マンガ『銀の匙』

20140307silverspoon.jpg
■「銀の匙」といえば、私たちのような年代の者にとっては、中勘助の小説がすぐに頭に浮かんできます。読んでいなくても、大学受験の現代国語の知識(文学史)として知っている人が多いと思います。その『銀の匙』について、少し前のことになりますが、別の「銀の匙」があることを教えてもらいました。私が学生と一緒に「北船路米づくり研究会」の活動をしているからでしょうか、ある方が(どなたがったか…忘れてしまいましたが…)、「そんなに農業に関心があるのならば、ぜひ、この漫画も読んでみたほうがよい」と勧めてくださいました。それが、この荒川弘の『銀の匙』という漫画です。

■「荒川弘」という作者の名前を、最初は、「あらかわ・ひろし」と読んでしまっていました。男性の漫画家だと勝手に思っていました。しかし、「あらかわ・ひろむ」という女性の漫画家であることを、またまた、ある方からご指摘をいただき知りました(どなたがったか…忘れてしまいましたが…)。この漫画『銀の匙』は、北海道出身で、酪農家に生まれ、農業高校を卒業された荒川さんの経験をもとにしているといわれています。大蝦夷農業高等学校を舞台にした「汗と涙と家畜の酪農青春グラフィティ!!」…なのだそうです。農業とはどういう営みなのかを知る上で、非常に考えさせられる内容です。学生の皆さんにもお勧めします。

■この『銀の匙』ですが、アニメにもなっていますし、近々、映画としても公開されるようですね。

管理者用