Korea AG-BMP Forum The 5th International Conferenceでの報告(3)

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■先日のエントリー、「Korea AG-BMP Forum The 5th International Conferenceでの報告(2)」で、写真については後で…と書きましたが、韓国でずっとアテンドしてくださったキム・ミションさんから写真をいただき使わせていただくことにしました。今年の「Korea AG-BMP Forum The 5th International Conference」は、「2014国際かんがい排水委員会(ICID)」のサイドイベントということもあり、昨年と比較してこじんまりした会議になりました。しかし、こじんまりとはしていますが、コミュニケーションやガバナンスなど、社会科学的なところにテーマがおかれていました。

■キムさんも、facebookに「이번 심포지엄은 내용이 재미있었다. 물, 지식, 기술, 소통, 사회적 자본, 사회학 이론 등 여러가지 내용이 녹아들어있었다. (今回のシンポジウムは内容がおもしろかった。 水、知識、技術、疎通、社会的資本、社会学理論などの色々な内容が溶け込んでいた)」と印象を書いておられました。私自身も、意味のある会議だったと思います。ここでの議論を、うまく次の韓国での取組につなげていければいいなあと思います。

【追記】■写真は、9月18日、韓国・光州市のキム・デジュンセンターです。

今回の韓国の「食」

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20140919koreafood1.jpg■今回の「Korea AG-BMP Forum The 5th International Conference」の出張、2泊3日の短い旅でした。1日目の昼食は機内食。夕食は、光州市内の韓国家庭料理のレストラン。翌日の朝食と昼食は宿舎となったホテルのレストランで。夕食は光州市内のシーフードの食堂。最終日の朝はソウルのホテルで、昼食は明洞(ミョンドン)のソルロンタンの食堂。こんな感じの食事でした(もちろん、太文字にしたところが「いいね!」です)。

■トップの左の写真をご覧ください。2日目の光州市内でいただいた夕食です。韓国の伝統料理…ではないのですが、人気のある料理なのだそうです。特に、ここ光州市は海に近いこともあってシーフードの食事が豊かです。左側の緑っぽい方。これは、海藻(海苔のような感じの海藻なのだそうです)とモヤシやアワビなどのシーフードを、独特のタレで一緒にいためたものです。右側は、同じくシーフード(アンコウのようなゼラチン質を多くもった魚や…謎の海産物…噛むとなかから水分がピュッと口のなかにひろがる)とモヤシを辛いタレと一緒にいたためたものです。うまく説明できていませんね…すみません。それに料理名を聞き忘れました。左側の方は辛くありません。ですから、「まず、こちら(左側)から食べてね」とお店の店員さんに言われました。右側の辛い方から食べると、舌が麻痺して、右側の美味しさがわからない…ということのようです。韓国の方達は、この料理をたいらげたあと、残りのタレにご飯をまぶして食べるのだそうです。いいですね〜。

■こんどは、下の方の写真をご覧ください。こちらは最終日の昼食。ミョンドンのソルロンタンの食堂でいただいたものです。ソルロンタンとは、牛の肉・骨をぐつぐつと煮込んで作った白色のスープ料理です。とても身体によさそう。「滋味」とは、こういう料理のための言葉だなと思うような味です。この食堂では、様々な種類のソルロンタンがあるようですが、私にアテンドしてくださったキム・ミションさん(建国大学大学生命環境科学部大学院博士課程)のおすすめは、写真のソルロンタンでした。朝鮮人参、ナツメ、栗、松の実、ニンニク、ネギやエノキ、それからごっつい牛スジや骨が入ったものでした。キムさんが「疲れた身体には良いですよ」と勧めてくださいました。本当に、身体にしみ込むような味でした。スープを楽しみ、具を食べてしまったあとには、そこにご飯をいれていただきました。これも、ナイス!! です。上の写真の右側をご覧ください。これは、ソルロンタンだけでは足らないだろうからと、キムさんが追加に注文してくれた「唐辛子入りのチヂミ」です。韓国よくご存知の方達は先刻ご承知でしょうが、キムチはサービスです。この食堂では、各テーブルにはステンレス製の小さな箱が備え付けられており、そこのなかに白菜のキムチとカクトゥギ(大根のキムチ)が入れられていました。

■明洞の「ソルロンタン」。今回の韓国出張の最後の「〆の料理」にふさわしい料理でした。非常に美味しくいただきました。

韓国の鉄道

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■昨日、韓国の光州市で開催された「Korea AG-BMP Forum The 5th International Conference」を終えて、夕方の電車でソウルまで戻りました。ソウルに戻る電車はKTXです。韓国高速鉄道(Korea Train Express)のことです。フランスのTGVの技術を土台にした高速鉄道です。faebookにこの写真を投稿したところ、鉄道に詳しい方達からいろいろ教えていただきました。このKTXもそうなのですが、世界の多くの高速鉄道は、先頭の馬力のある電気機関車が後続の客車を引っ張るという形式なのだそうです。それに対して日本の新幹線は動力を分散化しているので、動力車の重さが軽いため軌道に与える負荷も軽く、軌道の建設コストが抑制されるのだそうです。動力集中方式と動力分散方式、それぞれに長所と短所があるようです。

■トップがそのKTXの「顔」です。これは、一番後ろに連結されてい車両だと思います。たしかに、客室はなく機関車ですね。デザイン的にも、かなりフランスのTGVと似ていますね〜。最高速度は305km/hなのだそうです。ただし、これもfacebookで教えてもらったのですが、「光州駅」から「西大田駅」までは専用線ではありませんので時間がかかります。乗っていても、「普通の特急よりも遅いんじゃない?」と思ってしまいました。しかし、「西太田駅」からソウル近郊までが高速線に入って300km/hを出すのだそうです。しかし、その頃には、すでに外は真っ暗になっていたのでスピードがわかりませんでした。車内の雰囲気もご覧ください。フランスのTGVを土台にしているせいか、なかなかシックな佇まいです。光州駅には、赤い電車も停車していました。これもあとでfacebookを通して電車に詳しい方に教えていただいたのですが、「ITXセマウル号」という今年5月にデビューした特急のようです。

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「KORAIL時刻表の日本語版」に掲載されている時刻表です(このサイトのことも、鉄道に詳しいかたにfacebookで教えていただきました)。私たちは、「光州駅」を18時15分発「KTX614」に乗車しました。ソウル市内にある「용산駅(龍山駅)」には21時20分に到着。約3時間の鉄道の旅でした。車内では、今回の国際会議で受け入れから見送りまでずっとアテンドしてくださったキム・ミションさん(建国大学大学生命環境科学部大学院博士課程)と、ずっと話しをしていました。日本語がおできになる方ですが、普段、日本語を使っておられないので、私の話しの相手をしてかなり疲れてしまったのではないかと思います。キムさん、ごめんなさいね。ちなみに、車内販売で買った缶ビールですが「Cass」です。「カス」と発音します。日本語的にはちょっと??な…という名前ですね(「滓」ですしね)。私の個人的な印象ですが、他のアジアの多くのビールと似ており、さらっとしたビールです。韓国の辛い料理にはぴったりなのかもしれません。

Korea AG-BMP Forum The 5th International Conferenceでの報告(2)

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■昨日、韓国光州市のキム・デジュンセンターで開会された国際会議「Korea AG-BMP Forum The 5th International Conference」が終了しました(「2014国際かんがい排水委員会(ICID)」のサイドイベントとして開催されました)。「Communication for good governance in agricultural NPS pollution management」というテーマのもと、韓国のセマング干拓地の事例(H.R.Shinさん、ソウル国立大学)、EUの事例(Guido Saliさん、イタリアのミラン大学)、エジプトの灌漑の事例(Talaat EL-Gamaiさん、国立水環境研究センター)、そして日本の滋賀県のマザーレイクフォーラムや魚のゆりかご水田のこと事例を私が話しました。これらの事例を、「環境ガバナンス」と「ソーシャルキャピタル」、それから「エンパワーメント」の3つをキーワードに説明しました。

■予定の時間を超過してしまい、司会の先生にはご迷惑をおかけしましたが、この国際会議に貢献はできたのではないかと思ういます。感触はとても良かったです。最後のディスカッションでは、環境市民団体の方、地方自治体の研究者の方、国の農村研究センター(農業省の研究機関)の研究員の方や環境省の課長さんも参加されました。興味深い論点がいくつも出てきました。また、韓国の方達が、何に悩んでおられるのかということについても、次第に理解できるようになりました(昨年は、まだそのあたりがぼやっとしてました)。韓国の農村研究センターの方から質問をたくさんいただきましたが、その質問からもそのようなことが窺えました。いただいた質問は、以下のものでした。環境ガバナンスを実行に移すために政府の支援はあったのか。面源負荷に対する認識や生態系に対する関心、さらには農民の行動規範はどのように形成されていったのか。さらには、日本の農水省と環境庁の協力関係はどうなっているのか。そういう点について、質問を受けました。いろいろ環境ガバナンスのあり方を比較してみると、おもしろいことがみつかるだろうなと思いました。ただし、当然のことなのですが、農村・農家といっても、それぞれの社会のなかでのあり方や社会的位置(歴史も含めて)がぜんぜん違っていますので、簡単に比較というわけにもいきません。また、農政との関係でも、同様のことがいえます。

■昨日は、自分の報告に必死だったので(また、他の報告者の英語のスピーチを聞き取り、次々に切り替わるパワポのスライドの英文を読むだけでもかなりエネルギーを使ってしまいましたから…私のばあい)、写真は撮っていません。韓国側のスタッフの皆さんが、あとで送ってくださるということでしたので、写真の掲載については、そのときにさせていただこうと思います。

Korea AG-BMP Forum The 5th International Conferenceでの報告(1)

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■本日、参加する国際会議(シンポジウム)は、光州市で現在開催されている「2014国際かんがい排水委員会(ICID)」のなかで、サイドイベントとして開催される「The 5th KAB International Conference on agricultural BMP development for reservoir water quality」になります。昨年の第4回に引き続き、今年もご招待いただきました。

■農業のなかでも、特に、農業排水等のノン・ポイントソース(NPS)の問題に関して様々な国の研究者が研究交流するために、韓国の農水省にあたるMAFRAとKorea AG-BMP Forum (KAB)が協力することで実施されています。明日のテーマは、「Communication for good governance in agricultural NPS pollution management」です。一応、セッション2の基調講演で、「Diversified Communication on Environmental Governance」というテーマの話しをします。明日は、同時通訳がつくので助かります。いつも思いますが、きちんと英語が話せたらな…なのです。今からでも遅くないよ…とはいつも言われるのですが。
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■というわけで、昨日は6時半に家を出て関西空港に向かいました。関空からソウル金浦空港まで飛び、そこからリムジンバスで街中へ。そして、お世話になっている建国大学校生命環境大学環境科学科の金才賢先生の研究室に向かいました。大学校は日本の大学、大学は日本の学部だと思ってください。研究室までは、博士課程の院生の方が案内してくださいました。金先生の研究室では、先生の取り組んでおられる最近の様々なプロジェクトについてお話しをうかがいました。とても刺激的でした。物静かな先生からはなかなか想像できないことですが、様々な社会的事業や実践的研究プロジェクトに院生の皆さんと一緒に取り組んでおられるのです。お話しを聞いているだけで、目が回るようです(もちろん、教員の勤務条件等については、日本の私立大学とはかなり環境が違うようにも思いました…うらやましい)。私たちがゼミで取り組んでいる「北船路米づくり研究会」の活動にも関心をもっていただいています。facebookにアップする記事をお読みいただいているのです。10月末には、「北船路米づくり研究会」を初めとして、滋賀県内の様々な取り組みの関係者とおつなぎすることになりました。

■金先生の研究室でお話しをうかがったり、院生室(入り口の看板は「環境社会学研究室」)を見学したりしているうちに、ソウルから光州まで移動する時間になりました。金先生の運転で移動しました。けっこうありますね〜。3時間半ほどかけて光州まて移動しました。そして、市内の韓国料理店で、明日の国際会議で私と同じように招待されているエジプトとイタリアからの研究者の方と一緒に食事をしました。エジプトの方がいらっしゃるから…というわけかどうか知りませんが、魚と野菜のおじさんの胃袋には優しい韓国家庭料理を楽しみました。お腹いっぱいになりました。どういうわけか、酒が出なかったのですが…、気を利かしてくれた金先生がビールを頼んでくださいました。エジプトの人もいるし…(イスラムの人は、豚肉を食べられないし、酒ものまないし)…と思ったのですが、どうでしょうか。それはともかく、明日は頑張ろうと思います。

韓国出張2日目-韓瑞大学訪問-

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■先日、韓国の韓瑞大学を訪問したさいの続きのエントリーをアップしていませんでした。肝心の「大学のお仕事」(正確には大学院のお仕事)の報告を忘れていました。申し訳ありません。以下、元は広報用の原稿です…かたいですね。

■社会学研究科では、現在、「東アジアプロジェクト」を推進しています。このブロジェクとの目的は、日本の社会福祉学の蓄積を生かしつつ、急速に少子高齢化が進む中国や韓国の大学と研究交流を深めながら、社会福祉を担う国際的な人材育成を進めることにあります。

■このことに関連して、2014年2月16日~18日まで、山邊朗子教授、長上深雪教授、そして研究科長である私の3名が韓国の韓瑞大学を訪問しました。韓瑞大学では、咸基善総長と一般協定の締結に関して協議を行いました(トップの写真)。また、金泰燾史教授(国際部長)、人文社会学部老人福祉学科の教員の皆さんとも、韓瑞大学人文社会学部から本学社会学研究科への留学に関して協議を行いました。今後は、すみやかに大学間の一般協定を締結し、人文社会学部の卒業生を本学社会学研究科に留学生として受け入れるための、推薦入学制度に関する協定を締結することで合意しました。

20140228korea2.jpg■韓瑞大学は、1992年に創設された新しい大学ですが、人文社会学部、理学部、工学部、航空学部、芸術学部、健康科学部の6学部がある他、修士課程27コース、博士課程10コース、4つの専門職大学院を有する総合大学です。「東アジアプロジェクト」を通じて、すでに3名の卒業生が本学社会学研究科に進学し、そのうち1名は、今年度末に博士号の学位が授与されることが決定しています。そのようなこともあり、韓瑞大学は、今後「東アジアプロジェクト」の韓国における一拠点となることが期待されています。

■協議後は、韓瑞大学のご好意により、ソンナム保育園(日本の児童養護施設にあたる)、韓瑞大学付属韓瑞老人療養園(老人ホーム)、そして瑞東(ソドン)小学校障害児学級を視察することができました。それぞれの施設では、山邊教授と長上教授を中心に、韓国の福祉現場における課題等についてのヒアリングが行われました。今回の訪韓では、「東アジアプロジェクト」のみならず、龍谷大学が第5次長期計画に掲げる「教育の国際化の推進」に向けても、大変有意義な交流がなされました。下の方の写真家。右はソンナム保育園、下左は韓瑞大学付属韓瑞老人療養園、下右は瑞東(ソドン)小学校障害児学級です。
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【追記】■関連エントリー
韓国出張
韓国出張1日目-ソウルに到着-
韓国出張3日目-瑞山市の市場-

韓国出張3日目-瑞山市の市場-

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■韓国出張3日目です。2日目の写真がまだ一緒に訪韓した先生からいただけていないため、先行して3日目です。とはいえ、ごく簡単に2日目の報告も。韓瑞大学を訪問し、咸基善総長と協議を行いました。人文社会学部の国際交流担当と社会福祉学を担当されている3人の先生方も同席されました。一般協定を締結し、多くの学生および教員の交流が実現できるように努力していくことを確認させていただきました。総長からは、「いつか、龍谷大学に、うちの大学のジェット機で訪問しますよ」というお言葉をいただきました。韓瑞大学には航空学部があり、飛行場や大学のジェット機を所有されています。少し調べてみると、この自家用機で日本の大学を実際に訪問されているのです。驚きました! 最初は、冗談かと思っていましたが…(^^;;。

■上の写真は、3日目、午前中に韓瑞大学付属韓瑞老人療養園(老人ホーム)と瑞東(ソドン)小学校の障害児学級を見学・ヒアリングをしたあと、昼食をとるために立ち寄った街中の市場です。関心のある水産物を中心に写真を撮っていますが、様々な食料品が売られていました。アジアの市場は楽しいですね!!

■写真【3段目の右】、食堂の店頭です。トッポギと呼ばれる細長い餅を甘辛く痛めたものや、おでんが売られていました。写真【4段目の左】、パンケーキのようなものはホットクです。もち米粉で作った生地で、黒砂糖とシナモンの餡を包み、パンケーキのように平たく焼いたものです。これは、なかなか美味しかったですね〜。右側の串にさしてあるもの、これはオデンです。帯状になった魚の練りものを串にさしてあるのかな。これ以外にも、豚の内蔵をつかった腸詰めなんかもいただきました。大満足です。写真【4段目の右】、塩辛屋さんで、お2人の先生はイカや牡蠣のトウガラシにあえた塩辛のような食べ物をご購入。名前は聞き忘れました…。皆さん、大満足です。

韓国出張1日目-ソウルに到着-

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■昨日、韓国の出張から帰国しました。前回のエントリーにも書きましたが、韓国の韓瑞大学と一般協定を締結するにあたり、事前協議を行うことが今回の出張の目的でした。後日、別のエントリーで報告しようと思いますが、2日目には、韓瑞大学の咸基善・総長との協議も無事終えることができました。今回のエントリーは、韓国に到着した1日目のものです。ソウルの中心市街地には昼過ぎに到着。さっそく街中に昼食に出て散策をしました。

■トップの写真は、ソウル市役所前の広場で撮ったものです。社会福祉学を専攻するO先生やY先生(今回の訪韓の主役)と、私たちにアテンドしてくれた社会学研究科に在籍する韓国からの留学生お2人です。お2人とも韓瑞大学の出身者です。韓瑞大学は、ソウルから高速道路で約2時間程はなれた忠清南道瑞山市にあります。お2人も瑞山市にお住まいですが、今日は、私たちをソウルまで出迎えにきてくれました(ありがとう!!)

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■左の写真は、ソウル市役所です。古い建物の後ろに、近代的なガラス張りの建物が確認できます。前の古い方は、日本統治時代に建設された旧・市役所庁舎です(1926年に京城府庁舎として建てられました)。現在は、「ソウル図書館」として利用されています。背景の巨大な建物が、現在のソウル市役所です。他の皆さんと一緒に団体行動でしたから、この2つの建物のなかには入ることができませんでした(ちょっと残念…)。

■写真の右側は、街中を流れる清渓川(チョンゲチョン)です。wikipediaからの説明を引用します。

李氏朝鮮初期以来、周辺住民の生活排水が流入する下水道代わりの川として利用されており、浚渫・護岸工事が、たびたび行われている。1950年代から1960年代の韓国の経済成長・都市開発に伴いさらに水質汚濁が悪化し、また川岸に朝鮮戦争の避難民などがスラムを形成していた。このためソウル市当局は清渓川を暗渠化し住民を強制移住させるとともに、暗渠の上を通る清渓高架道路を1971年に完成させた。
その後、2000年代に入り市民の署名などにより清渓川復元の世論が高まったことを受け、2003年7月から2005年9月にかけ老朽化が問題となっていた清渓高架道路の撤去と同時に河川の復元工事が行われた(全長約5.8km)。河川の清掃・地下鉄駅舎等から出る地下水を放流するなどの水質浄化対策や親水施設の整備を行った結果、市民の憩いの場となった。
交通事情を考慮して周りの主要道路などの拡張整備を行ったため、清渓高架道路を撤去した後でも交通問題は生じていない。

■この清渓川の再生事業に関しては、表面的な評価はできても、なたなか難しいものがありそうです。ここでは、これ以上、触れることはできませんが、国際的にも高い評価がある一方で、環境、歴史、政治、財政…様々な観点から、じつにいろんな批判が行われているようです。

清渓川(チョンゲチョン)復元事業
清渓川のすがすがしい流れに潜む影

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■さて、この清渓川のまわりの地域ですが、東大門のあたりでは繊維街になっています。平和市場と呼ばれています。そこにかかる橋に、全泰壱(チョン・テイル)の像がおかれています。全泰壱は、韓国の労働運動家です。軍事独裁下の時代、この繊維街では、多くの労働者が劣悪な労働環境で働かされ続けていました。大邱の貧しい家庭に生まれた17歳の少年であった全泰壱も、ある縫製工場に就職し働くことになるのですが、労働運動に懸命に取り組み、会社から解雇され警察にも弾圧されます。そして、1970年11月13日に、抗議の焼身自殺を行うのです。それから、35年後の2005年、復元工事がおこなわれた清渓川にかかる橋に像が置かれ、9月30日は除幕式が行われました。また、この像がおかれた全泰壱通りの竣工式、11月12日に行われました。その場所には、市民のメッセージが書かれた銅板が橋に埋め込まれています。

全泰壱
「われわれは機械ではない」全泰壱(チョン・テイル)の叫び

■「清渓川」と「全泰壱」、いっけん関係がないようですが、両者からは、韓国そしてソウルの近現代史のなかに埋め込まれた積み重なった社会の「記憶」の地層が見え隠れしてきます。以前、「負の遺産」や「記憶」の問題に取り組んだことがあります。ソウルという都市の再開発とこのような負の記憶の問題の関係からは、研究の観点からもおおいに展開の可能性があるように思います。時間的・精神的に余裕があれば、もっといろいろ調べてみたいなあと思いますが…どうだろう。

■さて、ソウルの街を散策するまえに、辛い辛い韓国料理をいただきました。イイダコの辛炒め…って感じの料理です。留学生のお1人が、手慣れた感じでお皿に料理をとってくれました。これ以外にも料理を注文しましたが、この辛い料理以外の記憶があまりありません。それほど、辛かった…のです。韓国の一般的な感覚からしても、辛い料理だそうです。大変個人的な体質なのですが、辛いものを食べると、頭から(特に、毛髪の薄いところから)汗がドッと吹き出します。美味しいのですが、頭はまるでランニングをしてきたかのように汗でぬれてしまいました。

【追記】■いろいろ調べている過程で、あとで読んでみたい文献も偶然発見しました。備忘録として…。
韓国におけるタルトンネの価値転換と観光資源化 ― ダークツーリズム「第三の波」―

韓国出張

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20140216korea1.jpg■現在、韓国に出張しています。出張の目的は、韓国の韓瑞大学と一般協定を締結するための事前協議をすることです。龍大大学院社会学研究科で取り組んでいる「東アジアプロジェクト」の一環でもあります。

■東アジアは各国の共通性として、急激な経済成長のもとで、少子高齢化、格差と貧困、等の社会福祉問題に直面し、社会福祉専門職への期待が高まっています。このプロジェクトは、本学社会学研究科の教育・研究の蓄積をもとに、日本、韓国、中国における若手研究者養成をはかっていくことを目指しています。今回は、社会福祉学の先生方お2人、Y先生、そしてO先生と訪韓します。

■今日は、ソウルで「東アジアプロジェクト」の学外委員をしていただいている韓国の大学のR先生とプロジェクトの今後の進捗に関して協議を行いました。「東アジアプロジェクト」では、毎年、夏期休暇中、社会福祉学を専攻する韓国の学生や院生の皆さんに、日本の社会福祉の現状を学んでいただくための研修を実施しています。海外の大学との共同事業は、担当の教員がかわるとうまく進まなくなることも多いのですが、その点に関して、私たちの「東アジアプロジェクト」は、きちんと継続性を担保していることをR先生には評価していただきました。

■トップの写真は、リムジンバスから見えたソウルの中心市街地にある南大門です。 

Korea AG-BMP Forum The 4th International Conferenceでの報告(2)

20131007korea1.jpg 20131007korea2.jpg■国際会議という「お仕事」のことは前回のエントリーで報告しました。それ以外の「お楽しみ」についても少し報告しておきます。今回の国際会議のあった全州市は、古い歴史をもつ街です。街の一画には、歴史的景観を保全している地域があり、私たちの宿舎は、そのなかにある「学忍堂」という文化施設のなかにありました。この「学忍堂」は、「日本統治時代に建てられた独特の建築様式をもった邸宅で、画家、音楽家、書家など文化人の交流の場として、戦後は政府要人の宿泊所や迎賓館としても使われた」施設です。「最近修復され、100年ぶりに一般公開されるように」なりました。一部が宿泊できるようにもなっています(解説)。今回の国際会議では、金才賢先生(建国大学環境科学科教授)に大変お世話になりましたが、外国からきたゲストへの金先生のご配慮から、このような素敵な施設を宿泊先として予約してくださったのでした。金先生をはじめ、国際シンポジウム事務局スタッフの皆さんには、心から感謝いたします。

20131007korea10.jpg■全州に滞在中は、美味しくかつ上品な韓国式の料理をたくさんいただきました。韓国の料理は、野菜もふんだんに使ってあり、大変健康的ですね〜。そのような韓国の料理のなかでも、日本人にも良く知っている料理を紹介をしておきましょう。ビビンバ(ピビンパップ)です。全州はビビンバの本場です(左の写真)。どうですか、ものすごく豪華でしょう。これを、かき混ぜていただきます。ビビンバの「ビビン」とは、「ピビンダ」=かき混ぜるという動詞からきています。残りの「バ」ですが、あえてカタカナでよりハングルの発音に近く書けば「パップ」ということになります。日本人には、子音が聞こえにくいので「バ」に聞こえるのですね。で、この「パップ」はご飯という意味。ですから、「かき混ぜご飯」という意味になります。説明すれば、な〜んだ…ということになりますが。

20131007korea11.jpg ■写真右は、何かわかりますか。何やら虫の幼虫のように見えますが…。これは、海の生物であるエイです。日本でも、エイ鰭を干物にしたものを酒の肴にして食べますが、これは生です。しかも、発酵しています。発酵すると、エイは独特の匂いを出すようになります。アンモニアの匂いです。口のなかに入れて噛むと、鼻にアンモニア臭が抜け、飲み込むときには肺のなかにアンモニア臭が入り込んできます。これは強烈です。しかし、慣れてくると病み付きになるのだそうです。残念ながら、今回、病み付きの境地にまでは達することができませんでした。次回チャレンジですね。通常は、キムチと蒸した豚バラ肉とを一緒していただくのだそうです。そうすると、ずいぶんアンモニア臭も緩和されます。


■国際会議の事務局では、私たち海外からのゲストのために、夕食のあと韓国文化に触れる機会も作ってくださいました。パンソリです。パンソリとは、伝統的民俗芸能であり、2003年11月7日、ユネスコ第2次「人類口伝および無形遺産傑作」に選定されています。私には詳しいことを説明できません。ぜひ、韓国の文化財庁の説明をご覧になってみてください。動画は、お許しを得て私がiPhoneで撮ったものです。ハスキーな歌声に深い情念が込められているような独特の歌い方。民衆の歓喜や鬱憤、悲哀を反映してているといわれますが、よく理解できます。
○パンソリ(韓国文化財庁)

20131007korea3.jpg ■全州での国際会議は、27日の夕方に終了。さきほどのビビンバをいただあいたあと、高速道路を使い、ソウルまで車で移動しました。今回の国際会議には、海外からのゲストとしてアイルランドの Cathal BUCKLEY さんと、アメリカの Conrad D HEATWOLE さんが招待されていました。日本からは、宗村広昭さん(島根大学農学部)と私が招待されました。ということで、27日の晩に宿泊するホテルも一緒でした。せっかくだからということで、ソウルの街にビールを呑みにでかけました。ソウルのビアバーで夜22時頃から夜中の2時頃まで、ビールを呑みながら楽しい時間を過ごすことができました。私は英語が得意でないのですが、アメリカに留学していた宗村さんはユーモアたっぷりに英語を話されます。宗村さんのおかげで、ずいぶん酒盛りの場が盛り上がりました。すでに国際会議での報告をすませたこともあり、調子にのって500mlのビールを5杯ものんでしまいました。

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■翌日28日は帰国の日です。余裕をもって夕方17時前の便にしていたので、朝、ソウルの街を走ることにしました。じつは、全州でも朝早く起きて街のなかを走りました。距離としては、8km程だと思いますが、川沿いの朝市の賑わいや、街の様子を眺めながら走るって、なかかな楽しいものです。市民ランナーの皆さんは、海外に行かれたさいに、よく観光と練習をかねて街の中を走られますが、私も真似てみたというわけです。ソウルの街では、ソウルのまんなかを流れる漢江沿いの道を、ランニングやサインクリングを楽しむ多くの市民の皆さんと一緒に走りました。ソウルでは、1時間半ほど。おそらく15km程走ったと思います。あいにくの曇り空ではありましたが、じつに気持ち良かった。少し二日酔気味ではありましたが、体調もランニングで回復しました。

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■ランニングが終了したあとは、昼食です。ホテルの近くにある、街の食堂のなかから良さげな店を探すことにしました。一軒のキムチチゲのお店をみつけました。お店の中は、満席。次から次へとお客さんがやってきます。メニューもキムチチゲの定食とキムチラーメンの2種類です。これは、わかりやすい。おそらく界隈では評判のお店なのだと思います。ということで、私も店のなかに。店員さんに言われるままに席につくと、すぐに写真のようなキムチチゲの定食が出てきました。こちらのキムチチゲ、すべて乾麺が入ります(いわゆるブテチゲ=部隊チゲの影響か?)。いや〜、これも美味しくいただきました。ただし問題は、滝のような汗が出てくること。そんな人は、この店のなかではもちろん私だけでした。

■今回の韓国出張、3泊4日と短いものでしたが、良い経験になりました。また、日本不在中は、同僚の先生方に「大津エンパワネット」等でサポートをいただくことができました。おかげさまで、無事に、報告を終えて帰国することができました。ありがとうございました。

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