入学試験

20160131seta.jpg
■龍谷大学の一般入試のスケジュールは、以下の通りです。A日程入試が1/30・1/31・2/1、B日程入試が2/12・2/13、C日程入試が3/7。土曜日は、一般入試の初日でした。私はといえば、特に、入試監督等の業務があったわけではありませんが、この日、研究室で作業をしなければならない仕事があったために瀬田キャンパスにやってきました。深草キャンパスと瀬田キャンバスを行ったり来たりする日々のため、なかなか研究室にいる時間がありません。愚痴をこぼしても仕方がありませんね。作業を終えて移動しようとしたとろこ、バス停は受験生の皆さんがこんな状況で並んでいました。参りました〜。私の不注意でした。入試が終わる時刻を知っていれば、こういったことにはならなかったんですが。

■こうやってたくさんの受験生が受験してくれることは、大学教員として喜ばしいことです。しかし、いわゆる「2018年問題」が確実にやってきます。18歳人口が急激に減少していく問題です。団塊の世代の子ども世代のことを、団塊ジュニアと一般には呼んでいます。団塊ジュニアが高校を卒業したのは1992年頃です。その時は、18歳人口が205万人にもなりました。しかし、その22年後の2014年には、18歳人口は118万人と半分近くまで減少しました。15年後の2031年には18歳人口は100万人を割ると言われています。これまで、18歳人口が減少しても、多くの大学がなんとかやってこられたのは、進学率が上昇したからです。しかし、これからは進学率の上昇も見込めないと言われています。

■写真に戻りましょう。私は、バスを待つ受験生の最後尾に並びました。いつまでこのように風景が見られるでしょうか。「 2018年問題」に本気で対応しない大学は潰れていくと言われています。私が学生の頃、大学が将来潰れるかもしれないなんて想像していた人は皆無でした。今後、本気で改革を進めていない大学(学部も含めて)は、受験生から選ばれる大学にはなれないでしょう。経営的に大変厳しい状況に落ち込んでいきます。同じ大学の中でも学部によって差が生まれてくるでしょう。さらには、学科によっても…。それはそんなに遠い未来のことではありません。すでに少しずつ進行していることですから。

管理者用