研究会議
■京都にある地球環境学の研究所、「総合地球環境学研究所」(大学共同利用機関法人・人間文化機構)のプロジェクト「生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会-生態システムの健全性」にコアメンバーとして参加しています。
■今日は、プロジェクトりリーダーの奥田昇さんが勤務されている京都大学生態学研究センターに、私も含めたプロジェクトのコアメンバーが集まり、この研究を予備的研究の段階から、プレリサーチ、そして本研究に進めていくための研究会議をひらきました。チーム全体は、複数の班に分かれているのですが、私は社会科学系の研究者による人間社会班のリーダーとして参加しました。私は、午前中、「大津エンパワねっと」の授業があったのですが、龍谷大学社会学のある瀬田キャンパスと生態学研究センターはともに瀬田丘陵にあるため、なんとかタクシーが駆けつけることができました。
■総合地球環境学研究所のホームページには、私たちの研究プロジェクトの概要が掲載されていますが、その内容は1年前のものです。この1年間で、特に、社会科学的な立場からの環境ガバナンスの議論や「階層化された流域管理」という考え方が反映され、現在では、その内容がより進んだものになりました。いずれ、詳しくご紹介できるのではないかと思います。
■この日の研究会議の目的は、プロジェクト全体の概要を説明するための、リーダー奥田さんによるプレゼンテーションを、コアメンバーも参加して丁寧に検討することにありました。もうじき、このプロジェクトの進捗状況を審査する審査会が、総合地球環境学研究所で開催されるからです。パワーポイントのスライドを、この日会議に参加した6人で、1枚1枚を丁寧にチェックしていきました。理科系・文化系といった従来の学問枠組みを超えて、様々な分野の研究者が集う私たちのようなプロジェクトにとって、このような作業は、相互の理解を深めていくためにも大変重要な作業のように思いました。
感謝、16,000アクセス!
■先月の10月29日にアクセスカウンターが15,000を超えました。そして、本日、約3週間で16,000を超えました。以前に比べて、少しだけたくさんの方たちにご覧いただけるようになっているのかな…と思います。皆さま、ありがとうございます!!
■ホームページ内にあるこのブログをどのように更新していくのか…あいかわらず方針があまり定まっていません。最近は、facebookで投稿した内容を少詳しめにして、こちらのブログで投稿するようにしています。facebookもお読みいただいている皆さんには、かわりばえがしないように思われるかもしれませんが、どうかご容赦ください。とにかく、継続していくことを第一に、これからも頑張ってまいりたいと思います。
第23回「北船路野菜市」
■先週の土曜日(11月16日)、大津市の丸屋町商店街で、第23回「北船路野菜市」を開催しました。私は、京都の総合地球環境学研究所で研究会議があったため、研究会のメンバーだけでの開催になりました。facebookには、「龍谷大学脇田健一ゼミナール/北船路米づくり研究会」という公式ページを設けています。そこに、来年の研究会のリーダーである坪井くんが、以下のような投稿をしてくれました。
11月16日、大津市丸屋町商店街で野菜市を開催しました。私たち龍大生が収穫した龍大芋やサツマイモ、タマネギ、白菜、大根などの野菜や、龍大米や小豆ともち米の赤飯セットなどを販売しました。試食用として置いていた芋は甘いと好評で、またキャベツやダイコンは、完売してからも「もう売ってないのか」と尋ねられるほど人気でした。これからの時期は、白菜が旬を迎えるのでとても楽しみです。
■冬野菜は、これからがピークをむかえます。どうぞ、みなさん、「北船路野菜市」にお越しください。
【追記】■このエントリーの写真、私が撮ったものではありません。こういう撮り方はしないものな~。おそらく、この「赤飯セット」に注目してほしい…という気持がこもっているのかな。ちなみに、ひとつ売れ残った「赤飯セット」、私が買い求めさせていただきました。というのも、「北船路野菜市」は、協力農家から出荷される農産物を研究会で買い取りしているので、残ったら「身内」で誰かが自宅用に買うことになります。できるだけ、売り切りたいんですけどね。どうしても、少しだけ残っちゃうんですよね~。
龍谷ブランド動画
現在、学生をメンバーとしたプロジェクトチームが中心となり、
龍谷ブランドを学内外へ伝えるための動画を制作しています。このなかで、ブランドの主役である学生のみなさん、それを支える教
職員のみなさんに登場いただき、スローガン“You,Unlimited ”が記
載されたボードを、次の人へリレーする(どんどん可能性を広げてい
く、つなげていく、という思いを込めて)シーンを撮影したいと考え
ています。つきましては、ぜひ、動画撮影にご協力(動画にご出演)をお願いい
たします。
■ということで、ゼミで活動している「北船路米づくり研究会」のメンバーが動画出演を申し込んだようです。どのような作品になるのかとても楽しみです。動画のなかでは、登場する人たちが、龍谷大学の新しいスローガン「You, Unlimited*」を受け渡していくような内容のようです。で、米研のメンバーはどのように写ったのか…。なんだか、ちょっと照れくさい感じが残り、完全にはじけずに、中途半端に写っていたような…。でも、大学の広報にも協力できたし、ちょっとした思い出にもなることでしょう。
You, Unlimitedについて:龍谷大学のスローガンは、龍谷大学が提供する知識や様々な経験を通じて、学生一人ひとりが無限の可能性を追求し、自らの未来を切り拓いてほしいという意味と、直接的に“You”と呼びかけることで、学生たち一人ひとりと真摯に向き合う龍谷大学の姿勢を表現しています。
全学防火・防災訓練
■水曜日の2限派「地域社会論Ⅱ」の授業です。今日は、この2限のあわせて「全学防火・防災訓練」が実施されました。全学ですから、本部のある深草キャンパス、大宮キャンパス、瀬田キャンパス、3つキャンパスで同時に訓練が行われました。あらかじめ、実施要領については伝えられていましたので、特に混乱はありませんでした。きちんと学生・教職員が参加して訓練ができたことはよかったかなと思っています。今回は、震度5の地震がおきたということを想定して実施されました。ただし、実際にグラグラと揺れるような大きな地震が発生したらどうなりますかね…。私のばあいは、自宅には帰られないですね。たぶん。もしものときを想定して、いろいろ対応を考えておかなければなりませんね。
■南海トラフによる地震、いつおきても不思議ではありません。実際、こういう報道もあります。素人でなんとも評価できないのですが、大変着気になる報道です。地震学者とは違う視点からの研究にもとづいた警告です。
夜の深草
■長い一日が終わりました。ちょっと、日記風に書いてみました。
■午前中は老母の生活介護でした。奈良の自宅から老母の家までは、電車とバスで2時間ちょっちとかかります。通常は週末に行くことにしているのですが、今月の週末は、入試、研究会議、雑誌の編集委員会…等々、すべて埋まっているため、ウイークディに行くしかありません。もちろん、介護保険のおかけで、毎日ヘルパーさんが食事づくり・洗濯・掃除等はやってくださいます。ということで、私は週に1回母親のところにいって、買い物をしにくいくことと、郵便物のチェック、それから神戸灘生協の宅配の注文票を書くだけですんでいます。視力の弱った母にかわって、宅配のカタログを読みあげ、母が「いる」といったもの(主に食料品)を注文票にチェックしていくのです。ただし、これからの季節は、車でガソリンスタンドに灯油を買いにいくことも加わります。こうやって、母の世話をしながら、「老い」についてどこかで学習しているのかもしれません。
■今日は、たまたまですが、若くて可愛らしい巡回看護師さんが来られていました。母の健康状態をチェックするために、定期的に来てくださるのです。これも介護保険のおかけです。看護師さんは、1日に4軒のお宅を巡回されるそうです。おばーさん(母親)の愚痴を聞かされると気分が落ち込みますが、若くて可愛らしい巡回看護師さんと世間話しをすると気持が和みます。はい、おじさんです、わたくし。
■午前中で生活介護をすませ、昼からは深草キャンパスの会議へ。会議は3つ。ところが、真ん中の、2つめの会議は、メールでの審議になったそうで・・・、そのことがメールで通知されていたそうなのですが・・・。無駄な時間が発生してしまいました。まあ、こんな感じで、とにかく一日が終了。キャンパスから京阪深草駅にむかう途中、iPhoneで写真を撮ってみました。今日は、月が大変きれいでした。こういうときは、街の表情もかわりますね。写真を撮っていると、大津エンパワねっとで頑張っていたKさんとすれ違いました。友達の家に遊びにいくのだそうです。楽しそうでした。
【写真上段・琵琶湖疏水沿いの民家】【写真下段左・深草の呑み屋】【写真下段右・京阪電車と稲荷山に昇った月】
『「富山型」デイサービスの日々 笑顔の大家族このゆびとーまれ』
■来週の3年生ゼミでは、ゼミ生の1人が「富山型」デイサービスといわれるNPO法人デイサービス「このゆびとーまれ」について報告をする予定です。赤ちゃんからお年よりまで、障害があってもなくても一緒にケアする活動方式と、行政の柔軟な補助金の出し方を併せて「富山型」と呼ぶのだそうです。ネットには、以下のように紹介されていました。
福祉施設と聞くと、お年寄りばかりがいる老人ホームのような場所を思いうかべる方もいると思いますが、このゆびとーまれ」は子どももお年よりも、中年の人も障害者の人も、「誰でも必要なときに必要なだけ利用」でき、施設らしさは全く感じられないところです。見学者から、「このゆびとーまれはなごやかな空気に包まれていて、まるで昔の大家族のよう」とよく言われます。
なお、2004年5月10日富山市茶屋町において、従来のデイサービスに加え、障害者も受け入れ可能なショートステイ(短期入所施設)、および痴呆対応型グループホーム、の3つの機能を併せ持った「このゆびとーまれ茶屋」が、2005年4月1日には従来のこのゆびとーまれの向いにデイサービス「このゆびとーまれ向い」がオープンしました。
■このNPO法人「このゆびとーまれ」の代表である惣万佳代子さんが執筆された『笑顔の大家族 このゆびとーまれ』が、今日、手元に届きました。目次をみてみると、最初に「どうして畳の上でしなれんがけ」とあります。自宅で最後を迎えることを望みながらも、それがかなわなかったトヨさんのお話しです。人の最後をトータルに支える仕組みが今の日本の社会にはきちんと整えられていないのです。
■今から4年前、1年の看病のあと父が亡くなりました。父は、病院で亡くなりました。本当は、安心できる自分の家で=畳の上で死にたかったと思います。その頃の記憶は、私の心のなかから消えません。毎日、心のかなで思い返します。なんら専門的な知識もないのですが、在宅終末ケアについて考えてしまいます。もちろん、きちんと勉強してるい時間はないのですが…。亡くなった岡部健先生からお聞きしたお話しつにいても(父が亡くなる前にある研究会でお聞きしました)、ずっと考え続けています。人の幸せは、人生の最後の瞬間できまるように思うのです。
■明日・明後日の流域管理に関する研究会があります。お仕事です。それが終ったら、一気に読んでみようと思います。
寧波大学訪日団の来学
■龍谷大学大学院社会学研究科では、「東アジアプロジェクト」に取り組んでいます。このプロジェクトでは、研究科の社会福祉学専攻を中心に、東アジアと連携し、グローバルな視野と共生の理念をもつ、これからの東アジアにおける次代のリーダー養成を目指しています。東アジアは各国の共通性として、急激な経済成長のもとで、少子高齢化、格差と貧困、等の社会福祉問題に直面し、社会福祉専門職への期待が高まっています。いままで、本学が構築してきた研究と、これからの東アジアにおける社会福祉モデルの研究を通し、日本、韓国、中国における若手研究者養成をはかっていくことを目指しています。今日は、そのような「東アジアプロジェクト」に関連して、中国・浙江省の寧波市にある寧波大学外語学院日本語学科の皆さんが来学されました。
■写真は、社会福祉学専攻の山辺朗子先生が、「日本の社会福祉支援の概要」というテーマで講義をしていただきました。私もいろいろ勉強になりました。講義のあとは、キャンパスツアーを行いました。瀬田キャンパス6号館にある社会福祉関連の実習室等を見学してもらいました。そして、龍谷大学大学院への留学に関する説明をさせていただきました。
名古屋で味噌煮込みうどん
■今日は、朝一番に奈良の自宅を出て、愛知県のある大学に勤務されている方を訪問しました。環境経済学を専攻されているSさんです。じつは、これから動き始める流域管理に関する研究プロジェクトに、生態系サービスの経済的評価に関する専門家としてご参加いただきたく、愛知県まで出かけてお願いにあがったのです。Sさんの研究室では、プロジェクトの全体像や、その背景にある近年の世界的な研究のトレンドや環境政策の動向等についてご説明させていただきました。今回は、研究プロジェクトの仲間で、ともにプロジェクトのコアメンバーとして頑張っている京都大学生態学研究センターの谷内さんと一緒でした。谷内さんには、私の拙い説明をフォローしていただきました(谷内さん、ありがとうございます)。ありがたいことに、Sさんには、研究プロジェクトへのご参加を快諾していただくことができました。感謝!!
■本当は、せっかく愛知県まで来たのですから、もう少しウロウロしたかったのですが、谷内さんも私もそれぞれ午後から仕事があり、新幹線ですぐに戻らねばなりませんでした。ということで、せめて昼食ぐらいは「名古屋めし」…ということで、名古屋駅の地下街にある「山本屋本店」という店で「味噌煮込みうどん」をいただくことにしました。本当は、「ひつまぶし」をいただきたかったのですが、その値段に「これは、我々の昼食の値段ではない・・・」と腰が引けてしまい、結果、「味噌煮込みうどん」に落ち着いたというわけです。それでも、写真の「味噌煮込みうどん」、名古屋コーチンの鶏肉がはいったもので2,205円!! びっくりのお値段ですが、おいしくいただきました。
■ある方から教えていただいたのですが、「味噌煮込みうどん」には、名古屋ならではの食べ方があるのだそうです。調べてみると、①蓋をとって、それを小皿にして食べる、②卵は余熱で固めて後から食べる、③ごはんも注文し、まずはうどんから、そして味噌味のスープとごはんを一緒にいただく…これが、名古屋の「通」の食べ方なのだそうです。