鮟鱇を食べる会
▪︎来週になりますが、遠慮のいらない職場の教職員の同僚の皆さんと一緒に、いつもの大津駅前の居酒屋「利やん」で、急遽、鮟鱇(あんこう)鍋の忘年会が実現することになりました。鮟鱇は、口の骨といいますか、歯以外はすべて味わうことができます。「鮟鱇を食べる会」と名付けましたので、食べ尽くします。この写真は、お店から提供していただいたものです。
▪︎鮟鱇は、関西ではあまり食べる機会がありません。俗に、「西は河豚(ふぐ)、東は鮟鱇」といいます。ですから、これは「チャンス」なのです。西日本では、なかなか食べられないのです。急いで、メンバーを集めつつあります。良く知られていることですが、鮟鱇は「吊るし切り」と呼ばれる、独特のさばき方をします。胃袋に水を入れて、吊るして、出刃包丁で、さばいていくのです。以下の動画をご覧いただくと、よくご理解いただけると思います。動画です、胃袋から烏賊が数匹取り出されます。そのときに、歓声があがります。
冬景色
▪︎本日は、午前中、老母の介護の今後のことについて社会福祉士の方にご相談に伺いました。自分自身が、介護をしなくてはいけなくなったから特にそうなのですが、高齢者の福祉問題が大変に気になっています。社会福祉は自分の専門の分野ではありませかんが、私のような素人でも、トータルな意味で、国民を支える仕組み全体を、そしてその財源を考えなおさなくてはいけないのだろうなと思っています。そして、それらの制度の根本に置くべき考え方(社会思想といってもよいかもしれません)についても深く考え直す必要があると思っています。
▪︎自分の母親の介護を通してですが、将来、自分たち自身が後期高齢者になったときの福祉制度が、どのようになっているのかも非常に気になります。超高齢社会がますます「深刻化」していくわけですから。おそらくは、今の学生の皆さんは、関心をもって勉強をしている人たちは除いて、高齢者の福祉問題には関心がないのかなと思います。しかし、ご自分たちが高齢者になったときのことを、いろいろ想像してみる(今はお元気なご両親を介護する立場になったときのことも含めて)、そして今から積極的に政治に対して関心をもつ、そのようなことが、これからはより大切になってくるのではないかと思います。
▪︎毎日、様々なニュースを読んでいます。通勤時には、ネットでニュースを読みます。今日は、2つのニュースが気になりました。ひとつは、厚生労働省が保育士不足を解消するために、国の基準を緩和する方針を決めたというニュースです。これには、厳しい反論がすでに沸き起こっているようです。もうひとつは、フィンランドが世界で初めて全国民に毎月11万円を渡すベーシックインカムを導入するかも…というニュースです。ベーシックインカムに関するこのニュースでは、以下のようなところにも注目しました。「ベーシックインカムの実施には年間522億ユーロ(約7兆円)が掛かると試算されていますが、その代わりに全ての社会保障を停止する予定。Juha Sipila首相は『私にとってベーシックインカムは社会保障システムをシンプルなものにするということだ』と述べており、複雑化したシステムの維持にかかる費用を間接的に削減する効果もあると見込まれています」。国は、お金を渡すから、後は自己責任でやってください…ということなのでしょう。福祉の制度をスリム化することもできるでしょうが、私にはいろいろ疑問もあります。
▪︎午前中、社会福祉士の方にご相談をさせていただいた後、大隅書店の大隅直人さんのところによって情報交換をしました。夢や志しをもって頑張って良い仕事、素敵な仕事をされている方とお話しをさせていただくと、元気が出てきます。大隅さん、ありがとうございました。大隅さんの事務所をお暇した後は、総合地球環境学研究所に移動しました。来週、地球研では「フィリピン・ラグナ湖ワークショップ」が開催れさる予定になっており、そのための準備が必要だったからです。大隅書店のオフィスは大津市の堅田にあり、総合地球環境学研究所は京都岩倉にあります。堅田から岩倉までは、ひと山越えればすぐなのですが、電車で移動するしかありませんでした。本当は、精神的・時間的にも余裕があれば、ケーブルカーやロープウェイで、比叡山を越えてみたかったのですが…。そういう「余裕」が日々の生活のなかになくなってしまいました。
▪︎写真は、地球研の横にある林の写真です。すっかり落葉しました。付近も冬景色です。
小野アンナの「音階教則本」
■少し前のエントリーにも書きましたが、いよいよヴァイオリンを再開することになりました。まだまだ、物理的にも精神的にも、そのような練習時間を捻出する余裕はないのですが、とにかく楽器に手を触れて音を出すことから始めます。そのためには、まずは音階練習です。音階練習といえば、私が若いころは小野アンナの『ヴァイオリン音階教則本』を使うことが多かったと思います。私も自宅のどこかにあるはずなのですが、まだみつけられていません。狭い家なのですが…。どこにいったんだろう。こういう指摘があるかもしれまん。一人で音階練習をしても、きちんとレッスンを受けてチェックしてもらわないと…。たしかにそうですね。ただし、私のばあいは、レッスンどころが楽器に触れることが優先されます。まずは、もう一度、とりあえず、やってみるべし、ということになります。
▪︎ところで、小野アンナといってもご存じない方の方が多いでしょうね。1890年にロシアで生まれた女性です。ロシアで日本人留学生の小野俊一さんと結婚され、ロシア革命のさなかに来日されました。日本では、 諏訪根自子、巌本真理、前橋汀子、潮田益子といったヴァイオリニストが彼女の指導のもとから輩出されました。日本のヴァイオリン教育にずいぶん貢献されてきた方でもあります。そのあたりは、私も知っていたのですが、今回、新たに知ったことがあります。彼女の姪が、あのオノ・ヨーコさんだというのです。知りませんでした~。それはともかく、少しずつ練習しなくてはいけません。
【追記】■ところで、なぜヴァイオリンを弾くことをやめてしまったのか。その理由は、次のエントリーの【追記】に書いてあります。
週末の出来事
■週末は家の用事にかかりきになりました。土曜日。梅田へいくことになりました。まずは、新しいパソコンとプリンターを買うために、大型家電店に向かいました。ところが、いろいろ「こちらにしたほうが安いですよ」、「今がチャンスですよ」、「お買い得ですよ」というセールスに、妻のiPhoneを5から6sに機種変更して、さらには家のインターネットをauからSoftBankに変えることになりました。本当に得をしてるのかどうか、私たちのような中年の夫婦にはあまりにも複雑すぎて、なかなか理解できません。山ほど説明を聞かされて、疲れ切ってしまいました。皆さんは、どうされていますか? 知り合いに聞いてみても、「よくわからない」、「毎年、いろいろ変えていくほうが儲かるのでは」等々、どなたもきちんと理解されている様子はありませんでした。困ったものですね~。写真は、別の家の用事があり、阪急ビルから撮ったものです。上段の写真左を拡大したものが右です。中央に夕日に輝く大阪城が確認できました。まあ、こんな景色を眺められたわけですが、クタクタになって自宅に帰宅しました。
■日曜日は、妻と一緒に、兵庫県の介護老人保険施設に入所している老母の見舞いと洗濯物の交換をしにいきました。昨日は車です。見舞いの後は、滋賀県に移動しました。じつは、もうじき滋賀県に転居する予定です。といっても、まだリフォーム等をしなくてはいけません。それまでには、まだ時間がかかります。しかし、庭をそのままにしておくわけにはいかず、手入れをしに行ったのでした。落ち葉をかき、枯れた木を伐り、草を抜き、春に咲く花の球根を植えました。自宅のある奈良県→老母の入所している施設のある兵庫県→転居先の滋賀県→そして再び自宅の奈良へと…私としてはかなりの移動になりました。普段あまり運転をしないのでこれまた疲れ果ててしまいました。何といいますか、週末はやはり休憩をとらないと体がもたなくなってきました
■ということで、無理やり気合いを入れるために、「iPhone6 plus」に入れてある「マーチ」をbluetoothでカーステレオに飛ばして聞くことにしました。全部で44曲のマーチが入っています。曲名をすべて覚えているわけではないのですが、メロディは知っているものが多く、鼻歌で一緒に歌うことができます。そうやって「マーチ」を聞きながら帰宅したのでした。しかし、気合いが入りすぎたのか、夜、布団に入ってからも頭の中でマーチが鳴り響くわけです。困りました。こうなると眠られません。なんとか、3時半頃に(おそらく…)眠りにつくことができた。前の晩は、疲れ果てて10時間熟睡していたのですが、その反作用が出てしまったのかもしれません。
最強の肉カレー黒
▪︎午前中は、大津市の中心市街地にある「百町館」での学生たちの活動の様子を見守りにいきましたが、午後からは授業ですので、瀬田キャンパスに戻ることになりました。また、昼休みに研究部の会議が開催されることになっていました。そのため、少し早やめに昼食をとる必要がありました。さて、どこで昼食にしようかな…と少し悩みましたが、頭に浮かんできたのこのお店、「肉食堂 最後にカツ。」の2号店でした。
▪︎本店は、大津市の島ノ関にあります。ガッツリ肉を楽しむためにお店です。その2号店が大津駅前に開店したのです。今年の8月のことです。いつも私が通っている居酒屋「利やん」の横にあります。いつも、一度はこの2号店にいかなくては…と思っていましたが、今回がチャンスだと頭にお店のことが浮かんできたのでした。今日はメニューはカレーだけ…ということで、注文したのが一番値段の高い「最強の肉カレー黒」です。黒いカレールー(26種のスパイスとテールをベースに5日間煮込んだ自信のカレー)の上に、ステーキが乗っかっています。値段が高いといっても、値引きされていました。これで、1,000円です。納得のいく美味しいカレーなのですが、量的におじさんにはかなりハードでした…。でも、満足です。
大津エンパワねっと・チーム「あるぷら」
▪︎12月12日(土)、大津百町館で、チーム「あるぷら」が「町家を知ろう!楽しもう!」という親子参加のイベントを開催します。今日は、リハーサルです。
▪︎午前中から午後にかけて、様々なプログラムを用意しています。参加される親子の皆さんは、見学して知識として町家を知るだけでなく、町家を体験して味わうことなるでしょう。お釜でご飯を炊いて、みんなでオニギリを作ったり、火鉢でお餅を焼いたり、昔の遊びを経験したり…。五感を通じて、町家を味わっていただけそうです。今回のイベントは、中心市街地に転入してこられた若いご家族の親子を対象に企画されました。ご自分たちが暮らしている町の文化を深く知り、もっともっと地域に愛着をもっていただこう…それがこのチームの狙いです。同時に、広報のために、町家体験をアピールする新聞「町家新聞」も発行しています。
▪︎ところで、写真のなかに、パワーポイントのスライドが壁に投影されているものがあります。これは、このチーム「あるぷら」が製作したものではなく、すでに卒業したチーム「かけっこ」が製作したものです。チーム「あるぷら」は8期生。チーム「かけっこ」は5期生。先輩が製作したパワーポイントのスライドに少し改良を加えて、今回のイベントで再活用しているのです。こういう形でも、先輩から後輩へと活動が継承されているのです。
京都のラーメン(7) すみれ 京都拉麺小路
▪︎正確にいえば、京都のラーメンではありません。札幌で有名なラーメン店です。そのラーメン店の支店が、京都駅ビル伊勢丹の10階にある「京都拉麺小路」にあります。全国各地から有名ラーメン店が集まった食のテーマパークに出店されているのです。
▪︎昨日、午前中は瀬田キャンパスで「びわ湖・滋賀学」という科目について打ち合わせをしたあと、京都の北、岩倉にある総合地球環境学研究所に移動しました。その移動の途中、ちょうど昼食時であったことから、「京都拉麺小路」に立ち寄りました。さて、全国各地のどこのラーメンにしようかと思いましたが、寒くなってきたので、札幌の「すみれ」の味噌ラーメンを選びました。写真は、「すみれ」の味噌ラーメンです。スープの表面には薄くラードの膜が張っています。寒い北海道でも、ラーメンが冷めにくくするための工夫だと聞いたことがあります。実際のところは、どうなんだろう…。ラードというと、ギトギトした印象がありますが、ぜんぜんそんなことはありません。味噌の風味とマッチしています。麺とスープのからみもよく、とても美味しくいただきました(少し塩分が私には強めでしたが…)。これからの寒い冬、味噌ラーメンはありがたいですね。
クレモナのヴァイオリン
▪︎これまでのエントリーにも書いてきましたが、私は、学部生時代に学生オーケストラに所属し、ヴァイオリンを弾いていました。卒業後、私は大学院に進学しました。院生になっても、後輩たちの定期演奏会でエキストラとして弾いていました。博士課程に在籍中に結婚をしました。幸いなことに、すぐに子どもに恵まれることになりました。そして、つい最近に結婚した娘が、誕生することになりました。娘が誕生する直前、直前といっても1ヶ月半程前のことですが、「これからはヴァイオリンを弾いている場合じゃない、父親になるのだから」と、子どもの頃からレッスンを受け、学生時代からオーケストラで弾いてきた楽器を止めてしまいました。博士課程に在籍している院生なのですから、家族のために、就職することに努力を集中させるべき…と判断したからです。それ以来、私は、ずっとヴァイオリンを「現役」としては弾いてきませんでした。
▪︎その後、娘が生まれ、それからしばらくして息子も生まれました。学生時代に親しんだクラシック音楽はずっと好きでしたが、ヴァイオリンを弾くことはありませんでした。といいますか、精神的に、物理的に、そのような余裕がありませんでした。しかし、子育てが終わりました。子どもたちは、それぞれ就職をして独立していきました。大学オーケストラ時代の後輩が、最近、楽器を再開する人が増えているような…と言っていました。それはそうですね。みなさん、子育てを終え、仕事もリタイア間近、楽器を再開ということになるのでしょう。私のばあいは、つい最近に、娘が結婚しました。良いタイミングかもしれないと思い、新しいヴァイオリンを購入することにしました。ある意味、頑張って働いてきた自分へのご褒美です。
▪︎新しいヴァイオリンは、イタリアのクレモナの工房で、女性作家によって製作されたものです。クレモナといえば、様々な有名なヴァイオリンが作られてきた所として有名です。もちろん、私が購入した楽器は、私程度の者が弾いても、「大丈夫」な価格のものです。ご褒美としては、それなりに気張りましたが、まあ自分としてはちゃんと納得できる価格です。もちろん、妻からは、購入するかぎりは、きちんと練習をするようにとの注文もありました。しかし、仕事に追われている毎日で、そんな時間があるのかな…と少し心配になります。とりあえずは、音階練習や練習曲でリハビリをして、その上で、かつて弾いていたバッハの無伴奏のヴァィオリンの曲に手をつけようかなと思っています。
▪︎写真は、西宮北口にある絃楽器工房「絃楽器masaru」です。大学オケ時代の後輩の工房です。今回は、新しいヴァイオリンを購入させてもらうとともに、私が大学時代に使っていた大量生産のドイツのヴァイオリン(カールヘフナー)も調整してもらいました。ということで、私は、2つのヴァイオリンをもつことになりました。「新しい楽器は自宅に置いて、古い楽器は大学において、空いている時間に練習をすればよいのではないですか!」と、後輩はアドバイスしてくれました。なるほど…。学生時代。授業が終わった後、当時はきちんとした練習場がなかったので、体育館の軒下で蚊に刺されながらヴァイオリンの練習をしていたことを思い出しました。今の職場環境だと場所はなんとかなっても、時間的には…まずは無理でしょうね〜。