学長メッセージ「『自省利他』の精神を根底にして」

◾️勤務してるい龍谷大学では、創立380年を迎えたことから、入澤崇学長自らメッセージを発信しています。「自省利他」です。

「自省利他」の精神を根底にして
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龍谷大学は本年、創立380年を迎えました。それにあたり、龍谷大学から新たな哲学を発信したいと思います。
新たな哲学、それは「自省利他」です。
いま、世界を見わたせば、排他的な考えが蔓延し、国家や地域間で、紛争がそこかしこで起きています。その結果、多くの子どもの未来が奪われ、貧困や飢餓がさらに追い打ちをかけています。経済格差や温暖化など、地球的視野で現代社会をみつめるならば、あまりに多くの深刻な課題があることに気づきます。
問題の本質はどこにあるのでしょうか?それは人間の「自己中心性」にあると私は考えます。
例えば「争い」。「自分は正しい」と各人(または各国)が主張すれば、争いは避けられません。自分自身を絶対視すれば、当然のことながら敵が生じてきます。敵を生まない思考に立脚しない限り争いはなくなりません。
例えば「富」。わが国は明治以降、経済成長を目指し続けています。しかし、明治政府の打ち立てた「富国強兵」が結果として何をもたらしたでしょうか。1980年代のひたすら富を求めるバブル経済が何をもたらしたでしょうか。「経済」は原意の「経世済民」(世を治め、民の苦しみを救う)でなくてはなりません。
創立380周年記念事業を実施するにあたり、自己中心性に気づくことから始めたいと思います。自分は果たしてこのままでいいのか。自分に欠けていることは何なのか。自分のありようを省みることが自己変革に繫がります。「自分のものさし」ではなく、「仏さまのものさし」で自分をはかれば、そもそも「自己なるもの」は虚妄であることが見えてきます。自分という存在は他者との関係性から成り立っているのであり、他者との関係性を重んじる「気づき」が重要となってきます。

大学のありようを省みたならば、どうでしょうか。私たちは大学の果たすべき役割や使命を担っているとはっきりと言えるでしょうか。深草キャンパスを例に出すと、この地にはかつて軍事施設がありました。軍事施設を教育施設に変えることに尽力した先人の思いをどれだけ私たちはくみ取っているでしょうか。教育は社会の基点。大学キャンパスは地域社会の拠点となるべき存在です。地域貢献は大学にとっての大きな使命なのです。大学自身、自省したいと思います。

大学は閉鎖的な存在であってはなりません。学術世界を世間の隅に封じ込めてはなりません。「学び」は成熟した人生、成熟した社会を創りあげる要です。他者との関係性を重んじ、他者の幸福に資することを考え行動する。教職員と学生が仏教の「利他の精神」に学び、創立380年を機に、改めて龍谷大学の使命を血肉化していきたいと考えます。

「自省利他」、これを龍谷大学創立380周年の基本コンセプトに掲げます。

2019(令和元)年 5月
龍谷大学 龍谷大学短期大学部
学長 入澤 崇

ワートバーグ大学ウインドアンサンブル 龍谷大学吹奏楽部 合同演奏会

◾️昨日、京都アバンティ9F 龍谷大学 響都ホール校友会館で開催された「ワートバーグ大学ウインドアンサンブル 龍谷大学吹奏楽部 合同演奏会」、無事に終了しました。両大学の演奏を聴かせていただきました。ありがとうございました。以下では、吹奏楽部のtwitterとfacebook公式ページへの投稿のリンクを埋め込みました。


◾️facebookの投稿では、以下のように書かれています。

実は今回のジョイントコンサートは、数日後にワートバーグ大学を卒業する4回生たちにとって、最後の演奏会でした。アンコールとしてお届けしたコラールやコーラスの途中から、どこからともなくワートバーグ大学の生徒のすすり泣く声が。当部の部員もつい貰い泣きしてしまいました。終演後にワートバーグ大学の方が涙ぐみながら言ってくださった「ありがとうございます」の言葉を私たちは一生忘れません。

2017年のスイス遠征・今年度の4月に行われたスイングキッズとの合同演奏会・さらに今回のワードバーグ大学ウインドアンサンブルとの演奏会など…近年、当部は海外の団体との交流に力を入れています。いつか龍谷大学吹奏楽部が日本だけでなく海外でも広く知られる部になる為に、今日は一歩前進することが出来たのではないでしょうか。2日間貴重な体験をさせてくださったワートバーグ大学の関係者の方々並びに響都ホールの方々、そしてお越しいただいたお客様、本当にありがとうございました!

◾️ワートバーグ大学*はアメリカの大学ですから、日本と違って学生の皆さんはもうじき卒業されるわけですね。で、アンコールのコラールとコーラスでは部員の皆さんも貰い泣きしてしまったようですが、その気持ちは客席にも伝わってきました。そして感動した客席の皆さんも、スタンディングオベーション。ワートバーグ大学の学生さんたちも良い思い出になったのではないでしょうか。コーラスには、吹奏楽部の部員の皆さんも参加されました。いつもは楽器を演奏されているわけですが、素敵な歌声を聴かせてくださいました(こういうコーラス、声を出して歌うことは、おそらく楽器の演奏レベルを高めるためにも有効なのではないか…と思います)。吹奏楽部の部員の皆さんも、素敵な経験ができてよかったですね。

◾️吹奏楽部のfacebookの投稿には、「龍谷大学吹奏楽部が日本だけでなく海外でも広く知られる部になる為に、今日は一歩前進することが出来たのではない」かと書かれていますね。ぜひ、演奏技術だけでなく音楽性を高めていくためにも、海外の演奏団体との交流を拡大していっていただきたいと思います。

*ワートバーグ大学は、アメリカ福音派ルーテル教会の大学です。音楽学部の中には、教会音楽を専攻するプログラムがあります。ワートバーグ大学のワートバーグ=Wartbug とは、大学から提供してもらった資料によると、宗教改革の時代にマルティン・ルターが10ヶ月に囚われていたドイツ・テューリンゲン州にあるヴァルトブルグ城に由来するとのことです。

“コラールとは、ルター派教会にて全会衆によって歌われるための賛美歌のことです。

降誕会提灯行列


◾️昨晩は、第98回創立記念降誕会・提灯行列でした。19時に円山公園を出発し、四条大橋を渡って四条河原町の交差点で北に向かい、最後は京都市役所のあたりまで提灯行列のパレードをしました。創立記念降誕会は、龍谷大学の創立記念日と浄土真宗の宗祖親鸞聖人の御生誕日を全学を挙げて御祝いする全学行事です。提灯行列も、この全学行事の一つになります。この行事を支えておられる第98回創立記念降誕会実行委員会の学生の皆さん、そして職員の皆さん、ありがとうございました。

◾️私は、この提灯行列のパレードをマーチングの演奏で盛り上げてくれる、吹奏楽部の皆さんの活躍を自分の目で拝見したく、今回は参加させていただくことにしたのでした。龍谷大学に勤務して16年目に突入しましたが、この提灯行列に参加したのは今回が初めてです。おそらく、吹奏楽部の部長をしていないと、退職するまでに参加することはなかったかもしれません。良い機会になりました。吹奏楽部の部員の皆さんは、提灯行列が終了した後、一息入れて休む間も無く、すぐに市役所前で待機していた大学のバスに乗り込み、演奏した楽器を大学本部まで運んでおられました。吹奏楽部の皆さん、お疲れ様でした。ありがとう。今日の提灯行列、沿道では、多くの皆さんが足を止めて、笑顔で楽しんでおられました。特に、外国からのお越しの観光客の皆さんは、突然のことでびっくりされたかもしれませんね。素敵な思い出になったらいいな。

◾️提灯行列には、音楽監督の若林義人先生も参加されておられました。私と同じく吹奏楽部の皆さんの応援に来られたのです。お話を伺ったところ、毎年、応援に来られているとのこと。ありがとうございます。たまたまお仕事の都合でお車で応援に来られていました。ということで、提灯行列の後は、先生の車で自宅まで送っていただきました。若林先生、ありがとうございました。本当は、京都の街で一献傾けたかったのですが。先生、次回は、よろしくお願いいたします。

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◾️さて、この写真ですが、これは一昨日のものです。帰宅しようと研究室のある瀬田キャンパス2号館から外に出ると、吹奏楽部のマーチングの音が聞こえてきました。練習風景をちょっと覗いてみました。頑張っておられますね。見学していると、こちらに笑顔で手を振ってくれました。いやいや、違います。私にではなくて、これも本番に備えての練習なんですね。本番は沿道に観衆がおられますから。その観衆がいることをイメージしながら笑顔で手を振っておられるんだ。もう少しで、こちらも笑顔で手を振るところでした。まあ、手を振っても良かったんだけど。場所は、瀬田キャンパスにあるセタドームです。かなり肌寒い気温でしたが、部員の皆さんは頑張って練習をされていました。

【追記】◾️提灯行列の時の写真を追記でアップします。
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「株式会社 革靴をはいた猫」のこと

20190426uomi.png ■以前から、龍谷大学政策学部に在籍していた魚見航大さんという方のことを聞いていました。現在は、政策学部を卒業され、「株式会社 革靴をはいた猫」を経営されています。障がいのある若者と共に訪問型の靴磨きを行う会社を、2017年3月の卒業式を前に起業され、今は、京都市役所の近くに店舗も開店されています。この魚見さんのインタビュー記事を、公益財団法人「信頼資本財団」のホームページに見つけました。この記事を拝見して、ぜひ多くの知り合いの学生のみなさんにも読んでもらいたいなと思い、ブログで紹介することにいたしました。

インタビュー“与えられる存在”から“与え、分かち合う存在へ”

■このインタビュー記事を拝見すると、大学に入学した頃の魚見さんは、何かまちづくりや社会問題に積極的に関わろうとする学生ではなかったことがわかります。地域課題を解決するための政策学部教育プログラム「Ryu-SEI GAP」に参加することで、魚見さんは社会的課題に少しずつ関心を深めていかれたことがわかります。それも、いろんな経験や人との出会い、それは偶然と言ってしまえばそうなのでしょうが、そのような経験や出会いという偶然を自分を成長させることにつなげておられることがわかります。学内にある障害を持った若者が勤務されているカフェ「樹林」での経験もそうです。このカフェに関わりながら、次のような気づきがありました。「周りの人が頑張って障害のあるメンバーたちをサポートするだけでは彼らが生きていくうえで本質的な成長にはつながっていないのではないかと思いました。そのカフェでは就労支援B型といわれる一般就労が難しいメンバーが働いていましたが、彼らにもできることが多くあるように感じていました」。

■このカフェでの経験の後、魚見さんは、障害を持った若者たちと「靴磨き」を事業にしていきます。魚見さんの頭の中で、「靴磨き」と閃めいた訳ではありません。人との出会い、ちょっとした「つぶやき」に似た発言に刺激を受けて決断し、行動に移していったことに、とても関心しました。感性が柔軟で敏感な方だと思いました。その後の展開については、ぜひ、直接、インタビュー記事をお読みいただければと思います。魚見さんたちの企業について、こういったことも語っておられます。「大学の先生や経営者のなかで靴磨きでの起業に唯一賛同してくれた深尾先生に『起業したいです』と言ったら在学中に準備しなさいとのことだったので、起業する方法を調べてなんとか卒業式前日に登記できました」。深尾先生とは、一緒に仕事もすることがありますが、おそらくはご自身のお若い頃からの経験も踏まえて、魚見さんの背中を押されたのではないかと推察します。「唯一賛同してくれた」ということは、ほとんどの大人たちは「やめときなさい」、あるいはそれに近いことを言ったということになります。多くの方は、「まずは、きちんと就職をして、社会人になって社会を勉強してからでも遅くない…」というようなことをアドバイスされたのかなと想像します。本当に、人との出会いは大切ですね。

■インタビュー記事のタイトルは、「“与えられる存在”から“与え、分かち合う存在へ”」です。ここで存在というのは、同僚の職人さんである障害を持った若者たちのことを指しているのだと思います。魚見さんのような卒業生が、私の勤務する社会学部からも生まれて欲しいと思っています。

もぐりの学生(2)

20190422ohmiya.jpg◾️ 今日も、龍谷大学大宮キャンパスで開講されている、高橋卓志先生の実践真宗学研究科「社会実践特殊研究(D)」に「もぐり学生」として出席しました。私のような門外漢を受け入れていただくことに、本当に心より感謝いたします。私自身は、もうじき彦根で始まる予定のプロジェクトのこれからを考える上で、いろいろヒントをいただこうと「もぐらせて」いただいています。しかし、高橋先生の問いに対する院生の皆さん応答も私には興味深くなってきました。

◾️先週は、「苦の現場に立たなければ発心することはできない」という先生のお話がずっと心の中に残っています。この授業に出席されている院生の方達は、全員が浄土真宗本願寺派のお若い僧侶か、これから僧侶になる方達です。高橋先生の授業を履修して、どのように受け止めていかれるのか、これからどのように僧侶として生きていくのか、その辺りのことが気になります。先生のお話では、履修期間の最後の方では院生たちにも変化が現れるとのこと。院生の皆さん、どんな感じになるんだろうと興味津々です。

◾️授業では、先生は「質問及びレスポンスペーパー」を院生の皆さんに配布されます。今日のレスポンスペーパーのテーマは、「伝統仏教の視られ方」です。1つめの質問は、「寺と一般の人々(檀信徒・門徒も含む)との付き合いは希薄になっていると思うか?」。2つめは、「寺は人々にとってどんな場所か?」。3つめは「どんな寺の活動(行事)を人々は期待すると思うか?」。4つめは「僧侶は死に直面した人々の支えになっているか?」。5つめは「具体的な支えとは」…このような質問を授業の初めにアンケート形式で院生の皆さんに書いてもらい、院生の皆さんが書かれた内容を手掛かりにしながら、授業は展開していきます。最後に、授業の感想や気付きを書いて、授業の最後に提出することになっています。私の個人的な感想で言えば、高橋先生が院生の皆さんに伝えたいことと、院生の皆さんが真宗の教義に基づき真面目に考えておられることのの間には、なにか乖離があるように思いました。この乖離も、授業が進むうちに変化していくのでしょうか。楽しみです。私にとって、この授業に出席することは、何か一種のFD活動のような気がしないでもありません。ありがたいことです。

◾️ところで先週は、教室にいて肌寒い感じがありました。いつになったら暖かくなるのか…という感じでした。ところが、この1週間でとても暖かくなりました。外を歩いていると、昼間は、「暖かい」を超えて「暑い」時もありました。年々春の期間が短くなっていくような感じがします。それはともかく、大宮キャンパスは、いつきても気持ちが良いです。そもそもの設計の根底にある思想に何か宗教的なことが込められているのだろうか…と、ふと思ったのですが、実際のところはどうなんでしょうね。

もぐり学生(1)

【追記】◾️「苦の現場に立たなければ発心することはできない」と高橋先生が院生の皆さんに繰り返し話されることを横で聞きながら、自分が修士課程の時のことを思い出しました。その時の指導教授である領家穰先生から、ことあるごとに「脇田、本気になれ!!」と叱られていたからです。「お前は、何のために社会学をやっているんや」ということでもあります。領家先生の「本気」と、高橋先生の「発心」とは、私の中ではどこか繋がるところがあります。

2019年度 入学式

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◾️かつて岩手県に6年間暮らしていたこともあり、facebookでは岩手に暮らしておられるたくさんの「友達」がいます。その「友達」の最近の投稿は、雪の話題です。すでにスタッドレスタイヤからノーマルタイヤに替えたにも関わらず、寒さが戻るだけでなく、積雪してしまっています。もっとも、春の雪は水っぽくて、真冬に比べれは気温は高いのですぐに溶けてしまうとは思いますが…。「なかなか大変だなあ」と思っていると、今朝の滋賀県のお住いのfacebookの「友達」の皆さんの投稿も雪でした。岩手のように積もることはありませんが、山々が白くなる程度の積雪があったわうです。この寒の戻りで、桜の開花もしばらく先のことになるのでしょう。今年の冬は暖冬で、いわゆる「琵琶湖の深呼吸」はまだとのことでしたが、どうなっているのかな。この程度の寒の戻りでは影響しないでしょうね。

◾️さて、今日は2019年度の龍谷大学瀬田キャンパスの入学式が挙行されました。社会学部の入学式は、9時半からということで、早めに大学に到着しましたが、今日は寒かったですね。いよいよ、新学期です。今年度は、新入生を対象にした「社会学入門演習」を担当します。全員で19名(男子11名、女子8名)のクラスです。ひさしぶりに新入生を担当することになりました。「社会学入門演習」の授業は、来週の9日(火)になります。

◾️話は変わりますが、私、龍谷大学に赴任して16年目になります。ということで、16回の入学式に出席してきました。定年は68歳ですから、私が出席する入学式はあと7回ということになりますね。そう思うと、ちょっと身が引き締まるような気持ちになります。

上英之さんの送別会

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20190323uesan2.jpg◾️昨日は、留学生の指導をした後、午後からは「大津市協働提案制度」パワーアップ・市民活動応援事業のプレゼンテーションでした。4団体のプレゼンテーションをお聞かせいただき、審査をさせていただきました。そのあとは、京都に移動。京都ホテルオークラで事務職員のトップ、総務局長を務められた上英之さんの送別会が開催されました。

◾️私が研究部長だった時、学長会(専務・常務理事会)や部局長会(常任理事会)で、部長として度々提案をすることがありました。その時、上さんは学長室長をされていたと思います。提案の際は、上さんの横が私の席(提案者の席)でしたが、提案の前に、上さんは小声で「できるだけ短く、ポイントを絞って」と耳打ちされるのでした。その上さんの「ご指導」があってかどうか、事前に自分でしっかり予行演習をして提案に臨むようになりました。こんなことを言うのはちょっと変ですが、上さん、ご指導ありがとうございました。でも、今日の多くの方のスピーチでわかりましたが、上さんご本人の話しは長かった…ということのようです。ところで、いつも思うのですが、先輩に対する後輩の事務職員の皆さんのおもいは凄いと思います。送別会では、龍谷大学職員としての上さんの職員としての「歴史」を動画作品にした大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」のパロディ「上どん」が上映されました。みんなで大笑い。大笑いなのですが、相当時間とエネルギーを投入されて製作されたことがわかります。そのことに、今回も大変感動しました。

◾️送別会の後は、主演された「上どん」役の野澤さんにお姫様抱っこしてもらいました。お隣は少年時代の「上どん」を演じた鈴木さん。ところでお姫様抱っこしてもらったことって、当たり前だけど人生で最初じゃないのかな。で、きっと最後でしょう。野澤さん、75kgのおじいさんは重かったでしょう。他の方も、何人もお姫様抱っこされたのでしょうが、腰は大丈夫かな。野澤さんありがとうございました。写真を撮って送ってくれた岡田雄介さんも、ありがとう。ひょっとして上さんもお姫様抱っこされたのでしょうか?もしそうなら見てみたいな。

先端理工学部の新設


◾️龍谷大学理工学部は、2020年に以下は、リンク先記事からのものです。2020年設置構想中です。私は社会学部の教員ですが、この理工学部の取り組みから学ぶべきことがたくさんあるように思います。いつまでも過去の教育モデルにこだわっている、あるいは安住している時代ではないのです。アンダーラインは、私がつけました。教える側の論理ではなく、これから未来を担っていく若者の側、学ぶ側の論理でカリキュラムを再構築されている点が非常に魅力的です。似たようの主張を、自分が所属する組織の会議でも言ってはいますが…。教員が「教える」ことを自明の前提としたカリュラムではなく、学生が「学ぶ」ことを支援するカリュラムが必要なのです。

新しい大学の在り方
~ 多様な学習ニーズに対応した 「分野横断型の専門教育」とは PROMOTION
龍谷大学理工学部長(先端理工学部長就任予定) 松木平淳太氏に伺う
NEW 2019.03.01 16:00 テクノロジー
受験の先にあるものとはなんだろう。

小学校受験をくぐり抜けて国立や私立に通った人もいるだろう。中学か高校のいずれか、もしくはどちらも受験するために学校と塾の勉強を両立した人もいるだろう。そしてそのさらに先には大学受験という人生の大きな分岐点が待ち受けている。

現代社会の情報化に伴い、わたしたちは自ら歩むべき道を主体的に選び取ることができるようになった。自分らしく生きていくために、また自分の能力を最大限に引き出すために、受験という大きな難関を乗り越えてでもわたしたちは大学をめざす。

一生をかけて取り組みたいライフワーク。それをサポートしてくれる熱い教師陣。社会に出る一歩手前のところで希望や不安を分かち合い、互いに学んだことを強化し合える仲間たち。受験の先にあるものとはそれらとの出会いにほかならない。

さらに大学の先にあるもの、それは社会だ。10年後、50年後、100年後の未来に理想的な社会は実現しているだろうか。そして、その未来に到達できるように今しておくべきこととはなんだろうか?

そのような「バックキャスティング」とも呼ばれる未来逆算思考を積極的に取り入れようとしているのが龍谷大学だ。

2020年4月には新しく先端理工学部の新設が予定される。その革新的な取り組みについて、現理工学部長で同学部の学部長に就任予定の松木平淳太氏にお話を伺った。

◆「未来逆算志向型」の革新
――龍谷大学に先端理工学部の新設が予定されます。新しい学部に変わる意図とは?

社会の情勢は常に激しく変化しています。特に日本は課題先進国と言われ、少子高齢化や環境など、いろいろな問題があります。

今まで理工学部として教育研究をおこなってきたのですが、情報化社会の進展、グローバル社会の進展など、いろいろと考えなくてはならない課題が多い中で、従来の大学の在り方ではなかなか対応できないと考えました。今までの大学はまず先生方の研究分野があり、そこからスタートしてカリキュラムを構築していくという形でした

教育プログラムの在り方をゼロから考え直す必要がある。我々はそう考え、社会的課題から出発してそれに対応する教育プログラムを設定し、その教育プログラムを構成するにはどの専門分野と繋がるのかという視点でカリキュラムを考え直したのです。

具体的には25のプログラムを用意しました。「プログラム」というのは特定のテーマに関連する科目を20単位程度でパッケージ化したものです。

人工知能、IoT、データサイエンス、航空宇宙など、現代の様々な先端技術に関するプログラムを設定し、学生さんはそれぞれ興味があるプログラムを自由に選べます。また、25のプログラムを支えるために、数理科学、情報科学、化学、電子工学、環境工学、機械工学等を学ぶ6つの「課程」があり、ここで理工学のベースをしっかり身につけます。

プログラムは履修した先にどのような職業が想定されるかを意識して設計されていますので、学生さんが学んでいく中で将来の進路のイメージが自然に形成されることも期待されます。

また、プログラムは異なる分野の学生も学ぶことができるよう横断的な学びを促進するカリキュラムとなっており、これが先端理工学部の大きなポイントの一つです。

大学に入る時点ではどの分野を選ぶか迷ってしまうという学生さんもいらっしゃいますが、プログラムを通じて異なる分野を勉強できるのは非常に魅力的ではないかと思いますし、社会でも能力が発揮できると考えています。

二つめのポイントは、そのようにカリキュラムを整えたうえで、学生さんが主体的に学び、その学びを社会に応用できるように3年次に主体的活動期間を設定したところです。

学びが学内に留まるだけでなく、例えば海外留学であったり、企業でのインターンシップであったり、地域でのボランティア活動であったり…と様々なところで学生さんが学んできたことを活かせる仕組みを整えました。

従来の理工学部系の大学ですと実験や演習等の必修科目がたくさんあってなかなかそういった活動をしづらかったのですが、必修科目を3年生の特定期間に配置しないという形をとり、約3ヶ月の間、自由な活動ができるようにました。

主体的活動期間に教室だけでは学べない様々な体験をしてもらうことで、本学の「建学の精神」を出発点とした倫理観を持つ技術者、また社会課題の解決にあたる人材を育成したいと思っています。

――学部のカリキュラムを一新するのはなかなか難しいと思いますが、なぜそこに着目したのでしょうか?

新しいカリキュラムを作るにあたって、大学生や卒業生の方々にアンケートを取りました。すると、やはり専門領域はある程度身についたものの、もっと勉強しておけばよかったと後悔する声もありました。例えば、工学系の学生であっても情報系のことをもっと勉強しておけばよかったというような声もあったので、その調査結果がベースにあって変えようと。

もちろん、今まで理工学部として30年間続いてきた考え方を逆転するというのは非常に大きな変化なので、色々な議論がありました。

今まで培ったものが失われる危険性も懸念され、1年半以上の時間をかけて綿密に議論しました。その結果、やはり今後の社会の変化を考えると「変えよう」という決意が先立って、今回新しい学部を作ることになったのです。

◆一人ひとりの可能性をフルに発揮
――学部の名前が先端理工学部に変わりましたが、そこに込められた思いは?

理工学部から先端理工学部へと名前が変わったのには先端技術にフォーカスしていこうという思いがあります。

先端理工学部という名前を決める際にも色々な議論がありました。トップの人だけを育てて他の人は置き去りにされてしまうような印象もあり、それが本学に馴染むのかという指摘もありました。

我々が言う「先端」には、むしろ一人ひとりが一歩前に出てそれぞれが問題解決の先端に立つという意味合いがあります。そういう意味で、全員が先端なのです。

SDGs(持続可能な開発目標)の中に「誰一人として取り残さない」という言葉がありますが我々も同感です。同じ物差しで比べるのではなく、色々な分野において先端であり、それぞれの先端の人たちがお互いに共同して社会問題の解決にあたるいう意味での先端だと考えています。

――時代が目まぐるしく変わっていくなかで、今後どのような分野が伸びていくのでしょうか。

例えば航空宇宙プログラムは今後伸びていく分野ですし、人工知能、環境問題、自動運転なども発展していくと期待されています。

各プログラムを作るにあたって新しい先生をお呼びしたり、いままで個別に研究を行ってきた先生方同士の連携を強化したりしています。たとえば、環境問題にはデータサイエンスという視点を組み合わせて社会課題の解決方法を考えたり、自動運転は単に機械工学だけでなく、電気電子系、情報系、応用科学系の先生方が一緒になって一つの課題に取り組むといった点が魅力です。

◆主体的な学びの場
――学生には他にもどういったところを魅力に感じてほしいですか?

まず先生方の研究レベルが世界的にも非常に高いことは学生さんに魅力を感じていただけるポイントです。

例えば、環境問題を考えるうえで現場に行くことは大切ですが、アフリカの湖に潜って生き物の生態を調べている行動派の先生もおられます。ノーベル賞を受賞した化学者と共同研究をされている先生もいらっしゃいますし、企業との共同開発に携わるなかで実際製品の実用化に貢献されている先生や、特許を持っている先生も。多才で多様な先生方がいらっしゃるので、学生さんにとって楽しい学部なのではないかと思っています。

学生さんが自分で主体的に学ぶ活動の場を学内に整備したのも大きな魅力かなと思います。

従来、設備や施設はどちらかというと先生が管理しており、学生は決められた時間内でしか使用できませんでしたが、学生さんが自由に使えるような施設を構想中です。

具体的にはセミナーやグループワークなどに適した「フリーエリア」と、簡単な作業などに適した「Fabエリア」を設置し、初心者でも扱いやすい3Dプリンター、レーザー加工機などの簡易な工作機械を設置するほか、ものづくりの協同作業スペースを併設することを検討しています。

キャプション:STEM版コモンズ(仮称)

異分野の学生がディスカッションをしながら共同で新しいものをつくっていくスタイルを在学中に経験しておくと、社会に出た時により活躍していただけると我々としては期待しています。異分野、多分野間の交流は、今後企業でも必要とされる考え方ですし、多様化している現代においては、社会も変化が求められています。学生さんがいわば先端となって社会を変えていくことが大事だと思います。

◆異分野間の学び合い
――異分野を組み合わせて考えることが社会に求められていると思いますが、そこに対応していくということでしょうか?

例えばAI技術というのはそれ自体が専門分野として高い価値を持っていますが、さらに色々な分野で応用できるのではないかと言われていますし、それが社会課題の解決にも繋がるとも言われています。

社会課題には色々な問題が複雑に絡みあっています。全体を見渡してそれぞれの専門領域を発揮できる人が関わっていくのが重要ですが、やはり他分野への理解がないとお互いうまくやっていけません。例えば化学系の学生であっても人工知能のことを知っておいたほうが仕事をしやすくなるでしょう。

――先端理工学部の学生はどのような教育やサポートを期待できますか?
そうですね、やはり初年次は基礎的なことをしっかり教えていきます。例えば今回のカリキュラムでまず身につけてもらうのは表現力ですね。自分の考えていることをうまく表現することは大事ですので、そこはしっかりと準備します。

「理工学のすすめ」という科目も用意しているのですが、そこでは先生方の専門を社会課題に関連づけて紹介したり、企業の方をお招きして実際の現場でどういった課題があり、それを解決するために理工系の学問分野はどのように期待されているかをお話ししていただきます。初年次でまずきっちりと問題意識を持つところからスタートします。

また、合わせて技術者としてしっかりとした倫理観も身につけます。

2年次には、所属する「課程」で各分野の基礎的な学びを深めます。他の分野に興味を持ち学ぶことは重要ですが、まずは自分自身の専門性を身につけ、深めることが前提です。また、先端理工学部独自の海外研修として、ベトナム・シンガポールで10日間学ぶ「ASEANプログラム」を用意しています。約40人の学生が、現地大学生との共同PBLや工場視察、ビジネスパーソンとの交流などを体験しますので、色々な気づきがあることでしょう。

3年次でそろそろ自分のやりたいことが芽生え、学生さんが「自分はこういったことがやりたいんだけど、どうでしょうか?」と相談を持ち掛けてくるようになると嬉しく思います。4年生になる頃にはもう社会人一歩手前ということで、先生と対等に自分の意見をしっかりと言えるまでに成長しています。

1年次、2年次、3年次、4年次の成長の課程に合わせて我々教員も関わり方を変えています。従来と違い、今回の新しいカリキュラムにおいては一律に成長してくださいということはありません。それぞれの個性に合わせて得意なところは先に延ばして、一人ひとりの成長度合いに合わせてサポートしていくことが重要です。また、少人数制の教育で学生との接点を増やすことも考えています。

――最後に、龍谷大学で学ぶ上での倫理観とは?
本学は仏教系大学ですので、やはり「命を大事にする」というのが根本にあると思います。

先端技術は色々な使い道がありますが、ただ単に技術を突き詰めるところまで突き詰めて社会的影響を考えない、ということではなく、やはり社会的影響を考えながら技術を考えてほしいと思います。

高度成長期の競争社会においては皆が同じ物差しで測られて、一番二番を競ってきたわけですが、そういうことではなくて、人それぞれ違って構わないし、それぞれの人が先端になるということを教えていきたいと考えています。そして、一人ひとりがバラバラに頑張るのではなく、やはり一緒に共同して色々なことにチャレンジしていくということが大事なんだと伝えたいですね。

「おうみ会」、そしてその後

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20190304ohmikai2.jpg◾️先週の金曜日の晩に、大津市内にある琵琶湖ホテルで職場の懇親会「おうみ会」が開催されました。季節柄、歓送会でもあります。私がクジ引きで座ったテーブルでは、普段、なかなか話をできない若い職員の方達も混じったテーブルでした。こういう時でないと、なかなか交流はできません。そのような若い方がおられたので、若い女性に私の牛肉の鍋を食べていただきました。彼女は、このメニューだと2周はいけると豪語されていたので、お譲りしました。素敵な笑顔、天真爛漫…って感じだな〜。私のようなおじいさんの胃袋は小さくなってしまっています、ほんまに。

◾️その後、当然のように、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」へ。ちょっと息抜きです。すると、ご常連のSさんがおられて、すぐに、これまたご常連のTさんがやって来てと、いつもの展開になりました。で、この写真なのですが、その日のものではありません。前回、お店に来た時にお店のスタッフに撮ってもらったものです。お店にいると、近藤紀章くんと彼を慕う仲間の皆さんがやってこられました。知らん顔して帰るわけにはいかないので、挨拶程度に少しだけ合流と思っていましたが、けっこう長い時間お店にいることになりました。なんと言いますか、近藤くんが、すでにお酒で出来上がってしまっていて…。ちなみに、近藤くんのや若いお仲間の皆さんは、ちゃんとしてはりました。

◾️このグループとは、そのうちに何か面白いことができるかもしれませんね。近藤くん。今度は、素面でお願いいたします。
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職員採用情報

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龍谷大学・専任事務職員・新卒者採用2020年4月採用の情報です。

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