アンサンブルコンテスト


■おめでとうございます㊗️今日は、龍谷大学吹奏楽部の若林義人音楽監督と一緒に、アンサンブルコンテストに参加された全ての団体の演奏を拝聴しました。今日も、吹奏楽の世界のことを知る良い勉強の機会になりました。

■龍谷大学からは、クラリネット四重奏が3チーム、クラリネット五重奏が1チーム、サクソフォン四重奏が2チーム、金管四重奏が1チーム、合計7チームが出場しました。龍谷大学吹奏楽部、大変意欲的です。今日は、昨年の定期演奏会で引退(卒部)した4回生の皆さんが応援に来ておられました。そのうちのお1人、学生指揮者だったT君から教えてもらいましたが、昨年末12/26の定期演奏会が終わってから、冬休みの間にそれぞれ練習を積んで、今回のアンサンブルコンテストに出場されています。短い時間で集中して練習をされてきたのですね。こういう機会が、学生の皆さんの演奏能力を高めていくことにつながるのでしょう。

■京都府代表として関西大会に出場することになった龍谷大学吹奏楽部のサクソフォン四重奏の皆さん、表彰の際に、ご自分たちが選ばれるとは思っておられなかったようですね。少々戸惑っておられました。他の仲間の思いも背負って、頑張って関西大会に出場してくださいね。私は関西大会には、仕事の関係で行くことができませんが、福井県で開催される全国大会でお会いできればと思います。さらにレベルの高い、明確にビジョンのある演奏を楽しみにしています。

Dance Movement / Philip Sparke ダンス・ムーヴメント 龍谷大学吹奏楽部

0:00 Ritmico リトミコ
3:23 Molto vivo (for the Woodwinds) モルト・ヴィーヴォ
8:14 Lento (for the Brass) レント
12:44 Molto Ritmico モルト・リトミコ

龍谷大学吹奏楽部 サマーコンサート2019
2019年6月30日 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大ホール
Ryukoku University Symphonic Band

■昨年6月のサマーコンサートで演奏された曲です。

龍谷大学吹奏楽部 第46回定期演奏会

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■昨日は、龍谷大学吹奏楽部の第46回定期演奏会でした。素晴らしい演奏に、大変感動いたしました。今回は、私もよく知るクラシックの曲がプログラムに入っていました。最後の曲は、ワーグナーの歌劇「リエンツィ」序曲。学生時代にオーケストラで演奏しているので、個人的にも格別な感動がありました。アンコールの「ダニーポーイ」も心に音が染み込むようでした。部員の皆さん、ありがとうございました。龍谷大学吹奏楽部は、このようなクラシックから現代曲、そしてポップスに至るまで、非常に幅広い音楽的表現のできる素晴らしバンドだと思います。若林監督をはじめとして、指導者の先生方が、全国屈指の学生バンドに育て上げてくださったおかげです。

■今年の4月に部長に就任して、できるかぎり吹奏楽部の活動に伴走してきました。とはいっても、基本は「ただ、いるだけ…」の部長です。どれだけ実質的に吹奏楽部に貢献できたのかなあ、その辺りのことはよくわかりません。長い目で見てください。とはいえ、4月から12月までの9ヶ月で、ずいぶんたくさんのことを経験させていただきました。たくさんのステージを拝見することができました。降誕会の提灯行列にも一緒にくっついて京都の街中を歩きました。練習場にも何度も通って、部員の皆さんの練習の様子を見守ってきました。吹奏楽コンクールの京都府大会、関西大会、そして全国大会へと進んでいくプロセスを部員の皆さんと一緒に体験できました。部員の皆さんが、演奏だけでなく運営に関しても相当な努力や苦労をされていることを知ることになりました。だからでしょうか、最後の演奏会を終えて、ステージ上で涙を流す4回生皆さんの気持ちが伝染してちょっともらい泣きしてしまいました。まあ、元々、涙脆いということもありますが…。

■今年の演奏会、昨日の定期演奏会が最後になりますが、新年になりますと、アンサンブルコンテスト、京都府精華町の中高生とのジョイントコンサート、関東の大学吹奏楽部とのジョイントコンサートと、いろいろ演奏活動が予定されています。ちなみに明日は、他大学との吹奏楽関連の会議があります。コンクールを中心に大変盛り上がっている中高の吹奏楽部とは異なり、大学の吹奏楽部は全国的にやや停滞気味です。大学の吹奏楽部の数自体も減少しているそうです。また、吹奏楽部として活動をしていても、コンクールには参加しない大学多数あります。個別の大学を超えて連帯しながら、もっと大学の吹奏楽を盛り上げて行こう…明日はそのような会議です。もっとも私は吹奏楽の世界は超初心者でしかないので、関係者の皆さんのご意見から学ばせていただくことになります。

上野耕平さんが来学


■昨日は、龍谷大学吹奏楽部の第46回定期演奏会の1部で、ゲストとして演奏してくださるサックス奏者の上野耕平さんが来学され、部員と「合わせ練習」をおこないいました。当初、私も練習を見学させていただく予定でしたが、諸般の理由から残念がら行くことができませんでした。私が担当している2回生の基礎ゼミナールに吹奏楽部の部員がいますが、とても素晴らしい演奏で感動したと連絡をしてくれました。私も聞きたかったな〜。もちろん、本番ではしっかり聞かせていただきます。楽しみです。

■練習の後は、サックスパートの部員を中心に上野さんを囲んで食事会があったようですが、あとで聞いた話では、とても興奮されていたようです。みんな色紙やCDをもっと上野さんにサインをお願いしていたとのこと(笑)。部員の皆さんのお気持ち、わかりますよ。たぶん、サックスのケースにもサインして頂いたんでしょうね。いいですね〜。

佐渡裕さんと龍大吹奏楽部のこと


■40年前に所属していた母校のオーケストラ、関西学院交響楽団に、佐渡裕さんが指導にこられたようです。次の定期演奏会のチケットは予約済みです。おそらくホールは満員になるでしょうね。ちなみに、部長をしている龍谷大学吹奏楽部が、初めて全日本吹奏楽コンクールに出場した時の指揮者も佐渡裕さんでした。1986年のことです。佐渡さんに、初めて関西学院交響楽団を指揮していただいたのは、その翌年、1987年になります。世界に飛躍する前、新進気鋭の指揮者として注目され始めた頃かな。

■昨年、龍谷大学吹奏楽部は50周年を迎えました。その記念誌に佐渡さんがメッセージを寄せておられます。その一部を以下に引用してみます。

龍大での1番の思い出は、やっとの思いで関西大会を勝ち上がったものの、初全国では全く歯がたたず、結果発表の後、尼崎のアルカイックホール横の川沿いで、みんなで抱き合って悔し涙を流したことでしょうか…。いや、あれは悔しさだけではなく、半年間自分達が持っていた最高の力を出し切ったことへの達成感でもありました。

■佐渡さんが指揮をされた全国吹奏楽コンクールは、1986年、尼崎のアルカイックホールで開催されました。この時にコンクールに出場された部員が、現在、4人いる吹奏楽部の副部長のお1人です。この後のことですが、龍谷大学吹奏楽部ではトレーナーをされていた若林義人先生が1988年から指揮をすることとなり、1992年には音楽監督に就任されました。そして、その年の全国コンクールで初の金賞を受賞しました。その後、着実に音楽的実力を蓄積しながら、全国コンクール21回出場、金賞を11回、銀賞を10回を受賞する大学吹奏楽界を代表する全国バンドのひとつになりました。

金賞記念ケーキ

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■龍谷大学吹奏楽部 全日本吹奏楽コンクール 金賞受賞を記念し、龍谷大学生協が生協食堂で発売中。11/25-29「龍谷大学吹奏楽部㊗️金賞 りんごとキャラメル特別ケーキ」❣️なぜリンゴかというと、全日本吹奏楽コンクールが開催された場所が青森市だからです。

「リエンツィ序曲」


Wagner: Rienzi-Ouvertüre ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Paavo Järvi
パーヴォ・ヤルヴィ フランクフルト放送交響楽団


Richard Wagner - Ouverture to Rienzi (Giuseppe Sinopoli & Sächsische Staatskapelle Dresden)
ジュゼッペ・シノーポリ ドレスデン・シュターツカペレ


Wagner Rienzi Overture Klaus Tennstedt London Philharmonic
クラウス・テンシュテット  ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

■龍谷大学吹奏楽部の次の第46回定期演奏会では、ワーグナーの「リエンツィ序曲」が演奏されます。もちろん、オーケストラの曲を吹奏楽に編曲して演奏します。この「リエンツィ序曲」、実は私自身は演奏したことがあります。3回生の時の関西学院交響楽団「第57回定期演奏会」でした。40年近く前のことです。懐かしいです。学生なりにですが、この曲を勉強しました。といっても、自分の楽器、パートを演奏するために…です。曲、全体をきちんと理解することはできていなかったと思います。私が学生時代は、今のように簡単にYouTube等でいろんなオケの曲を聴くことはできませんでした。基本はLPレコードです。当時の学生からすると、そう簡単には買えない価格でした。FM放送から録音したり(エアチェックと言ったかな…)、あるいはレコードからテープにダビングしたりとか、様々な方法を駆使?!して聞きました。1人で聴くこともありましたが、よく四畳半の学生下宿に集まって電気炬燵に足を入れて、酒を飲みながらみんなで一緒に聴く…なんてこともやっていました。懐かしいです。おそらく、もう、今の学生の皆さんはそういうことはしないのではないかと思います。

■話を元に戻しましょう。まあ、そのようなこともあり、今回は余計に楽しみにしているわけです。自宅の書架の中から、40年前、学生だった頃に勉強していた「リエンツィ序曲」のスコアを取り出しました。もちろん、黄色く変色しています。YouTubeでいくつか「リエンツィ序曲」を聞いてみました。指揮者は、パーヴォ・ヤルヴィ、ジュゼッペ・シノーポリ、クラウス・テンシュテットの3人。録音の状況もそれぞれで違いますが、一番気に入ったのはジュゼッペ・シノーポリが指揮をしたドレスデン国立歌劇場管弦楽団の演奏でした。好き嫌いがはっきり分かれるかもしれませんね。YouTube以外ですと、ネットからダウンロードしたジェームス・レヴァィン指揮・メトロポリタン歌劇場管弦楽団も聞きました。どれも素敵ですが、気に入ったのは、まずはシノーポリ、そしてテンシュテットかな。こんなことが簡単にできる時代になりました。

吹奏楽部とスイーツ


■今年の10月に青森市で開催された「全日本吹奏楽コンクール(大学・一般)」で、龍谷大学吹奏楽部が金賞を受賞したことを記念して、龍谷大学生活協同組合が美味しいリンゴを使ったツイーツを提供してくださることになりました。生協の皆さん、ありがとうございます。写真のモデルは、フルートとトロンボーの部員の方かな。

①11月25日(月)〜29日(金)『りんごとキャラメル特別ケーキ』深草22号館食堂・大宮食堂・瀬田青志館食堂
②12月2日(月)〜6日(金)13:00〜『ワップルコーンソフト』深草4号館地下1階 Meal Cafe・瀬田青志館食堂

チケットぴあ チケット完売


■チケットぴあで販売していた龍谷大学吹奏楽部『第46回定期演奏会』のチケットですが、完売したそうです。いつも演奏会はとても人気があり、チケットは完売しますが、次回の定演のばあいは、人気の若手サックス奏者である上野耕平さんがゲストだから完売の時期も早かったのかな…と思います。

指揮者講習会


■昨日と今日、土日ですが大学の業務で出勤しています。今日の仕事は昼過ぎに終わりました。そのまま帰宅しようと思いましたが、ふと、Dropbox(ネット上)にアップされている吹奏楽部の練習予定を眺めてみると、今日は指揮者講習会となっていました。京都府大学吹奏楽連盟が主催する連盟行事の一つです。連盟の各大学の学生指揮や指揮に興味がある学生を対象した指揮法の講習会です。龍谷大学吹奏楽部がモデルバンドとなり、指揮の講習を受けている皆さんの演奏をします。講師は、龍谷大学吹奏楽部の若林義人音楽監督。ということで、私はいつも練習を見学するように、今日は講習会を見学させていただきました。勉強になりますね。まあ、私が勉強しても……あまり意味はないんですが(^^;;。

■あっ、忘れていました。講習会で教材として演奏されている曲は、アメリカのアルフレッド・リードが作曲した「アルメニアン・ダンス」です。で、トップの吹奏楽部のtweetの画像の隅、雛壇の上に立っています、私(www)。下の写真は、その雛壇の上から撮った指揮者講習会の風景です。で、改めて思いました。指揮は難しいなあって。今日の講習会を拝見して思いましたが、普段の日常の感覚をひきづっていては指揮はできません。自分が指揮をしていることに、どこか照れ臭いような思いが微塵でもあれば、指揮はできないのではないかと思います。それから、当たり前のことですが、自分自身の中に、指揮をする曲に対する明確なビジョンがなければならないし、そのビジョンをきちんと表現するテクニックがないといけないし…。指揮棒だけでなく、表情や目線も重要だし、指揮棒を持たない左手の動きも難しいですね。まあ、素人の印象にしかすぎませんけど。若林監督、部員の皆さん、長時間にわたりお疲れ様でした。
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■以下は、2009年の定期演奏会で演奏された「アルメニアン・ダンス」です。

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