地球研でワークショップ

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20151216chikyu2.jpg▪︎昨日の午前中は学長に「北船路米づくり研究会」の報告を行いました。ひとつ前のエントリーをご覧ください。学長に報告を行ったあと、急いで瀬田キャンパスに移動しました。昼休みに、瀬田キャンパスで社会学部の地域連携型教育プログラム「大津エンパワメントねっと」コースの「地域エンパワねっとⅠ」の履修説明会が開催されたからです。履修説明会は、前日とこの日の昼休みに開催されました。私の印象ですが、女子学生の方が多いような気がしました。この履修説明会にやってきている学生たちの学年が、「大津エンパワねっと」の9期生になります。この「大津エンパワねっと」は、2007年度に文部科学省の現代GP(現代的教育ニーズ取組支援プログラム)に採択されました。その申請準備は、2006年度から始まっています。ということは、なんだかんだと、私はこの教育プログラムに10年ほど関わっていることになります。このような課題解決型・地域連携型の教育プログラムは、現在では、さほど珍しくなくなってきました。そろそろ、この「大津エンパワねっと」もリニューアルする時期にきているのかもしれまん。

▪︎昼休みの履修説明会を済ませたあとは、すぐに京都の岩倉にある総合地球環境学研究所に移動しました。フィリピンの「ラグナ湖・シラン-サンタローザ流域」に関するワークショップが開催されたからです。私は、ファシリテーターを務めました。大変有益なワークショップになりました。

▪︎今回のワークショップの目的は、2つありました。ひとつは、私たちのプロジェクトのフィリピン側のカウンターパートであるLLDA(Laguna Lake Development Authority=ラグナ湖開発局)が、ラグナ湖やシラン-サンタローザ流域で多数のステークホルダーから構成される流域委員会の設置しようとしていますが、そのことを支援するために、どのような自然科学的・社会科学的調査が必要なのか、またどのような科学的なモデリングが必要なのかを明らかにすることにありました。もうひとつは、この流域に連関した諸問題を問題構造として大づかみに把握し、プロジェクト全体で共有することにありました。

▪︎参加したのは、今年の秋に、フィリピンに出かけてこの流域で調査をしてきた面々です。それぞれが、自分の調査に基づき、あるいは既存の文献のレビューから獲得した知見をもとに、この流域から見えてきたことを、1枚ずつポストイットカードに貼り付けていきました。水色が自然科学的な側面からのもの。黄緑色が社会科学的な側面からのものです。ピンクは、今後、行うべき作業や調査すべき項目ということになります。ワークショップでは、現地調査のさいの印象や感想までも語ってもらい、同時に、GoogleEarthで衛星から撮った流域の写真や、調査時の現地の写真もプロジェクターで提示し、現地に行けなかった人にもできるだけ理解を深めてもらうようにしました。今後は、流域の問題構造をきちんとモニタリングしていくための方法、また、なぜこのような問題構造を孕むようになったのか、流域の環境史(流域と人間との相互作用の歴史的な展開…)を考察していくなど、歴史的な視点からの分析も進めていく予定になっています。

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▪︎ワークショップの後は、地球研の宿泊施設である「地球研ハウス」=プロジェクトの忘年会を開催しました。この日のメインディッシュは、ホンモロコと雷魚。ホンモロコは、琵琶湖の固有種で、雷魚は外来種です。ホンモロコもホンモロコも美味しく唐揚げになってでてきました。ホンモロコは、私が琵琶湖の淡水魚のなかで一番好きな魚です。それに対して、雷魚は初めて。姿形からはなかなか想像できない美味しさでした。

6期生が学長に「龍大米」「龍大芋」を届けました!!

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20151216gakucyou2.jpg ▪︎昨日、12月15日、赤松徹眞学長に、「北船路米づくり研究会」の第6期生代表の水戸龍一くんと副代表の左川あゆみさんが、今年収穫した「龍大米」と「龍大芋」をお届けするとともに、今年の活動について報告を行いました。赤松学長には、2012年から活動報告も兼ねて、毎年、「龍大米」と「龍大芋」をお届けしております。北船路の棚田の一番てっぺんの小さな水田で、学生たちが田植えをして収穫したコシヒカリ「龍大米」は、自分たちので言うのもなんですが、とても美味しい米です。冷めても、甘みのある濃い味の米になっています。残念ながら、今年は天候不良で、例年と比較して収穫量は少なめでしたが、多くの皆さんに評価していただける美味しい米ができました。

【追記】▪︎大学のホームページにある「学長の動き」にも、紹介されました。
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「地域づくり型生涯学習モデル事業」(岐阜県中津川市)

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▪︎この前の週末の土日、「地域づくり型生涯学習モデル事業」のお手伝いをするために、岐阜県中津川市へ行ってきました。市内の付知地区と蛭川地区の交流会で、地域の皆さんの活動の振り返り、これからの課題と将来の夢に関してお話しを伺うことができました。岐阜県とのおつきあいは、県のモデル事業に呼ばれたことから始まっています。記憶は曖昧ですが、2006年頃から、岐阜市、各務原市、可児市、白川町、羽島市、郡上市、安八町、関市、中津川市…と、いろいろお邪魔させていただいた。そして2014年からは、再び中津川市のお手伝いをすることになりました。

▪︎写真は付知地区で撮ったものです。「まちづくりMU-JIN」。「じぃばぁず」。少し説明させてください。「MU-JIN」とは「無尽」のことです。もともとは、いわゆる頼母子講のことです。現在、「無尽」に参加する人たちは、毎月お金を出し合い、積み立てたお金で宴会や旅行を楽しんでおられます。岐阜県の地域社会では、この「無尽」がとても盛んです。一人で、複数の「無尽」に参加されています。このような「無尽」によって生まれた関係が、地域社会の様々な局面で潤滑油のような役目を果たしているようです。そのような「無尽」の文化を、地域づくりにも活かしていこう…ということになりました。お茶を飲みながら気楽にまちづくりについて情報交換をしたり、いろいろ頼んだり頼まれたり…そのような場所ができたらいいね、じゃ、作っちゃお…ということになり名付けられたのが、「まちづくりMU-JIN」です。「無尽」…と漢字ではないのは、こっちの方がカッコいいという単純な理由からです。

▪︎土曜日は、その「まちづくりMU-JIN」の2年間の活動を振り返り、いろいろお話しを聞かせていただきました。以前、アドバイスさせていたどいたことのひとつは、いわゆる「異業種間でつながって面白いコラボをしてみたら…」というものでした。横につながると「1+1=3 ‼︎」のような効果が生まれることがあるからです。わかりやすい例を出しましょう。麹や味噌を作っている「じぃばぁず」というグループの麹や味噌を、和菓子屋さんが自分の店で使って「味噌くるみ餅」という商品が生まれました!和菓子屋さんも、「味噌くるみ餅」で大儲けをしたわけではないのでしょうが、それでもこうやって協力して新しい商品を作ることができて、そのこと自体を、とても喜んでおられたそうです。この喜んでおられた…というところが、非常に大切なのかなと思っています。別の言い方をすれば、人と人の間に「幸せ」がフッと生まれたわけですね。付知地区では、その他にも、このような「1+1=3‼︎」のつながりが生まれていました。といいますか、そのような「ちょっとしたつながり」に、皆さんが、より自覚的になったのかもしれません。そこに幸せを感じるようになっているのかもしれません。

▪︎こんなお話しもお聞きしました。30歳代のある店主さんは、頑張って地域の商店街の仲間と「付知GINZAマルシェ」というイベントを開催しています。その「マルシェ」、マスコミにも取り上げられ、地域内外からたくさんの方たちが参加するイベントに成長しています。その店主さんが、こんなことを言っておられました。「自分たちがもっと若い頃は、親の家業を継いで、地元に残ることはダサいことでした。しかし、最近は変わってきました。むしろカッコいいという評価がでてきた」というのです。地元志向といいますか、若い世代が、都会を志向するのではなく、地元に根付いた暮らしを楽しむ、そのことを評価する傾向が、中津川の中に少しずつ生まれているようです。そのような傾向を、翌日、日曜日に伺った蛭川地区でも聞くことができました。30歳代以下の人たちが、地域の活動に積極的に関わろうとする傾向が出てきているというのです。ここは、もっと深く聞き取りをしてみたいところです。

▪︎若い人たちの間で、何が幸せや暮らしの豊かさなのか、個々人の中にある「幸せの物差し」が少しずつ変化しているようなのです。その蛭川地区では、外から転入した方たちと、地元の人たち、その両者を媒介する人たち、3者の関係の中で、地域が静かに動き始めていました。これもまた、楽しみな傾向です。もう少し、中津川に通う頻度を上げていきたいと思います。こういう仕事は、楽しいです!

▪︎『星の王子さま』のなかに、こんな一節があります。
「じゃあ、秘密を教えるよ。とても簡単なことだ。
ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。本当に大切なことは、目には見えない。
君のバラをかけがえのないものにしたのは、君がバラのために費やした時間だったんだ。」

「“移住1%戦略”は地方を救えるか」(NHKクローズアップ現代)

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■昨日のNHKの「クローズアップ現代」は、「“移住1%戦略”は地方を救えるか」でした。非常に興味深い内容です。私は、教授会と研究科委員会、そのあとは専攻委員会と会議が夜まで続き、この番組を視ることができませんでした。ということで、クローズアップ現代のサイトを確認してみました。以下は、この番組の内容を紹介したものです。

「もし毎年1%の人を呼び込めれば、町の人口減や高齢化は食い止められる」とする“理論”が注目を集めている。典型的な中山間地である島根県邑南(おおなん)町などで実践が始まっている「1%戦略」だ。年に数世帯ずつ家族が定住してくれれば、大規模な産業誘致や開発などしなくとも、数百人規模のコミュニティは存続可能という。実際、移住は地方衰退の救済策としてどこまで有効なのか?NHKでは明治大学と共同で全国の自治体に移住に関する最新状況を調査した。昨年度、県外流入者は1万人超、この5年で4倍近くに増えたことがわかった。さらに、移住支援を行うNPOの調査でも移住者の半数を40代までが占めるなど、現役世代の増加が顕著だ。地方を選択する理由は“暮らしやすさ”という。大抵、表面上は収入減となる地方移住だが、生活上の様々な要素を貨幣価値に換算し具体的に分析してみると、東京生活より「豊か」にすることも可能なことが見えてきた。田園回帰と呼ばれる最近のムーブメント、地方消滅対策としての可能性とヒントを、データジャーナリズムのアプローチから探る。

■解説は、一橋大学の小田切徳美さん。番組では、東京から鳥取県に移住した若いご夫婦の紹介からはじまります。鳥取での生活の豊かさを経済的価値に置き換えると、「利便性については東京に劣るものの、総合評価で比べると鳥取のほうが3万円以上価値が高くなりました。 鳥取の暮らしやすさは全国でもトップクラスという結果がはじき出されています」というのです。最近、よく知られるようになった徳島県の神山町も紹介されます。このような最近の地方での動きを、移住支援を行うNPOグリーンバレーの理事・大南信也さんは、「今までなかったような機能が少しずつそこに集まってきて回り始めるということですよね、地域内でいろんな(ことが)。ある面、経済が循環し始める、小さいながらも」と説明されています。小さな経済の循環。そして、そこに人のつながりが生まれてくる。興味深いですね~。

■島根県の山あいにある,自治体、邑南町も紹介されています。人口は11,000人の邑南町では、定住促進策を進め、人口減少を食い止めようとしています。この町では、「移住1%戦略」に取り組んでいます。地元のシンクタンクのシミュレーションで、 地区の人口の1%ほどの移住者を呼び込めば、企業誘致や特産品の開発に頼る必要はないということがわかってきたのです。地元の自治会の副会長さんは、「私たちが不安に感じていたことが、7人という数値を与えてもらったことで、頑張る努力目標が見えた」と述べています。ということで、就農を希望する移住者には、後継者がいない農地を提供するなど、移住してきた若者たちに地域をあげて支援をされています。番組では、小田切徳美さんが、次のように解説されています。

●移住者は、何が移住の決め手になったと語っている?

実は、移住者の方々が異口同音に、「人」だというふうに言うんですね。この「人」っていう意味は多様です。例えばお世話をしてくれた地域コーディネーターの方とか、あるいは移住者の先輩だったり、あるいは見守ってくれた集落のご老人だったり、いずれにしても、ああいう人がいるからこの地域に行くんだということで引き寄せられていく、そういうパターンがあるようですね。

●自治体は何を大事にして総合戦略を作るべき?

総合戦略は現在、市町村単位で作られています。しかし、もっと重要なのは、コミュニティー単位でのビジョン作りです。このコミュニティー単位でのビジョンを作って地域をみがいていく、そのことによって、そこに移住者が入って、そして移住者と共に地域を作り上げることが可能になると思いますね。 (地元の人たちも意識は変わっていく?)そうだと思いますね。

■私自身、実際に番組を視ることはできませんでしたが、ぜひ「NHKオンデマンド」で見てみようと思います。「幸せ」とはいったい何なのか、「豊かさ」とはどういうことなのか、人とのつながり、身近な環境とのかかわりのなかでゆっくり・じっくり、それらの「幸せ」や「豊かさ」を実感することの大切さを、若い年代の人たちも感じ始めているのです。

鮟鱇を食べる会

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20151209ankou4.jpg▪︎来週になりますが、遠慮のいらない職場の教職員の同僚の皆さんと一緒に、いつもの大津駅前の居酒屋「利やん」で、急遽、鮟鱇(あんこう)鍋の忘年会が実現することになりました。鮟鱇は、口の骨といいますか、歯以外はすべて味わうことができます。「鮟鱇を食べる会」と名付けましたので、食べ尽くします。この写真は、お店から提供していただいたものです。

▪︎鮟鱇は、関西ではあまり食べる機会がありません。俗に、「西は河豚(ふぐ)、東は鮟鱇」といいます。ですから、これは「チャンス」なのです。西日本では、なかなか食べられないのです。急いで、メンバーを集めつつあります。良く知られていることですが、鮟鱇は「吊るし切り」と呼ばれる、独特のさばき方をします。胃袋に水を入れて、吊るして、出刃包丁で、さばいていくのです。以下の動画をご覧いただくと、よくご理解いただけると思います。動画です、胃袋から烏賊が数匹取り出されます。そのときに、歓声があがります。

冬景色

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▪︎本日は、午前中、老母の介護の今後のことについて社会福祉士の方にご相談に伺いました。自分自身が、介護をしなくてはいけなくなったから特にそうなのですが、高齢者の福祉問題が大変に気になっています。社会福祉は自分の専門の分野ではありませかんが、私のような素人でも、トータルな意味で、国民を支える仕組み全体を、そしてその財源を考えなおさなくてはいけないのだろうなと思っています。そして、それらの制度の根本に置くべき考え方(社会思想といってもよいかもしれません)についても深く考え直す必要があると思っています。

▪︎自分の母親の介護を通してですが、将来、自分たち自身が後期高齢者になったときの福祉制度が、どのようになっているのかも非常に気になります。超高齢社会がますます「深刻化」していくわけですから。おそらくは、今の学生の皆さんは、関心をもって勉強をしている人たちは除いて、高齢者の福祉問題には関心がないのかなと思います。しかし、ご自分たちが高齢者になったときのことを、いろいろ想像してみる(今はお元気なご両親を介護する立場になったときのことも含めて)、そして今から積極的に政治に対して関心をもつ、そのようなことが、これからはより大切になってくるのではないかと思います。

▪︎毎日、様々なニュースを読んでいます。通勤時には、ネットでニュースを読みます。今日は、2つのニュースが気になりました。ひとつは、厚生労働省が保育士不足を解消するために、国の基準を緩和する方針を決めたというニュースです。これには、厳しい反論がすでに沸き起こっているようです。もうひとつは、フィンランドが世界で初めて全国民に毎月11万円を渡すベーシックインカムを導入するかも…というニュースです。ベーシックインカムに関するこのニュースでは、以下のようなところにも注目しました。「ベーシックインカムの実施には年間522億ユーロ(約7兆円)が掛かると試算されていますが、その代わりに全ての社会保障を停止する予定。Juha Sipila首相は『私にとってベーシックインカムは社会保障システムをシンプルなものにするということだ』と述べており、複雑化したシステムの維持にかかる費用を間接的に削減する効果もあると見込まれています」。国は、お金を渡すから、後は自己責任でやってください…ということなのでしょう。福祉の制度をスリム化することもできるでしょうが、私にはいろいろ疑問もあります。

▪︎午前中、社会福祉士の方にご相談をさせていただいた後、大隅書店の大隅直人さんのところによって情報交換をしました。夢や志しをもって頑張って良い仕事、素敵な仕事をされている方とお話しをさせていただくと、元気が出てきます。大隅さん、ありがとうございました。大隅さんの事務所をお暇した後は、総合地球環境学研究所に移動しました。来週、地球研では「フィリピン・ラグナ湖ワークショップ」が開催れさる予定になっており、そのための準備が必要だったからです。大隅書店のオフィスは大津市の堅田にあり、総合地球環境学研究所は京都岩倉にあります。堅田から岩倉までは、ひと山越えればすぐなのですが、電車で移動するしかありませんでした。本当は、精神的・時間的にも余裕があれば、ケーブルカーやロープウェイで、比叡山を越えてみたかったのですが…。そういう「余裕」が日々の生活のなかになくなってしまいました。

▪︎写真は、地球研の横にある林の写真です。すっかり落葉しました。付近も冬景色です。

小野アンナの「音階教則本」

20151207onoanna.jpg少し前のエントリーにも書きましたが、いよいよヴァイオリンを再開することになりました。まだまだ、物理的にも精神的にも、そのような練習時間を捻出する余裕はないのですが、とにかく楽器に手を触れて音を出すことから始めます。そのためには、まずは音階練習です。音階練習といえば、私が若いころは小野アンナの『ヴァイオリン音階教則本』を使うことが多かったと思います。私も自宅のどこかにあるはずなのですが、まだみつけられていません。狭い家なのですが…。どこにいったんだろう。こういう指摘があるかもしれまん。一人で音階練習をしても、きちんとレッスンを受けてチェックしてもらわないと…。たしかにそうですね。ただし、私のばあいは、レッスンどころが楽器に触れることが優先されます。まずは、もう一度、とりあえず、やってみるべし、ということになります。

▪︎ところで、小野アンナといってもご存じない方の方が多いでしょうね。1890年にロシアで生まれた女性です。ロシアで日本人留学生の小野俊一さんと結婚され、ロシア革命のさなかに来日されました。日本では、 諏訪根自子、巌本真理、前橋汀子、潮田益子といったヴァイオリニストが彼女の指導のもとから輩出されました。日本のヴァイオリン教育にずいぶん貢献されてきた方でもあります。そのあたりは、私も知っていたのですが、今回、新たに知ったことがあります。彼女の姪が、あのオノ・ヨーコさんだというのです。知りませんでした~。それはともかく、少しずつ練習しなくてはいけません。

【追記】■ところで、なぜヴァイオリンを弾くことをやめてしまったのか。その理由は、次のエントリーの【追記】に書いてあります。

週末の出来事

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■週末は家の用事にかかりきになりました。土曜日。梅田へいくことになりました。まずは、新しいパソコンとプリンターを買うために、大型家電店に向かいました。ところが、いろいろ「こちらにしたほうが安いですよ」、「今がチャンスですよ」、「お買い得ですよ」というセールスに、妻のiPhoneを5から6sに機種変更して、さらには家のインターネットをauからSoftBankに変えることになりました。本当に得をしてるのかどうか、私たちのような中年の夫婦にはあまりにも複雑すぎて、なかなか理解できません。山ほど説明を聞かされて、疲れ切ってしまいました。皆さんは、どうされていますか? 知り合いに聞いてみても、「よくわからない」、「毎年、いろいろ変えていくほうが儲かるのでは」等々、どなたもきちんと理解されている様子はありませんでした。困ったものですね~。写真は、別の家の用事があり、阪急ビルから撮ったものです。上段の写真左を拡大したものが右です。中央に夕日に輝く大阪城が確認できました。まあ、こんな景色を眺められたわけですが、クタクタになって自宅に帰宅しました。

20151207marches.jpg■日曜日は、妻と一緒に、兵庫県の介護老人保険施設に入所している老母の見舞いと洗濯物の交換をしにいきました。昨日は車です。見舞いの後は、滋賀県に移動しました。じつは、もうじき滋賀県に転居する予定です。といっても、まだリフォーム等をしなくてはいけません。それまでには、まだ時間がかかります。しかし、庭をそのままにしておくわけにはいかず、手入れをしに行ったのでした。落ち葉をかき、枯れた木を伐り、草を抜き、春に咲く花の球根を植えました。自宅のある奈良県→老母の入所している施設のある兵庫県→転居先の滋賀県→そして再び自宅の奈良へと…私としてはかなりの移動になりました。普段あまり運転をしないのでこれまた疲れ果ててしまいました。何といいますか、週末はやはり休憩をとらないと体がもたなくなってきました

■ということで、無理やり気合いを入れるために、「iPhone6 plus」に入れてある「マーチ」をbluetoothでカーステレオに飛ばして聞くことにしました。全部で44曲のマーチが入っています。曲名をすべて覚えているわけではないのですが、メロディは知っているものが多く、鼻歌で一緒に歌うことができます。そうやって「マーチ」を聞きながら帰宅したのでした。しかし、気合いが入りすぎたのか、夜、布団に入ってからも頭の中でマーチが鳴り響くわけです。困りました。こうなると眠られません。なんとか、3時半頃に(おそらく…)眠りにつくことができた。前の晩は、疲れ果てて10時間熟睡していたのですが、その反作用が出てしまったのかもしれません。

最強の肉カレー黒

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▪︎午前中は、大津市の中心市街地にある「百町館」での学生たちの活動の様子を見守りにいきましたが、午後からは授業ですので、瀬田キャンパスに戻ることになりました。また、昼休みに研究部の会議が開催されることになっていました。そのため、少し早やめに昼食をとる必要がありました。さて、どこで昼食にしようかな…と少し悩みましたが、頭に浮かんできたのこのお店、「肉食堂 最後にカツ。」の2号店でした。

▪︎本店は、大津市の島ノ関にあります。ガッツリ肉を楽しむためにお店です。その2号店が大津駅前に開店したのです。今年の8月のことです。いつも私が通っている居酒屋「利やん」の横にあります。いつも、一度はこの2号店にいかなくては…と思っていましたが、今回がチャンスだと頭にお店のことが浮かんできたのでした。今日はメニューはカレーだけ…ということで、注文したのが一番値段の高い「最強の肉カレー黒」です。黒いカレールー(26種のスパイスとテールをベースに5日間煮込んだ自信のカレー)の上に、ステーキが乗っかっています。値段が高いといっても、値引きされていました。これで、1,000円です。納得のいく美味しいカレーなのですが、量的におじさんにはかなりハードでした…。でも、満足です。

大津エンパワねっと・チーム「あるぷら」

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▪︎12月12日(土)、大津百町館で、チーム「あるぷら」が「町家を知ろう!楽しもう!」という親子参加のイベントを開催します。今日は、リハーサルです。

▪︎午前中から午後にかけて、様々なプログラムを用意しています。参加される親子の皆さんは、見学して知識として町家を知るだけでなく、町家を体験して味わうことなるでしょう。お釜でご飯を炊いて、みんなでオニギリを作ったり、火鉢でお餅を焼いたり、昔の遊びを経験したり…。五感を通じて、町家を味わっていただけそうです。今回のイベントは、中心市街地に転入してこられた若いご家族の親子を対象に企画されました。ご自分たちが暮らしている町の文化を深く知り、もっともっと地域に愛着をもっていただこう…それがこのチームの狙いです。同時に、広報のために、町家体験をアピールする新聞「町家新聞」も発行しています。

▪︎ところで、写真のなかに、パワーポイントのスライドが壁に投影されているものがあります。これは、このチーム「あるぷら」が製作したものではなく、すでに卒業したチーム「かけっこ」が製作したものです。チーム「あるぷら」は8期生。チーム「かけっこ」は5期生。先輩が製作したパワーポイントのスライドに少し改良を加えて、今回のイベントで再活用しているのです。こういう形でも、先輩から後輩へと活動が継承されているのです。

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