ガザ


▪️こちらは、エドガール・モランさんのスピーチに関するポスト。モランさんは、有名な『オルレアンのうわさ - 女性誘拐のうわさとその神話作用』の著者。102歳になっておられました。モランさんはスペイン系のユダヤ人ですが、今回、イスラエルのガザで行っている大虐殺に対して怒っておられます。商人になること、証言すること大切さ。

それにこの世界の沈黙はなんだ、イスラエルを擁護するアメリカ合衆国の沈黙、アラブ諸国の沈黙、文化と人道、人権を主張してきたヨーロッパ諸国の沈黙はなんだ。私たちは恐ろしい悲劇を経験している。私たちは無力だ、なずがままにこの暴力が荒れ狂うのをただ目撃している。少なくとも、唯一、私たちにできるのは、歴史の証人となることだ、具体的に力で対抗できないとすれば、できるのは証言することだ。


▪️こちらは、国連事務次長・軍縮担当上級代表の中満泉さんのポスト。

突然、BS放送が…

20240214tv_antenna.jpg▪️突然、テレビのBS放送が視聴できなくなりました。画面に、アンテナの具合が悪くなっているかも…というメッセージが現れました。以前、大雪が降った時も同じような現象が起きてしまったのですが、今回は、大雪も降っていません。原因がわからず、電気屋さんに来ていただきました。

▪️ハシゴをかけて屋根に登ってもらってアンテナの確認をしてもらいましたが、特に問題なし。テレビに繋ぐケーブルのところまでは、きちんと電波が届いているというのです。となると、問題はテレビ本体ということになります。電気屋さんがいろいろ操作をして、改めて受信の設定をしなおしたところ、BSが再び視聴できるようになりました。これは何が原因でこんなことになってしまったのか…。特に、どこか故障しているわけでもないのですが、工事代金はお支払いしなければならず…トホホ。けっこうしますね。でも、またBS放送が受信できるようになってよかったです。

▪️この投稿をFacebookにもしたところ、いくつかのアドバイスをいただきました。ひとつは「電源を抜いて、完全に消してから立ち上げ直すと元に戻る事が多々あります」というものでした。なるほど、なんとなくそんな気がしてきました。

NHK WEB特集「「消滅可能性あり」と言われて 人口減少 自治体の10年」

20240209syoumetsutoshi.png ▪️人口減少の問題。深刻だと思います。大学に勤務しており、仕事上で気になるのは18歳人口が急激に減少していくことが予想されていることです。これは、昨年文科省が発表した参考資料「大学等進学者数に関するデータ」です。大学の入試に関する会議等でも、入試部の幹部職員の方からは中長期的には厳しい見通しの話をお聞していますが、この文科省のデータをご覧になればわかりますよね。すでに、数年前から18歳人口は減少の局面に突入しています。まだ40歳代の同僚の教員・職員の皆さんは、定年退職の頃までに大変厳しい状況に向き合うことになります。大学の持つ「総合力」がさらに問われることになるように思いますし、コンソーシアム等を媒介とした大学間の連携についてもさらに求められることになると思います。限られた資源をどのように配置していくのか、大学組織内の連帯をどのように生み出していくのか、そこが問われるのではないかと思います。

▪️もちろん、人口減少の問題は大学だけの問題ではありません。社会全体の問題です。人口が増えていく高度経済成長期の時代に生まれた様々な制度や仕組みを引きずりつつ、世界経済の変化にもついていけず、未来に希望を見出せない中で、日本の人口はどんどん減少していっています。この人口減少の問題、担当している「地域社会論」の授業でも取り上げています。授業の通奏低音のような感じでもあります。今朝、この人口減少に関するNHKの記事を読みました。NHK WEB特集「「消滅可能性あり」と言われて 人口減少 自治体の10年」です。

▪️記事でまず登場されるのは、あの「増田レポート」の増田寛也さんです。記事からは、あえて「消滅」という言葉を使ったと理解できました。いわば、ショック療法ですかね。この「増田レポート」に関しては、批判も多いことは知っておいて良いかと思います。この辺りの論争については、行政学や地方自治論がご専門の嶋田暁文さん(九州大学大学院法学研究院)による「『増田レポート』再考 ~『自治体消滅』論とそれに基づく処方箋は正しいのか?~」(地方自治ふくおか / 60 巻 (2016))が、「増田レポート」の整理と「増田レポート」に批判的な意見を対比させながらそれらの論点を総合的に整理されています。今から、8年前のものですが、勉強になりました。

▪️さて、このNHKのWEB特集ですが、増田さんの後には、2つの対称的な施策を展開している自治体の取り組みが紹介されています。ひとつは、島根県吉賀町。こちらの町では、子育て支援に政策をシフトさせました。その財源は、町内に建設した小さな水力発電。売電することで、財源に充てるということのようです。その結果、合計特殊出生率も改善し、2040年の予想人口も改善しました。もうひとつは、岡山県美咲町。こちらの町では、公共施設を縮小していく方向で人口減少に対応しようとしています。一方で、住民の要望を受け入れて英語教育に力を入れています。私が興味深かったのは、このような厳しい状況の中で、まちづくり協議会の会長さんが、以下のように語っておられることでした。大津市の地域自治の問題に関わってきたものですから共感しました。

「『行政サービスですべきものを、自治会が何でしないといけないんだ』という意見は必ず出ます。みんなが同じ方向を向くのは難しい。ただ、実際困るのは住民なので、役場ができないなら自分たちでやるしかない。できるだけ楽しみながら『賑やかな過疎』を目指したいなとは思っています」

▪️「これって、過疎が進んだ地域の話でしょ、自分たちには関係ないよ」と若い方たちは思うのでしょうが、いえいえ、そんなことはありません。「自分が生きている間は、なんとかなるわ」と高齢者の方たちは思うのでしょうが、ほんまに大丈夫かな??…と思います。

【追記】▪️上記の嶋田暁文さんの文書を読んでいて、その中に役重眞喜子さんというお名前が登場していました。お会いしたことはありませんが、どこかでお聞きした名前だと思って調べたら、私が以前勤務していた岩手県立大学総合政策学部で教員をされていました。その役重さんの教員紹介のページに「ブルシット・ジョブと自治体職員」というエッセーが掲載されていました。「増田レポート」や人口減少とは直接関係ありませんが…。以下は、その中の一部です。大切なことだと思いました。自治体職員に関して指摘されているのですが、これは他の様々な職場、組織でも同様のことではないのかなと思います。

ブルシット・ジョブとは、世の中の役に立たず働く人自身もまったく無意味だと思っている仕事のことを言います(D. Graeber)。例えば現代思想家の内田樹氏は行政資源が縮む中にあって政策を<民主的に><正当化>しなければならない行政の仕事は、気を付けないと無数のブルシット・ジョブに侵食されてしまいます。

これを避け、職員の働きがいを取り戻すには、地域とつながり、住民と顔の見える人間的な関係を築くこと、その中で自分たちの仕事の成果を喜んでもらったり時には怒られたりする、血の通った経験を積むことが欠かせないと私は考えています。毎日パソコンに向かっていては得られない、人としての成長です。

「NTTファイナンス」を騙る架空料金請求詐欺


▪️昨日の夕方、携帯に電話がかかってきました。非通知になっているのに、出てしまったんですね。すると自動音声で「NTTファイナンス」と名乗り、「使用中の電話回線が未納料金が発生している…」というのです。すぐにこれは詐欺だとわかりました。非通知になっているのに、出てしまったのがそもそもの間違いでした。調べてみると、「NTTファイナンス」のホームページには、「不審なSMSや訪問及び自動音声による電話にご注意ください」との注意喚起の記事が出ていました。また、昨年あたりから全国各地で詐欺事件になっているようで、複数の記事がネットに流れていますし、YouTubeでも各地の県警が注意喚起の動画をアップしています。この動画は、山口県警が作成した動画です。以下のように解説されていました。

この音声は、山口県内居住の70代男性にかかってきたうそ電話詐欺(特殊詐欺)犯人の音声です。突然、「未納料金がある」という音声ガイダンスが流れた後、NTTファイナンスを装った犯人が出て、実際に話をしています。この電話は、固定電話・携帯電話どちらにもかかる可能性があるものです。

▪️犯人ですが、まだ捕まっていないんですね。逮捕するのが難しいのでしょうか。これは、本日の「ABC記者が特殊詐欺の現場に遭遇! 高齢男性と電話をかわると「いまから殺しに行くぞ」」というABCのニュースです。

大雪警報

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▪️昨晩、大雪のことが心配になりました。左は、スマホに入ったアプリが示した翌朝(つまり今日)9時の天気予報です。我が家のあたりは、この予報では雪が降り始めています。滋賀県北部の天候は日本海側とつながっています。日本海側の雪が攻めてくるかのようです。右は、10時23分発表の大雪警報の状況です。滋賀県の北半分は警報のエリアになっています。私は大津市の湖西線沿いの地域に住んでいますが、警報が目の前に迫っている感じです。

▪️昨日は、5限、16:55からの試験の補助監督をしましたが、多くの学生さん達が遅れてきました。すでにJRの遅延が始まっていました。琵琶湖線の米原と長浜の間が雪で動かなくなり、玉突き状態で遅延になってしまったようです。試験開始後20分までは遅刻しても試験を受けられるルールになっていますが、20分を過ぎてやっと到着した人たちもいました。これは追試験ということになるのかなと思います。

▪️今日は、私の授業の試験です。雪は降っていませんし、試験は11時からだったのですが、電車が遅れるかもと思い、いつもよりも1時間早く大学に到着するようにしました。雪が降って電車が止まっていたら、JRは利用せずに、自宅から車で京阪で「坂本比叡山口」駅まで家族に送ってもらって、そこから京阪石山まで移動。あとはバスかタクシー…というルートも考えていましたが、無事にJRとバスで大学に到着できました。また、試験も問題なく実施できました。

▪️こちらは、昨年の1月25日の投稿「積もりました。」です。かなり積もっています。この時は、積雪で試験実施日が変更になっていました。ほぼ毎日ブログに投稿しています。そのため、こうやって過去の出来事を検索できるのです。ブログは、自分にとっては「ライフログ」のようなものなのかなと思います。

▪️今日は、今から深草キャンパスに移動します。ちょっとした、だけど重要な会合があります。会合が終わったら、急いで帰宅しなければなりません。雪で電車の運行が不透明だからです。

京町家の無農薬野菜

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▪️深草キャンパスからJR稲荷駅に向かう途中にあるお宅。時々、こんなふうに無農薬の野菜を販売されています。京町家ですが、一般のお宅のようです。どこから仕入れておられるのでしょうね。素敵だなと思い、写真を撮らせていただきました。

目黒寄生虫館

20240121meguro_kiseityukan1.jpg ▪️東京での研究集会と懇親会の翌日(つまり今日)、そのまま滋賀に戻ってもよかったのですが、せっかく東京に来たのだからと目黒にある「目黒寄生虫館」で展示を観覧することにしました。私は、四半世紀前まで博物館に勤務していたのですが、その頃から博物館の世界ではけっこう有名な存在でした。今朝は、朝食をとりながら突然、「そうだ、目黒寄生虫館、行こう」と思いついたのでした。

▪️ホテルは新宿でしたが、副都心線で渋谷駅、山手線で目黒まで。そこから雨の中を目黒寄生虫館まで歩きました。このような天気だから、観覧している人は少ないだろうと思っていたのですが、とんでもない。たくさんの方達が、標本と解説を丁寧に観覧されていました。目黒寄生虫館は、小さなこじんまりとした展示室が1階と2階にあるのですが、そこにはものすごい数の液浸標本が並んでいます。

▪️左の写真は、日本海裂頭条虫=サナダムシ。全長8.8mなんだそうです。この寄生虫館の一番の「ウリ」の標本です(だそうです)。やっと、この有名なサナダムシの標本を拝見することができました。このように解説されていました。40代の男性と館長は、どんなふうに協力して取り出したんでしょう。想像してしまいました。

40代の男性が排便中、白いひも状のものが出てきた。原因は、その3ヶ月前に条虫の幼虫の寄生したマスの刺身を食べたためだった。自覚症状は無かった。当館初代館長の亀谷了は男性に駆虫薬を飲ませて、ほぼ完全な形で8.8メートルの虫体を採取した。1日にどれくらい成長していたことになるのだろう?

▪️サナダムシは、寄生生活に不要な機関は退化して、残っているのは生殖器のみなのだそうです。よく見ると、長いサナダムシですが、数千の体節を持っていて、その体節ごとに精巣と卵巣があり、異なる節同士で生殖を行い、100万個のもの卵を毎日産むのだそうです(『寄生蟲図鑑』P.42より。)。恐ろしい…。

20240121meguro_kiseityukan2.jpg20240121meguro_kiseityukan3.jpg
20240121meguro_kiseityukan4.jpg▪️上段左。懐かしいものも展示してありました。蟯虫検査シート。展示によればもうこの検査は廃止になっているのだそうです。日本人のお腹の中から完全に駆逐されてしまったのかといえば、そうではないようですね。上段右。あの西郷隆盛も、この寄生虫による陰嚢水腫に苦しんでいたということも知りました。だから馬には乗れず、籠に乗っていたらしい…そういう説を読んだことがあります。

▪️解説の右下の絵は、葛飾北斎の「北斎漫画」の中の絵ですが、これは大げさではなく本当にこんなふうになってしまうようです。下段。お土産に、全長8mのサナダムシをデザインしたクリアファイルと、目黒寄生虫館が監修した『増補版 寄生蟲図鑑』を購入しました。この図鑑、なかなかユーモアがきいていて読んでいて「へー!そうなんや」と驚くとともに、ニヤッと笑ってしまいます。

日本社会学会からのe-mail

▪️日本社会学会からメールが届きました。やはり、という思いです。でも、無視される方もおられるかもですね。

日本社会学会 会員各位

研究者の皆様の中には、今後、能登半島の現地に赴いて研究・調査等を行う方もいらっしゃるかと思います。
こうした取組は積極的に進めていただきたいと思いますが、一方で、現時点では被災された方の救援やインフラ等の復旧を優先すべき段階にあります。
研究・調査は、その現状を踏まえ、被災された方の不安や安全に十分に配慮し、現地の自治体や各種機関と連携した上で、慎重な実施をお願いしたいと思います。

日本社会学会も加盟している「防災学術連携体」の発信する情報についても、合わせてご参照ください。
https://janet-dr.com/050_saigaiji/2024/050_240101_notohantou.html

日本社会学会が実施している、令和6年能登半島地震の被災会員に対する会費免除措置については、下記ホームページをご覧ください。
https://jss-sociology.org/r6_noto/

関西学生アメリカンフットボール最終節(2)

▪️関西学生アメリカンフットボール、Div.1の最終の試合が行われました。午前には、龍谷大学×甲南大学。残念ながら7-21で敗北しましたが、以下の龍大シーホースの部長をされている野呂先生のツイートからは、龍大はよく頑張っておられたようです。次は、Div.2との入れ替え戦です。絶対にDiv.に残ってくださいね。

▪️母校・関西学院ファイターズは、関西大学カイザーズに13-16で敗れました。試合は、NHKのEテレで中継されていたので、TV観戦しましたが、関西大学の勝負への執念、相当なものがありました。関学の単独優勝はなくなり、関西学院大学、関西大学、立命館大学の3校優勝ということになました。ただし、試合後の抽選で、関学が全日本選手権出場権を勝ち取りました。他の地域リーグとの試合を経て、おそらく甲子園ボウルに出場し、これまたおそらく法政大学との対戦になるのではないかと思います。関学は、今日の敗北を良き経験にしていただき、ぶっちぎりで甲子園ボウル6連覇の偉業を成し遂げていただきたいと思います。

BBCびわ湖放送「琵琶湖まんだら」第7回米原市


▪️滋賀県のテレビ局、BBCびわ湖放送では、「琵琶湖まんだら」という番組を放送されています。そして放送だけでなく、番組をYouTubeでも視聴することができます。この投稿に貼り付けたものは、第7回の「米原市」です。西川忠雄社長肝入りの番組と聞いています。

▪️西川さん、BBCの社長に就任される以前は、滋賀県庁で農政水産部長を務めておられました。国連FAOが認定する「世界農業遺産」に滋賀県から「琵琶湖システム」で申請する際、その申請作業のお手伝いをさせていただいたのですが、その時は西川さんにいろいろお世話になりました。

▪️また、この番組「米原市」に登場される高橋滝治郎さんは、西川さんの前の農政水産部長でした。世界農業遺産に認定される前に、日本農業遺産(農水省)に認定される必要があるのですが、高橋さんには、その段階でお世話になりましたし、「世界農業遺産」に申請することを広くアピールしようと、農政水産部の職員の皆さんと一緒に「びわ湖チャリティー100km歩行大会」=「びわ100」に出場する際も、高橋さんが率先して職員の皆さんに声掛けをしてくださいました。

▪️番組とは直接関係ないのことを書いてしまいました。この番組、ぜひ皆さんもご覧になっていただきたいと思います。滋賀県民の皆さんはもちろんのこと、滋賀県のファンの皆さんにもご覧になってほしいと思います。この「琵琶湖まんだら」、以下のYouTubeからもご覧いただくことができます。

琵琶湖まんだら 第6回野洲川流域 守山市・野洲市
琵琶湖まんだら 第5回大津市(北部)和邇・小野
琵琶湖まんだら 第4回長浜市(北部)
琵琶湖まんだら 第3回近江八幡市
琵琶湖まんだら 第2回高島市(南部)
琵琶湖まんだら 第1回序章(滋賀県立琵琶湖博物館)

▪️まとめてご覧になる場合は、こちらのリンク先が便利だと思います。
琵琶湖まんだら【エフエム滋賀 × びわ湖放送】

▪️番組の冒頭では、宗教学者の山折哲雄さんの文が読み上げられます。素敵な文ですね〜。これは、番組のために書かれたのか、それともどこかにすでに発表されていたものなのか、西川社長にご教示いただこうと思います。

【追記】▪️西川社長にご教示いただきました。山折哲雄さん文は、2009年に滋賀経済同友会が「生物多様性イニシアチブ」を提言された折に発行されたリーフレットに掲載されたものなのだそうです。今回、番組制作にあたりご本人や関係者にご了解をいただいて使用しているとのことでした。

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