卒業論文を提出

■今日は、卒業論文提出期間の初日です。私のゼミでは、全員で集まり、お互いの卒業論文の仕上がりをチェック(単純なミスがないかどうか…)をしたうえで、一緒に社会学部教務課に提出を済ませました。卒論の内容についてはいろいろ注文をつけたいところがありますが、とにかく全員が、自ら行ったフィールドワークのデータに基づき卒論を執筆したことについては、きちんと評価したいと思います。

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【写真上左】1人Mくんが遅れています。「お〜い、早くせーよ」。
【写真上右】卒論が完成したことを、お互いに喜びあっています。よかったね〜♪お〜い、ゆか、もっている卒論は裏表紙になっている。
【写真下左】どういうわけだか、「変な顔」の集合写真。私は、あまり意味がわかりませんが…。学生のリクエストなので。あっ、裏表紙やで〜、ゆか…。
【写真下右】無事、提出しました。

○脇田ゼミの卒業論文について

【追記】
20130108soturon9.jpg ■昨日は、研究室で仕事をしていると、夕方、男子学生から電話がかかってきました。瀬田駅前の居酒屋で呑んでいるので一緒にどうか…というお誘い。ということで、彼らと合流。卒論は一段落したとして、4月から頑張って働いてくれよな〜。(2013/01/09)

2013卒業論文提出までのスケジュールと評価の基準

2013年度版

■以下の記事は、2013年度版です。2014年春に卒業するゼミ生に対応したものです。ご注意ください。

1月〜3月:テーマとフィールドの決定・先行研究

■すでに卒論で取り組むテーマやフィールドが決まっている人がいますが、まだの人は、年度が変わる前に決めるようにしてください。そのさいは、1人で悩まずに面談を申し込んでください。

■テーマやフィールドが決まっている人は、この段階で安心してしまってはいけません。自分のテーマと関連する先行研究をノートを取りながら読み込んでいく必要があります。どんな論文や文献を読んだらいいのか、これについても自分だけで判断せずに、面談のなかでアドバイスを受けてください。人に(私のことですが…)自分の考えを説明しようと努力していると、意外なことに、自然と頭のなかが整理されていきます。また、就職活動とのかねあいもありますが、短くても時間を確保できるのであれば、頑張って調査を進めておくことも必要です。調査の進め方については、面談のなかで指導します。

(以下は、これから作成していきます。)

3月〜8月:調査にでかけよう!

4月:「履修要項」をきちんと読もう!

■卒業論文のことについては、4月に発行される2013年度社会学科「履修要項」の該当ページに書いてあります。知っていますよね。時々、「なんですか…それ」という人がいたりして…そのときはガックリしてしまいます。必ず、熟読するようにしてください。また、次のスケジュールを再度確認しておいてください。

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8月〜9月:卒論の原稿を書き始めよう!

9月:卒論「80%」報告会

9月〜11月:補足調査と卒論の執筆

10月下旬:卒業論文題目届提出

11月末:卒論第一次草稿提出

12月(12月24日まで):草稿チェックと返却

1月:卒論の提出

卒論原稿の印刷・製本

卒業論文の評価基準

公開卒論発表会

2012年度の卒業論文の指導を終えて…。

20130107soturon.jpg ■卒業論文の指導、やっと本日で最後になりました。先週の金曜日、1月4日が最終の指導のはずだったのですが(仕事初めが卒論指導でした…)、まだ細かなところが気になって修正を重ねる努力をしている学生がいるため、今日まで一応面談をしました。しかし、これで終了です。全員とはいえないと思いますが、多くのゼミ生が”自分なりに”「全力投球」できたのではないかと思います(あくまで”自分なりに”の限定付きですが…)。私の方も、「全力投球」で指導をしてきました(歳を取り、かつてのような指導をする体力は無くなってきているのですが…)。明日、1月8日(火)は、6号館地下にある「社会調査実習室」に午後13時35分に集合し、全員でお互いの卒論を確認しあい、全員で揃って卒論を提出する予定になっています。卒論の受付期間は、1月10日の15時までですが、例年ギリギリの学生が出てくるので、今年は全員で揃って提出することにしています。

■私はゼミ運営の最終的な目標を、「ここまでやったぞ!」と自分で納得のいく卒業論文を執筆し、自信をもって卒業していくことにおいています。もちん、卒論の評価の基準についても、学生たちに提示しています。執筆に向けてのスケジュールについても、提示してあります。しかし、です。全体にいえることなのですが、「もっと早い時期から取り組んでおけばよかったのにな〜」ということです。せっかく研究の焦点があい、その深度が深まってきても、時間切れになってしまうからです。手間暇かけて調査をし、原稿の執筆を進めていると、自分の卒業論文が愛おしくなってきます。もっと、良いものにしたい…という欲が出てきます。そのような自覚ができたときには、すでに締め切りが目前…。これではいけません。「ここまでやったぞ!」と自分で納得のいく卒業論文を執筆することは、それほど簡単なことではありません。長い時間をかけて、粘り強く、少しずつ研究を進めていかなければなりません。今日は、3年生のゼミがあったのですが、1年後の卒論提出に向けてのオリエンテーションを行いました。自分でも、少し早すぎるかな…とも思いますが、春期休暇のあいだも学生の卒論の相談に乗ることにしています。

■ところで、写真ですが、特に卒業論文とは関係ありません。もうじき卒業する4年生が、3年生になりたてのころの写真です。「自分を強く印象づける自己紹介をしてください」とお願いしたところ、この2人は「華舞龍」というヨサコイサークルに所属していることから、狭い教室で模範演舞をしてくれました。この2人、春から、地元出身地の金融機関や自治体で働くことになっています。時間がたつのは早いですね…。

脇田ゼミの卒業論文

卒論指導の面談、今年はすべて終了。

20121226semi.jpg ■延々と続いてきた今年の卒論指導の面談。今日で終了しました。あとは、面談での指導にもとづき、原稿を完成させる作業に入ります。完成した原稿は、私の自宅に送ってもらうことになっています(同時に、原稿をe-mailの添付書類でも送ってもらいます)。学生たちは原稿を送ってホッとするのでしょうが、私は、延々と続いた卒論指導の面談を行ったあとは、これまた延々と原稿に目を通して赤ペンを入れる作業に入らねばなりません。おそらく、今年のゼミ生たちは年末ギリギリになって送ってくることでしょう…(ため息)。しんどいですね〜、原稿に赤ペンを入れていく作業…辛いです。お正月だというのに…です。ゼミ生のみんな、私の正月を返してくれよ〜…(T0T)。

■今年は、卒論第一次草稿の提出は11月末ということにしていました。ところが、ところがです!! きちんと守ることのできたゼミ生はほとんどいませんでした。なんということか…。私の予定では、第一次草稿に赤ペンを入れて、ゼミ生たちに加筆・修正作業を12月中にしてもらう予定だったのですが。基本的に、皆さん、卒論の執筆に取り組み始めるのが遅すぎる。さらに言えば、調査に取りかかるのがめちゃくちゃ遅すぎる。もちろん、就職活動が厳しいのもわかっています。だけど、内定が出てからも、なかなか卒論に取り組めないというのは、やっぱり「アカンやろ!!」。

■写真は、ゼミ生のMさん。今年最後の面談をMさんとさきほど終えました(写真は、数日前のものですが…)。とりあえず、ゼミ生を代表して反省のポーズをしていただいています(^^;;。せっかく良いフィールド、良いテーマに出会えても、取り組み始めるのが遅くなると、最後は時間切れ…ということになってしまいます。来年度は少し卒論指導の方法を変えようと思います。もちろん、早めに卒論に取り組み始めるための工夫を駆使した指導法やシステムにしたいと思います。

■ちなみに、今年の夏からの、卒論指導の記録を残してあります。こちらです。3年生の面談記録も一部まじっていますが、ほとんどが4年生の面談記録です。これを見ると、いかに卒論のエンジンがかかるのが遅いか…よ〜くわかると思います。私からすると、今年のゼミの皆さんは予定よりも1ヶ月作業が遅れています。卒論指導のやり方・方法…なんとかしなくてはな〜。

■年明け、1月4日に、修正・加筆の指示を書き込んだ赤ペンを入れた原稿を返却します。各自で最終の修正をしてもらいます。1月8日には臨時にゼミを行い、全員そろって卒論を提出する予定になっています。うまくいくんかな…心配です。

卒論指導

■4年生の卒論指導も、かなり忙しくなってきました。ゼミ生たちも、やっとお尻に火がついて、馬力がかかってきた…という感じでしょうか。このホームページのブログのエントリー「ゼミ面談の記録」に面談の記録を残してあります。現在の4年生の卒論のスケジュールについては、「2012卒業論文提出までのスケジュールと評価の基準」に掲載しています。ゼミ生の皆さんは、必ず確認するようにしてください。

■ちなみに、「卒業論文題目届」の提出期間は、10月22日(月)〜26日(水)ですが、基本的には25日(木)のゼミのときに回収しようと思います。必ず、本人の署名と捺印がいります。確認してください。また、25日には、卒業論文の「論題記入用紙(表紙ラベル)を配布します。

フルマラソン完走に向けての練習、そして卒業論文

20120809calenderjpg.jpg「脇田ゼミのランニング事情」(Tuesday, July 31, 2012)にも書きましたが、職員のHさん(私は職場を離れると密かにHコーチとお呼びしていますが…)の強い勧めで、フルマラソン完走に向けて練習を始めています。すでにコーチからは、11月下旬のフルマラソン出場に向けて練習メニューも提案していただきました。また、10月下旬には、ハーフマラソンにも練習がてら出場する予定です。以前からフルマラソンに関してはいろいろ聞いてはいましたが、自分のこととして、改めてコーチに言われると、気が引き締まる思いです。とはいえ、同時に、未知の体験に挑戦するワクワクした喜びのような気持ちもあります。走り始めは辛いところもありますが、走り続けていると、次第に気持ちよくなっていきます。体は「しんどい」と言っているのでしょうが、脳味噌は「すごいな〜、楽しいな〜」と思っている…そんな感じかもしれません。
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・基本的に10km・ハーフは、レースの感覚を養うのに使う。レースでは他のランナーに引っ張られて設定以上のペースになることがあるので、その感覚を養う。
・フルマラソンは30kmからが勝負。ハーフまでは何とでもなる距離で、よほど厳しい制限がなければ大丈夫。問題は、30kmから。フルマラソンは30kmレースとハーフを1日で、かつ一気に走るようなイメージ、あるいはそれ以上のイメージをもつように。
・フルマラソンの残り10kmは、想像以上に過酷。
・調子に乗って、前半飛ばすと必ずと言っていいほど後半に足が攣って動かなくなるし、ゆっくり走りすぎると制限時間内にゴールできない。難しいというか、奥が深い…。
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■具体的なメニューは以下の通りです。これを週に4日〜5日。こういうふうに練習を継続しておくと「驚くほど体が動くようになっているはず」とのことです。あくまで一般論であって、私がそうなるとは必ずしも言えないのですが、コーチを信じて取り組みます。かなりハードだな…。でも、それがフルマラソン完走への正しい道なのです。
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8/1~8/10:7分/kmで5km(フラットな道)の練習。
8/11~8/25:6分半/kmで5km(フラット)の練習。
8/26~9/8:6分半/kmで6km(フラット)の練習。
9/9~9/30:6分半/kmで6km(アップダウン)の練習。
10/1~10/31:6分半/kmで6km(アップダウン)の練習&10/13頃に15km走の練習。
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■以下は、フルマラソン出場前の大凡の流れと月間走行距離の目安です。
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10/28:ハーフマラソン(2時間切りを目指す)。
11/1~11/14:6分半/kmで7km(アップダウン)&11/10頃に15km走の練習。
11/15:練習終了。1週間前からは走らず、足を休める。
11/19~11/22:カーボローディング(炭水化物系の食べ物を中心に取り、体のなかにエネルギーを蓄える)。
11/23:フルマラソン(本番!)

8月:80km以上
9月:100km以上
10月:140km以上
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20120809wakita.jpg■熱中症予防のため、帽子は必ず着用、できるだけお茶や水ではなく、スポーツドリンクを飲んで塩分を補給すること…という注意事項もいただいています。8月の練習は、さらなる練習や本番に耐えるための土台づくりのような感じでしょうか。しだいに、負荷をあげ、距離をのばしながら、フルマラソンの本番に臨もうということなのです。急に負荷の高い練習をすると、膝や関節を痛めます。また、楽しくなくなるので、練習が継続できません。少しずつ、自分をいわば騙しながら、自分に力がついてきているという喜びを与えつつ、自分の体を作り上げていく…そんな感じです。

■とろこで、幸いなことに、私の住んでいる場所は、京阪奈丘陵の西南端に位置しています。もともと奈良盆地の農村の里山が住宅開発された地域です。アップダウンには事欠きません。すでに「キョリ測」というサイトを使って、自宅周辺に、往復6km・7kmのアップダウンコースもみつけてあります。こうやって練習を始めていると、同時に、学生の卒論指導のことを連想してしまいます。

■1人で社会調査をしたことがない、また長い文章、それも学術論文(本文で16,000字以上20,400字以内)を書いたこともない学生が、短期間で卒論を書いてしまおうとしても、ほとんどの場合、うまくいきません。調査を行い、その結果についてコーチである私と面談を行い、アドバイスをもらい、さらに調査に向う…そういった繰り返しのなかで、調査地の事例の持つ「深み」のようなものを把握できる力が少しずつ獲得できていくのです。社会学的な概念・分析枠組み、そして理論と、調査地の事例との間にある「意味のある関係」がしだいに見えてくるのです。フルマラソンでいえば、30km以上を走り続けられるような脚力をつけるために、最初はコツコツ練習していく、そんな感じでしょうか。

■マラソンを走る走らないは、その人の判断しだいです。途中で練習をやめてしまっても、それほど困ることはありません(やっぱり、無理やったんや、ヘタレやな〜と陰口を言われるかもしれませんが…)。しかし、卒業論文は違います。きちんと卒業論文を執筆し単位をとらなければ卒業できません。学生生活最後の夏期休暇を楽しむことも、もちろん大切なことではありますが、同時に、卒業論論文にも取りかかって欲しいなあと思います。「ああ、嫌だな〜」と現実から眼を背けてしまうと、まったく練習していないのにフルマラソンを走らねばならないような感じになってしまいます。それでは、辛い経験しか残りません。卒論提出時に、無理をせず少しずつ時間をかけて練習を積み重ね、最後にフルマラソンを完走した人だけが味わえるような、充実感や達成感は味わってほしいと思います(私はまだフルマラソンを走っていませんが…)。

■あっ…なんだかお説教臭くなってしまいましたね。ごめんなさい。でも、ゼミ生諸君には、そういった充実感や達成感を味わってもらいたいと心の底から願っています。最初は辛いかもしれませんが、しだいに調査に向いながら自分の研究が進展していったとき、卒論を仕上げていくことが楽しみや喜びにかわっていきます。ちょうど私のHコーチが、練習を積み重ねれば「驚くほど体が動くようになっているはず」という段階に達しているのです。このような卒業論文を仕上げていく過程での経験は、卒業していった多くのゼミ生たちが感じていることです(真面目に取り組めば…)。ところで、勘の良い人ならわかると思いますが、こういうお説教臭いことを書きながら、じつはフルマラソンを走ろうとしている自分自身を叱咤激励しているところもありますね。ともに、頑張っていきましょう。

【写真】上:自宅にある卓上カレンダーに練習の印をつけています。ちゃんと走った日には大きくチェックを入れます。コーチからは、週に4~5回走り、2日は休むようにとも言われています。○は休養日です。○に×が入っている日、これは「走る予定にしていたけれど、いろんな事情から残念ながら走れなかった日…」(悔しい日…)です。下:「朝ラン」が終ったときに自分で撮りました。ちゃんと、コーチの教えを守って帽子をかぶっています(日よけ付き)。ヨレヨレのTシャツの「龍」は中国でのお土産でして、龍谷大学とは関係がありません(^^;;。

2012卒業論文提出までのスケジュールと評価の基準

2012年度版

■以下の記事は、2012年度版です。2013年春に卒業するゼミ生に対応したものです。ご注意ください。

「履修要項」をきちんと読もう!

20120809soturon2.jpg■卒業論文のことについては、2012年度社会学科「履修要項」の66〜69ページに書いてあります。知っていますよね。時々、「なんですか…それ」という人がいたりして…そのときはガックリしてしまいます。必ず、熟読するようにしてください。また、次のスケジュールを再度確認しておいてください。

卒業論文の中間発表:9月22日(土)・23日(日)

■卒業論文の中間発表を、ひとつの目標にして取り組んでください。フィールドワークにもとづく実証的な研究論文を読んだ人はわかると思いますし、私も皆さんにすでにゼミのときに解説していますが、オーソドックスな実証系の論文では、およそ以下のような構成が一般的かなと思います。もちろん、論文の課題設定やテーマによっては、必ずしも、このような構成である必要はありません。原稿の量についても、あくまで目安です。また、第3節については、節中はさらに複数の「項」にわけて、論文の論理の筋道が見えてくる構成にする必要があります。

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第1節:課題設定(先行研究の整理や課題の位置づけ等、原稿全体の2割程度)
第2節:調査地概況(原稿全体の1割程度)
第3節:分析(原稿全体の6割程度)
第4章:結論(原稿全体の1割程度)
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■どうして、このような目安を示したかといえば、一番大切な第3節が貧弱でほとんど課題を明らかにできていないようなことがあるからです。ひどい場合は、原稿の枚数を稼ごうとするため、たとえば第2節等で異様にページを費やしてしまったり(課題設定に関係のないことをズラズラ書いてしまう…)。それでは、論文としては大変パランスの悪い内容のないものになってしまいます。しかし、これはあくまでも目安ですので、構成のバランス等については、私とよく相談をしてください。

■中間発表の報告ではレジュメを用意してもらいますが、基本的には、卒業論文と同じ構成にしてください。まだ不明な点、調査継続中のことについては、現在どこまでわかって、今後どのような調査が必要なのか、どのような資料を集めるのか、これからの予定も含めてレジュメのなかで説明してください。

卒業論文題目届提出期間:10月22日(月)〜26日(水)

提出先は、指導教員である私です。卒業論文のタイトルについては、まず私とよく相談をしてください。いったん題目届を提出してしまうと、変更がききません。あとで「やっぱり、違うテーマで書きたいんですけど…」といっても、題目届を提出してしまった後の段階では、すでに遅いのです。それまでの調査の進捗状況を私に報告してるいはずですが、その調査内容に相応しいタイトルにする必要があります。調査をしていないと、卒業論文のタイトルを決めることさえできなくなってしまいます。このことをよく理解しておいてください。

■題目届のタイトルは、題目届に鉛筆書きで書いてきてください。学生本人と私がお互いに確認したうえで、ペンで上書きをして、最後に鉛筆部分は消しゴムで消してください。注意してもらいたいことは、必ず、本人の署名と捺印が必要だということです。確認してください。

■題目届は、25日(木)のゼミのときに回収します。よろしくお願いいたします。

卒業論文の第一次草稿提出:11月末

11月末頃に、「とりあえず書き上げた」原稿(草稿)を提出してください。それから、丁寧に「赤ペン」を入れていきます。修正や加筆を行ってください。良い調査をしていても(フィールドから良い発見をしていても)、それがきちんと原稿になっていなければ意味がありません。初めての経験でななか難しいところがあろうかと思います。したがって、12月の1ヶ月を使って、原稿のやり取りをしながら仕上げていきます。「赤ペン」作業終了後、具体的な指摘を加えてその原稿を返却します。冬休みに、提出する原稿を完成させてください。

■論文の表記については、「履修要項」に示してありますが、各ゼミの指導教員から具体的な指示を出すことになっています。配布してある「優秀卒業論文集」の脇田ゼミの先輩の論文を参照してください。

■たとえば10月末に原稿を提出し、早めに卒論執筆を終えてしまってもかまいません。大いに歓す迎します!!もちろん、内容がともなっていなければなりません。

卒論の最期の指導

12月の第3週(12/17~21)までの間に、卒業論文の原稿、フィールドノート、収集した資料等を持参し、最低2回は面談を受けるようにしてください。そのさい、私の予定を事前に確認するようにしてください。

原稿の郵送てメールによる添付

「宅配便」か「簡易書留」(郵便)で、卒論の原稿(プリントアウトしたもの)を脇田の自宅まで送ってください。また、同時に、e-mailの添付でも原稿を送ってください。冬期休暇中に、脇田で最終チェックをします。脇田の自宅住所は、ゼミのさいにお知らせしたとおりです。

原稿の返却

1月4日(金)13時45分から、チェックした卒論の原稿を返却します。研究室に集まってください。修正・加筆箇所を指示します。こられない人は、返却は1月7日(月)になりますので注意してください。

卒業論文の提出

2012年度の4年生については、1月8日(火)に6号館地下にある「社会調査実習室」に午後13時35分に集合してください。必ず、提出できる完成した形にして持参してください。また、1月10日(木)の4限は、通常通りゼミを開催します。

■もし、間に合わなかったばあい…。必ず、連絡をしてください。卒論提出期間は3日ありますが、かならず1日目か2日目に提出してください。そのことを目標に仕上げてください。どんなアクシデントがあるかわかりません。ギリギリでの提出はやめましょう。卒業論文の遅れは、大目に見てくれません。卒業できなくなる可能性もあります。十分に注意しましょう。ちなみに、10日最終日は15時で終了です。

卒論原稿の印刷・製本

■全員で力をあわせて、卒業論文の原稿を印刷し、製本します。作業日が決定しました。1月17日(木)、3限13:35に研究室前に集まってください。作業は、2号館112教室で行います。時間は、17時迄です。残りの作業については、当日欠席する人たちに後日やってもらうことにします。

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卒業論文の評価基準

■以下のような評価基準にもとづき評価を行います。点数に幅があるのは、日本語表現からも判断するからです。理路整然、分かりやすく,明瞭な文章で執筆してください。

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0点:脇田ゼミでは、各自が調査をしてその調査に基づき論文を執筆することになっていますので、こんなことはまずないと思いますが…。オリジナルな原稿でなければなりません。いわゆる「剽窃」(他の人の原稿を盗み自分のものとする…)は、即刻アウトです。引用等にも十分に気をつけてください。
59点以下:規程の文字数に達してない。どうみても、卒業論文としての形になっていない。単位が出ません。
60点〜69点:規程の字数には達しているが、課題設定も明確でなく、何を明らかにしたのかもよくわからない…。
70点〜79点:規程の字数に達しており、一応、課題設定はできている。ただし、先行研究の検討がなされていないか不十分、あるいは分析が不十分(多くのばあい調査不足…)、結論が曖昧…。
80点〜89点:規程の字数に達しており、課題設定も明確だが、先行研究の検討が不十分。課題設定に照応した分析も一応できている。自分なりの結論に達している。
90点〜  :規程の字数に達しており、課題設定、先行研究の検討、分析、結論ともに優れている。
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公開卒論発表会:2月5日

■2月5日の開催に決定しました。今年は、1人15分程度(12分発表・3分質疑応答)。3年生に司会をしてもらいます。この発表会を口述試験とします。発表は、「学籍番号」順です。

■2月5日は、午前11時、池田さんから開始します。午前中は衣川さんまで、12時40分までです。午後は14時から、作間君から始めます。終了は16時40分、森川君が最終発表者になります。発表会を終えたあとは、下記の「追い出しコンパ」とは別に、軽く慰労会をしたいですね。

■発表会を終えたあと、後日、卒業式までのあいだに、「追い出しコンパ」を行います。企画・予約等は、3年生に行ってもらいます。日程については、別途調整をします。

【写真】上:3期生(2008年春卒業)が卒業論文を仕上げてこれから提出するところです。下:7期生(2012年春卒業)の「卒業論文集」です。手作り感満載!

社会人になってからわかること…

■ひとつの前のエントリーにも書きましたが、「大津エンパワねっと」(龍谷大学社会学部・地域密着型教育プログラム)では、大学に隣接する「瀬田東学区(小学校区)」と大津市の中心市街地にある中央学区を中心とした「中央地区」の2カ所で、学生たちが地域の皆さんと協働しながら地域の課題解決や魅力を伸ばしていく活動に取り組んでいます。この「大津エンパワねっと」を地域に受け入れていただき円滑に取り組みが進むように、月1回、地元の皆さんとの連絡調整会議として「大津エンパワねっとを進める会」を両地区で開催しています。昨日(7/26・金)は、大津市の中心市街地にある町家キャンパス「龍龍」(ろんろん)で、「大津エンパワねっとを進める会 中央」が開催されました。この「進める会 中央」には、毎回、中央学区自治連合会の役員の皆さん、大津祭やまちづくり団体の皆さんが委員として出席してくださっています。昨日からは、大津市社会福祉協議会の職員(ソーシャルワーカー)Mさんも参加してくださることになりました。

■会議が終了したあと、Mさんと少しお話しをすることができました。Mさんは、龍谷大学社会学部で社会福祉を学んだ後、市社協で職員をされていますが、「こんなプログラムが、自分達の学生時代にもあって欲しかったです。大津エンパワねっとは、私が卒業した後に誕生したんですよ。地域の中に入って、地域の人と関係をもちながら、地域づくりの活動をするって、すごい力がつくと思うんですよね〜。でも、それが良くわかるのは社会人になってからかもしれませんね」と、笑いながら話されていました。そうなんです。普通、経験や体験したことの意味は、学生の立場を離れて(卒業して)、しばらくしないとわからないのですね。私のゼミの卒業生たちは、「どうして自分たちの時には、エンパワがなかったんですか」とよく言いいます。また、「どうして自分たちの時には、北船路米づくり研究会のような活動をしてくれなかったんですか」とも言いいます。しかし、それは「社会人になってからわかること」なのかもしれません。

■卒業論文の場合はどうでしょうか。最初、嫌々渋々、仕方なしに取り組んでいた学生でも、フィールドでの調査と大学で学んだ社会学とがつながり、フィールドから意味のある「発見」をした学生は、卒業後も、その経験を大切にしています。自分の卒業論文も大切に保管しています。「その時」にはよくわからない、卒論での経験や体験の意味。それは時間差をともなって、社会人になってから実感されていくのです。できれば、卒業生の皆さんには、そのような自分の「変化」を、現役学生の前で語ってもらいたいと思っています。

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