夏原グラント2015

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▪︎今年から、平和堂財団環境保全活動助成事業の選考委員をしています。平和堂は、滋賀県を中心に近畿地方・北陸地方・東海地方で総合スーパーとスーパーマーケットを展開していますが、その企業により設立された財団です。公式サイトによれば、公益財団法人平和堂財団は、株式会社平和堂の創業者である故夏原平次郎さんが、平和堂をここまでに育てていただいた地域に感謝し、そのご恩に報いるため、私財を寄付し平成元年3月に設立したものなのだそうです。平成23年(2012年)からは、環境保全活動に対する助成も行っておられます。私が選考委員をすることになった助成事業のことです。

▪︎この前の日曜日は、「夏原グラント継続2年目公開プレゼンテーション・選考会」でした。朝10時から午後は15時半過ぎまで、20団体のプレゼンテーションをお聞きし、質疑応答を行いました。そのあとは、夕方17時半頃まで選考委員会。助成事業で選考委員をしたことはありますが、これだけたくさんの団体にきちんと時間をかけて丁寧に行う選考は初めてでした。選考の結果は、4月になってから発表されますが、たいへん勉強になりました。明日は、新規に助成の申請のあった団体に対する「新規1次選考会」です。全部で40団体です。

▪︎写真ですが、審査員席に座っているので、写真がうまく撮れていません…。

平湖柳平湖の「つながり再生構築事業」の協議会

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▪︎昨晩は、草津市の琵琶湖湖岸近くにある志那町にお邪魔しました。志那は、平湖・柳平湖という内湖のそばにある集落です。志那町では、この内湖の環境を復活させようと、長年にわたり様々な取り組みをされてきました。昨日は、自治会舘である志那会館で、平湖柳平湖の「つながり再生構築事業」の協議会が開催されました。この「つながり再生構築事業」では、「魚道を生かした在来魚の郷づくり」、「淡水真珠の復活」…地域の夢を共有しつつ、少しずつその実現に向けて取り組みが進もうとしていますが、私は、その取り組みの進捗をお手伝するために、滋賀県庁琵琶湖環境部琵琶湖政策課の職員のみなさんと一緒に、この協議会に参加しています。昨日は、草津市農林水産課の職員の皆さんも参加されました。来年度からは、総合地球環境学研究所で私が参加している研究プロジェクトも、在来魚の復活に関してモニタリングをさせていただく予定です。

20150220shina2.jpg ▪︎昨晩の協議会では、地元の皆さんから、地元の思い(希望・夢)として、来年度の取り組みに関して、以下のようなご提案がありました。4月には、在来魚の産卵状況を確認することになりました。地元の言葉では、湖岸の浅瀬にきて、マコモ等に在来魚が産卵することを「魚がセル」といいます。この「魚がセル」状況を確認しようということになりました。そのためには、内湖の水位等も調整しなければなりません。5月には、地元の方たちが講師役となって、地元の小学校の生徒さんたちにを対象に、内湖の環境を題材とした環境学習を実施されます。田植えの後は、内湖に面した水田に孵化した仔魚を放流し、一定生育した段階で内湖に移動させる作業を行います。来年度は、琵琶湖から内湖に在来魚が遡上させるための魚道の設置も検討中です。6〜7月にかけては、淡水真珠養殖の復活を目指した活動が行われます。3年目のイケチョウガイから淡水真珠の玉を取り出す作業を行うようです。このような取り組みについては、草津市役所農林水産課や草津市にある立命館大学等が支援されているようです。また、在来魚の生態調査等も行います。ここには、すでに述べたように総合地球環境学研究所の研究プロジェクトが参加させていただく方向で検討させてもらっています。7月には、外来魚の駆除をかねた地元の子どもたちも参加する「釣り大会」が開催されます。ここには、滋賀県庁琵琶湖環境部琵琶湖政策課が支援させてもらうことになっています。秋には、他の地域の内湖復活の取り組みを視察にいくことや、内湖の浅瀬にシジミをまくことが予定になっています。非常に盛りだくさんですね。でも、すべて地元の人たちの手作りの取り組みです。そこに、行政や専門家が、側面から支援するということになっている点が重要かと思います。あくまで主体性といいますか、イニシアチブは地元側にあり、内発的に生み出された地元の思い(希望・夢)を、側面からゆるやかに行政や専門家が応援していく…という感じでしょうか。

▪︎その他にも、たくさんの個人的なご意見をお聞かせいただきました。

暮らしが内湖とともにあったこの地域の文化を次世代に継承していくために、身の丈にあった(自分たちで維持管理ができる)ビオトープがつくりたい。/ 昔は、農作業にいくときに必ず内湖を通った。今は、暮らしと切り離された遠い存在になってしまっている。ビオトープは集落のそばにつくりたい。/ 現在、内湖の維持管理の作業が大変。維持管理することが、少しでも集落にとって経済的プラスになるような仕組みをつくりたい。/ かつては、内湖に釣にくる人たちを対象に、駐車場やマッチの販売等をしてこずかいを稼いでいた。励みになっていた。/昨年、ラムサール条約の関係で、全国から子どもたちがやってきて、田舟に乗ったり、淡水真珠やイケチョウガイをみてとても感動していた。このような感動を地元の子どもたちにも味合わせたい。/ 50歳ぐらいから下の人たちは、田舟の艪をこいだ経験がない。河川改修、圃場整備等で、水路で移動することがなくなってしまったから。艪こぎの競争とかできたら、盛り上がるのでは。田舟を使った遊びもできたらいい。/ 夢を実現していくためにも、ひとつひとつ取り組みの成果や効果を確認していく必要があるのでは。

▪︎平湖柳平湖の今年度の協議会は、これが最後になります。いよいよ、具体的な取り組みを始めてくいことになります。このブログでも、取り組みの様子や成果等をご報告できるようにしたいと思います。

▪︎昨日は、できあがったばかりの『志那町誌』を購入させていただきました。写真は、そのなかにあるかつての平湖柳平湖の地図や絵図です。河川改修や圃場整備が行われる以前の姿を確認できます。田舟なしには生活できなかった当時の様子を想像できるのではないでしょうか。
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越直美大津市長とのランチミーティング

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■少し前のことになりますが、「環びわ湖大学地域交流フェスタ2014『大学地域連携課題解決支援事業』」をエントリーしました。そのときのことが、龍谷大学のホームページの記事になりました。「おおつ未来まちづくり学生会議」(大津市×龍谷大学)の取り組みが活動奨励賞を受賞です。その後、「おおつ未来まちづくり学生会議」のメンバーのうち6名が、大津市の越直美市長とランチミーティングを行いました。そのときのことも、 龍谷大学のホームページの記事になりました。「『おおつ未来まちづくり学生会議』のメンバーが越直美大津市長とのランチミーティングを実施しました」です。なお、このランチミーティングについては、大津市役所のホームページに記事がアップされています。

■これで、夏から始まった「おおつ未来まちづくり学生会議」の一連の活動は終了しました。私もアドバイザーの仕事を無事に終えることができました。龍谷大学瀬田RECの職員の皆様には、大津市役所との連絡や教室確保等で大変お世話になりました。ありがとうございました。大津市役所政策調整部企画調整課と都市計画部都市計画かの職員の皆様にも、学生たちに様々なご指導をいただきました。心から御礼申し上げます。上記の龍谷大学の記事によれば、「龍谷大学と大津市との連携活動は今後も多方面に実施していく予定です。ぜひご注目ください」となっています。この「おおつ未来まちづくり学生会議」を契機に、さらに龍谷大学と大津市役所との連携が進んでいくことを期待しています。

環びわ湖大学地域交流フェスタ2014「大学地域連携課題解決支援事業」

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20141221kanbiwa2.jpg■昨日の午後、大津市の「コラボしが21」の3階で、環びわ湖大学地域交流フェスタ2014 「大学地域連携課題解決支援事業」&「学生支援事業」活動報告会が開催されました。滋賀県内の大学が加盟する「環びわ湖大学・地域コンソーシアム」の事業です。この日は、A「地域課題対応型」とB「自主活動型」の活動報告が行われました。また、C「学生支援事業」の活動報告も行われました。私は、A「地域課題対応型」の審査員と、このAの後半のコメンテータを務めました。滋賀県内の自治体と連携したたくさんのチームの報告がありました。大学で地域連携型の教育プログラムに関わってきたこともあり、いろんな意味で勉強させていただくことができました。ありがとうございました。

■A「地域課題対応型」では、私がアドバイザーとして参加した「おおつ未来学生まちづくり会議」の報告も行われました。下のプログラムの4番目です。この審査だけは関係者ということで外れました。「おおつ未来学生まちづくり会議」とは、龍谷大学社会学部の「大津エンパワねっと」を修了した学生や、理工学部と国際文化学部で食や農に関するプロジェクトに取り組む学生たちが、大津市の企画調整課と連携して実施した事業です。詳しくは、最後の関連エントリーをご覧ください。

■とても嬉しかったことは、複数の審査員の皆さんたちから「おおつ未来学生まちづくり会議」の報告に評価をいただけたことです。「活動奨励賞」を受賞ですることができました。学生会議自体は、4回しか開催されていませんが、それぞれの回に向けて学生たちはチームごとにわかれてミーティングを重ねてきました。その努力が実ったということでしょうか。この日の報告自体も、いろいろ工夫されたものでした。企画調整課の皆さん、学生たちをご指導いただき、ありがとうございました。

■このあとの「おおつ未来学生まちづくり会議」の活動ですが、明日、大津市長とのランチミーティングが開催されることになっています。学生たちの視点が、次期の大津市総合計画のなかに活かされることになっていますが、越市長に自分たちの思いを伝えてほしいと思います。「おおつ未来学生まちづくり会議」の活動は、このランチミーティンクが最後になります。今後も、市役所の職員の皆さんと一緒に活動を行うなかで、学生たちが成長できるような…そのような事業が生まれればよいなと思っています。

≪プログラム≫
13:00 開会
13:10 活動報告会
A「地域課題対応型」の活動報告
1. (農産加工品等) 地域資源掘り起しと活用
2. 人口流出を防ぐための定住施策
3. 甲賀市の地域資源を活かしたまちづくり(水口〜土山の文化遺産を活かす事業化)
4. 理想の大津つくろう〜大学生が考える未来の大津〜
5. 玉川っ子検定〜わがまち玉川の魅力発見〜
6. 歴史まちづくり法に基づく草津市のまちづくり
7. 彦根ユネスコ協会の活動への青年層の参画促進について
8. 環境推進員(えこリーダー) への参加

【関連エントリー】
おおつ未来まちづくり学生会議
第2回「おおつ未来まちづくり学生会議」の開催
第3回「おおつ未来まちづくり学生会議」
「おおつ未来まちづくり学生会議」発表会
「おおつ未来まちづくり学生会議」発表会、無事に終了しました。
大学のホームページに「第4回 おおつ未来まちづくり学生会議」の記事

【追記1】▪︎「活動奨励賞」を受賞しました。代表して清水くんが受け取ってくれました。左右は、市役所企画調整課の龍池さん(右)と古田さん(左)。
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【追記2】▪︎大津市役所のホームページに、大津市長と「おおつ未来まちづくり学生会議」メンバーとのランチミーティングの様子が掲載されました。
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全国大学の地域貢献度ランキング

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■ある方が「日経グローカル」最新号に「特集  全国大学の地域貢献度ランキング(上)迫られる「地方創生」への機能強化」という記事が掲載されていることを教えてくださいました。大学の仕事の関連して、情報提供してくださったのです。まだ一部しか読んでいないのですが、我が龍谷大学の「大学地域貢献度ランキング」は、全国747大学中の「27位」。私立大学では、長野大学、松本大学、立命館大学についで「4位」なのだそうです。地方の国公立大学が上位にならび、都市部の大規模私立大学は下位になる傾向があるなかで、しかも上位30大学のうち16大学がCOC採択大学だということからすると、龍谷大学は、けっこう頑張って高位にランキング入りすることができている…ということになります。社会学部の地域連携教育プログラムである「大津エンパワねっと」や「北船路米づくり研究会」も、龍大が「27位」や「4位」に位置づけられることに、なんらかの貢献ができているのではないかと思います(…そう思いたい)。

日経グローカル

■もっとも、こうやって新聞社に「ランキング」をしていただくのはよいのですが、実際に指導している担当教員からすると、まだまだ…という感じがします。まだまだ…というのは、まだまだ伸びる可能性が眠っているということです。他大学の取り組みについても、「実際の中身」をもっと知りたいと思います。もっと相互に交流して勉強をするべきかとも思いました。もうひとつ付け加えれば、「国の高等教育の政策動向」、「地域の実情とニーズ」、「大学の戦略」、「教育プログラムの中身・カリキュラム等のテクニカルな事」、それから「教員評価」(これが重要なのだ…と思うのですがね〜)、それらをトータルに視野に入れて考えないといけないと思うのですが、そういうことに賛同してくれる人はあまりいない…と思います。残念ですが。

■しかし、学内に分散する地域貢献・地域連携への様々な「志」をもった教員がコツコツと頑張ってきた結果が、このランキングの数字に示されている…ように思います。学外の新聞社のランキングで、勇気と元気を与えてもらえるとは思ってもみませんでした。そういえば、大学基準協会の評価でも、地域貢献の部分は高い評価を得ていました。今回も、ちゃんとした評価を新聞社からもいただけたと喜んで良いのではないかなと思っています。ここから、どのようにしてまだ眠っているシーズを掘り起こしながら、全体のグランドデザインを描き、そこにちゃんと実質を与えつつ(絵に描いた餅の類いはもうやめにしたい…)飛躍していくか…。まだまだ先は遠いですが、頑張ります。

「環びわ湖 大学地域交流フェスタ2014」

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■一般社団法人 環びわ湖大学・地域コンソーシアム主催の「環びわ湖 大学地域交流フェスタ2014」が開催されます。「大学地域連携課題解決支援事業」&「学生支援事業」活動報告会です。日時は、12月20日(土)13:00〜16:30、場所は大津市の「コラボしが21」(3階大・中会議室)です。私がアドバイスをさせていただいた、大津市役所の企画調整課と龍大生たちのチーム「おおつ未来まちづくり学生会議」も、「理想の大津つくろう〜大学生が考える未来の大津」という報告を行います。

■このブログでの「おおつ未来まちづくり学生会議」関連エントリーは以下の通りです。

おおつ未来まちづくり学生会議
第2回「おおつ未来まちづくり学生会議」の開催
第3回「おおつ未来まちづくり学生会議」
「おおつ未来まちづくり学生会議」発表会
「おおつ未来まちづくり学生会議」発表会、無事に終了しました。
大学のホームページに「第4回 おおつ未来まちづくり学生会議」の記事

■トップのチラシですが、どういうわけか「おおつ未来まちづくり学生会議」の写真が使われています。

第2回大津市都市計画マスタープラン案策定専門部会

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■本日の午前中、第2回大津市都市計画マスタープラン案策定専門部会が市役所で開催されました。人口減少社会、超高齢社会、インフラの劣化、深刻な財源不足。様々な厳しい条件の中で、この大津に暮らすことの「希望」をデザインしていく仕事かなと思っています。それも「コ・デザイン」により、多くの人びとと共に、「希望」を少しずつ紡ぎ出していく仕事でもあるように思います。それが、私のスタンスです。

■私が初めて都市計画マスタープラン=都市マスに関わったのは、岩手県立大学総合政策学部に勤務しているときですから、もう14年程前のことになります。たしか、「盛岡市・都市計画マスタープラン策定懇話会委員」だったかな…。盛岡市の都市マスは、2001年に策定されました。大津市の現在の都市マスに、私は関ってはいません。大津市の都市マスは2007年に策定されているようです。

大津市都市計画マスタープラン

野洲で「つながり再生モデル構築事業」の協議

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■野洲の田園地域にある施設から撮った写真です。夕日のなかで比叡山の美しいシルエットがくっきりと確認できました。夕日のなかに浮かぶ筋状の雲が、シルエットをさらに魅力的にしていました。比叡山は、眺める方向によって姿を変えます。草津から北の方では、山頂がとんがって見えます。

■昨日は、14時から「つながり再生モデル構築事業」の協議会が開催されました。この事業は、滋賀県琵琶湖環境部琵琶湖政策課が実施しており、今年の春、県内の3地域の団体の提案がモデル事業として採択されました。私はその選定のさいの委員長だったのですが、選定後も、この事業の行く末を見守りたく、自分の意思でずっと参加させてもらっています。今日は、その3地域のうちの1つ、野洲市の「NPO法人家棟川流域観光船」との協議会でした。NPOの皆さん(5名)が、環境政策課の職員の皆さん(4名)、滋賀県のその他の関係部局の皆さん(2名)、野洲市役所からは環境課の職員の皆さん(2名)、滋賀県立琵琶湖環境科学研究センターの研究員のSさん、そして私、15名の参加で協議会が開催されました。

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■昨日の協議会では、4つの議題がありました。NPO側から提案された事業を進捗させていくためには、法律や制度との調整をきちんとしていく必要があります。そこでは様々な「知恵」が必要となります。昨日の協議会は、それぞれの立場から、現場の「知恵」を出し合うことで、事業を前向きに進捗させていこうとする良い雰囲気にあふれていました。一般論として、多様な視点で、現場の抱える課題について議論する「場」をつくっていくことが大切なわけですが、それに加えて、その「場」のなかで展開される「コミュニケーションの質」が問題になってきます。昨日の協議会は、そのような点からしても有意義なものとなりました。笑顔、そして心に希望をもって会議を終えることができました。まあ、そういうこともあって、比叡山の夕焼けのシルエットが余計に美しく見えたのかもしれません。

■下の左は、会議風景です。ここからは、よくわからないかもしれませんが、昨日の協議会は、とっても良い雰囲気でした。なんといいますか、そのような雰囲気が皆さんのコミュニケーションのなかから「醸され」るといったらよいのでしょうか。右は、NPOの代表理事の方からご紹介いただいた資料です。「NPO法人家棟川流域観光船」の活動を紹介している産経新聞の記事と、家棟川を遡上するビワマスの写真です。新聞記事、かなり大々的にNPOの活動を取り上げています。写真は、ビワマスの産卵風景です。家棟川では、ビワマスが遡上してきます。しかし、河川の土木工事等により、その遡上が難しくなっている場所があります。そこに、魚道を設置したいというのが、今回のNPOの皆さんの提案のひとつなのです。これについては、なんとか見通しがたってきました。

■昨日の会議では、NPOの代表の方から、「今年は、いろんな団体が見学に来られた」という紹介がありました。そして、県内の琵琶湖流域で活動している様々な団体が、お互いに交流することの大切さも強調されていました。これもとても大切な視点だと思いました。「知識」からではなく「経験」にもとづいて、おっしゃっておられるのです。そういう、環境自治のネットワークが県内に拡大していくと、本当に素晴らしいなあと思います。
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大学のホームページに「第4回 おおつ未来まちづくり学生会議」の記事

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■大学のホームページに「第4回 おおつ未来まちづくり学生会議」の記事がすでに掲載されていることを、本日、知りました。1週間以上前に記事として掲載していただいているのに、気がついていませんでした。記事を作成していただいた、龍谷大学瀬田REC職員の水野哲八さん、ありがとうございました。今回の「おおつ未来まちづくり学生会議」につきましては、大津市役所の皆さんのみならず、REC職員の皆さんにも大変お世話になりました。

第4回「おおつ未来まちづくり学生会議」を開催しました

「おおつ未来まちづくり学生会議」発表会、無事に終了しました。

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■昨日の「おおつ未来まちづくり学生会議」の発表会、無事に終了しました。私はアドバイザーとして、側面からの支援という形で参加させていただきましたが、ホッとしています。この発表会のあと、学生会議は、12月21日(日)に開催される「環びわ湖大学地域コンソーシアム」の催しでの発表も残っています。最後まで力をぬかずに、頑張ってまいりたいと思います。写真は、発表会終了後の記念写真です。指で丸をつくっていますが、これは大津=Ohtsuの頭文字「O」かと思います。

おおつ未来まちづくり学生会議」の学生の皆様、大津市役所職員の皆様
龍谷大学社会学部の脇田です。

昨日は、無事に「おおつ未来まちづくり学生会議」を終えることができました。3チームの学生の皆さんご苦労様でした。準備段階で少し心配なチームもありましたが、最後は土壇場の瞬発力でなんとかまとめてくれたのでホッとしました。この学生会議は、7月から始まり、全体として集まるのは4回だけでしたが、各チームごとに何度もミーティングを重ね、発表会に備えてくれました。フィールドワークからの「発見」を、うまく自分たちの「論理」にまとめ、発表することができたのではないかと思います。よく頑張られたと思います。会場からの反応も、とても良かったと思います。ただ、良い評価をいただいたとしても、さらに「こういう工夫ができたのではないか」との思いもあろうか思います。自分なりに整理して、今後の糧にしていただければと思います。また、越直美市長や政策調整部の中野博之部長も、皆さんの発表された成果を、次期の大津市総合計画に活かしていきたいと述べておられました。楽しみにしておいてください。

市役所の職員の皆様。学生たちが非常にお世話になりました。もともと地域連携のなかで自分自身を鍛えてきた(あるいは鍛えつつある)学生たちですが、今回の「学生会議」の活動のなかでさらに成長することができたのではないかと思っています。市役所の職員の皆様には、丁寧にご指導いただくことともに、細かな気配りで学生たちを励ましていただきました。本当にありがとうございました。まだ、「コンソーシアム」での発表がまだ残っていますが、取り急ぎ、無事発表会を終えることができたことについて、御礼申し上げます。

昨日は、今回の学生会議でお世話になった市民の皆さん、そして大津エンパワねっとで学生たちがお世話になっている市民団体の方が学生たちの発表を聞きにお越しになっていました。facebookのメッセージで「エンパワと関わった彼らがどんどん進歩していると感じました」「学生さんしっかり対応されていました」といった感想を伝えてくださいました。今後も、大津市役所との連携のかなで、市民の皆さんとも協力しながら、今回のように学生が成長できるチャンスが企画されることを期待しています。今後とも、どうかよろしくお願いいたします。

■以下は、昨日の「おおつ未来まちづくり学生会議」に関する報道です。NHKの大津支局の夕方のニュースに、本日の京都新聞と朝日新聞の地方版の記事になりました。ありがとうございました。

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学生が大津の未来を語る(NHK 滋賀県のニュース 大津放送局)

大津市のまちの活性化に向けた課題について、市内の大学生が検討し、政策として提案する発表会が、大津市役所で行われました。
ことし初めて開かれた発表会には大津市内の大学に通う12人の学生が参加しことし7月から商店街や公共施設を見学したり、観光担当の職員や各地の市民との意見交換を通してまちの活性化に向けた課題を検討してきました。
発表会ではまず越市長が「学生の皆さんの貴重な意見を今後のまちづくりの計画に反映させていきたい」とあいさつしました。
このあと学生の発表が行われ、このうち「自然豊かな大津市」をテーマにしたグループは市民が地域の自然に誇りを持てる仕組み作りが必要だとして、観光客から寄せられた評価を市の広報誌に掲載してはどうかと提案しました。
また「若者の集うまち」をテーマにしたグループは、若い世代に大津市の魅力を知ってもらうためにも料金の安い宿泊施設を整備する必要があると意見を述べました。
会場には、市の職員のほか、まちづくりに関わる住民など60人ほどが集まり、学生たちの発表に熱心に耳を傾けていました。
参加した大津市出身の男子学生は「この取り組みに参加して大津の良さにたくさん気がつかされた。
自分自身も県外の人に大津市をPRしていきたい」と話していました

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