「あめのうお倶楽部」主催「湖北びわます満喫ツアー」
■8月19日(土)に長浜市湖北町尾上で開催された「あめのうお倶楽部」主催の「湖北びわます満喫ツアー」に参加しました。この日のツアーでは、早朝にビワマス漁の見学をした後、お昼にはビワマス料理を堪能しました。
■早朝にビワマス漁を見学させていただくということから、朝3時半に起床。4時に自宅を車で出発して、長浜市湖北町尾上に向かいました。尾上には5時半過ぎになんとか到着しました。そして、他の参加者の皆さんと一緒に船に乗って尾上漁港から出航し、奥琵琶湖でのビワマス漁の見学に向かいした(トップの写真は、出港後に撮ったものです。遠くに伊吹山のシルエットが確認できます)。ビワマスは、琵琶湖にしか生息しない琵琶湖の固有種、サケ科の魚です。この季節のビワマスは、脂が乗って大変美味しいことで知られています。昨年は、トローリングでビワマス釣りを経験しました。その時のことは、「ビワマスを釣った!!」をお読みいただきたいと思います。また、昨年も、「あめのうお倶楽部」が近江八幡市沖島町で主催したイベントに参加しました。その時のことも、このブログにアップしてあります。「あめのうお倶楽部」です。ここには、「あめのうお倶楽部」の説明もしてあります。
■さてさて、話しを元に戻しましょう。尾上漁港を出港した私たちの船は、奥琵琶湖で操業している一艘の刺し網漁船に近づいて行きました。すると驚いたことに、その漁船には、漁師さんとともに、昨年、ビワマスのトローリングに私を連れていってくださった滋賀県立琵琶湖博物館の桑原雅之さんが乗っておられました。桑原さんは、網にかかったビワマスの撮影と計測をされていました。ビワマスの調査です。おそらく、刺し網を引き上げた場所についても、GPS等で確認されていたはずです。漁船に近づくことができたので、桑原さんと少し話しをすることができました。この日、刺し網で獲れたビワマスはすべて琵琶湖博物館がサンプルとして買取り、何を食べているのか胃の中を確認するとのことでした。
■昼食会は、尾上にある民宿で開催されました。ビワマスづくしです。加えて、イワトコナマズの刺身もいただきました!どちらも大変美味しい!赤い身はビワマス、白い身はイワトコナマズです。このほかに、ビワマスの味噌漬けの焼き物、ビワマスの皮の唐揚げ、ビワマスの卵を使った酢の物、さらにビワマスと一緒に炊いたビワマスの炊き込みご飯(アメノウオご飯、マスめし)もいただきました。この他には、鮒寿司も楽しむことができました。もう、最高ですね。この日は車を運転して帰宅せねばならなかったので、残念ながら、お酒はいただくことができませんでした。ああ、もったいない。残念ですね。
■昼食会の前には、「あめのうお倶楽部」のお手製の「ビワマス検定」や会長さんによる講演もおこなわれました。会長さんからは、与謝蕪村の「瀬田降りて志賀の夕日やあめのうお」という俳句が紹介されました。私もこの蕪村の俳句のことを知っていました。琵琶湖博物館の初代館長である川那辺浩哉さんが、『知っていますかこの湖を びわ湖を語る50章』という本の中で、この蕪村の俳句に触れておられたからです(詳しくは、「琵琶湖の固有種、ビワマス」をお読みください)。でも、蕪村以外にもビワマスの俳句があるんじゃないのか…と思って少し調べてみることにしました。すると、江戸中期の俳諧師で高井几董(たかい・きとう)という人がいました。高井は、「捨てるほどとれて又なし江鮭」という俳句を残していたのです。江鮭は、俳句の季語で、「あめのうお」と読みます。ビワマスは、昔こう呼ばれていました。この俳句の意味ですが、ビワマスは捨てるほど獲れていたけれど、二つと無い、こう上ない美味しさだ…という意味でしょうか。俳句の教養が無いものですから、正確なところはわかりません。捨てるほどビワマスが獲れる…、江戸時代の琵琶湖の豊かさを想像しました。
近所の枇杷
■近くのスーパーには地元の農家が出荷されているコーナーがあり、普段は野菜や米が出荷されているのですが、先日は枇杷が出荷されていました。果物屋さんに売っている大きな宝石のように並べられた高級品の枇杷ではありません。小粒です。見てくれも宝石…とはとても言えそうもありません。おそらく、果樹農家が出荷したものではないと思います。ご自分の敷地の中に植えてある枇杷の木になったものだと思います。しかし、虫がつかないように丁寧に世話をされていることは確かですね。こなことを勝手に書いていますが、みんな私の想像なんですけどね。価格ですが、これで200円。宝石のような枇杷はとても甘いわけですが、この小粒の枇杷は、甘さ控えめで酸味があります。これはこれで、とても美味しく感じました。
■自宅の周りをジョギングやランニングをしていると、枇杷だけではなく、夏蜜柑や檸檬等、いろんな果樹がなっているのを見かけます。もちろん、果樹だけでなく野菜も栽培されています。余った農地の有効利用、農地を荒らしたくない、自家消費用、いろいろ理由はあるのでしょうが、よくみかけるわけです。時には地面に落ちて腐っている果樹や、収穫されずに農地の肥やしになっている野菜もあります。勿体無いな〜。腐らせるのならば買うのにと思うわけですが、いまのところそのような農家とお友達になるには至っていません。
■目と鼻の距離に、生産者である農家と、私たちのような消費者が住んでいるのに…。もったいないですね。近所のスーパーの「地元の農家コーナー」のような仕組みが、もっとあちこちにあったらいいのになあ。仲良しの農家さんができる、婚活のような仕組みがないかなあ。畑や田んぼの手伝いにも行くのにな…そのようなことを妄想しています。
家庭菜園
■朝食に、我が家の菜園(プランターのことですが…)で収穫した二十日大根をいただきました。「味はどうか?」と聞かれれば、う〜んプロの農家には絶対にかなわないと思います。スーパー等ではラディッシュとして売られていますが、あんな風に真ん丸になりません。葉っぱも虫に喰われ放題。哀れなものなのです。しかし、家庭菜園には購入では得られない「小さな幸せ」があります。あと、我が家の庭のプランターからは、プチトマトも3種類。これから少しずつ収穫できそうな状況になっています。後は、大葉、シシトウ、オクラ、バジル…ちょっとずつではありますが、これから楽しんで行く予定です。そうそう、ミントもあります。ラム酒のカクテルであるモヒートについても、これからの暑い季節には味わえるのではないかと思います。確か、ラム酒、ガムシロップ、ミント、炭酸と氷でできるんじゃなかったかな。
山椒の実の佃煮
■生まれて初めて山椒の実の佃煮を作りました。下準備には、けっこう手間がかかります。はっきり言ってしまえば、面倒くさいですね。小さな枝を取り除き、実に付いている軸に付いても、爪楊枝で綺麗に取ってしまうことが良いのだそうですが、とてもそこまでできません。写真のような程度で下準備を終えることにしました。食感には大きく影響はしない…という話ししでしたので。
■下準備した山椒の実は、2時間程水につけました。30分ごとに水を取り替えました。この水につける時間が長くなればなるほど、山椒のあの痺れるような辛さがなくなっていくとのことでした。この後、山椒の実を鍋に入れ、ひたひたになる程度の水を入れます。そこに、醤油、酒、味醂を加え、中火から弱火で蓋をせずにゆっくり炊いていきます。水分がなくなってきたら、最後に、味醂を加えて照りをつけます。これで出来上がりです。美味しい佃煮が出来上がりました。これから、様々な料理に使っていくつもりです。もちろん、ご飯のお供にもなります。
兵庫県人会
■昨日は、龍谷大学「兵庫県人会」でした。龍谷大学に在籍する/在籍していた教職員(退職者も含む)の皆さんの親睦会です。いつもは、宴会だけなのですが、兵庫県人会は時々エクスカーションに出かけます。以前は、兵庫県の丹波篠山で牡丹鍋(イノシシ鍋)をいただきました(残念ながら私は出張で不参加…)。そして今回は、西宮の甲子園球場です。阪神・DeNA戦を観戦しました。全員阪神タイガースファンかといえば、DeNA、ヤクルト、広島カープのファンの方も混じっています…。が、まあそこは許してください。いつも甲子園で野球観戦を楽しむときは、決まって「アルプススタンド」なんですが、昨日は内野席の「ブリーズシート」。銀屋根の下で、強い日差しを気にすることもなく、まさに心地よい「ブリーズ(そよ風)」を感じながらの観戦になりました。
■しかし、試合内容は、阪神ファンの側からするとがっかりするものでした。3回に一挙に6点を奪われてしまいました。私たちが観戦したため…ではないでしょうが、とうとう首位から陥落して2位になっていしまいました。兵庫県人会の会長は、DeNAのファンということで、阪神ファンに囲まれながらも密かに喜んでおられましたが…。試合中に、内野と外野が衝突するとか(ちゃんと、声を掛けあおうで)、いろいろびっくりすることもありました。まあ、試合内容はそんなこんなで残念なんですが、甲子園球場の楽しみは、ビールを飲むことでもあります。私などは、半分程はそのような目的で甲子園球場に来ています。昨日は、試合中にビール2.5杯とチューハイ1杯いただきました(これは、いつもと比較すると少ない方です}。
■あいにくご家庭の急用、学会、急な出勤、西本願寺の行事…様々な理由で、キャンセルせざるを得ない方達がおられましたが、「代打」で参加してくださった「スペシャルゲスト」の皆さんが、代わりにチケットを使ってくださいました。ということで、野球観戦は14名で楽しみましたが、1名の方は観戦後これまたご家庭のご事情で帰宅され、代わりに甲子園球場の近くの居酒屋の宴会には別の方が用事を済ませて駆けつけてくださいました。うまいことできとるな〜。次回は、夏の予定です。次回の幹事さんは、入職2年目の若い職員さんです。兵庫県産のおいしいものが食べれるお店を探してくださるそうです。
■エクスカーションに関しても、いろいろ会員の皆さんから提案がありました。兵庫県は日本海か淡路島まで、広い県です。「日本海の蟹を食べたい!!」という意見は多いわけですが、なかなか難しいことがわかりました。良い民宿は1年前から予約で埋まっており、急に思い立っても無理だからです。そらから、天空の城で有名な、兵庫県朝来市にある竹田城跡や生野銀山とか…。淡路島に行って、加えて「大塚国際美術館」だとか(徳島県ですが)…。いろいろアイデアが出てきます。私は奈良県人会、滋賀県人会にも参加していますが、それぞれに特徴や雰囲気があります。面白いものですね。
「らっきょう」と「らっきょ」
■少し前のことになりますが、「らっきょ」を漬けました。自分で皮を剥いたわけでも、漬け込む甘酢を自分で作ったわけでもなく、皮をすでに向いたやつ、それからすでに調合してある甘酢、この両方を買ってきたので速攻でできあがりました。横着しています。私がした作業は、食べた時の食感がシャキッとするようにお湯をかけたことと、瓶を消毒して詰めたことぐらいです。これから、山椒の実の佃煮と、にんにく醤油を作りたいと思っています。まあ、気晴らしのようなものです。
■漢字で書けば「辣韮」。「辣」は「辛い」という意味、「韮」は「にら」ですから、辛いニラということになるのでしょうか。ところで、普段、「らっきょ」「らっきょ」と言っていますが、正確には「らっきょう」なんですね。「らっきょ」が自明のこととなっていたので、考えたこともありませんでした。「そら、そうだよな」とこの歳になって改めて納得。写真では、鷹の爪が入っていません。あとから気がついて、加えました。そろそろ食べごろになっています。この「らっきょう」、健康にも良いようですね。1日に4粒食べると、血液がサラサラになるんだとか。おじさん向けです。
第7回「龍谷大学餃子研究会」
■昨晩は、龍谷大学の職員の皆さんとの交流会。龍谷大学餃子研究会でした。2014年に第1回が開催されましたが、今回で第7回になりました。第7回は、京都の祇園にある「泉門天」(せんもんてん)でした。小さな小さな一口餃子が特徴です。一説によれば、祇園の舞妓さんでも一口で食べられるように、このように小さな餃子なのだとか…。私たちは、普通の肉餡のものと、紫蘇入りのもの、6人であわせて200個いただきました。今日は、おじさんのコアメンバーとの交流に加えて、新入会員の入会テストも行われました。無事、入会されました。というわけで、会長としての役目を果たしました!
■昨日は、一日、バタバタしていました。体調を崩して入院していた母親を退院させ、大学に戻り卒業延期になった学生を指導し、京都の上賀茂にある総合地球環境学研究所で琵琶湖の水草問題に関する「オープンサイエンス」の打ち合わせをして、叡電と京阪で祇園四条まで移動してからの餃子研究会に参加しました。本当に、いろいろあった1日でした。
■さて、現在のところ京都市内を中心に研究会を開催していますが、滋賀、大阪、兵庫への遠征しようという企画もあります。さらには、浜松や宇都宮(東京の蒲田もありますね)、いつかは本場の鉄板餃子である「鍋貼」(guotie、グゥオ ティエ) を経験するために中国にも遠征したいねという話しになりました。それだけでなく、実際に自分たちで皮から作ってみる実習も必要だろうということにも。こういった職場の仲間との交流は大切ですね。介護で疲れていましたが、気持ちが少し楽になりました。
■写真下段の左、スマートフォンを持っているのは私ですが(老眼のためデコ眼鏡状態)、スマートフォンのカメラで撮った、中国浙江省寧波市の食堂の「上海生煎」という鉄板焼き餃子について説明しています。一応、研究会ですので、普段からの研究の成果を「薀蓄」として喋っているところです。
記念のボトルカード
■初孫のひなちゃんが、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」に、早くもデビューしました。といっても、新生児を居酒屋に連れて行った…という話しではありません。
■「利やん」では、焼酎の一升瓶をキープするたびに、記念の写真カードが増えていきます。周りにいるご常連のお客さんと一緒に写真を撮り、ボトルの首にぶら下げていくのです。少し前のことになりますが、新しい焼酎のボトルが入ったので、お店の店員さんが、「初孫のひなちゃんの写真のデータがあれば、お孫さんが産まれた記念に、キープのカードに入れますよ」と言ってくださいました。といわけで、お願いをしたところ、ひなちゃんも「利やん」デビューできたというわけです。
■20年後が楽しみですね〜。おじいさん(私)→ひなちゃんのお母さん(娘)→ひなちゃんと、アルコール分解酵素の遺伝子がきちんと引き継がれていれば、問題無しに飲める体質になるはずです。おじいさん(私)は、その時までにきちんと健康を維持しておこうと思います。ひなちゃんと一緒に「利やん」で飲めるときは、焼酎のボトルの数は何本になっているでしょうね。
西前研究室の新歓コンパ
■先週の木曜日の晩(4月13日)のことになりますが、京都大学大学院・地球環境学堂・学舎・三才学林の西前出(さいぜん・いずる)先生の研究室の新歓コンパにご招待いただきました。私は龍谷大学に勤務していますし、出身も関西学院大学ですが、どういうわけかこちらの研究室の「飲み会」に、よくお誘いいただきます。昨年から、新歓コンパや忘年会にご招待いただいています。この研究室出身の淺野悟史さんが、私が参加している総合地球環境学研究所のプロジェクトで研究員をしていることから、西前研究室とのおつきあいが始まりました。
■西前研究室には、ベトナム、インド、インドネシア、サモア、カンボジアから留学生がやってきています。確か、イギリスからの留学生もいたように思います。日本人の院生も、必ずアジアの農村地域の調査に出かけて行きます。地域資源計画論がご専門の西前先生は、まだ40歳代前半かと思います。お若いのですが、外部から研究費をきちんと確保して、院生たちをフィールドに送り出す研究室の運営手腕、いつも凄いな〜と感心しています。
■この日は、ベトナムから留学されている女性の4歳のお嬢さんとも仲良くなりました。日本の保育園に通っているので、関西弁がペラペラです。調子に乗って悪ふざけをしたいたら、泣いちゃいました。お店のサービスでリンゴ飴をもらって、食べようとされたので、「おじさんも欲しいな〜」と言うと、隠して、代わりに別の煎餅をくれるのです。優しいのですが、煎餅で誤魔化しておこうという作戦です。お母さんの影に隠れてリンゴ飴を食べているのを見つけて、「あっ!! おじさんも欲しいな〜」と繰り返しつつ、一段声のトーンを落として「お腹の中のリンゴ飴を食べてしまおう」と、「赤ずきんちゃん」の狼のようにいうと、しっかりしているようでもまだ4歳、びっくりされて泣き始めてしまったというわけです。ごめんなさいね。
珉珉の餃子
■昨日は、京都の山科駅近辺で用事を済ませて、昼飯かな…ということで、「珉珉京都山科店」へ行きました。ここは、けっこう古いお店です。昼飯時ということもあり、1階のカウンター席はすでにいっぱいでした。ということで、案内されて、梯子のような階段を登って2階にあがりました。そして、日替わり定食が、この日は、こちらのお店の名物であるジンギスカンと餃子だったということで、注目は日替わり定食に決定です。昼食のお供は、昨日届いたパラダイス山元さんの『読む餃子』。これは、かなり面白いです。またいつか、きちんと紹介したいと思います。
■さて、ここのお店の餃子の特徴は、ソフト、柔らかいということです。行くことの多い「餃子の王将」であれば、いつもは、しっかり焼いてもらう「よく焼き」で注文するのですが、こちらのお店ではそれはできません。皮が薄いのです。乱暴に餃子を箸でとろうとすると、隣の餃子がひっついてしまい、破れてしまいます。そこで、新しいティッシュペーパーの箱から、1枚目を取り出す時のように、慎重に、あくまでもゆっくりとゆっくりと剥がしていきます。ここがポイントです。子どもの時に転けて膝にできたカサブタを剥がすときのあの感覚にも似ています。乱暴に剥がすと血は出ないけど、隣の餃子の餡が出てしまいます。というわけで、時間をかけて剥がしていただきます。
■昼食のお供であった『読む餃子』の中にあるタモリさんのシンプルなレシピを読んで、俄然、自分でも餃子を作りたくなってきました。「龍谷大学・餃子研究会」の皆さん、会長は日々研鑽につとめておりますよ。近々、次の研究会を開催致しましょう。