地球研プロジェクト「生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会ー生態システムの健全性」 のその後
■昨日は、京都大学生態学研究センターにいきました。この生態研の研究者のみなさんとの研究プロジェクトを通してのお付き合いは16年程になります。それらのプロジェクトとは、以前、生態研のセンター長をされていた和田英太郎先生(安定同位体生態学)をリーダーとする日本学術振興会・未来開拓学術研究推進事業におけるプロジェクト「地球環境情報収集の方法の確立-総合調査マニュアルの作成に向けて-」)や、この生態研出身の谷内茂雄さんとの総合地球環境学研究所でのプロジェクト「琵琶湖-淀川水系における流域管理モデルの構築」の2つで、いずれも流域管理に関するものでした。
■そのような研究経過があったことから、今回、生態研の奥田昇さんがプロジェクトリーダーを務める「生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会ー生態システムの健全性」という総合地球環境学研究所のプロジェクトにも参加することになりました。もっとも、まだIncubation Study(新たな研究シーズ発掘のため、総合地球環境学研究所が公募した研究)からFeasibility Study(予備研究)へと移行しようとしている段階であり、この先、研究事業として継続していけるのかどうかは、審査結果しだいということになります。
■昨日は、その審査でのプレゼンテーションに関する打ち合わせでした。締め切り最終段階で、奥田さんは、私も含めたプロジェクトメンバーのアドバイスや指摘を踏まえて、かなりプレゼンの改善に努めておられました。私にとっては久しぶりの文理融合の研究プロジェクトになります。気合いがはいります。ぜひ頑張って審査を突破していただきたいと思います。
■研究の目的は、以下のようなものになります。この研究プロジェクトでは、地球規模で進行する栄養循環の不均衡によってもたらされる環境問題を解決するために、流域圏社会-生態システムの存続基盤を形成する主要栄養元素(炭素・窒素・リンなど)の循環不全を解消し、持続可能な循環社会を構築するための流域ガバナンスの手法を確立することを最終目標としています。Feasibility Study(予備研究)では、以下の2つの目的を掲げています。1)流域生態系の健全性を栄養循環に基づいて評価する認識科学的方法論を提案する。2)「持続可能な循環社会」を流域社会の共通の関心事と捉え、住民が地域社会を再生・活性化する公共財としての価値を身近な自然に見出し、行政や科学者と一体となって内発的に自然再生に取り組む流域ガバナンスの実行可能性について検討する。上記2つのアプローチを融合し、社会と科学の「共創」を通して、地域社会のHuman-wellbeingと生態系の生物多様性・栄養循環機能が相互依存的に促進される状態を「流域圏社会-生態システムの健全性」と捉え、順応的な流域ガバナンスの社会実装を目指します。
【追記】■2013年03月02日。本日、奥田さんから、無事、Feasibility Study(予備研究)に移行できたとの連絡が入りました。さて、気持を新たに、新しい研究プロジェクトに取り組んでまいります。
龍谷大学社会学部同窓会設立20周年記念事業に参加しました。
■昨日は、午前中が「びわ湖レイクサイドマラソン」(15km)でしたが、午後からは「龍谷大学社会学部同窓会設立20周年記念事業」の式典が京都駅ビルにある「ホテルグランヴィア京都」で開催され、来賓の1人として参加してまいりました。なかなかハードな日程でした。
■すでに以前のエントリーでもお知らせしましたが、第1部は、元・読売巨人軍投手の桑田真澄さんの講演でした。こういうっては失礼かもしれませんが、とてもお話しがお上手でびっくりしました。ご自身の体験にもとづいた、貴重なお話しだったように思います。桑田さんがPL高校時代、巨人軍時代、大リーグ時代に使用したユニフォームも登場し、会場に来ていた同窓生やその家族の皆さんが桑田さんに着せてもらう…なんてシーンもありました。みなさん、大変喜んでおられました。
■第2部は、交流懇親会でした。前半部分では、社会の各方面で活躍されている同窓生の皆さんが動画作品により紹介されました。同窓会の幹部の皆さんが、一生懸命準備に努力されてきたことがわかるものでした。後半は、この懇親交流会のメインイベント、福引抽選会でした。タレントのタージンさんが登場され、同窓生の方と一緒に司会をされ、福引抽選会を盛り上げてくださいました。さすが、プロですね。いや~盛り上がりました(写真下・左)。
■この交流懇親会には、同窓生の皆さんがお子さんづれで参加されていました。たくさんの小さな子どもたちが、福引抽選会のステージの前に、どういうわけだか集まってきました。そこは、副学長や学部長のおられたところでした。このお2人、カワイイお子さんたちを前にして、しだいに「お爺ちゃんモード」になっていきました。いや~、エエ感じですね~!!(写真下・右)
第4回「びわ湖レイクサイドマラソン」
■今日は、第4回「びわ湖レイクサイドマラソン」の日でした。私は、男子50歳代の部・15kmに出場しました。このレイクサイドには、第1回から出場しています。もともとジョギングさえしていなかった私なのですが、行きつけの大津駅前にある居酒屋「利やん」のチームに入り(正確には入れられ)、マスターの指示のもと(半ば無理やり)このレースに参加してきたのです。これまでほとんど練習せずに参加してきましたが、今回は違います。昨年の7月半ばから、フルマラソン完走に向けて連取をつんできました。昨年は、初フルマラソン挑戦(福知山マラソン)での肉離れというアクシデントもありましたが、1月末からの走り込みで、かなり脚力が復活してきていました。
■結果ですが、1時間19分56秒でした。50歳代全体のなかでの順位は、96人中44位、全体の真ん中あたりでたいした記録でもないのですが、個人的には、自分でもすごいな~と思える記録なのです。昨年までは、ほとんど練習をしていなかったものですから、良くて1時間35分代でした。ということは、今回は、一気に15分タイムを縮めたということになります。はい、私、頑張りました!! しかも、あまり良くないコンディションのなかでの記録更新ですから、自分を褒めてやりたいです(^^;;。
■ところで、今回、社会学部職員のHさんは、「チーム利やん」所属で40歳代の部に出場されました。タイムは、58分52秒。136人中2位。準優勝です。これは、もう、もう、ものすごいと思います。もう1人のHさん、同僚のH先生も、60歳代の部で出場され、1時間32分代で自己記録更新されました。あと、「チーム利やん」のエース、なかちゃん(アルミサッシ会社社長)は、予定通り1時間10分代前半でゴール。知恵ちゃん(龍大職員)も、12kmで頑張りました。
■ところで、今日の「びわ湖レイクサイドマラソン」、自己記録を更新できたことも嬉しいわけですが、もっと嬉しいことがありました。 今回のレースには、私のゼミ4年生が「チーム利やん」で出場しました。彼らは、29歳以下グループのスタートになります。そのスタートは私たちよりも遅いのです。もちろん、彼らはそのようなハンディなんて関係なく、私を追い抜くつもりだったようですが、今回は54歳のおじさん、頑張りました。そのため、学生たちには悪いですが、私を追い抜くことはできませんせでした。4年生の1人の方が1分少し私より速かったのですが、それでも私の方が先にゴールしました。嬉しいな〜〜‼
エフエム滋賀の取材
■今日は昼から、ゼミで行っている「北船眼路米づくり研究会」の活動に関して、地元のFM局「エフエム滋賀」が取材に来られました。「元気な『滋賀の農業』広め隊」という番組の取材です。毎週月・火曜日の12:50〜13:00に放送されています。番組のパーソナリティは、中野栄美子さん。レボーターは、東井宣俊さんと渡辺維子さん。今日の取材はレポーターのお2人にしていただきました。
■「北船路米づくり研究会」からは、3年生リーダーのM君とA君が取材に対応してくれました。上・左の写真ですが、渡辺さん(写真・右)のインタピューに一生懸命答えているM君とA君です。私は研究会の概要のような部分の説明をしましたが、M君とA君は学生らしくエエ感じの意見を述べてくれました。「へ〜!」と思ったのは、大学に入るまで野菜嫌いだったA君が、この研究会の活動で野菜の本当に美味しさに目覚めて野菜が食べられるようになった…ということでした。そうなんだ、A君!! 知らんかったな〜。
■渡辺さんとは、以前にもお会いしています。このブログにしばしば登場する大津駅前の居酒屋「利やん」でお会いしたのです。大変可愛らしい雰囲気の方です(おじさん的発言ですが…)。そのときは、このような取材を受けるとは思ってもいませんでした。今日は、学生たちが考えていること、いろいろ聞き出していただき、ありがとうございました。
5,000アクセス感謝!!
■このホームページ(&ブログ)「環境社会学/地域社会論 琵琶湖半発」は、昨年の7月25日に開設し、9月5日にアクセスカウンターを設置いたしました。そのアクセスカウンターが、昨年の10月30日に「1,000」、12月4日に「2,000」、今年の1月2日に「3,000」、1月29日に「4,000」を超え、本日「5,000」を超えることができました。最近は、だいたい1ヶ月でアクセス数を1,000ほど伸ばしていましたが、今回は23日と少し短くなりました。少しずつ、多くの皆さんにご覧いただけるようになっているのかなと、嬉しく思っています。今後とも、どうかよろしくお願いいたします。
届きました!!
■このホームページ(メインはブログですが…)のタイトルは、「環境社会学/地域社会論 琵琶湖半発」です。 しかし、最近は、エントリーの内容からすれば、まるで「スポーツ社会学/マラソン論 琵琶湖半発」のようになっています。というのも、いよいよ2つの大会が迫ってきたからです。まず1つめは「びわ湖レイクサイドマラソン」(15km)です。来週の2月24日(金)に開催されます。そして、2つめは3月10日(日)に開催される「京都マラソン」(フルマラソン)です。写真は、2つの大会の「ナンバーカード引換証」です。
■それぞれの大会に目標を定めています。「レイクサイド」では、1時間30分を切ること。過去3回出場していますが、まともに練習をしていませんでした。当然のことながら、結果はひどいものです。今回は、12月と1月の2ヶ月、肉離れのためにほとんど練習ができませんでしたが、まだ、15kmであれば目標の記録を狙っても大丈夫なような気がします。問題は「京都」の方です。2回めのフルマラソン挑戦ですが、右脚の調子があまり良くありません。2月10日に30km走の練習をしました。一応、完走はしましたが、はたしてこれでフルマラソンが走れるのか…と、不安になるような状況でした。とはいえ、ここまで来たら頑張って挑戦するのみです。本番までの時間はわずかになってきましたが、それでも、できるかぎりのことはやってみようと思います。目標は、とにかく「完走」です。
■私のゼミからは、卒業を前にした4年生男子が3名、3年生男子1名が参加します。
新しいランニングシューズ
■神戸に出張しました。北区にある神戸市シルバーカレッジという成人大学(生涯学習施設)で、2つ講義をさせていただきました。講義自体は2時半過ぎに終わりました。再びバスで街中に戻りましたが、ある店に寄り道をすることを前もって決めていました。神戸といえば「アシックス」です(私がまだ若い頃には、「オニツカタイガー」というブランド名でしたが…)。昨年の夏から履いていたランニングシューズのソールがだいぶすり減ってきたこともあり、買い替える必要がでてきたため、神戸三宮にあるアシックス直営店「アシックス・ストア神戸」にいくことにしたのです。
■「アシックス・ストア神戸」で、まずは専用の機械で足計測をしてもらいました。人によって足の形はかなり違います。また、1人の人でも左右で足の形が違います。私のばあい、年代と性別の平均値からすると、まず足長が長いということになります。簡単にいけえば、足のサイズが大きいということです。その一方で踵幅が小さく、そして一番困ることは、踵の傾斜角度が外反気味で、左右でいえば右の方がきつい…。店員さんには「走っていて右脚に故障とかおきませんか?」と聞かれました。そうえいえば、たしかに長距離を走ると右の方に負担がより大きくかかってきます。先日、30km走をしたさいにも右膝に痛みが出てしまいました。
■昨年の7月、マラソンを始めるにあたって購入したシューズは、「NEW YORK」というモデルでしたが、今回は、さらなる安定性・クッション性と、そして軽量性も追及した「KAYANO」というモデルにしました。最初は、「NEW YORK」と「KAYANO」のどちらにするのか、幅の広いものと普通のものと、サイズの少し大きいものと小さいもの…いろいろ履き比べてみて、やっと「KAYANO」の28.5cmに決めることができました。けっこういろいろ細かくチェックしてもらいました。値段は前のモデルよりも少し高めではありますが、故障の発生を少しでも減らすことができるのであれば…という気持から奮発しました。
【追記】■昨日(2月17日)、新しいシューズで走ってみました。いつもとは少し異なるコース設定をして走りました。いつもよりも多少アップダウンがきついコースです。ですから、これまで履いていたシューズとの比較は、なかなか難しいですね〜。じつのところ、走っての感想は……よく、わかりません(´・_・`)。まあ、練習する日の体調もありますしね〜。
■ところで、ちょっと心配なことがあります。走る距離が長くなると右膝外側から腿と膝の境目あたりが痛くなってくるのです。様子をみながら練習を係属していきます。
カレーパン
■ 前回はカレーに関するエントリーでした。今回もカレー、ただしカレーパンです。私は、カレーは「普通に好き」なのですが、カレーパンは「かなり好き」です。パン屋に行ってパンを買うとき、カレーパンがあれば必ず買ってしまいます。
■ところで、この写真のカレーパン、今朝、近鉄の大阪難波駅で買いました。今日は神戸で講演があり、朝7時過ぎに家を出たため、朝食を摂っている時間的余裕がありませんでした(もっと早起きすればよいのですが…)。ということで、神戸に向かう途中、大阪難波の駅構内にある売店で買ったのです。これは「ラングピーボール」の形に似せてつくったカレーパンです。「東大阪ラグカレー」というのだそうです。なぜ、近鉄でこんなラングピーボールのようなカレーパンを売っているのでしょう。
■奈良から大阪難波で近鉄で移動するさい、東大阪を通過します。東大阪で有名なもの、まずあげなければならないことは、「ものづくり」です。東大阪には、日本の工業を支える「ものづくり」の優れた技術をもった町工場が集中しています。そして、ラグビーです。東大阪の花園には有名なラグビー場があり、ラグビーの聖地のひとつになっています。では、なぜ「カレーパン」なのか…。詳しくは、以下の「東大阪カレーパン会」の公式サイトをご覧いただければと思います。
カレー
■カレーが特別好きなわけではありません。普通に、好きです。しかし、この写真のカレーは、しばらくするとまた食べたくなります。不思議な味です。最初は「甘い」のですが、すぐに「辛さ」が口の中を襲ってきます。本当に不思議な味です。私は、いつも、卵を入れてルーも大盛にしていただきます。常連さんは、「大玉」と一言で注文されていますね。この不思議な味のカレーには、甘酸っぱいキャベツのピクルスがぴったりなのです。
■ちょっと気になることがあります。カレーの上にのっかっている卵は、卵黄だけです。卵白は、カレーと一緒には出されません。どうしているんでしょうね…卵白は。
地球研プロジェクト「生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会ー生態システムの健全性」
■京都市北区の上賀茂に、総合地球環境学研究所(大学共同利用機関・人間文化機構)という文部科学省の研究所があります。地球環境学の総合的研究を行う研究機関です。「人間と自然系の相互作用環」の解明と「未来設計のシナリオ」の検証を通して、既存の学問分野の枠組みを超えた総合地球環境学の構築をすることを目的としています。 私は、この研究所が開設された初期の段階で、流域管理に関するプロジェクトに所外からコアメンバーとして参加していました。「琵琶湖-淀川水系における流域管理モデルの構築」というプロジェクトです。このプロジェクトの成果は、『流域環境学 流域ガバナンスの理論と実践』(和田英太郎 監修/谷内茂雄・脇田健一・原雄一・中野孝教・陀安一郎・田中拓弥 編、京都大学学術出版会)にまとめられています。これまで、文理融合の研究プロジェクトを目指す様々な分野の研究者の皆さんに読んでいただいています。
■昨日は、その総合地球環境学研究所で、新たな研究プロジェクトの研究会議がありました。奥田昇さん(京都大学生態学研究センター)が代表をつとめる「生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会ー生態システムの健全性」プロジェクトです。ただしプロジェクトとはいっても、まだIncubation Study(インキュベーション研究)の段階にあるプロジェクトです。Incubation Studyとは、「新たな研究シーズ発掘のため、地球研が公募した研究」です。本格的に研究プロジェクトを展開していくFull Research(本研究)の段階に至るまでに、まだFeasibility Study(予備研究)とPre-Research(プレリサーチ)の段階を通過しなければなりません。それぞれの段階では、厳しい審査がまっています。昨日の会議は、Incubation Study(インキュベーション研究)からFeasibility Study(予備研究)へ移行するための作戦会議のようなものでした。
■私は、この奥田さんプロジェクトのなかの「人間社会班」のメンバーです。以前に地球研で取り組んだプロジェクト「琵琶湖-淀川水系における流域管理モデルの構築」の時代からの研究仲間、谷内茂雄さん(京都大学生態学研究センター)とともに報告を行いました。とはいっても、今回、パワーポイントのスライドを作成し報告を担当してくださったのは、谷内さんです。谷内さん、ご苦労様でした。以下が、人間社会班からみたプロジェクト全体の基本戦略ということになります。以前に取り組んだプロジェクト「琵琶湖-淀川水系における流域管理モデルの構築」の成果を活用しながら、様々な先端的研究の成果がもつ社会的なポテンシャルを引き出し、それらをつないで、プロジェクト全体としてどのようにデザインしていくのか…、ということでもあります。
■プロジェクトの目的
流域生態系の存続基盤を形成する主要因として、特に生物多様性と栄養素のバランス(収支)に着目し、流域ガバナンスによって生態系の再生と地域社会の活性化を実現する方法を、国内外の実践的な事例研究をもとに実証的に検討する。
1)科学的視点(流域動脈仮説):流域内の生物多様性と栄養循環を調査し、流域生態系の現状を科学的に特徴づけ、生態系の保全・再生の視点から評価する方法を検討。
2)地域社会活性化の視点:地域関係者といっしょに、各地域の歴史(生業など)、課題(過疎・高齢化など)、地域活性化(農業・観光振興など)のポテンシャル等を前提に、地域の潜在的な生態系サービス、特に食・健康の安全・安心に関わる需要を掘り起して地域活性化に活かす方法を検討。
3)研究者と地域関係者が、1)、2)のプロセスを琵琶湖流域などで事例として実践し、生態系再生と地域課題の解決が流域ガバナンスにより内発的に促進される条件とその方法を検討。
■プロジェクトの最終成果
流域生態系における栄養循環の新たな定量評価法の確立。
・地域活性化の文脈における生態系サービスの可視化手法の構築。
・流域ガバナンスが生態系再生と地域再生を共に促進しうるための基本仮説の検証と実践的な合同調査法の提示。
認識科学と設計科学の両面から、地球環境問題と地域課題の解決に貢献する。
■昨日の研究会議は、13時から18時過ぎまでと、かなり長時間にわたるものでしたが、ISとは思えないほど充実した報告が続きました。これからが楽しみです。研究会議のあとは、京都の北山まで移動し、プロジェクト参加者との懇親会という流れになりました。写真は、その途中、地下鉄の国際会議場にあった電照広告です。 「地球研って何をするところ?」と書いてあります。そうです、総合地球環境学研究所の宣伝です。地球研は国の研究機関であり、学生を募集する大学とは異なり、このような宣伝はしない…と思っていましたが、最近はどうも違うようですね。このような宣伝も、納税者である国民へのアカウンタビリティの一環ということなのでしょうね。