-大阪府松原市の”まったら愛っ娘”を事例として-」
北川大介:「町並み保全と甦る伝統工芸-滋賀県日野町の事例をもとに-」
中村曜:「集落営農における農地保全と地域再生-滋賀県甲賀市の農業組合法人の事例をもとに-」
枡田明弘:「ウェルネスとし加古川にみる街づくり-加古川ツーデーマーチの事例をもとに-」
安平昂志:「農村女性によるコミュニティビジネス-滋賀県大津市『ほっとすていしょん比良』の事例をもとに-」
山田陽平:「村の組織運営と祭り-滋賀県大津市北船路の事例をもとに-」
山根一伯:「大都市に位置する商店街の課題」
井上まどか:「交流の場としての直売所-京都府京田辺市普賢寺地域ふれあいの駅の事例をもとに-」
松見詩織:「地場産学校給食から広がる地域のつながり-小浜市立内外海小学校の事例をもとに-」

■私はゼミ運営の最終的な目標を、「ここまでやったぞ!」と自分で納得のいく卒業論文を執筆し、自信をもって卒業していくことにおいています。ですから、卒論指導は時間をかけて丁寧におこないます。個別面談を重視します。また、どのようなテーマであるにしろ、フィールドワークにもとづく実証的な事例研究(ケーススタディ)により卒業論文を執筆してもらうことにしています。もちろん、個別面談を通して指導・支援しますが、基本的には、自分自身の力で調査をしなくてはいけません。必然的に、ゼミ生にとっては、卒論は「大きな壁」になります。この「大きな壁」を乗り越えてもらうことで、各自に成長してもらうことが私の教育のねらいでもあります。

■さて、9期生はどうだったでしょうか。もちろん評価に関してここに書くわけにはいきませんが、多くのゼミ生は「もっと早い時期から、卒論に取り組んでおけばよかった」と思っているはずです。先輩たちも毎年、同じことを繰り返し反省しています。私自身も「早めに取り組むように」と口を酸っぱくしていってはいるのですが…。もちろん、きちんと調査をして順調に卒論を提出できたゼミ生もいますが、その一方で「大きな壁」の前にひるんでしまうゼミ生もいます。そうであれば、ステップを踏みながら少しずつ自分が成長していることを実感できるような、そのような工夫も必要かもしれません。

卒論の提出

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■今年のゼミ4年生は人数が少なめです。全員で9人。そのうちの5人が本日、卒業論文を提出するために研究室にやってきました。残りの4名ですが、2人はパソコンルームで原稿のプリントアウトに手間取っていて、約束した集合時間に間に合いませんでした。卒論の提出は、本日から明後日の15時までですので、まだなんとかなりそうです。しかし、提出間際になるとパソコンルームは込み合い、ブリンターも奪い合いの状態になるよといってあったのですが…。そしてさらに残りの2名まだ原稿の修正段階にあります。こちらは、ギリギリになるかもしれません。あれだけ、余裕をもって作業をするように口を酸っぱくしていってきたのに…。

■ということで、そろった5名だけでも一緒に提出しにいこうとしたら…。2名がプリントアウトの書式、文字数と行数指定を間違っていた…ということに気がつき、再度、プリントアウトをしにいきました。もう、プンプン!!…な感じです。

【追記1】■とはいえ、誤解のないように追記しますが…。もちろん余裕をもって原稿を書き、指導もきちんと受けて、全力を出し切ったゼミ生もいるわけです。そのような学生からは、達成感があるのでしょう、満足・納得・御礼のメールが届きました。
【追記2】■書式を間違っていた2名も、無事提出したとの連絡が入りました。安心しました。おそらくは、明日は1名が提出。最終日は3名が提出すると思います。ゼミ全員で、初日に提出しようと約束したのですから、守ってほしかったな…。3年のゼミ生の皆さん。来年は、全員そろって気持ちよく提出しましょう。
【追記3】■さきほど、全員提出できたことを確認しました。ホッとしました。2014年01月09日(木)13時45分。

学生との面談

20131224soturon.jpg■自分の教育方針として、個人面談を大切にしています。今日も、5人の学生と面談をしました。いずれも、卒業論文の指導に関する面談です。まだ、この時期に、指導を受けながら執筆しているゼミたちがいるのです。困ったものです。作業が遅れてしまっているのは、実際に卒論の調査や執筆を経験することなしに、「卒論、やりたくないな〜」、「なんとかなるやろ〜」と先送りしてきたからです。実際には、もちろん、なんともならないのです。残された時間を必死になって取り組むことになるのです。しかし、必死になって取り組むなかで、卒論の調査や執筆の面白さにも触れているのです。これは、ひとつの希望ではあります。

■1人の学生に「フィールドワークせんとあかん厳しいゼミやのに、なんで僕のゼミにきたんや」と聞いたところ、「いつも怠けて先送りする自分をなんとかしたいと思い、ゼミに入りましたが、やっぱり油断して、先送りする癖がまた出でしまいました」というのです。「こんなことなら、もっと早くから取り組んでおけば、もっともっと充実した経験ができただろうに…」と反省しているのでしょうが、残念ながら、もうじっくり指導をしている時間がありません。

■私は、学生との面談の記録をつけています。3・4年生のゼミ生だけでありません。1・2年生との面談も少し入っています。結果として、延べ104人と面談をすることになります。来月も含めると、延べ人数で110人は超えるのではないかと思っています。次の面談は、1月4日になります。赤ペンを入れた原稿を、1人1人の学生に返していきます。その赤ペンを参考に、卒論提出直前の最後修正を加えてもらいます。そして、1月7日(火)に全員揃って、社会学部教務課に提出します。写真は、昨年、ゼミ全員でそろって提出した時のものです。

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