卒業

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■部長をしている龍谷大学吹奏楽部、現在、個人練習を除いて合奏やパート練習等の通常の練習を休止しています。様々なところから依頼されたイベントも中止になっていることから、演奏を披露する場もなくなっています。いずれも、新型コロナウイルスへの対応のためです。新型コロナウイルスの感染が国内で大きな問題になった頃は、「ここ1〜2週間」とか、「3月〜4月がピーク」とか、まあ色々言われてきたわけですが、最近の報道を見ていると、どうも夏までに解決しないようですね。年も越しそうです。誤解を招く表現かもしれませんが、日本の社会は、なんとか新型コロナウイルスと「共存」していけるようにしなければならないのかと思います。経済にもかなり深刻な影響が出てきています。感染の拡大を抑えつつ、充分に注意と工夫を積み重ねていかねばならないのではないかと思います。吹奏楽部の皆さんにもこの事態や逆境を乗り越えて、成長していただきたいと思います。そのようなわけで、今日は今後のことを、音楽監督、部長副部長、幹部の部員といった関係者で議論をしました。良い議論ができたのではないかと思います。

■その会議が終わると、4回生の卒部生の皆さんが、練習場に挨拶にやってきました。そうです。本来ならば、今日が瀬田キャンパスの卒業式だったからです。本当に卒業式がなくなってお気の毒です。キャンパスの中、人はまばらですが、スーツや袴姿の4回生が記念写真を撮りに来校されていました。卒部生の皆さんも袴姿の写真を撮りたかったんではと思い尋ねたところ、「前撮り」してあるとのことでした。そうですか、卒業式の姿も「前撮り」の時代なんですね。

■吹奏楽部の練習場を離れた後、締め切りを過ぎた学部の仕事があり、社会学部に戻りパソコンにかじりついて仕事をしていました。そこにゼミの学生からLINEでメッセージが届きました。卒論指導へのお礼のメッセージでした。ミッチリ指導をした学生でした。卒論での経験を、良い思い出として感じてもらっているようで、指導教員としては嬉しい限りです。式典自体は中止ですが、気持ち的には学生たちが卒業していくことを、しみじみと感じる日になりました。

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