楽器の積み下ろし
■昨日は、龍谷大学吹奏楽部の第49回定期演奏会でした。私自身は、終演後も定期演奏会の感動の余韻に浸っていたのですが、部員の皆さんはそういうわけにはいきません。終演した後、すぐに楽器を梱包して運送会社のトラックに積み込む作業に取り掛かりました。いつも感心するのですが、素晴らしいチームワークのもとで、的ばきと積み込み作業を終え、短時間でホールから撤収されるのです。もちろん、それで終わりではありません。翌日は、練習場のある瀬田キャンパスまでトラックで運び込んでいただいた楽器を、今度は積み下ろして練習場に運ぶ作業が待っています。
■今日は、対面式で卒業論文の指導があり、私は瀬田キャンパスに出勤しました。R瀬田駅前からバスに乗るとき、何人かの学生さんに挨拶されました。そのような挨拶をしてくれるのは、多くの場合、吹奏楽部の部員さんたちです。誰が吹奏楽部の部員なのか、皆さんマスクもしていますし、お顔を拝見しただけではわからないですし…。部員数184名ですから、私の情けない記憶力では仕方がないわけで…。あちらの方から「おはようございます」と挨拶をされ、私からは「あっ、吹奏楽部ですか?」と尋ねて初めて認識ができるような感じなのです。
■まあ、そのようなことはともかく、この日は定期演奏会で使った楽器を積み下ろす作業のために、多くの部員の皆さんが瀬田キャンパスの練習場に集まっておられました。バスがついた時、部員の皆さんは猛ダッシュで練習場に行かれました。私も拝見しにいってみましたが、すでに楽器の積み下ろし作業は始まっていました。バスの皆さんは遅刻だったわけですね。今回初めて楽器の積み下ろし作業を拝見しました。部長に就任して4年目になりますが、ステージの上での素晴らしい演奏だけでなく、こういった運営面のどちらかといえば裏方的な仕事についても、部長としてもっとしっかりと拝見して知るべきだと思いました。部員の皆さん、本当にご苦労様です。楽器を積み下ろし、再び練習場に運び込んだ後は、大掃除でした。いつもお世話になっている練習場を丁寧に掃除されました。
■ところで、積み下ろしの現場にいると、1人の女子部員が声をかけてくださいました。「父がお世話になっています」。いやいや、お世話になっているのは私というか…、実は部員のお父様とTwitterで相互フォローさせていただいているのです。声をかけてくださったのは、その方のお嬢さんですね。いつも思いますが、184名の部員の皆さんが音楽に取り組むことができているのは、保護者の皆様を含めてたくさんの応援団の皆さんがいらっしゃるからです。応援団の皆様には、本当に感謝の言葉しかありません。どうか引き続き、応援をよろしくお願いいたします。
■左の写真は、ハープを練習場に搬入しているところです。ケースも含めてかなりの重量があります。この様子を見ていて、今年の8月、吹奏楽コンクール関西大会の当日の朝のことを思い出しました。私自身はその場にいませんでしたが、この重いハープを運んでいる時に、今年の幹事長は自分の足の上に落としてしまいました。幸いなことに、骨折にはいたりませんでしたが、病院で手当てを受けて、なんとか本番に間に合うことができました。その幹事長も含めて、この日で、4回生は引退することになります。卒部というようです。ご苦労様でした。吹奏楽部を支えリードしてくれてありがとう。
龍谷大学吹奏楽部 第49回定期演奏会
■昨日、「龍谷大学吹奏楽部 第49回定期演奏会」、無事に終演いたしました。ご来場くださった皆様、オンラインでご視聴くださった皆様、ありがとうございました。本当に立派な演奏でした。感動しました。素晴らしい。特に、4回生の皆さん、コロナ禍が続く中よく部をまとめてきてくれました。ありがとう。アンコールに入る前、ステージの上で感極まった部員のお1人がウルウルと来ているのを拝見して、私にのウルウルが伝染してしまいました。
■吹奏楽部の部員の皆さんは、大学の4年間で、ストイックに音楽に集中し、ものすごい時間とエネルギー、そして情熱を音楽に投入して卒業されます。立派な演奏の背景には、そのような学生の皆さんの日々の練習があることを知っているので、ステージの上の部員の皆さん、特に4回生の皆さんと気持ちがシンクロしてしまいました。もちろん吹奏楽部での4年間の経験は、音楽だけではありません。部の運営、人間関係の諸々のことも含めて、ですから、おそらく生涯にわたって思い出される大切な経験になるでしょうね。
■以下は、昨日の定期演奏会のプログラムです。
第1部
1 交響的序曲(作曲 バーンズ)
2 GAELforce(作曲 P.グレイアム)
3 ディオニソスの祭り(作曲 F.シュミット)第2部
1 喜歌劇「詩人と農夫」序曲(作曲 F.V.スッペ/編曲 上埜孝)
2 Prism Rhapsody(作曲 安倍圭子)
3 歌劇「さまよえるオランダ人」序曲(作曲 R.ワーグナ/編曲 日景貴文)
■上の4つの画像ですが、定期演奏会の本番の前に撮られたものです。集合写真と、リハーサルの風景写真です。写真だとよくわからないと思いますが、ステージの進行については、それぞれの皆さんが役割を分担して、滞りなくプログラムが進められるように緻密に準備されているようです。もちろん、私にはよくわかりません。吹奏楽は、楽器の種類が多く、その配置も曲によって変化します。皆さん、非常によくやっておられると思います。
定期演奏会前の練習
■昨日は授業の無い日でした。午前中は、センター長を務めている世界仏教文化センターの仕事でした。オンラインです。午後からは唸りながらパソコンに向かい原稿をタイプしました。辛いです。そして夕方からは大学に向かい、吹奏楽部の定期演奏会の練習を見学しました。今日はワーグナーの歌劇「さまよえるオランダ人」序曲と、スッペの喜歌劇「詩人と農夫」序曲の練習です。両曲ともクラシックの作品を吹奏楽に編曲したものです。
■「さまよえるオランダ人」。細かいところをまだ詰めていかないといけないようですが、迫力ありますね。「詩人と農夫」、とても素敵です。原曲にはチェロのソロがありますが、吹奏楽版ではサックスによる演奏になります。定演にお越しになる皆様、楽しみにしていてください。
【追記】
■今回の定期演奏会で演奏されるスッぺの「詩人と農夫」のチェロのソロ、多くの皆さんはこのソロを聞かれた「あっ!!これは『線路は続くよどこまでも』じゃないか」と思われるかもしれませんね。「線路は続くよどこまでも」は、wikipediaによれば、「1863年から始まった大陸横断鉄道建設に携わったアイルランド系の工夫達によって歌われ始めたもので、線路工夫の過酷な労働を歌った民謡・労働歌の一つである」とのことです。どうして、スッぺの喜歌劇の序曲の一部がアメリカでは労働課になっているのでしょう。この二つは関係あるのか、ないのか。たまたまの偶然なのか。とても気になるところです。
■これはよく知りませんでしたが、『詩人と農夫』、現在では貴歌劇全体のスコアは失われ、筋書きも忘れ去られてしまって、この序曲のスコアしか残っていないのだそうです。ここで、オーケストラの演奏による動画を貼り付けておきます。動画といっても音だけです。カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。YouTubeで検索すると、たくさんオーケストラの演奏、吹奏楽の演奏を聴くことができます。序曲のスコアしか残っていなくても、とても人気がある曲のようです。
定期演奏会
■ 12月26日に開催される龍谷大学吹奏楽部「第49回 定期演奏会」に関して、部員の代表である幹事長の濱長くんが、ご自身が1回生時の定期演奏会のポスターから順番にポスターの画像をTwitterにツイートされていました。2019年、2020年、2021年、そして今年、2022年です。2019年は幹事長ご自身は1回生。私も初めて部長に就任した年でした。途中、コロナやいろんな出来事がありましたが、定期演奏会は毎年なんとか開催することができました。本当に良かったと思っています。私は演奏には関係のないただの部長でしかありませんが、幹事長と共にとても感慨深いものがあります。
■定期演奏会、S席、A席のチケットは完売いたしましたが、まだB席は余裕がございます。遠方やご多用の皆様には、オンラインでお聞きいただければと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
定演奏会のカウントダウン投稿
Coming soon🪄✨
12月1日(木)より定期演奏会のカウントダウン投稿が始まります!特別情報やアンサンブルなど、皆さまに楽しみにしていただける企画をご用意しております🥰
チケットはただ今好評発売中です!
SNSのフォロー、いいねで応援していただけると嬉しいです!よろしくお願いいたします🙌🏻 pic.twitter.com/Vb2z4Cwz6x
— 龍谷大学吹奏楽部 (@ryu_windmusic) November 26, 2022
■龍谷大学吹奏楽部の第49回定期演奏会、12月26日に大阪のザ・シンフォニーホールで開催されます。ぜひ、皆様、ご来場ください。チケットは、「チケットぴあ」で販売しています。予定枚数終了しだい発売終了となります。当日券の販売は行いません。お早めにお買い求めください。動画配信についても、視聴券を発売しております。
■第49回定期演奏会、今年最後の演奏会になります。コロナ禍の中、部員の皆さんは、ここまで実によく頑張ってこられました。定期演奏会に向けて、ほぼ毎日、頑張って練習を続けておられます。ということで…かどうかはわかりませんが、Twitterで定期演奏会のカウントダウン投稿が始まるようです。マリンバ走者である高田亮先生との「Prism Rhapsody」の共演、そして日景貴文先生編曲のワーグナーの歌劇「さまよえるオランダ人」序曲、とっても楽しみにしています。
【追記】■この動画は、3回生の部員さん(企画情宣担当)が作成されたのだそうです。素晴らしい。
「龍谷大学校友音楽祭」
■昨日は、京都駅前の龍谷大学響都ホール校友会館で、「龍谷大学校友音楽祭」が開催されました。「マンドリン・オーケストラ」、「吹奏楽部」のOB・OGの皆さん、そして現役部員の皆さんも参加して演奏が行われました。また、「京炎そでふれ!輪舞曲」の皆さんが、元気の良い演舞で会場を盛り上げてくださいました。普段、それぞれ別々に演奏会や演舞等のパフォーマンスを行なっているわけですが、今日のように龍谷コミュニティとして一緒になって演奏できたこと、そして観客の皆さとも音楽を通じてでつながりあえたと実感できたことは、本当に素晴らしいなと思いました。幼稚な表現ですが、小さなホールの中が、楽しさと幸せでいっぱいになりました。素敵でした〜。できれば、こういう機会がもっとあって欲しいとも思いました。
■ひとつめの動画。マツケンサンバIIです。途中で音量がガクンと小さくなる時があります。これは、一部の木管楽器を除いて演奏をストップして、マンドリンが奏でるメロディーが聴こえるように指揮者が指示しているからです。指揮は、私が2019年に部長に就任した時の学生指揮者だった、51期生の田中星治郎さんです。ふたつめの動画。カーペンターズの「青春の輝き」です。吹奏楽部のOB・OGの皆さんによる演奏です。サックスでソロを吹いておられる方は、22期生の方です。今日、演奏された中では一番年長の方です。とはいっても、まだ50歳代半ばでしょうか。
■今日の音楽祭は校友会の主催、校友会のことは大学の総務部が所管されています。ということで、今日は、総務部長さんもお越しになっていました。ひさしぶりにお会いして、いろいろお話することができました。これもよかったかな。
【追記】■大切なことを書き忘れていました。当日の司会進行は、龍谷大学文学部の卒業生である落語家・桂優々さんでした。さすがプロですね、ホールの雰囲気がとっても和らぎました。ありがとうございました。
「龍谷大学校友音楽祭」、「マンドリンオーケストラ」、「吹奏楽部」のOB ・OGに加えて現役部員も、「京炎そでふれ!輪舞曲」の1回生も参加して、盛り上がりました❣️ホールの中が、楽しさと幸せでいっぱいになりました。素敵でした〜。#龍谷大学吹奏楽部 pic.twitter.com/ZK4xvMNEIC
— 脇田健一 (@wakkyken) November 27, 2022
龍谷大学校友音楽祭 in 響都ホール
「Ryukoku Clarinet Orchestra 2022」
■この前の土曜日のことになります。京都駅前の龍谷大学響都ホール校友会館で開催された「Ryukoku Clarinet Orchestra 2022」に行きました。龍谷大学吹奏楽部クラリネットパートの部員の皆さんによる演奏、楽しみました。 ありがとうございました。クラリネットには、さまざまな種類の同属楽器があります。普通、私たちがクラリネットと聞いて頭に思い描くのは、B♭クラリネットと呼ばれるものです。このクラリネットよりも小さく音域が高いものから、アルト、バス、コントラルト・クラリネット、コントラバス・クラリネットに至るまで、全部合わせると相当音域が広がります。素人説明で正確かどうかはわかりませんが、いろんな種類のクラリネットが合奏で生み出すサウンド、とっても気持ちよかっです。
■こちらは、当日のパンフレットです。
先ほど、「Ryukoku Clarinet Orchestra 2022」が終演いたしました!
ご来場・ご視聴いただいた皆さま、ありがとうございました🎶#龍谷大学吹奏楽部#クラリネット pic.twitter.com/tQF7B1M4Ie— 龍谷大学吹奏楽部 (@ryu_windmusic) November 19, 2022
■以下は、無料配信された動画です。終演後、ロビーに出て、観客の皆さんと交流する部員の皆さんの表情を眺めていました。出身高校の後輩の皆さんもたくさん来られていました。皆さんニコニコ顔。幸せそうでした。嬉しそうでした。いいですね〜。「順位」とか「評価」とか関係のない、純粋な音楽の喜びを感じられたのかなと思います。
第70回(2022)全日本吹奏楽コンクール全国大会 金賞団体の自由曲演奏・ダイジェスト版
■「《全国金賞》大学/職場・一般編:第70回(2022)全日本吹奏楽コンクール全国大会 金賞団体の自由曲演奏 」。ダイジェスト版ですが、金賞を受賞した演奏ばかりを聴くと、「日本のアマチュア吹奏楽って、ほんまにすごいな」と思います。ぜひ、龍谷大学の演奏もお聴きください。あわせて、全国の吹奏楽ファンのコメントもお読みください。練習時の演奏を聴いていましたが、龍大のコンクール本番の演奏には、改めて圧倒されました。3年連続金賞、3年連続全ての審査員がA評価です。本当に素晴らしい。
「祝勝報告会」
■昨日のことになりますが、深草キャンパスで開催された「祝勝報告会」に出席しました。輝かしい成績をあげたバドミントン部や柔道部とともに、全日本吹奏楽コンクール3年連続金賞を受賞した吹奏楽部も、お祝いしていただきました。ありがとうございました😊。
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祝勝報告会⭐️開催
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先ほど快晴の空の下で #バドミントン部、#吹奏楽部、#柔道部 の合同祝勝報告会が開かれました🎉
吹奏楽部によるファンファーレが鳴り響き、応援リーダー部とバトンチアSPIRITSによる力強いエールも送られました📣
これからの活躍も楽しみです✨#ryukokuuniversity #龍谷大学 pic.twitter.com/8IsOE0okG0— 龍谷大学広報 (@ryukoku_univ_pr) November 10, 2022