堅田の魚清楼
▪️堅田の「魚清楼」さんです。今年の1月から予約を入れていました。「そんなに前から…」。そうなのです、予約でいっぱいなんです。京都の花街から芸妓さんや舞妓さんと一緒にやってこられる方も何組もいらっしゃるとか。人気があります。創業300年の老舗です。江戸時代は脇本陣だったというお話もお聞きしました。私は、こちらのお店は今回で3回目でした。2回目の時は、龍谷大学社会学部を退職される先生を慰労する会を、親しい社会学科の3人の同僚とこちらの「魚清楼」さんで開かせていただきました(退職される先生は学科が違っていましたが)。懐かしいです。今から、10数年前のことですね。
▪️で、今回は3回目です。冬のこちらのお店のお料理は、なんといってもホンモロコの素焼きと鴨すきです。堪能させていただきました。勤続40年を超える仲居さんが、全てお世話をしてくださいました。しかも、琵琶湖と堅田の浮御堂が座敷からしっかり眺めることのできる座敷です。勤続40年の仲居さんによるお世話と座敷からの風景も含めて、楽しませていただきました。
▪️私は琵琶湖の魚の中で、ホンモロコが一番好きだと思います。美しいホンモロコを炭火で素焼きしたものを、三杯酢に浸したし、その上で生姜醤油につけていただきました。すでにホンモロコは卵を抱えていました。もちろん、骨まで全部食べられます。美味しい!! 焼いた時の香りも素敵なんですよね〜。それから鴨。琵琶湖では禁猟ですので、北陸から仕入れておられるようです。こちらも美味しかったです。まずは鴨のたたきで美味しい出汁をとり、鴨肉と野菜を加えていきます。これも美味しかった。最後は、雑炊ですね(糖質制限の関係で控えめに…)。いろいろ美味しい料理はありますが、料理というか、食材そのものにパンチ力がある料理が好きなんですね。今日は、満足しました。
▪️お料理の写真ですが、一番最初にいただいたのが、一番下の左側、鯉の洗い。酢味噌でいただきます。その次は、ホンモロコの炭火焼き。最後は、金網に頭を突っ込んで少し焦がして、頭から全部食べられるように焼いてくださいました。そして、一番下の右側にあるゴリ(ヨシノボリの稚魚)の佃煮。最後が鴨すきですね。卵の黄身が見えますが、この黄身とたたき(鴨骨の部分を細かく砕いた)を混ぜて、まず最初に鍋に入れます。その後に、野菜と鴨肉を。美味しかったです。
▪️もっとも、そんなにゆっくりしている余裕はないのですが、前々から予約をしていたものですから…どうかご容赦ください。
【追記1】▪️私の経済力からすれば、魚清楼さんは高級なお店になります。でも、年に1回程度であれば、家族で湖の幸を楽しむことができるのかなと思っています。次回は、来年ですね。ホンもロコが卵を抱えつつ、まだ骨が柔らかい季節を早めに予約することにしたいと思います。
【追記2】▪️こういった湖の幸を楽しむことと、「MLGs」や「世界農業遺産」とがどこかで繋がって体験できるような仕組みが欲しいと思っています。
二日連続で交流
▪️28日、大学で事務仕事に取り組み、晩は京都に出かけました。滋賀県水産試験場の根本 守仁さんと、京都四条の小料理屋さんで湖魚を楽しみました。楽しい時間を過ごしました。この小料理屋さんは、看板には湯豆腐と書いてあるのですが、私の中では川魚(淡水魚)のお店です。で、お店の中での会話。根本さんによれば「琵琶湖ではホンモロコはそれなりに獲れている」のに、女将さんは「なかなか仕入れることができない…」と困っておられました。これ流通の問題なんでしょうね。こちらのお店では、ビワマスをいただけるのですが、女将さんが西浅井漁協に発注されています。昨日も、美味しいビワマスをいただきました。写真は、根本さんと。二軒目です。今度は、立ち飲み。根本さん、とても愉快な人で、一緒にいて幸せな気持ちになります。根本さん、また飲みに行きましょう。しかし、私の目つき悪いですね…。歳をとって、瞼が下がってきて…。眼瞼下垂(がんけんかすい)っていうのかな。おじいさんですね。
▪️そして29日、昨日のことになりますが、原田達先生が72歳にして「姫路城マラソン」を4時間55分で完走されたことを知り、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」でお祝いをしました。「利やん」ご常連のKさんとNさかもご参加くださいました。一番お若いのが、Kさん。それでも全員還暦は超えていて、「おじいさん大集合」って感じですね。ひさしぶりに4人が揃いました。まあ、この年齢ですから、私も含めて体の調子はどうだとか、親世代の介護のことだとか、まあそんな話が中心になるわけです。これはどなたも同じだと思います。それなりの年齢になると、こんな感じになりますよね。
▪️写真について説明します。「利やん」のご常連は、たいがい焼酎のボトルをキープされているのですが、今日は、それぞれのボトルを持って「記念写真」を撮りました。どういうわけか、川北さんは微妙に残しつつ2本の焼酎をキープされていました。原田先生は、龍谷大学を早期にご退職になって8年になるので、私のように「利やん」にふらりと立ち寄ることはなくなり、なかなか焼酎が減りません。というとで、さかんに私たちにご自身の焼酎を飲むように勧めてくれました。原田先生のお友達の皆さん、ご協力??ください。2枚目の写真は、「利やん」をお暇して、JR大津駅で原田先生と一緒に撮ったものです。原田先生には、龍谷大学に勤務されている時から、いろいろお世話になりました。ご退職後もこうやって会っていただけることを幸せなことだなと思っています。
立山連峰からの海底湧水と富山湾の深さが生み出す海の幸
タラの白子のポン酢/本ズワイ蟹の身とカニ味噌共和え
写真を撮る前に思わず一切れ食べてしまった「プリシャブポン酢」/シロエビの天ぷら
アナゴの白焼/カニ焼売
ツナとクリームチーズのリエット
▪️2月19日から21日までの富山旅行で、富山の海の幸、いただきました。ありがとうございました。20日の晩のお店は「吟魚」さん。人気店で、予約しないと難しいお店のようです。私も予約して行きました。というのも、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」にお越しになったお客さんから、「富山に行くのならば吟魚でしょ」と教えていただいていたからです。写真の魚を中心とした料理以外に、野菜の料理についてもきちんといただきました。血糖値の管理しています。
▪️ところで、どうして、こんなに美味しい海の幸が豊富なのか。それを知るためには、富山湾を地学的・生態学的な側面から理解する必要があります。こちらの「富山の魚が美味しいのは、海底の地形に理由がある」では詳しく説明されていますね。「一年中が、旬。うまさすぐそこさかなは富山」というサイトの中でも、「富山のさかながうまい理由」が説明されいます。
「天然のいけす」富山湾
日本近海には約3,400種の魚がいて、そのうち日本海には約800種、
そして富山湾には約500種の魚がいると言われています。
立山連峰の標高は約3,000m、富山湾の水深は約1,000m。
この4,000mもの高低差が、富山湾のお魚のおいしさの最大の秘密。
大自然の滑り台のような高低差のおかげで、立山連峰の森の成分と酸素をたっぷり含んだ水が富山湾に注ぎ込んでいます。
▪️以下は、自然科学的な立場から富山湾の特徴について説明しているサイトです。富山湾の海底からは湧水、水が湧き出ているそうです。これは、立山連峰の山々に降った雨が、山の腐葉土の中で栄養をたっぷり吸収して、それらの水は地下水として海に運ばれて海底湧水として噴き出しているのだそうです。もちろん河川の水も海に栄養分を補給する役割を担っているのですが、湧水は時間をかけて地下を流れるので、窒素やリンなどをたくさん吸収しており、河川の水と比較してはるかに栄養分が豊富なんだそうです。そのような栄養分が富山湾の生態系を豊なものにして、美味しい海の幸を生み出すことになるのです。
「『木一本、鰤千本』-豊かな海を育んだ海底湧水の秘密(張勁・富山大学教授)」
「巡回する水、つながる水~日本海と富山湾の調査から~」(富山大学大学院理工学研究部 教授 張勁)
「富山の水循環から世界へ〜気候変化が地下水・沿岸海域・海洋生態系へ与えるインパクト〜」(地球生命環境科学専攻 博士課程1年 片境紗希)
▪️富山湾面白いですね。背後には立山連峰、加えて富山湾は水深1,200m。その落差は4,000m。短い距離の間で、これだけの落差がある地形は世界的に見ても珍しいそうです。その富山湾の地形は能登半島とも関係しているのでしょうね。どうして富山湾はこんなに深いのか、調べてみます。もう一度、この辺りのことをしっかり勉強することにします。再び、富山に行きたいと思います。
【追記】▪️こうやって豊な海の幸が生み出される背景を調べると実に楽しいですね。「大人の修学旅行」といった感じです。ひとつ前の投稿「扇状地と湧水」も含めて、地学、地理、歴史、生態、そして美味しい食事も含めて、富山を堪能しました。楽しめました。こういう「大人の修学旅行」が、滋賀県でも、「世界農業遺産 琵琶湖システム」をテーマにして実施できたら良いなというのが、私の願望なのです。「琵琶湖システム」が生み出す食材を「点」として消費するだけでなく、それらがつながって「線」になり「面」担って、それらを「舌」と「頭」と「心」で味わえるような「大人の修学旅行」。これから考えていきます。
チーズエッグ・カレーパン
▪️私は、かつて大阪の「インデアンカレー」を大変大切にしていました。毎週末、一人暮らしの母親の世話をしに2時間半かけて通っていたのですが、行きの昼食は、気合いを入れるために阪急三番街の「インデアンカレー」に行って、ルー大盛り卵トッピングを注文していました。そうやって毎週生活介護に行くために気合を入れていたのです。私の50代は、母の世話の記憶と共にあります。でも、その母が亡くなり、毎週大阪を通過することも無くなり、「インデアンカレー」は遠のいてしまいました。しかも、昨年からは血糖値が高くなって糖尿病になっていることが判明し、その治療のために薬と食事で治療に励んでいることから、カレーを一切口にしなくなりました。いや、ほんまに。カレーやカツ丼とか大好きやったんですけどね。まあ、仕方がありません。
▪️で、カレーパンはどうやねん、っていう話なんですよ。糖質ゼロなのでウイスキーはソーダで割って薄いハイボールにして楽しんでいますが、このポストはお世話になっている「ニッカウヰスキー【公式】」さんのものです。ウイスキーにあう、つまみということなのでしょう。カレーパンに穴を開けて、そこにチーズと生卵を入れて、レンジでチンするということのようです。カレーは我慢しても、これは食べてみたい。食べた後に、運動をして血糖値を下げるってことをしてでも食べてみたいです。ぜひクリックしてみてください。自分でも作って食べてみたら、このブログでも紹介したいと思います。
毎月8日は #カレーパンの日!久々に
🟠チーズエッグ・カレーパン🟠
カレーパンをくり抜きチーズを敷く!生卵を入れ、卵黄に小さな穴を開けてレンチン!卵白が白くなったらトースターに移し、カリッと焼いて完成じゃ!熱々カレーにとろ~りチーズと半熟卵!ハイボールとの最強コラボを楽しむぞ~い! pic.twitter.com/1txjeBQMLN
— ニッカウヰスキー【公式】 (@nikka_jp) February 7, 2024
人のつながりが生まれていく場所
【大津市】先月末オープンの「カレーと酒場」の店レポート!めざすのはローカルカルチャーと人間の交差点?(Sari)#Yahooニュースhttps://t.co/7j7Zct5RUN
— 脇田健一 (@wakkyken) February 4, 2024
▪️Yahoo!ニュースになりました。岩原勇気さんに教えてもらった大津に開店する「スパイスランド ポンセ」。「昼はカレー、夜は酒場になり、「『ローカルカルチャーと人間の交差点』をテーマに様々な人の交流の場となるのをコンセプトにしているお店」とのこと。血糖値の関係でカレーは食べられないけれど(ライス抜きならば…)、夜のメニューだと大丈夫だと思います。岩原さんからは、Facebookを通して、「本当に、大津に今まで無かった形の交差点になったと思います。ぜひいらしてください(^^)」とメッセージをいただいていますので、一緒に伺わせていただこうかと思っています。
▪️そうそう、岩原勇気さんは、私のゼミ生が卒論で大変お世話になった方で、「BRAH=art.」(ブラフアート/特定非営利活動法人)の理事長をされています。この公式サイトをご覧いただくと、岩原さんが目指している社会のイメージが伝わってくるかと思います。ちなみに、龍谷大学社会学部の卒業生で社会福祉を勉強されていました。
▪️さて、「人のつながりが生まれていく場所」って、こういうレストランだけに限らず、全国あちこちで、いろいろ企画運営されていますね。切り口は様々ですけど。私自身にとっては、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」がそういう「場所」のひとつになります。こういう自分にとって大切な「場所」が何箇所もあって、それがネットワークになっていて…理想のイメージはそんな感じなんです。そこでは、常連やお馴染みの皆さんとも楽しい時間が過ごせるし、偶然に出会った人とも「ご縁」を感じて楽しい時間を過ごせる…、まあそういうイメージかな。「利やん」での経験ですが、NPOの新しい事業のアイデアが生まれてきたりします。新しい仕事に取り組むきっかけが生まれたりします。私の「世界農業遺産」との出会いは、「利やん」でした。いろんなことが、このような「場所」での出会いの中から始まるのです。
浜松出張での夕食
▪️出張で浜松に来ましたので、血糖値の上昇を気にしながらも、同行した同僚と鰻重をいただきました。「あつみ」という老舗のお店です。口と胃袋は喜びましたが、少し心が痛みました…。たしか、ここの老舗には、昨年、吹奏楽部の部員が全日本アンサンブルコンテストに出場するということで、浜松に同行した際に、部員の皆さんとお店に伺ったように記憶しています。浜松出身の部員のお母様が、強く推薦されたのがこの「あつみ」さんでした。ということであれば、今回は再訪したというわけですね。
▪️あと、浜松と言えば浜松餃子です。キャベツをふんだんに使った大変優しい味わいの餃子でした。「石松ぎょうざ」さんでいただきました。浜松には3泊しましたが、鰻と餃子以外にも、白魚や鰹の刺身も楽しむことができました。何より、同僚の皆さんと、じっくりいろんな話をさせてもらえたことが一番良かったかなと思います。
▪️白魚と鰹の刺身をいただいたのは、浜松のチェーン居酒屋「濱松たんと」さんです。こちらのお店の説明によると、以下のようなサービスをされています。
浜松市にある徳川家康が築いた浜松城は、別名「出世城」と呼ばれ、後に数々の大企業を輩出した地として、現在は出世の街とも呼ばれています。濱松たんとでは、「やらまいか!」の掛け声とともに盃を交わし、出世・祝いの盃を通じて皆様の益々のご活躍をご祈願いたします。
出世の街・浜松には「やらまいか」と言う言葉がございます。前向きに団結を呼びかけ合う、一緒にやろうと言う意気込みと祝いの言葉でございます。「スズキ・ヤマハ・ホンダ」など名だたる企業を輩出した浜松は出世の街と称され、昔からこの「やらまいか」精神の気質を持ち、熱いパワーがみなぎっております。気の合う仲間やご友人と出世の盃を交わすことで、皆様の運気が上昇しますように。そして益々の活躍をご祈願いたします。
▪️このお店では、注文した飲み物を最初にいただくときに、一番年上かグループのリーダーが「やらまいか」と発声すると、他の皆が「おいしょ〜!!」と唱和するのです。そういうサービスですね。2025年からは深草キャンパスに移転して、新・社会学部を1学科の新しい教育を展開していくわけですが、まさにこの「やらまいか」「おいしょ〜!!」ですよね。
出張中の食事
▪️3泊4日の出張中の食事はなかなか大変です。血糖値を下げるために治療している私は、医師に褒めてもらうような血糖値やHbA1の数値を維持しているのですが、そうなると外での食事はなかなか大変になります。世の中の食事は、糖質だらけなんです。
▪️今回の出張ではホテルに宿泊していますが、同行した方が申し込んだのは「食事無し」のものでした。ということで、朝食は自分の責任で摂ることになります。ビュッフェ形式やバイキング形式の食事だと、生野菜のサラダを大量にいただくことができますが、それが今回はできません。今回の朝食ですが、前の日にホテル近くのスーパーで野菜サラダを確保しました。大きなカップに入ったものです。そのほとんどは千切りキャベツですけど。これをドレッシングなしでいただきます。自宅ではノンオイルドレッシングを使っていますが、外ではなかなか難しいです。この大きなカップのサラダ、さすがに量が多すぎて少し残してしまいました…。あとは、全粒粉のクラッカー2枚。それから、インスタントのオニオンコンソメスープ。それと、オレンジ少々とプレーンヨーグルト(脂肪ゼロ)も。コーヒーは、ホテルがサービスで提供するインスタントのものを。これで朝食です。
▪️昼は弁当が予め注文されているのですが、今日はご飯はちらし寿司でした。ちらし寿司は、米の糖質の上にお酢と砂糖を加えているので、私のような糖尿病治療者には無理です。少しだけいただき、あとは残してしまいました。フードロス。勿体無いけれど仕方がない。夜は糖質のことを気にしながら、土地の名物をいただいています。これは大丈夫です。楽しみでもあります。もちろん、サラダをしっかりいただきます。夕食は、食事の選択肢が多くそういうことができるので助かります。もうちょっと「修行」を積み重ねると、その食べ物を見ただけで糖質や血糖値のことがすぐにわかるようになるんでしょうかね。修行します。
▪️人類の進化の長い過程では、食べ物が不足している状態が常で、身体もそれに合わせて進化してきたといいます。身体に取り込んだ糖質を無駄遣いしないようになっています。腎臓で再吸収するのだそうです。それにも関わらず、現在は飽食の時代。しかも日本人は血液の中の糖をコントロールするインシュリンが少ないようです。そして糖尿病になりやすい体質は遺伝もするそうです。私は医師から「これは遺伝ですね」と言われています。「負の遺産」なのかもしれませんが、仕方がありません。頑張って、老後の健康をできるだけ維持できるように頑張るしかありません。糖尿病は、万病の元ですから。まあ、頑張って健康が維持できていることを、楽しむしかありません。
滋賀県庁の皆さんとミーティング
▪️昨日は、午前中自宅で仕事をして、午後からはまずは大津市役所へ。自治協働課を訪問し、「大津市協働を進める三者委員会」の打ち合わせと意見交換を行いました。大津市に限らず、人口減少と高齢化が加速度的に進行していく状況の中で、地域コミュニティの自治のあり方や仕組みも変化せざるを得ません。大津市では、前市長の時に、地域コミュニティを支える支援に関して、市役所と地域との間に緊張関係が生まれた時もありました。そもそも大津市は地理的に南北に細長く、マンションがたくさん建設されている市街地から、過疎が進む山間地域まで、地域コミュニティの自治の状況やあり方は実に様々です。同じような一元的な仕組みで自治を支援していくことも困難です。この「大津市協働を進める三者委員会」の委員長を務めながら、いつもその困難さに直面してきました。ただ、1期2年連続3期までという決まりがあり、私は今年の2月でこの委員長や委員を退任します。引き続き頑張って地域コミュニティをどのように支援していくのか、知恵を絞り汗をかきながら取り組んでいただきたいと思います。
▪️大津市役所の後は、滋賀県庁の総務部市町振興課のデジタル地域コミュニティ通貨「ビワコ」担当の皆さん、琵琶湖環境部の「MLGs」担当の皆さん、そして「びわぽいんと」の準備を進めている私たち特定非営利活動法人「琵琶故知新」との3者でミーティングを持ちました。長年お世話になっている三和伸彦さんがミーティングをセッティングしてくださいました。おかげさまで、とても良いミーティングになりました。ありがとうございました。ミーティングの後は、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」で懇親会。こちらも有意義な場になりました。今朝、三和さんから「会って話し合うこと、呑むこと、とても大切だと改めて思いました」というメッセージを受け取りましたが、本当にその通りだと思います。
卒論の「お疲れ様」会
新年最初の「利やん」
◾️昨日水曜日は、新年最初の会議の日でした。いつものように学科会議、教授会、そして研究科委員会の三連荘(さんれんちゃん)でした。さすがに新年早々であまり議題もなく、どの会議もスムースに進みました。17時前には終了し、そのあとは卒業論文の指導を行いました。今日は駆け込みの2人のゼミ生の卒論指導です。この段階では、締め切り間際でもう時間もなく、細かなところまで指導ができません。残念ですけど。とはいえ、全員なんとか卒業できそうです。
◾️仕事の後は、新年最初の「利やん」でした。そうです。大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」です。今日は新年の挨拶程度のつもりだったのですが、そこにお世話になっている雨森鼎さんと江田くんがおられたので合流させてもらいました。「あそこに行けば誰かに会える」…「利やん」はそのようなお店なのです。いろんな世界で生きている方達との交流(おしゃべり)はとても勉強になりますし、交流自体が楽しくもあります。異業種交流のような感じでしょうか。こういう機会がなく、同業者や小さな自分の世界だけに閉じこもっていると息がつまります。というわけで、今日も楽しい時間を過ごすことができました。感謝です。「利やん」さん、今年もよろしくお願いいたします。