先端理工学部の新設


◾️龍谷大学理工学部は、2020年に以下は、リンク先記事からのものです。2020年設置構想中です。私は社会学部の教員ですが、この理工学部の取り組みから学ぶべきことがたくさんあるように思います。いつまでも過去の教育モデルにこだわっている、あるいは安住している時代ではないのです。アンダーラインは、私がつけました。教える側の論理ではなく、これから未来を担っていく若者の側、学ぶ側の論理でカリキュラムを再構築されている点が非常に魅力的です。似たようの主張を、自分が所属する組織の会議でも言ってはいますが…。教員が「教える」ことを自明の前提としたカリュラムではなく、学生が「学ぶ」ことを支援するカリュラムが必要なのです。

新しい大学の在り方
~ 多様な学習ニーズに対応した 「分野横断型の専門教育」とは PROMOTION
龍谷大学理工学部長(先端理工学部長就任予定) 松木平淳太氏に伺う
NEW 2019.03.01 16:00 テクノロジー
受験の先にあるものとはなんだろう。

小学校受験をくぐり抜けて国立や私立に通った人もいるだろう。中学か高校のいずれか、もしくはどちらも受験するために学校と塾の勉強を両立した人もいるだろう。そしてそのさらに先には大学受験という人生の大きな分岐点が待ち受けている。

現代社会の情報化に伴い、わたしたちは自ら歩むべき道を主体的に選び取ることができるようになった。自分らしく生きていくために、また自分の能力を最大限に引き出すために、受験という大きな難関を乗り越えてでもわたしたちは大学をめざす。

一生をかけて取り組みたいライフワーク。それをサポートしてくれる熱い教師陣。社会に出る一歩手前のところで希望や不安を分かち合い、互いに学んだことを強化し合える仲間たち。受験の先にあるものとはそれらとの出会いにほかならない。

さらに大学の先にあるもの、それは社会だ。10年後、50年後、100年後の未来に理想的な社会は実現しているだろうか。そして、その未来に到達できるように今しておくべきこととはなんだろうか?

そのような「バックキャスティング」とも呼ばれる未来逆算思考を積極的に取り入れようとしているのが龍谷大学だ。

2020年4月には新しく先端理工学部の新設が予定される。その革新的な取り組みについて、現理工学部長で同学部の学部長に就任予定の松木平淳太氏にお話を伺った。

◆「未来逆算志向型」の革新
――龍谷大学に先端理工学部の新設が予定されます。新しい学部に変わる意図とは?

社会の情勢は常に激しく変化しています。特に日本は課題先進国と言われ、少子高齢化や環境など、いろいろな問題があります。

今まで理工学部として教育研究をおこなってきたのですが、情報化社会の進展、グローバル社会の進展など、いろいろと考えなくてはならない課題が多い中で、従来の大学の在り方ではなかなか対応できないと考えました。今までの大学はまず先生方の研究分野があり、そこからスタートしてカリキュラムを構築していくという形でした

教育プログラムの在り方をゼロから考え直す必要がある。我々はそう考え、社会的課題から出発してそれに対応する教育プログラムを設定し、その教育プログラムを構成するにはどの専門分野と繋がるのかという視点でカリキュラムを考え直したのです。

具体的には25のプログラムを用意しました。「プログラム」というのは特定のテーマに関連する科目を20単位程度でパッケージ化したものです。

人工知能、IoT、データサイエンス、航空宇宙など、現代の様々な先端技術に関するプログラムを設定し、学生さんはそれぞれ興味があるプログラムを自由に選べます。また、25のプログラムを支えるために、数理科学、情報科学、化学、電子工学、環境工学、機械工学等を学ぶ6つの「課程」があり、ここで理工学のベースをしっかり身につけます。

プログラムは履修した先にどのような職業が想定されるかを意識して設計されていますので、学生さんが学んでいく中で将来の進路のイメージが自然に形成されることも期待されます。

また、プログラムは異なる分野の学生も学ぶことができるよう横断的な学びを促進するカリキュラムとなっており、これが先端理工学部の大きなポイントの一つです。

大学に入る時点ではどの分野を選ぶか迷ってしまうという学生さんもいらっしゃいますが、プログラムを通じて異なる分野を勉強できるのは非常に魅力的ではないかと思いますし、社会でも能力が発揮できると考えています。

二つめのポイントは、そのようにカリキュラムを整えたうえで、学生さんが主体的に学び、その学びを社会に応用できるように3年次に主体的活動期間を設定したところです。

学びが学内に留まるだけでなく、例えば海外留学であったり、企業でのインターンシップであったり、地域でのボランティア活動であったり…と様々なところで学生さんが学んできたことを活かせる仕組みを整えました。

従来の理工学部系の大学ですと実験や演習等の必修科目がたくさんあってなかなかそういった活動をしづらかったのですが、必修科目を3年生の特定期間に配置しないという形をとり、約3ヶ月の間、自由な活動ができるようにました。

主体的活動期間に教室だけでは学べない様々な体験をしてもらうことで、本学の「建学の精神」を出発点とした倫理観を持つ技術者、また社会課題の解決にあたる人材を育成したいと思っています。

――学部のカリキュラムを一新するのはなかなか難しいと思いますが、なぜそこに着目したのでしょうか?

新しいカリキュラムを作るにあたって、大学生や卒業生の方々にアンケートを取りました。すると、やはり専門領域はある程度身についたものの、もっと勉強しておけばよかったと後悔する声もありました。例えば、工学系の学生であっても情報系のことをもっと勉強しておけばよかったというような声もあったので、その調査結果がベースにあって変えようと。

もちろん、今まで理工学部として30年間続いてきた考え方を逆転するというのは非常に大きな変化なので、色々な議論がありました。

今まで培ったものが失われる危険性も懸念され、1年半以上の時間をかけて綿密に議論しました。その結果、やはり今後の社会の変化を考えると「変えよう」という決意が先立って、今回新しい学部を作ることになったのです。

◆一人ひとりの可能性をフルに発揮
――学部の名前が先端理工学部に変わりましたが、そこに込められた思いは?

理工学部から先端理工学部へと名前が変わったのには先端技術にフォーカスしていこうという思いがあります。

先端理工学部という名前を決める際にも色々な議論がありました。トップの人だけを育てて他の人は置き去りにされてしまうような印象もあり、それが本学に馴染むのかという指摘もありました。

我々が言う「先端」には、むしろ一人ひとりが一歩前に出てそれぞれが問題解決の先端に立つという意味合いがあります。そういう意味で、全員が先端なのです。

SDGs(持続可能な開発目標)の中に「誰一人として取り残さない」という言葉がありますが我々も同感です。同じ物差しで比べるのではなく、色々な分野において先端であり、それぞれの先端の人たちがお互いに共同して社会問題の解決にあたるいう意味での先端だと考えています。

――時代が目まぐるしく変わっていくなかで、今後どのような分野が伸びていくのでしょうか。

例えば航空宇宙プログラムは今後伸びていく分野ですし、人工知能、環境問題、自動運転なども発展していくと期待されています。

各プログラムを作るにあたって新しい先生をお呼びしたり、いままで個別に研究を行ってきた先生方同士の連携を強化したりしています。たとえば、環境問題にはデータサイエンスという視点を組み合わせて社会課題の解決方法を考えたり、自動運転は単に機械工学だけでなく、電気電子系、情報系、応用科学系の先生方が一緒になって一つの課題に取り組むといった点が魅力です。

◆主体的な学びの場
――学生には他にもどういったところを魅力に感じてほしいですか?

まず先生方の研究レベルが世界的にも非常に高いことは学生さんに魅力を感じていただけるポイントです。

例えば、環境問題を考えるうえで現場に行くことは大切ですが、アフリカの湖に潜って生き物の生態を調べている行動派の先生もおられます。ノーベル賞を受賞した化学者と共同研究をされている先生もいらっしゃいますし、企業との共同開発に携わるなかで実際製品の実用化に貢献されている先生や、特許を持っている先生も。多才で多様な先生方がいらっしゃるので、学生さんにとって楽しい学部なのではないかと思っています。

学生さんが自分で主体的に学ぶ活動の場を学内に整備したのも大きな魅力かなと思います。

従来、設備や施設はどちらかというと先生が管理しており、学生は決められた時間内でしか使用できませんでしたが、学生さんが自由に使えるような施設を構想中です。

具体的にはセミナーやグループワークなどに適した「フリーエリア」と、簡単な作業などに適した「Fabエリア」を設置し、初心者でも扱いやすい3Dプリンター、レーザー加工機などの簡易な工作機械を設置するほか、ものづくりの協同作業スペースを併設することを検討しています。

キャプション:STEM版コモンズ(仮称)

異分野の学生がディスカッションをしながら共同で新しいものをつくっていくスタイルを在学中に経験しておくと、社会に出た時により活躍していただけると我々としては期待しています。異分野、多分野間の交流は、今後企業でも必要とされる考え方ですし、多様化している現代においては、社会も変化が求められています。学生さんがいわば先端となって社会を変えていくことが大事だと思います。

◆異分野間の学び合い
――異分野を組み合わせて考えることが社会に求められていると思いますが、そこに対応していくということでしょうか?

例えばAI技術というのはそれ自体が専門分野として高い価値を持っていますが、さらに色々な分野で応用できるのではないかと言われていますし、それが社会課題の解決にも繋がるとも言われています。

社会課題には色々な問題が複雑に絡みあっています。全体を見渡してそれぞれの専門領域を発揮できる人が関わっていくのが重要ですが、やはり他分野への理解がないとお互いうまくやっていけません。例えば化学系の学生であっても人工知能のことを知っておいたほうが仕事をしやすくなるでしょう。

――先端理工学部の学生はどのような教育やサポートを期待できますか?
そうですね、やはり初年次は基礎的なことをしっかり教えていきます。例えば今回のカリキュラムでまず身につけてもらうのは表現力ですね。自分の考えていることをうまく表現することは大事ですので、そこはしっかりと準備します。

「理工学のすすめ」という科目も用意しているのですが、そこでは先生方の専門を社会課題に関連づけて紹介したり、企業の方をお招きして実際の現場でどういった課題があり、それを解決するために理工系の学問分野はどのように期待されているかをお話ししていただきます。初年次でまずきっちりと問題意識を持つところからスタートします。

また、合わせて技術者としてしっかりとした倫理観も身につけます。

2年次には、所属する「課程」で各分野の基礎的な学びを深めます。他の分野に興味を持ち学ぶことは重要ですが、まずは自分自身の専門性を身につけ、深めることが前提です。また、先端理工学部独自の海外研修として、ベトナム・シンガポールで10日間学ぶ「ASEANプログラム」を用意しています。約40人の学生が、現地大学生との共同PBLや工場視察、ビジネスパーソンとの交流などを体験しますので、色々な気づきがあることでしょう。

3年次でそろそろ自分のやりたいことが芽生え、学生さんが「自分はこういったことがやりたいんだけど、どうでしょうか?」と相談を持ち掛けてくるようになると嬉しく思います。4年生になる頃にはもう社会人一歩手前ということで、先生と対等に自分の意見をしっかりと言えるまでに成長しています。

1年次、2年次、3年次、4年次の成長の課程に合わせて我々教員も関わり方を変えています。従来と違い、今回の新しいカリキュラムにおいては一律に成長してくださいということはありません。それぞれの個性に合わせて得意なところは先に延ばして、一人ひとりの成長度合いに合わせてサポートしていくことが重要です。また、少人数制の教育で学生との接点を増やすことも考えています。

――最後に、龍谷大学で学ぶ上での倫理観とは?
本学は仏教系大学ですので、やはり「命を大事にする」というのが根本にあると思います。

先端技術は色々な使い道がありますが、ただ単に技術を突き詰めるところまで突き詰めて社会的影響を考えない、ということではなく、やはり社会的影響を考えながら技術を考えてほしいと思います。

高度成長期の競争社会においては皆が同じ物差しで測られて、一番二番を競ってきたわけですが、そういうことではなくて、人それぞれ違って構わないし、それぞれの人が先端になるということを教えていきたいと考えています。そして、一人ひとりがバラバラに頑張るのではなく、やはり一緒に共同して色々なことにチャレンジしていくということが大事なんだと伝えたいですね。

「おうみ会」、そしてその後

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20190304ohmikai2.jpg◾️先週の金曜日の晩に、大津市内にある琵琶湖ホテルで職場の懇親会「おうみ会」が開催されました。季節柄、歓送会でもあります。私がクジ引きで座ったテーブルでは、普段、なかなか話をできない若い職員の方達も混じったテーブルでした。こういう時でないと、なかなか交流はできません。そのような若い方がおられたので、若い女性に私の牛肉の鍋を食べていただきました。彼女は、このメニューだと2周はいけると豪語されていたので、お譲りしました。素敵な笑顔、天真爛漫…って感じだな〜。私のようなおじいさんの胃袋は小さくなってしまっています、ほんまに。

◾️その後、当然のように、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」へ。ちょっと息抜きです。すると、ご常連のSさんがおられて、すぐに、これまたご常連のTさんがやって来てと、いつもの展開になりました。で、この写真なのですが、その日のものではありません。前回、お店に来た時にお店のスタッフに撮ってもらったものです。お店にいると、近藤紀章くんと彼を慕う仲間の皆さんがやってこられました。知らん顔して帰るわけにはいかないので、挨拶程度に少しだけ合流と思っていましたが、けっこう長い時間お店にいることになりました。なんと言いますか、近藤くんが、すでにお酒で出来上がってしまっていて…。ちなみに、近藤くんのや若いお仲間の皆さんは、ちゃんとしてはりました。

◾️このグループとは、そのうちに何か面白いことができるかもしれませんね。近藤くん。今度は、素面でお願いいたします。
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職員採用情報

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龍谷大学・専任事務職員・新卒者採用2020年4月採用の情報です。

噴水の金魚

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◾️今日の朝、雲ひとつない青空。清々しい雰囲気のキャンパスに朝早く到着しました。こういう日の朝は冷えます。職場、瀬田キャンパスにある噴水の池、真ん中を見ると大きめの金魚たちがじっとしています。こうやって寒さをしのいでいるんだな。この池の金魚、誰も餌をやっていないはずですが、池の中に湧いてきたプランクトンを餌にしているのでしょうかね。この池を管理する部署の職員の方に伺ったところ、学生さんたちが何か学祭等で活用した欽仰のうち、余ったものを放流⁈したのではないかとのことでした。学祭で金魚すくい?それはともかく、放流された金魚はかなり大きくなります。餌になるプランクトンがちゃんと湧いているので緑がかった水になります。グリーンウォーターっていうらしいですけど、すごいな。
グリーンウォーター

「特集展示:仏教美術のいきものがたり」

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◾️龍谷ミュージアムのシーリズ展のご案内です。

シリーズ展では、インドで誕生した仏教がアジア全域に広まり日本の社会にも根づいていく約2500年の歩みを、大きく「アジアの仏教」と「日本の仏教」に分けて紹介します。

今回の特集展示では、“仏教説話に登場する鳥獣”や“ほとけや神が従える鳥獣”、そして“仏教建築に表される鳥獣”を取り上げます。普段は仏や菩薩の美しい造形に目を奪われますが、今回は少し視点をかえて、ほとけや神々にぴったりと寄り添ういきものたちを鑑賞してみませんか?仏教世界を彩る「いきものがたり」をのぞいてみましょう。

また、特別陳列として日本画家・野生司香雪(のうす こうせつ/1885~1973)による連作絵画「釈尊絵伝」を展示します。画伯は1917年アジャンター石窟壁画の模写事業に参画、後の1936年にはインド初転法輪寺に釈尊一代記の大壁画を完成させました。

2018年度「大津エンバワねっと報告会」

◾️昨日は地域連携型教育プログラム「大津エンパワねっと」の報告会でした。朝8時半から15時前までびっしり。学生4チームは、しっかり準備をして報告してくれました。報告はパワーポイントによる口頭発表と、ポスター発表。ポスター発表では地域の皆さんからいろいろご意見をいただき、また評価もしていただいたようです。報告会の後の交流会では、学生チームの皆さんは地域の皆さんとの交流を楽しんでいました。なかなか素敵な風景でした。指導している教員としては、さらに引き続き、この教育プログラムが提供する実習を履修して欲しいのですが、さてどうなることでしょうね。継続することで価値が生まれてくるんですけどね。

◾️「大津エンパワねっと」とは、学生が地域に出て地域の皆さんと一緒に地域の課題を解決・緩和するためにプロジェクトに取り組む教育プログラム…といえばわかりやすい話しなのですが、やってみるとそんなに簡単ではないことがわかります。学生の皆さんが過ごしてきた、小中高大という学校の制度の中では、基本的に、個人の努力がストレート評価されるわけですが、「大津エンパワねっと」では、個人の努力に加えて学生チーム内の調整が必要になります。時に、意見の食い違いが生まれますが、それを乗り越えないといけません。もちろん、地域の皆さんとの調整も必要になります。自分たちが考えたことがそのまま地域で通用するわけではありません。様々な調整の段階が存在し、簡単には自分の思うようにはいかないのです。もっとも、世の中は普通そういうものなのですが。コスト・ベネフィットのような発想からすると「もっと簡単に単位が取れる授業と比較して割りに合わないよね」と考える人がいるかもしれません。また、「どうして自分ばっかりいろんなことをしなくてはいけないのか…」と不満に思う人もいるかもしれません。チーム内で頑張っているメンバーの努力にタダ乗りすること、いわゆるフリーライダーに対する不満ですね。あくまで推測でしかありませんが。

◾️まあ、ちょっと考えてもなかなか大変なわけなのですが、その一方で、そのような大変なのことをなんとか乗り越えて、考え方や立場の違う人と協働し、なんらかの「成果」をチームの仲間や地域の皆さんと共有する…そのようなプロセスを経験することは、きっと大きな財産になると思います。知識だけだなく、このような体験がその後の人生の展開に大きく影響していくはずです。交流会の様子を拝見しながら、社会学部の教務課長さんと雑談をしましたが、その雑談の中でも、大学時代にこのような経験をすることの大切さや、それを支える学部を超えた教学組織の可能性等について、いろいろ意見交換をすることができました。

◾️「大津エンパワねっと」の報告会が終了した後は、いったん帰宅して、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」へ。大津市民駅伝に出場した龍谷大学の教職員チーム(3チームか4チーム)の皆さんの慰労会があり、私はもちろん「エンパワ」の報告会があったので走っていませんが、監督に呼ばれて慰労会だけ参加させていただきました。こういう場があると、ふだんなかなか会えない教職員の皆さんとお話ができてありがたいですね。この慰労会でも、親しい職員の方と大学の地域連携や教育プログラムのあり方について、いろいろお話をすることができました。退職まで後8年ですが、職場の仲間といろいろ夢を語り合えることは幸せなことだと思っています。

「学生まちづくりLaboratory」でのワークショップ

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20190127gakuseilab3.jpg◾️本日の午前は、仰木の里小学校(大津市)にある「ふれあい学習館」で、龍谷大学エクステンションセンター(龍大REC)の「学生まちづくりLaboratory」の活動が行われました。仰木の里は都市近郊のいわゆる新興住宅地です。地域住民の皆さん、大津市役所政策調整部企画調整課の職員の皆さん、そして龍谷大学の学生研究員の皆さん、私も含めた教職員が参加しグループワークに取り組みました。

◾️今日の活動は、地域の皆さんに仰木の里の素敵なところや自慢できるところ、そして課題や困ったことをカードにひとつひとつ書いていただくとともに、そのことについて語り合っていただきました。地域の皆さんには、短い時間にもかかわらず、とてもたくさんのカードを書いていただきました。学生研究員の皆さんには、それらのカードをもとに、参加した地域の皆さんにインタビューを行っていただきました。地域の皆さんと学生によるグループワークですね。グループワークは、大変楽しい雰囲気の中で進みました。学生研究員の皆さんにとっても、新鮮な経験だったようです。私の個人的印象にしか過ぎないのかもしれませんが、学生研究員の皆さんの発言や表情を見ていて、優秀な人たちが学生研究員に集まってくれているのだなあということがわかりました。

◾️今日のグループワークの結果はいったん大学に持ち帰り、学生研究員のみなさんが整理と分析を加えて、地域の皆さんにフィードバックされます。地域の魅力や自慢できることを、さらに伸ばしたり磨いていくためには、どんな楽しい取り組みをすれば良いのか。地域の課題や困ったことを、緩和し解決していくためには、どんな面白い取り組みが産まれたら良いのか。フィードバックされたデータは、そういったディスカッションの題材となるのかなと思います。またその際は、市役所が待っているさまざまな客観的なデータを活用した(オープンデータ)ディスカッションにより、地域社会の「前向きな危機意識の共有」も行われる予定です。そうそう、来月は、まち歩きによるフィールドワークも地域の皆さんと一緒に行われます。ところで、この「学生まちづくりLaboratory」は、授業ではなく課外活動になります。ですので、学生研究員の皆さんには、例えば単位が出る…なんてことはありません。それぞれの問題関心から参加されているのです。

◾️この日の最後には、参加された学生研究員の皆さんが、ひとりひとり感想を述べておられました。特に、強く印象に残ったことがありました。国際学部に所属して海外にばかりに目を向けてきたけれど、このような地域のことにも関心を持たねば…と参加してくれた学生研究員の方がおられました。この方は、4回生で、在籍期間も残りわずかなのですが、こうやって参加してくださっています。もうひとりの方は、東海地方の地方都市の出身だそうです。そこでも自分も含めて若者がどんどん流出している実情があり、この日のワークでいろいろインタビューしながら地域のリアルな課題に向き合った時、出身地域のこととも重なり「心が痛んだ」と語っておられました。おそらく大切な経験をされたのですね。
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第4回沼田智秀仏教書籍優秀賞受賞記念講演会

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◾️”Right Thoughts at the Last Moment: Buddhism and Deathbed Practices in Early Medieval Japan “(『臨終正念―中世初期の仏教と臨終の実践―』) で、2017年度沼田智秀仏教書優秀賞を受賞された、ジャクリーン・ストーン博士による講演会が実施されます。ご講演のタイトルは「最後の念仏の力によって―平安・中世に見る臨終行儀―」です。本講演会は一般公開、事前登録不要で、講演は日本語で行われるとのことです。

創部50周年記念誌とCD

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◾️今週の水曜日のことになりますが、仕事の後、龍谷大学吹奏楽部の練習場のある瀬田キャンパスの青朋館に行きました。来年度から吹奏楽部の部長をお引き受けするにあたり、学生部に提出する様々な書類にサインと押印が必要だったからです。来年度から幹事長と副幹事長をされるお2人の部員の方が、対応してくださいました。皆さん、吹奏楽部という集団の中で鍛えられているせいでしょうか、とても礼儀正しいことに改め感心しました。書類のへのサインと押印という用事を済ませた後、吹奏楽部の『創部50周年記念誌』と記念のCDを頂きました。4月から吹奏楽部の活動を支えられるように、龍大吹奏楽部のこれまでの歴史を勉強させていただきます。

◾️『創部50周年記念誌』の目次の項目は、「祝辞・挨拶」、「50周年の歩み」、「演奏会の記録」、「OB・現役名簿」の順番でした。最初の「祝辞・挨拶」では、龍谷大学吹奏楽部が吹奏楽コンクルールで初めて全国大会に出場したときに指揮をされた、佐渡裕さんのメッセージを読ませていただきました。佐渡さんが指揮をされたのは1986年のことですから、もう33年前のことになります。佐渡さんは、京都市芸術大学を卒業されたばかりの大変お若い時期ということになります。当時、龍谷大学吹奏楽部の顧問をされていた京都市芸術大学の上埜孝先生や、現在、音楽監督・常任指揮者をされている若林義人先生のご縁を背景とした抜擢だったようです。その時の全国大会は、尼崎市にある「尼崎市総合文化センターあましんアルカイックホール」です。課題曲はコンサートマーチ「テイクオフ」、自由曲はコダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」でした。受賞したのは銀賞だったようですが、この頃から、龍谷大学は音楽的な実力を蓄えていったようです。そのことがはっきり現れてくるのは1990年前後からでしょうか。

◾️『創部50周年記念誌』の「50周年の歩み」を拝見すると、龍谷大学吹奏楽部が、現在のように全国的に知られるような実力を持ったバンドになることができたのは、若林先生をはじめとするたくさんの先生方のご指導と、充実した練習場(青朋館)を大学が用意したことが大きいようですね。現在は、190名近くにまで部員数も増えているとお聞きしています。このような大きな吹奏楽部が生み出す音楽にさらに磨きをかけていただくために、副部長の事務職員(吹奏楽部OB・OG)の皆さんに教えていただきながら、4月から部長としての仕事に取り組みたいと思います。

お笑い芸人「ファミリー・レストラン」のお2人のコミュニケーション講座

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■龍谷大学社会学部・社会共生実習支援室主催のコミュニケーション講座「お笑い芸人の苦悩」。参加された学生の皆さんも大満足でした。講師をお務めいただいたお笑い芸人「ファミリー・レストラン」のお2人に感謝です。

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