滋賀県人会と湖魚の佃煮
▪️金曜日(8日)の晩、は職場の「滋賀県人会」でした。「淡水会」と言います。年2回、夏と冬に開催していますが、今回は少し遅めの冬の県人会でした。こちらの県人会では、「冬の陣」と呼んでいます。ところで、「滋賀県人会」=「淡水海」といえば、職場内での評価は「酒飲みの集まり」ということのようです。実際、その通りなのです。もちろん酒好きの私は楽しい時間を持つことができました。ただし私は日本酒ではなく、芋焼酎の湯割りでした。日本酒は糖質が高いので、本来は大好きなのですが、呑まないようにしているのです。呑んでいるのは、焼酎やウイスキーといった蒸留酒です。
▪️ところで、県人会の中では福引が行われました。私は近江八幡にある川田商店さんの佃煮4点セットをいただくことができました。「えび豆」は滋賀の郷土食です。こちらの農林水産省のサイトの中に「うちの郷土料理 次世代に伝えたい大切な味」として丁寧な解説がしてありました。
「えび豆」は、琵琶湖でとれるスジエビを大豆と一緒に甘辛く煮た滋賀県の郷土料理で、カルシウムとタンパクが豊富な料理である。
滋賀県では田んぼの畦で大豆や小豆が栽培されていて、古くから祝儀や法事、祭りなどの集まりで大豆を使用した料理がよく食されていた。「えび豆」もその一つである。「えび豆」は、安価な食材でつくることができ、保存もきくため、日常食としても食べられているほか、「エビのように腰が曲がるまでまめにくらせますように」との長寿への願いをこめて、お正月などのハレの日にも食されている。
スジエビは、琵琶湖の水草の生えている浅瀬に広く生息しており、産卵期である春から夏にかけて水深10m以内に生息する。冬に入ると、より一層深いところへ移動するため、春から夏は沖島に伝わる伝統漁法「エビたつべ漁」を行い、冬は「沖びき網漁」を行っている。エビたつべ漁は、「たつべ」と呼ばれる専用のかごを使った伝統漁法のことで、たつべの中に餌を入れ水中に仕掛ける。たつべの中に入り込んだエビが出られなくなる仕組みである。また、沖びき網漁とは、漁船を使用し網を仕掛け、巻き上げる底びき網の一種である。
▪️さて、4点セットの後の3点のうち、「あゆ」と「もろこ」はおわかりになると思いますが、最後の「うろり」は聞いたことがない方もいらっしゃるのではないかと思います。「うろり」とは、ゴリ(ヨシノボリ)の稚魚のことです。魚の専門家ではないので、自分ではうまく説明できません。ここちらのサイトが勉強になるように思います。で、この佃煮の「うろり」は、ビワヨシノボリ、オウミヨシノボリのどちらかだと思いますが、小さすぎて全くわかりません。
▪️佃煮は好きなんですが…砂糖をたくさん使っているので…糖質が高い食べ物になります。1回の食事でちょっとだけいただくことにします。そうそう、弁当の片隅にも入れようかなと思っています。まあ、そもそもガツガツ食べるものではありませんけど。写真を撮ってから気がつきましたが、「あゆ」の佃煮の方向が反対ですね。
【追記】▪️この5年間、「淡水会」の幹事としていろいろお世話くださったSさんとYさん、幹事を退任されます。長い間、お疲れ様でした。