届きました!!
■このホームページ(メインはブログですが…)のタイトルは、「環境社会学/地域社会論 琵琶湖半発」です。 しかし、最近は、エントリーの内容からすれば、まるで「スポーツ社会学/マラソン論 琵琶湖半発」のようになっています。というのも、いよいよ2つの大会が迫ってきたからです。まず1つめは「びわ湖レイクサイドマラソン」(15km)です。来週の2月24日(金)に開催されます。そして、2つめは3月10日(日)に開催される「京都マラソン」(フルマラソン)です。写真は、2つの大会の「ナンバーカード引換証」です。
■それぞれの大会に目標を定めています。「レイクサイド」では、1時間30分を切ること。過去3回出場していますが、まともに練習をしていませんでした。当然のことながら、結果はひどいものです。今回は、12月と1月の2ヶ月、肉離れのためにほとんど練習ができませんでしたが、まだ、15kmであれば目標の記録を狙っても大丈夫なような気がします。問題は「京都」の方です。2回めのフルマラソン挑戦ですが、右脚の調子があまり良くありません。2月10日に30km走の練習をしました。一応、完走はしましたが、はたしてこれでフルマラソンが走れるのか…と、不安になるような状況でした。とはいえ、ここまで来たら頑張って挑戦するのみです。本番までの時間はわずかになってきましたが、それでも、できるかぎりのことはやってみようと思います。目標は、とにかく「完走」です。
■私のゼミからは、卒業を前にした4年生男子が3名、3年生男子1名が参加します。
新しいランニングシューズ
■神戸に出張しました。北区にある神戸市シルバーカレッジという成人大学(生涯学習施設)で、2つ講義をさせていただきました。講義自体は2時半過ぎに終わりました。再びバスで街中に戻りましたが、ある店に寄り道をすることを前もって決めていました。神戸といえば「アシックス」です(私がまだ若い頃には、「オニツカタイガー」というブランド名でしたが…)。昨年の夏から履いていたランニングシューズのソールがだいぶすり減ってきたこともあり、買い替える必要がでてきたため、神戸三宮にあるアシックス直営店「アシックス・ストア神戸」にいくことにしたのです。
■「アシックス・ストア神戸」で、まずは専用の機械で足計測をしてもらいました。人によって足の形はかなり違います。また、1人の人でも左右で足の形が違います。私のばあい、年代と性別の平均値からすると、まず足長が長いということになります。簡単にいけえば、足のサイズが大きいということです。その一方で踵幅が小さく、そして一番困ることは、踵の傾斜角度が外反気味で、左右でいえば右の方がきつい…。店員さんには「走っていて右脚に故障とかおきませんか?」と聞かれました。そうえいえば、たしかに長距離を走ると右の方に負担がより大きくかかってきます。先日、30km走をしたさいにも右膝に痛みが出てしまいました。
■昨年の7月、マラソンを始めるにあたって購入したシューズは、「NEW YORK」というモデルでしたが、今回は、さらなる安定性・クッション性と、そして軽量性も追及した「KAYANO」というモデルにしました。最初は、「NEW YORK」と「KAYANO」のどちらにするのか、幅の広いものと普通のものと、サイズの少し大きいものと小さいもの…いろいろ履き比べてみて、やっと「KAYANO」の28.5cmに決めることができました。けっこういろいろ細かくチェックしてもらいました。値段は前のモデルよりも少し高めではありますが、故障の発生を少しでも減らすことができるのであれば…という気持から奮発しました。
【追記】■昨日(2月17日)、新しいシューズで走ってみました。いつもとは少し異なるコース設定をして走りました。いつもよりも多少アップダウンがきついコースです。ですから、これまで履いていたシューズとの比較は、なかなか難しいですね〜。じつのところ、走っての感想は……よく、わかりません(´・_・`)。まあ、練習する日の体調もありますしね〜。
■ところで、ちょっと心配なことがあります。走る距離が長くなると右膝外側から腿と膝の境目あたりが痛くなってくるのです。様子をみながら練習を係属していきます。
カレーパン
■ 前回はカレーに関するエントリーでした。今回もカレー、ただしカレーパンです。私は、カレーは「普通に好き」なのですが、カレーパンは「かなり好き」です。パン屋に行ってパンを買うとき、カレーパンがあれば必ず買ってしまいます。
■ところで、この写真のカレーパン、今朝、近鉄の大阪難波駅で買いました。今日は神戸で講演があり、朝7時過ぎに家を出たため、朝食を摂っている時間的余裕がありませんでした(もっと早起きすればよいのですが…)。ということで、神戸に向かう途中、大阪難波の駅構内にある売店で買ったのです。これは「ラングピーボール」の形に似せてつくったカレーパンです。「東大阪ラグカレー」というのだそうです。なぜ、近鉄でこんなラングピーボールのようなカレーパンを売っているのでしょう。
■奈良から大阪難波で近鉄で移動するさい、東大阪を通過します。東大阪で有名なもの、まずあげなければならないことは、「ものづくり」です。東大阪には、日本の工業を支える「ものづくり」の優れた技術をもった町工場が集中しています。そして、ラグビーです。東大阪の花園には有名なラグビー場があり、ラグビーの聖地のひとつになっています。では、なぜ「カレーパン」なのか…。詳しくは、以下の「東大阪カレーパン会」の公式サイトをご覧いただければと思います。
カレー
■カレーが特別好きなわけではありません。普通に、好きです。しかし、この写真のカレーは、しばらくするとまた食べたくなります。不思議な味です。最初は「甘い」のですが、すぐに「辛さ」が口の中を襲ってきます。本当に不思議な味です。私は、いつも、卵を入れてルーも大盛にしていただきます。常連さんは、「大玉」と一言で注文されていますね。この不思議な味のカレーには、甘酸っぱいキャベツのピクルスがぴったりなのです。
■ちょっと気になることがあります。カレーの上にのっかっている卵は、卵黄だけです。卵白は、カレーと一緒には出されません。どうしているんでしょうね…卵白は。
地球研プロジェクト「生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会ー生態システムの健全性」
■京都市北区の上賀茂に、総合地球環境学研究所(大学共同利用機関・人間文化機構)という文部科学省の研究所があります。地球環境学の総合的研究を行う研究機関です。「人間と自然系の相互作用環」の解明と「未来設計のシナリオ」の検証を通して、既存の学問分野の枠組みを超えた総合地球環境学の構築をすることを目的としています。 私は、この研究所が開設された初期の段階で、流域管理に関するプロジェクトに所外からコアメンバーとして参加していました。「琵琶湖-淀川水系における流域管理モデルの構築」というプロジェクトです。このプロジェクトの成果は、『流域環境学 流域ガバナンスの理論と実践』(和田英太郎 監修/谷内茂雄・脇田健一・原雄一・中野孝教・陀安一郎・田中拓弥 編、京都大学学術出版会)にまとめられています。これまで、文理融合の研究プロジェクトを目指す様々な分野の研究者の皆さんに読んでいただいています。
■昨日は、その総合地球環境学研究所で、新たな研究プロジェクトの研究会議がありました。奥田昇さん(京都大学生態学研究センター)が代表をつとめる「生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会ー生態システムの健全性」プロジェクトです。ただしプロジェクトとはいっても、まだIncubation Study(インキュベーション研究)の段階にあるプロジェクトです。Incubation Studyとは、「新たな研究シーズ発掘のため、地球研が公募した研究」です。本格的に研究プロジェクトを展開していくFull Research(本研究)の段階に至るまでに、まだFeasibility Study(予備研究)とPre-Research(プレリサーチ)の段階を通過しなければなりません。それぞれの段階では、厳しい審査がまっています。昨日の会議は、Incubation Study(インキュベーション研究)からFeasibility Study(予備研究)へ移行するための作戦会議のようなものでした。
■私は、この奥田さんプロジェクトのなかの「人間社会班」のメンバーです。以前に地球研で取り組んだプロジェクト「琵琶湖-淀川水系における流域管理モデルの構築」の時代からの研究仲間、谷内茂雄さん(京都大学生態学研究センター)とともに報告を行いました。とはいっても、今回、パワーポイントのスライドを作成し報告を担当してくださったのは、谷内さんです。谷内さん、ご苦労様でした。以下が、人間社会班からみたプロジェクト全体の基本戦略ということになります。以前に取り組んだプロジェクト「琵琶湖-淀川水系における流域管理モデルの構築」の成果を活用しながら、様々な先端的研究の成果がもつ社会的なポテンシャルを引き出し、それらをつないで、プロジェクト全体としてどのようにデザインしていくのか…、ということでもあります。
■プロジェクトの目的
流域生態系の存続基盤を形成する主要因として、特に生物多様性と栄養素のバランス(収支)に着目し、流域ガバナンスによって生態系の再生と地域社会の活性化を実現する方法を、国内外の実践的な事例研究をもとに実証的に検討する。
1)科学的視点(流域動脈仮説):流域内の生物多様性と栄養循環を調査し、流域生態系の現状を科学的に特徴づけ、生態系の保全・再生の視点から評価する方法を検討。
2)地域社会活性化の視点:地域関係者といっしょに、各地域の歴史(生業など)、課題(過疎・高齢化など)、地域活性化(農業・観光振興など)のポテンシャル等を前提に、地域の潜在的な生態系サービス、特に食・健康の安全・安心に関わる需要を掘り起して地域活性化に活かす方法を検討。
3)研究者と地域関係者が、1)、2)のプロセスを琵琶湖流域などで事例として実践し、生態系再生と地域課題の解決が流域ガバナンスにより内発的に促進される条件とその方法を検討。
■プロジェクトの最終成果
流域生態系における栄養循環の新たな定量評価法の確立。
・地域活性化の文脈における生態系サービスの可視化手法の構築。
・流域ガバナンスが生態系再生と地域再生を共に促進しうるための基本仮説の検証と実践的な合同調査法の提示。
認識科学と設計科学の両面から、地球環境問題と地域課題の解決に貢献する。
■昨日の研究会議は、13時から18時過ぎまでと、かなり長時間にわたるものでしたが、ISとは思えないほど充実した報告が続きました。これからが楽しみです。研究会議のあとは、京都の北山まで移動し、プロジェクト参加者との懇親会という流れになりました。写真は、その途中、地下鉄の国際会議場にあった電照広告です。 「地球研って何をするところ?」と書いてあります。そうです、総合地球環境学研究所の宣伝です。地球研は国の研究機関であり、学生を募集する大学とは異なり、このような宣伝はしない…と思っていましたが、最近はどうも違うようですね。このような宣伝も、納税者である国民へのアカウンタビリティの一環ということなのでしょうね。
エンパワのウインドブレーカー
30km走
■今日は、練習時間がとれたことから、コーチとともに30km走を行いました。コーチが設定した練習目標は、30kmを7:30/kmという大変ゆっくりしたペースで走り続ける…というものでした。来月開催される「京都マラソン」に出場するにあたって、どうしても、この30km走を経験して、体にそのしんどさを覚えさせる必要がある…ということなのだそうです。コーチご自身は、昨日、神戸の六甲山系をトレイルランニングされていたのですが、「若干のこっている疲労を筋肉から抜くため」に、私と一緒に走ってくださったのでした。もうレベルが違いますね。といいますか、もう私からすれば異次元。「鉄人」です。
■練習場所は、コーチの自宅からも、私の自宅からも比較的行きやすい木津川の堤防です。近鉄・新田辺駅の近くにある木津川堤防から、木津川左岸をひたすら上流に向かって15km走り、折り返してくるというコースです。河川の堤防ですから、走っていても風景はあまり変化しませんが、遠くまで見通せます。田園風景のなかを気持よく走ることができました。もっとも気持よくといっても、それは15kmあたりまで。そのあたりから、少しずつ、脚に疲れがたまってきました。下の表とグラフは、iPhone5に入れたアプリrunmeterで記録したログです。15kmあたりまでは、予定通り7分代で走っているのですが、そのあとは8分代にスピードががくんと落ちてしまいます。時々、とまっては屈伸運動をしたり、スロープのところは少し歩いたりと、無理して走り続けることをせず、少し脚を休ませつつ(だましつつ…)走ることになったからです。かなり疲労が脚にきてしまいました。来月のフルマラソンは、30kmからが勝負なのに…。大丈夫だろうか…。
■記録は、下・左のrunmeterの表示の通りです。3時間59分07秒。消費カロリーは2250kcalにもなりました。成人男子の一日の必要カロリーですね。このような練習、1人でなんてとてもできません。コーチが伴走してくださったおかけです。下・右は、ゴール間近のコーチです。往復コースですから出発地点がゴールになるのですが、GPSに誤差がでるため、runmeterで30kmを超えるところまで走ろうということで木津川にかかった橋を渡っているところです。走り終わったあと、もう膝が、特に右膝がボロボロになってしまいました。まいりました。この経験がフルマラソンのときに活かせればと思います。練習終了後は、近鉄・新田辺駅まで車でコーチに送っていただきました。あまりに空腹だったので、駅前の「王将」へ。ふだんの1.5倍の量をいただきました。
■しばしば「その歳で、よくマラソン始めましたね」とか、「がんばりすぎると心臓麻痺になるよ。無理せんように」など、回りの皆さまからお言葉をいただきます。自分ではあまり自覚はなかったのですが、「その歳で」…といわれるような年齢なんですよね。もう、初老なんですよね。辞書的には「初老」とは以下の通りです。
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しょ ろう —らう 0【初老】
①老境に入りかけの人。老化を自覚するようになる年頃。
②四〇歳の異称。
大辞林 第三版
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■さすがに、現代社会では「四〇歳の異称」というのは、ひどいかもしれませんね。今の四〇歳は、まだ青年の雰囲気を十分にお持ちの方が多いわけですから。私のばあいは、「老境に入りかけの人。老化を自覚するようになる年頃」であることに間違いはありません。初老ではありますが、可能な範囲でマラソンに取り組んでいきたいと思います。まだ、鍛えられる余地があるように思います。ということで(無理のない程度で、心臓麻痺を起さない程度で)頑張ります。だから若者の皆さん(学生の皆さん)、もっと頑張って! こんな初老のおじさんでも、頑張っているんだから。
【追記】(2013/02/11)■30km走のあと、右膝の右前方部がかなり疲れと痛みを感じました。大丈夫かな…と心配し様子をみていましたが、なんとか痛みもとれそうです。しかし、どうも右脚が左脚に比べて弱いような感じがします。注意深く練習を積み重ねていきます。ところで、痛みは脚だけかとおもっていたら、意外なことに、腕にもわずかに痛みを感じます。二の腕の筋肉です。4時間近く走りながら、ずっと腕振りをしていたせいのなのでしょう。明日12日、もう1日だけ様子をみて、明後日13日から練習を再開できるようにしたいと思います。
■ところで、フルマラソンに初挑戦した昨年の「福知山マラソン」、28kmあたりでリタイアしていますから、55歳にして、「人生初の30km」超えができたということになりますね。マラソンブームてで、これだけたくさんの人が当たり前のようにフルマラソンを走っている時代です。30kmなど、どうってことのない話しなのですが、それでもやはり、個人的には嬉しいものですね。
龍谷ミュニージアムの受賞
■龍谷大学のホームページからの転載です。
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龍谷ミュージアムが「京(みやこ)環境配慮建築物の最優秀賞」を受賞しました
2013年2月6日
龍谷大学 龍谷ミュージアム(京都市下京区)が、京都市環境配慮建築物顕彰制度において、最優秀賞を受賞しました。
本取り組みは、京都にふさわしい環境配慮建築物を普及・啓発することを目的として創設され、京都市では初めての取り組みです。
龍谷ミュージアムは、世界遺産である西本願寺の正面に位置し、町並みと調和のとれた端正な外観が特徴で、正面は、セラミックルーバーによる簾を外壁に設け、京都らしい意匠とすると同時に、西日の直射から壁を守り施設内の温度を下げる省エネ設計としています。
さらに、1階の通り抜け通路や中庭など地域に開かれた建物であることが評価され、最優秀賞の受賞に至りました。
なお、表彰式は2月12日、京都市役所にて開催されます。
また、3月14日におこなわれる、京都市環境配慮建築物シンポジウム(於:京都市国際交流会館)において、設計に関する事例紹介もいたします。
<龍谷大学長のコメント>
龍谷ミュージアムは、仏教を中心とする学術資料の調査・研究の成果を広く地域・社会に向けて発信することを目的に、創立370周年記念事業の一環として2011年に開設した仏教総合博物館です。
龍谷大学では、新たに設置する建物は、省エネルギーに配慮した整備をおこない、エコキャンパス実現に向け、エネルギー使用量10%以上の削減を目指した取り組みをおこなっています。
この度、本学の龍谷ミュージアムが、自然環境の積極的利用や周辺環境や地域の歴史への配慮、地域に開かれた建物であることを評価いただき、大変うれしく思っています。
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【追記】■龍谷ミュージアム関連の情報を調べていると、ミュージアム内にあるカフェの記事に出会いました。このカフェで、おいしいホットサンドイッチがいただけるというのです。黒ゴマパンのホットサンド。食べたいな〜。
マザーレイク21計画学術フォーラム
■昨日は、滋賀県庁で「第1回マザーレイク21計画学術フォーラム」が開催され、私も委員として参加しました。この学術フォーラムは、これまでの「琵琶湖総合保全学術委員会」を改組したもので、琵琶湖と流域の状況を指標などを用いて整理・解説する役割をになっています。比喩的にいえば、琵琶湖の「定期健康診断」を行うということです。私は、「琵琶湖総合保全学術委員会」の委員として、「マザーレイク21計画(琵琶湖総合保全整備計画)」の第2期計画の計画づくりに参加しました。そのようなこともあったからでしょう、引き続き、学術フォーラムにも参加することになりました(第2期計画については、以下をご覧いただけれぱと思います)。
■「マザーレイク21計画」の第2期における施策の実施方法は、「順応的管理」を基本原則としています。常に、PDCAサイクルのなかで計画のあり方がチェックされていく必要があります。琵琶湖の環境課題は常に変化していきます。その変化に対応したより適切な指標の選択が必要になります。誰が、何のために指標を選択するのか…。これは、大変大きな問題です。指標の選択の仕方は、環境問題のアジェンダセッティングと深く関わっていると思われるからです。
■この「学術フォーラム」とは別に、県内の市町、NPO、研究者、事業者が参加する「びわコミ会議」が設置されています。この「びわコミ会議」は、多様な主体が交流し、琵琶湖の現状や政策に関して評価・提言を行う「場」、マザーレイクフォーラムを運営しています。それに対して、学術フォーラムでは、学術的見地からの整理と解析を行うことになっています。しかし、個人的な見解からすれば、この2つのフォーラムはもっと有機的に連関すべきものと思われます。学術的ではあっても、琵琶湖全体を俯瞰する視点からは見えてこない問題、県民の生活や生業(なりわい)のリアルな現場のなかからしか見えてこない問題、そのような問題もこの学術フォーラムのなかで議論されるべきと考えています。
■私は、環境社会学・地域社会学を専攻していますから、どうしても社会関連の指標が気になります。特に、マザーレイク21計画の第2期では、「暮らしと湖の関わりの再生」という観点から、琵琶湖や流域と人びとの生活や生業(なりわり)との「つながり」に注目しています。しかし、このような「つながり」の状況を的確に把握できる、言い換えれば指標化できるデータが少ないという問題があります。ポイントとはずれたデータを指標にしても、意味がないばかりか、逆に様々な弊害を生み出すことになります。もし、指標化に適したデータがないのであれば、新たにそのようなデータを把握する取り組みを県庁内部の部局を横断して実施していく必要もあろうかと思います。
■細かなことを書きましたが、この「学術フォーラム」のあり方については、時間をかけて微修正していく必要があろうかと思います。
【追記】■少し説明を加えますと、PDCAサイクルのなかで、指標をより適切なものにしていく作業さえも、多様な主体の連携のなかで進めていく必要がある…ということでしょうか。あと私が気にしているのは、流域のもつ「階層性」や「文脈依存性」という問題です。これについては、『流域環境学 流域ガバナンスの理論と実践』(和田英太郎 監修/谷内茂雄・脇田健一・原雄一・中野孝教・陀安一郎・田中拓弥 編,2009,京都大学学術出版会)のなかで論じていますが、いずれ、あらためてこのホームページでも関連記事をアップしたいと思います。
最近のラン
■新年早々の段階では「練習を再開しなくては…」と思いつつも、なかなか気力が伴わず、本格的な再開にはいたっていませんでした(生活のなかにまだランが定着していないのですね)。しかしコーチからの「激励」といいますか、「喝」といいますか、「檄メール」(そんなことはではフルマラソン完走できないよ)が届き、これではいかんと1月29日から真面目に練習に取り組み始めたのでした。先日のエントリーにも書きましたように、2月3日の大津市民駅伝はそれなりの記録で走ることができました。体が少しずつ復活してきているように思います。今日は、時間がとれたので午前中に1時間のランをしました。10kmを1時間で走ることを目標に走り始めました。なんとか、予定通りの練習を終えることができました。
■上の表が、iPhone5のアプリrunmeterに残されたログです。4kmあたりからペースダウンし、7kmではキロ6分になってしまいます。しかし、ここからもう一度気持を入れ替えました。走るフォーム等にも気を使い、ペースをもちなおすことができました。昨年7月から練習を初め、10月の「びわ湖高島栗マラソン」(ハーフマラソン)からしばらくの間が、体力・脚力的には一番ピークだったように思いますが、その頃と比較して主観的にですが80%程は復活できたのではないかと思います。頑張ります。このまま練習をしていけば、2月23日の「びわ湖レイクサイドマラソン」は、15kmのレースを1時間半以内で走ることができそうです。
■明日は、来月の「京都マラソン」にそなえて30km走をコーチの指導のもとで行います。木津川沿いの堤防を片道15km、往復30kmを、7:30/km程度の超スローで走り続ける予定になっています。頑張ろう。