富山の薬屋「池田屋安兵衛商店」

20240222ikedaya1.jpg20240222ikedaya2.jpg
20240222ikedaya3.jpg
▪️富山といえば、「薬売り」今回の富山旅行(2月19日~21日)では、江戸時代からの歴史をもつ池田屋安兵衛商店を訪問しました。なぜ富山で薬なのか、気になりますよね。特に、富山で薬草がたくさん生産されていたわけではなくて、江戸時代の殿様の経済振興策だったんですね。勉強になりました。では、原料はどこから?こういう資料を見つけました。今は便利です。旅行中に、スマホで調べることができます。

▪️トップの写真ですが、これは昔使われていた丸薬製造機のようです。かつては、一粒ごとに手で丸めて作っていたそうですが、この機械ができてから量産できるようになったとのこと。これは体験学習用で、本物の丸薬ではありませんが、粘土のような感じでしょうか。何か簡単にできそうですが、私がやってみると潰れてしまいました…。

▪️少し説明しないと、この製造機がどういう仕組みになっているのかわかりませんよね。すみません。垂直に立っている部分に、薬の原料が入っています。この垂直の箱の一番下には、横一列に、とても小さな穴が空いています。薬の原料に上から圧力をかけると、この横一列の穴から少しだけ出てきます。穴から少し出た薬を包丁のような道具で切り取ります。包丁のような道具には、粒が、横一列に並びます。それをこの垂直の部分の手前にある黒い部分に並べていきます。写真では、11列並んでいます。こうやって並べた後に、この上から少し重い四角い蓋のような道具で押さえつつ丸くなるように動かします。お店の方がやると、丸くなるのですが、上にも書きましたが私がやると潰れてしまいました。難しいです。

20240222ikedaya4.jpg20240222ikedaya5.jpg
20240222ikedaya6.jpg20240222ikedaya7.jpg
▪️私自身は経験がありませんが、子どもの頃は、富山の薬売りの方が各家庭を訪問されていました。使った薬の分だけ代金を徴収して薬を補充する。そういう商売の仕方でした。柳行李は薬売りの方がこの行李に薬を詰めて遠方のお店や家庭を訪問されていたわけですね。その横は薬箱ですね。看板の展示、左の方は近江国日野町と書いてあります。岡寶充堂…かな。右の岩盤の下に、こんな張り紙が。「越中富山の反魂丹 鼻くそ丸めて万金丹 それをのむ奴ァあんぽんたん」。これも子どもの頃ですが、「鼻くそ万金丹」という言い方をしていましたね。思い出しました。子どもが鼻糞を丸めたりいじったりしていると、そう言ってその子を囃したわけです。

管理者用