臨床宗教師研修
▪︎少し前の朝、瀬田キャンパスを歩いていて気がつきました。やはり、新しい龍大ブランドカラーの立て看板は目立ちますね。青空のキャンバスで、赤い立て看板。目立ちます。立て看板は、「2015年度 臨床宗教師研修」の特別の講義の案内でした。
▪︎臨床宗教師とは、「終末期にある人に宗教の立場から心理面での寄り添いを行う宗教者」のことです。宮城県の名取市で、自宅で終末を迎えられる緩和ケアを実践していた、医師の岡部健先生が、寺院以外の場所で終末期患者に寄り添う宗教者の存在が必要とお考えになり、2012年に東北大学において養成講座が創設されました。龍谷大学でも、臨床宗教師の要請が、実践真宗学研究科においておなわれているようです。このブログでも、一度、この臨床宗教師を取材したテレビ番組のことを紹介しました。「臨床宗教師」というエントリーです。また、岡部先生のことについては、「NHKスペシャル「終(つい)の住処(すみか)はどこに 老人漂流社会」というエントリーに書きました。両方ともご覧いただければと思います。
▪︎写真の立て看板には、以下の2つの学術講演の案内が出ていました。両方とも、ぜひとも参加したいところなのですが、授業や仕事で参加できそうにありません。講演録だけでも拝読できたらなあと思っています。
特別講義「死別の悲しみに向き合う-グリーフケアとは?」
開催日時
2015年5月25日(月)
10:45-12:15
開催場所
龍谷大学大宮学舎
清風館 B103教室
講師
坂口幸弘(関西学院大学人間福祉学部人間科学科教授)
特別講義「ホスピス・緩和ケア―ビハーラ病棟から」
開催日時
2015年5月27日(水)
13:15-14:45
開催場所
龍谷大学大宮学舎
清風館B102教室
講師
大嶋健三郎(緩和ケア医・あそかビハーラ病院長 主著井村裕夫編『医と人間』岩波新書2015)
ローズマリー
▪︎自宅マンションの入り口で撮りました。マンションの小さな公園の花壇の手入れをしてくださっている、女性ボランティアグループの皆さんからのプレゼントです。ローズマリーです。私も、料理等に使わせてもらおうかな。そういえば、昨年も、「ローズマリー」というエントリーをしていましたね。そのエントリーには、以下のように書いています。その気持ちは、今でも変わりません。
昨日の朝、自宅マンションの入口で、ダンボール箱が置かれていました。中身はローズマリーでした。箱には「料理に使って」という言葉が添えられていました。これは、自宅マンションの自治会の中にある女性ボランティアグループが、マンションの小さな公園で育てたものです。朝から、素敵な気持ちになりました。マンション自治会という、小さな小さなコミュニティで、このような活動が自主的に行われていることに、私は幸せを感じるのです。ちょっとしたことではありますが…。ここが大事。
昨日の深草キャンパス
▪︎昨日は、午前中、瀬田キャンパスで「社会調査実習」と「社会学演習ⅠA」を終えて、すぐに深草キャンパスに移動しました。教員部長、事務部長・次長・課長全員を集めて、「『第2期中期計画』事業推進にかかる全学説明会」が開催されました。2018年以降、急激に18歳人口が減少していくなかで、日本の大学経営は大変難しい局面に入ると言われています。国に文教政策、大学教育の質保証、大学をめぐる社会情勢はどんどん変化しています。そのような今後の社会状況にに対応しつつ、龍谷大学の経営を効果的に進めていくため、龍谷大学の第5次長期計画・第2期計画アクションプランの具体的な事業展開とその推進に関して、具体的な提案と説明が行われたのです。大変な状況だからこそ、それをチャンスにしていこう…ということです。
▪︎どこの大学も、このような取り組みをしていると思いますが、私たちの大学でも、事業の進捗を具体的な指標を設定して評価していくことになります。以前、岩手県立大学総合政策学部に勤務していました。行政学・政治学系の講座には、政策評価を専門とする方がおられました。もう15年以上も前のことになりますが、「これからはね、大学も評価の時代になりますよ」と私に言われました。実際、その通りになってきています。今回は、事業推進に関する評価、事業内容の到達目標設定に関する評価や、事業全体の達成度に関する評価等を設けて、事業に取り組んでいくことになります。自分が担当している部署は研究部ですが、関係者の皆さんと力をあわせて頑張らねば…なのです。また、これからは部局を超えた連携の強化も必要になってきます。他の部局の方達とも、少し相談を始めています。
▪︎さて、全学説明会のあとは、研究部の会議、そのあとは個人的な仕事をしていました。しかし、前日、よく眠られなかったこともあり、睡眠不足が辛く、明るいうちに帰宅させてもらうことにしました。写真は、帰宅のさいに撮った、新しくできた深草キャンパスの図書館です。新校舎である「和顔館」も含めて、こういうガラス張りのデザインになっています。このような建物に対する感想は様々でしょうが、若い方たちには快適な空間なのではないかと思います。勉強に励んでもらいたいです。
▪︎ところで、校舎の壁をみると、こんな小さな手作りホスターがあちこちに貼ってありました。5月17日、大阪都構想の是非をめぐり、大阪市民による住民投票が実施されますが、その住民投票に行こうと呼びかけるポスターです。右隅の方には、このポスターを作成した人の意見か、それとも単なる落書きなのか、私にはよくわかりませんが、「私は都構想に反対します」と小さく手書きで書かれていました。はたして学生さんによるポスターなのかどうかもわかりませんが、そのときは、「今時の学生でもこういう政治的なことに関心を持つ人がいるのだな…」と思いました。はたして、17日、どういう結果が出るでしょうか。大阪の人間ではありませんが、気になります。
社会学演習ⅠAでの「まわしよみ新聞」
■本日2限の「社会学演習ⅠA」=3年生ゼミで、「まわしよみ新聞」を実施しました。まずは、少し前のエントリーをまずはお読みいただければと思います。
■社会学部では、社会学学科の猪瀬ゼミとコミュニティマネジメント学科の仲畑ゼミで、「まわしよみ新聞」が実施されたようですが、いよいよ私が担当する3年生のゼミでも、、本日2限、みんなでも挑戦してみました。挑戦といっても、誰でも、どこでも、簡単にできることがこの「まわしよみゼミ」の特徴です。詳しくは、ぜひ公式サイトをご覧いだたければと思います。
■本日、さっそくfacebookに記事を投稿したところ、「まわしよみ新聞」の発案者である陸奥賢さんから、さっそくコメントをいただきました。また、他の皆さんにもいろいろシェアいただきました。この「まわしよみ新聞」、多くの皆さんに注目されているのですね。ちなみに、今日は、韓国の建国大学の知人もFacebookに「いいね!」をしてくださいました。「DMZ住民アカデミー」という地域活性プロジェクトでも活用してみたいとコメントをくださいました。「まわしよみ新聞」が国境を越える日も近いかもしれません。
【追記】▪︎本文の最後に「国境を越える人も近いかも…」と書きましたが、発案者の陸奥賢さなからfacebookでお返事をいただき、すでに韓国で、またオーストリアやアメリカでも実施されているのだそうです。う〜ん、おそるべし「まわしよみ新聞」。
U2 Busks in NYC Subway in Disguise
▪︎こういうのに「遭遇」すると、もうびっくりですよね。U2がストリート・ミュージシャンに扮してニューヨークの地下鉄の駅で行ったサプライズ・パフォーマンスのオフィシャル映像です。
近鉄特急「しまかぜ」に乗る !
▪︎今日は、奈良の近鉄・大和八木駅の近く、新ノ口駅というところまで、運転免許の更新にでかけました。この駅から少し歩いたところに、奈良の運転免許センターがあるのです。地元の警察署でもよかったのですが、今回は、即日発行してくれる運転免許センターのほうに行くことにしました。私が車の免許を初めてとったのは32歳の終わりの頃になります。私の年齢からすると、ずいぶん免許取得は遅い方ではないかと思います。妻からは、「いつになったら免許を取るのか」と言い続けられていましたが、仕事の関係でどうしても必要になることがわかり、慌てて自動車学校に通ったのでした。まわりは、高校をもうじき卒業する若い方達ばかりだったように思います。
▪︎その後、何度も免許更新をしてきたわけですが、必ずスピード違反等の軽微な交通違反が1度はあり、これまでずっと免許は「ブルー」でした。しかし、このたびといいますか、やっと免許の色が「ゴールド」になりました。もちろん、以前と比較して、自動車に乗ることが少なくなっているということもあるのですが、同時に、特にスピードには注意をしてきたこともあります。
▪︎さて、ここからが本題。新しい免許を受け取ったあと、ふだんあまり行くことのない大和八木駅の近くで遅い昼食をとることにしました。そして自宅の方面、北に向かって帰ろうとして駅の時刻表を見たとき、特急「しまかぜ」の文字が見えたのでした。大和八木から大和西大寺まで、おそらく、多くの人びとはわざわざ特急に乗ったりしないのですが、鉄道ファンとしてずっと「カッコイイな〜」と思っていたこともあり、また、なかなか伊勢志摩方面に旅行に行くこともないわけでして、短い距離ですが、ちょこっと乗ってみることしたのでした。いや〜、わざわざ高い料金(1,250円)を払ったわけですが、「プチ鉄」としては満足しました。乗車すると、記念乗車証も渡されました。なんだか、「ありがたい」ですね〜。
▪︎大和八木から、特急に乗って大和西大寺まで乗車すると、「新ノ口連絡線」という線路を走ることになります。大和八木駅では、伊勢方面と大阪とをつなぐ近鉄大阪線と、橿原駅と大和西大寺・京都方面をつなぐ近鉄橿原線とが、オーバークロスしています。近鉄橿原線は地上で、近鉄大阪線は高架になります。そういうこともあり、伊勢方面からやってきた特急は、近鉄大阪線から「新ノ口連絡線」というループ状の線路を通って近鉄橿原線に入ります。おそらく、多くの皆さんにはどうでもよいことなのですが、私自身、この「新ノ口連絡線」を初めて走ることができたのではないかと思っています。いつも、大和八木駅で乗りかえていたように思うからです。ということで、ちょっと嬉しかったりしています。ちょっとだけ鉄道ファンということで「プチ鉄」ですが、鉄道ファンでも「乗り鉄」っぽい自分を改めて自覚しました。この「新ノ口連絡線」に関して、詳しくは、以下のサイトのページ説明をご覧いただければと思います。
近鉄路線網の妙
社会学部ホーページに記事が出ました!
▪︎龍谷大学社会学部のホームページの「NEWS」の欄に、「北船路米づくり研究会」の活動状況が掲載されました。社会学部広報委員会の皆様、ありがとうございました。
第4回「夏原グラント」から助成を受けます!
「滋賀マルシェ~里山の食彩~」に参加しました!
ブランド動画「Unlimited Imginaton」が完成
▪︎龍谷大学のホームページにアップされた動画です。ぜひ、ご覧ください!! トップに貼り付けた動画は、ダイジェスト版です。
2015年5月8日
各学部(10学部)から選出された教員が、自身の教育・研究内容等を分りやすくTED形式でプレゼンテーションし、本学での学びが社会や未来の自分にどのように繋がっていくのかを想像してもらう取り組み「Unlimited Imagination」の動画がこの度完成しました。
本取り組みは、3月末のオープンキャンパス、また深草キャンパス新棟の和顔館のオープニングイベントとして実施された取り組みとなります。
教員のプレゼンテーション内容はもちろん、ゼミ学生等がスピーカーの教員紹介をおこなう様子も見どころ満載です。
完成した動画は10学部の動画に加え、ダイジェスト編、メイキング編の合計12本です。是非ご覧ください。
▪︎初めのほうで、経営学部の藤岡章子先生が語っておられること、私がゼミで指導している「北船路米づくり研究会」と同じだ…と思いました。政策学部の深尾昌峰先生が語る「社会はきっと変えることができる」「難しいけど、社会はきっと変えることができる」といのもそうです。かなり準備と練習をして本番を迎えられているようですが、どの教員の皆さん、そしてそれぞれの教員を紹介する学生の皆さんも素晴らしいですね。
▪︎以下のページでは、すべての学部のプレゼンテーションを動画で視ることができます。
ブランド動画「Unlimited Imginaton」が完成
エンパワ8期生の全体講義
▪︎金曜日は、「大津エンパワねっと」8期生の「地域エンパワねっとⅠ」の講義でした。最初に事務連絡をしたあと、まずは「大津エンパワねっと」の活動地域である瀬田東学区と中央地区の2ヶ所での「地域デビュー」(地域の方達にお話しを伺う&簡単な町歩きをする)のあと、感じたこと・考え方ことを、「ワールドカフェ」の方法を使って全体で共有することにしました。授業の進行については、私が担当しているのですが、どうもあまりうまく進めることはできなかった…という感じでしょうか。この「ワールドカフェ」に関しては、学外の中高年の方たちを対象としたセミナー等で経験を積み重ねてきてはいるのですが、その時とは同じようにはいきませんでした。まあ、こういうこともありますね。
▪︎「ワールドカフェ」のあとは、グループづくりを行いました。「地域デビュー」を行ったことをもとに、「自分はどちらの地域で活動するのか」を決めてもらいました。当然のことながら、どちらにも決めかねる人も出てくるのですが、最後は、なんとかどちらかに決めてもらうことができました。その上で、関心のあるテーマごとに、チームを自分たちで作ってもらいました。あまり時間をかけることなく、5人から6人のチームが出来上がりました。今後は、このチームで、前期には、活動テーマを明確にして、課題「発見」することになります。後期は、その課題を「解決」するためのプロジェクトを地域の皆さんのご協力を得ながら展開していきます。そして、最終的「成果」を共有できるように頑張って取り組んでもらいたいと思います。
▪︎トップの写真は、「地域エンパワねっとⅠ」の授業を行っている1号館6階の教室から撮ったものです。瀬田丘陵の森は、新緑真っ盛りです。
歴史家ジョン・ダワーの警告
■TBSの報道番組「報道特集」で、5月2日に「戦後70年歴史家からの警告」が放送されました。インタビューを受けているのは、アメリカの歴史学者であるジョン・ダワーさんです。日本近代史をご専門とされており、『敗北を抱きしめて―第二次大戦後の日本人 (上・下)』(岩波書店, 2001年/増補版2004年)は、日本でも特に有名ですね。この作品は、ピュリツァー賞を受賞したことでもよく知られています。以下は、そのインタビューを文字おこしをしたもののようです。
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4234.html
▪︎「報道特集」は、YouTubeにも動画がアップされていましたが、TBSからの申し出があり現在では削除されています。こちらは、別の動画です。
http://www.dailymotion.com/video/x2owate_戦後70年-歴史家ジョン-ダワーの警告_news