ギボウシ

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「テラからはじまる人と人の輪」中平了吾さん

20190411nakahira.png ◾️昨年の11月、彦根の農村地域で始める「終活を視野に入れたまちづくり」のキックオフのミーティング…という呑み会を開きました。集まったのは、県職員OBで元副知事の田口宇一郎さん、滋賀県社会福祉協議会の谷口 郁美さん、龍谷大学の非常勤講師で尼崎の西正寺の僧侶、お寺を地域に開いていく活動に取り組む中平了悟さん。集まったのは、もちろんですが、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」です。その日のキーワードは「農芸」、そして「高齢者&子ども」。「農芸」と「高齢者&子ども」を核に、医療と福祉と宗教が三位一体になったまちづくりのモデル事業を展開したいよね…という話になりました。健康寿命を伸ばして、最期を皆で支え合うまちづくり…ですね。その時、近いうちに次のミーティングを開催しようということになっていたのですが、怠慢な私のために、次のミーティング開催が延び延びになってしまっていました。これではいかんと、来週、ミーティングを開催するための準備の議論をすることになりました。楽しみです。

◾️ところで、このミーティングに参加してくださる中平了悟がインタビューを受けた記事を見つけました。「テラからはじまる人と人の輪」です。ぜひ、お読みいただければと思います。

西前研究室のパーティ

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◾️昨日、水曜日は、教授会・研究科委員会でした。その後、瀬田キャンパスから京都へ移動しました。京都大学大学院地球環境学堂の西前出さんの研究室(地域資源計画論)で開かれたパーティに参加するためです。どういうわけかいつも西前研究室に呼んでもらえるので、今回も参加させていただきました。この日は、西前さんの教授昇任のお祝いの会でもありました。西前さん、教授昇任おめでとうございます㊗️。

◾️西前さんの研究室は、とても国際色が豊かです。インド、ベトナム、インドネシア、フィリピン、中国、サモア、スペイン、フランス、そして日本。この日は、留学生の皆さん、それぞれの民族衣装で参加してくださいました。一次会は、京都造形芸大の近くにあるインド料理店でした。インドからの留学生がセレクトしただけあり、とても美味しくいただきました。もう、お腹いっぱいです。二次会は西前さんや研究室のOB・OGと出町柳。飲みすぎたな…いつものことですけどね。一次会では、「謎のパリジャン」レオン君と話をすることができました。日本語と英語がチャンポンになった彼の話は、とっても面白かったな〜。また、話しをしたいなと思っています。

ピッカピカの一回生「社会学入門演習」

20190409nyumonensyu.jpg ■ひさしぶりに、1回生の演習を担当することになりました。「社会学入門演習」です。履修者は17名。この演習は1回生 (1年生)前期の授業です。初年次教育の導入部分にあたります。以下は、シラバスに掲載された概要を転載します。1回生には「異質な他者」は難しいかもしれませんね。でも、「異質な他者」と出会い思い通りに行かないところに倫理は発生します。「異質な他者」とコミュニケーションできる「素敵な大人」になってください。ちなみに、このシラバスは、私ではなく、複数開講されているこの授業の代表の方(教員)が執筆されました。

 この科目では、大学での学修スタイルと、本学科における大学生活にいちはやく慣れる機会を提供することを目的として、クラス単位で1泊2日の現地実習旅行をおこない、現地で見たり聞いたりして得た知識をもとに、実習報告書を作成する。
 高校までの「勉強」と、大学での「学修」は大きく異なる。高校までは、基本的に与えられた知識を身につければよかったのに対して、大学での「学修」の最大の特徴は、自分がおもしろい・重要だと思える知識を自分で掴み取るという点にある。そのために大学の授業では、「話し合い(議論)」が非常に重視される。そしてその基本となるのが、「異質な他者」とのコミュニケーション能力である。初めて出会うクラスメイト、教員、実習旅行先で出会う人、自分の書いた報告書を読むことになるであろう人、これらの人々は、家族や友人とは異なり、独りよがりに「気分語」「仲間語」を発するだけではわかってもらえない、自ら進んで関係を持とうとする姿勢や、お互いに理解し合えるための工夫が必要な「異質な他者」である。この実習を、そうした「異質な他者」との出会いを体験し、「話し合い」という様式のコミュニケーションに慣れる場として捉えて欲しい。それが、本学科での4年間の学修生活の基礎を培うはずである。

■クラス単位で1泊2日の現地実習旅行に出かけるわけですが、まだ旅行先は決まっていません。滋賀県内にする予定です。お知り合いの皆様には、またご相談をさせていただくかもしれませんが、どうかよろしくお願いいたします。

■ところで、研究室で仕事をしていると、スマホに電話がかかってきました。私が担当している「社会学入門演習」を履修している学生さんからでした。端末のポータルサイトから履修科目を変更したのだが、その結果がスマホの方にうまく反映されない…という内容の相談でした。履修登録の締め切りはもう少し先。授業は今日から。いろいろ心配になることがありますよね。1回生のみなさん、大丈夫、心配ありません。履修のことは社会学部教務課にご相談ください。親切・丁寧に指導してもらえます。

2019年度 時間割

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■今年度の時間割です。月曜日と木曜日は学外での調査や研究会議、行政の委員会や審議会等が入ると思います。ただし、毎週ではありませんので、オフィスアワー以外の時間帯での面談は、メールで申し込みをしてください。

龍谷大学吹奏楽部「サマーコンサート2019」

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◾️龍谷大学吹奏楽部による「サマーコンサート2019」のお知らせです。以下、facebookに投稿されたメッセージ、転載させていただきます。ぜひ、お越しください。

【サマーコンサート2019】
2019年6月30日(日)に開催いたします、サマーコンサート2019のチラシが完成いたしました!

今年の演奏会三部のテーマが『エリザベート』ということで、チラシをご覧になるお客様をエリザベートの世界へ誘うような、神秘的な雰囲気のデザインとなっています。『エリザベート』は、19世紀末 オーストリア帝国の皇后になったエリザベートの生涯を描いたミュージカル作品です。知っている方はもちろんですが、作品を観たことがない方でも楽しんでいただけるようなマーチングステージをお送りします!

一部オリジナルステージでは、2019年度全日本吹奏楽コンクール課題曲やP.スパーク作曲の「ダンス・ムーブメント」を演奏します。ゲストには、ジャズクラリネット奏者の谷口英治さんをお迎えし、二部ポップスステージをお届けいたします!

チケットにつきましては、4月15日(月)10時00分より、チケットぴあにて販売開始となります。ぜひお買い求めください( ˆoˆ )/

どのステージも見逃せない。そんな時間をお届け出来るように頑張って参ります。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

東京に出張

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20190408museum2.jpg◾️先週の土曜日、東京で第5回「持続可能な暮らしを求めて-地方創生時代の地域コミュニティ・観光・地域資源管理を考える研究集会」が開催されました。会場は、公益財団法人・日本交通公社の会議室です。報告者は、東京工業大学の十代田朗さんでした。十代田さんからは、「都市と観光」というテーマでお話しいただきました。

◾️私は、この研究集会には参加を楽しみにしています。おそらく、特定のディシプリを超えた多様な分野の方達が集まってこられること、また現場の問題解決に積極的に関わっていこうという姿勢を強く持った方達が多いから…なのだと思います。「学問のための学問」のような議論はないし、つまらない学会政治のようなものもここにはありません。気持ちが良いのです。今回も、十代田さんの報告の後、参加者の皆さんとしっかりディスカッションをすることができました。勉強になりました。もちろん、懇親会もしっかりと楽しみました。

◾️土曜日は東京に宿泊して、昨日は、上野の東京国立博物館で開催されている「特別展 国宝 東寺 空海と仏像曼荼羅」と、国立科学博物館で開催されている「大哺乳類展2」の両方を観覧することにしました。両方とも音声ガイドも利用してしっかり勉強しました。昼食も摂らずに、5時間ちょっと連続での観覧は少し疲れましたが、大変勉強になりました。トップの写真は「特別展 国宝 東寺 空海と仏像曼荼羅」の会場で、唯一撮影が許されている帝釈天です。東寺の講堂の中には、空海が構想した仏像曼荼羅があり、たくさんの仏像を拝観することができます。会場で購入した図録の解説によると、以下のように説明されています。帝釈天は、仏教の守護神で、この仏像曼荼羅の左奥に配置されています。

東寺講堂の二十一体の立体曼荼羅は空海が構想したものです。如来や菩薩は金剛界曼荼羅、明王や天は金剛界に関連する経典を参考に選んだと考えられます。曼荼羅では如来と菩薩が同じ円内に描かれますが、講堂では如来、菩薩、明王がそれぞれ異なるグループとなって配置されます。その整然とした様子は、空海が理想とした曼荼羅の姿といえるでしょう。

◾️今回の仏像曼荼羅、実際に東寺でも拝観しているのですが、その時は「ただ拝観した」だけで、空海の意図がよくわかっていませんでした。今回はきちんとパネルによる解説やレシーバーによる音声解説もあり、素人私でも空海の意図していたことが理解できました。
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20190408museum6.jpg◾️東京国立博物館の「特別展 国宝 東寺 空海と仏像曼荼羅」の後は、国立科学博物館の「大哺乳類展2」を観覧しました。東京国立博物館の方は、観覧されている方達の年齢層は中高年の方達が多いように感じましたが、国立科学博物館の「大哺乳類展2」には、親子連れでいっぱいでした。こちらも勉強になりました。例えば、遺伝子の分析からすると、鯨と、ブタやイノシシ、カバ、ウシ、シカ、キリンは近いグループになるのだそうです。ちょっとびっくりしました。(本文続く)

堅田の棚田

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20190405katata6.jpg◾️今週末は東京に出張します。「持続可能な暮らしを求めて-地方創生時代の地域コミュニティ・観光・地域資源管理を考える研究集会」第5回研究会という、長い名前の研究集会に出席します。私は、第2回から参加し、第4回では報告も行いました。参加者は社会科学分野に限られていますが、細かなディシプリンを超えた人たちが集まってこられて、私のように異分野の人たちと常に仕事をしてきた者には、伸び伸びと議論ができるとても気持ちの良い研究集会のように感じています。このような気持ちの良さは、この研究集会を主催されている方達、特に古くからの知り合いである林政学の土屋俊幸さんのパーソナリティや懐の深さから生まれているのかなという気もします。

◾️ところで、週末の7日(日)は、滋賀県議会議員一般選挙の投票日です。投票に行けないので、昨日は、堅田(大津市)にある大津市役所の支所へ、期日前投票をしに行ってきました(どういう選挙結果になるでしょうね。別の選挙区で、知り合いの方が立候補されているので、その方の当落も気になっています)。期日前投票を終えた後は、堅田駅西口土地区画整理事務所へ。土地区画整理審議会の委員をしていることから、新しい所長さんに挨拶をすることにしました。本当は、今日の午後、勤務する瀬田キャンパスにお越しになる予定だったのですが、わざわざ遠くまでお越しいただくこともないと思い、何も約束をしていませんでしたが、突然、事務所を訪問して、新しい所長さんと挨拶がてら少し雑談もさせていただきました。

◾️挨拶の後は、事務所の西側にある県営春日山公園にも行ってみることにしました。この公園に隣接する谷筋に棚田があることを知っていたので、実際に自分の目で確かめてみたかったのです。大津市や平和堂財団で取り組まれているまちづくりや環境保全活動への助成事業の中で、私は審査委員をさせていただいていますが、その中で、この棚田を拠点に活動をしているという申請がありました。申請書を読んで、市街地や住宅地に近い場所に、自然豊かな公園があり、そこの森林の中の谷筋に棚田があることも知っていたのですが、そのようなロケーションも気になっていました。市街地や住宅地に近い場所にありながらも、この棚田は森に囲まれているのです。だから、多くの皆さんは気がつくことがないと思います。そのような棚田を、様々な団体や方たちが関わりながら保全されているようなのです。もっとその様子を知りたいとも思っています。ということで、昨日は少し時間があったので棚田を拝見したのでした。

◾️棚田に隣接する里山(公園の敷地内)も気になっていたので、そちらの方の散策路を歩いてみました。その里山の中には、ミニクロスカントリーのコースも整備されていました。いつか、ここで走ってみようか…と思いつつ、今回はゆっくり歩いてみることにしました。すると、足元にはスミレの仲間らしい花が咲いていました。シハイスミレというらしいです。昨日、岩手に暮らしておられる植物の専門家(生態学者の島田直明さん)に教えていただきました。雑木林や森林の林縁などに生える種類のスミレのようです。ショウジョウバカマもみつけました。こちらは、少し湿気た場所に生えてくるようです。無数の獣の足跡も。人はほとんどありまけんでした。時々、来てみることにしようと思います。

シベリウスの5番・第1楽章のティンパニー

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◾️これは、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団が演奏するシベリウス作曲「交響曲第5番」第1楽章の中の、ティンパニーの超絶技巧の動画です。大学時代に所属していた学生オーケストラの後輩が教えてくれました。動画の上に譜面が出てきます。

ドュメンタリー映画「びわ湖の深呼吸-岡本巌先生とともに-」

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◾️昨日、総合地球環境学研究所で、参加している研究プロジェクトのコアメンバー会議がありました。会議終了後、研究員の池谷透さんが、最近入手されたというDVDを貸してくださいました。ドュメンタリー映画「びわ湖の深呼吸-岡本巌先生とともに-」です。このDVDを紹介した滋賀大学のページからのこのDVDの概要を転載させていただきます。

 本学名誉教授の岡本 巌先生(87)の長年にわたるびわ湖研究や環境保全への取り組みをまとめたドキュメンタリー映画「びわ湖の深呼吸—岡本巌先生とともに—」(企画・制作:岡本先生映像記録の会)が完成しました。
 岡本先生は、30年間に及ぶびわ湖調査研究により、びわ湖の湖水の交流、水温の変動、河川水の分散、滋賀の気象特性などを次々に解明されました。特に、びわ湖の溶存酸素の挙動についての新しい知見は記憶に新しいところです。いまでは広く使われるようになった「びわ湖の深呼吸」という用語を創作されたのは岡本先生です。緻密で精力的な調査研究を基盤として、先生はびわ湖の環境保全についても熱意を注がれ、行政や市民への啓発活動を積極的に推進されるとともに数多くの貴重な提言をなされました。
 この映画は、岡本先生の半世紀に及ぶご研究を振り返るとともに、本学におけるびわ湖研究の重要さを改めて教えてくれるものだと思います。多くの方がこの作品をご覧になり、びわ湖へのご関心を深めていただきたいと願っています。

(https://www.shiga-u.ac.jp/2011/06/13/1452/)

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