コロナ禍での大学
■金曜日の2限は、社会共生実習「地域エンパワねっと・中央」です。昨日は、大津市役所の職員の方と学生の皆さんが、zoomでミーティングを行いました。ありがとうございました。昨日ご相談したこと、学生の皆さんは懸命に取り組んでくれると思います。すでに地域の世話役の方にも学生の皆さんの取り組みについては説明してあり、地域や行政の理解や支援のもとでうまく取り組めるのではないかと思っています。
■昼休みは、たまたま6号館の「社会共生実習支援室」で出会えた同僚と、夏期休暇中に開催されるオープンキャンパスのことについて相談しました。一部、対面式に授業が戻ってきてはいるものの、オンライン授業が多い中で、同僚との何気ない出会いが減っています。たまた出会って、「ねえねえ、あの件だけど」と相談するチャンスが減っているのです。これって、かなり問題ですよね。組織運営に必要な日常的なコミュニケーションが、脆弱化し不安定になってくるような気がします。まあ、そのことはともかく、ちょっとした偶然の出会いでしたが、オープンキャンパスでの方向性も決まりました。社会共生実習の数あるプロジェクトの中でも、「課題発見×課題解決」を理念として取り組むプロジェクトの魅力を、オープンキャンパスに来られる高校生の皆さんには伝えていこうと思います。
■3限は、後期に開講される1回生向けの「現場主義入門」の打ち合わせでした。うちの社会学部のモットーは「現場主義」なのです。学生の皆さんに、講義ではどのような話をしていくのか、夏期休暇にじっくり考えて、授業の準備を行おうと思います。こちらの授業は対面式なのですが、履修者の人数が想定よりも多い場合、ハイブリッド型の授業になります。
■4限は4回生のゼミでした。ハイブリッド型の授業です。とりあえず、全員が卒論執筆に向けて、研究の進捗状況の報告を終えることができました。かなり研究の焦点がはっきりしている人から、まだまだぽんやりしている人まで、様々です。というこで、これから夏期休暇までの間、集中的に面談を行う予定です。1人30分。全員で19人だから、合計9時間半になりますね。2週間にわたって、空いている時間帯で面談を行っていきます。コロナ禍の大学、こんな感じです。
「ボレロ・イン・ポップス」
■7月11日、滋賀県立琵琶湖芸術劇場びわ湖ホール大ホールで、龍谷大学吹奏楽部のサマーコンサートが開催されます。今回は、コロナ感染のこともあり、YouTubeチャンネルにて無料・生配信をいたします。本番までは、あと2日になりました。新年度になり緊急事態宣言が出て以降は、個人練習以外行うことができませんでした。合奏ができない期間が長かったにも関わらず、部員の皆さんはよくここまで頑張ってこられたなあと思います。
■火曜日に、2限と4限と5限に授業がありましたが、仕事が終わった後、瀬田キャンパスの青朋館にある吹奏楽部の練習場に向かいました。この日の練習は、「ボレロ・イン・ポップス」でした。「イン・ポップス」とタイトルに入っていることからもわかるように、ラヴェルの「ボレロ」をポップス調(少しラテンっぽく?!)に編曲した作品です。今日も、部員の皆さんの演奏を楽しむことができました。誤解を招く言い方かもしれませんが、このように編曲された作品だと、もう少し「妖艶」にというか、ちょっと色気を出して極端に演奏しても良いのではないかと思うのですが、それは私のようなおじいさんの感覚でしょうかね。本番までに、どう仕上げていかれるのか、楽しみです。
朽木の炭焼き
■今日は、朝早くから大雨の中レンタカーを借りて高島市の朽木へ行ってきました。高島市の中山間地域で炭焼きを復活させた、あるいはこれから復活させようとされている集落の活動に関して、聞き取り調査を行ってきました。朽木の市場、麻生、雲洞谷(うとだに)、それから今津にある「たかしま市民協働交流センター」に行き、この交流センターの運営を受託されている特定非営利活動法人コミュニティねっとわーく高島の職員の方たちにお話を伺いました。その時、こんな本があることを教えてくださいました。早速、市内の書店で購入しました。
■朽木の小川(こがわ)にお住まいの榊ご夫妻が出版された『聞き書き 朽木小川 しこぶちさんと奥山暮らし歳時記』です。文章は榊治子さんが、写真は榊始さんが担当されています。朽木の小川は、朽木の中でも一番南にある針畑川沿いにある集落です。榊さんご夫妻は、集落外から移住されてきました。朽木には、このような移住された方たちが、それぞれの集落や地域の中でいろいろ活躍されている、大切な役割を果たしておられるようです。
授業も会議も地域連携もオンライン
■今日は、2限が「地域再生の社会学」のオンライン授業でした。今日は自宅からでした。それが終わったら、LINEにメッセージが…。社会学部の「社会共生実習」の関係者によるFDサロンが開催されているので、早く出席するようにとの事務局からの連絡でした。授業が終わってほっとしていて、すっかりサロンがあることを忘れていました。FD は Faculty Development の略で、大学や学部の教育内容・方法を組織的に行うことですが、今回の場合はサロンとついているように、堅苦しくならずに自由に語り合おうことを目的としていました。
■すぐに、teamsで会議に参加しました。私自身は授業でzoomを使っていますが(大学が推奨しているのはGoogleハングアウトMeet)、うちの大学は会議の類はteamsなのです。昨年春のコロナ感染拡大の頃から、オンラインで会議が開催されるようになりました。私自身、まだ、よくteamsを使いこなせているわけではないのですが、まあ、なんとか最低限の使い方はできるようになっているのかな…という感じです。FDサロンの進行役の方は、teams上でディスカッションの経過を図示しながら進めてくれました(この投稿の写真のように)。こんなこともできるんですね。私はやったことはありませんけど。
■この1年ちょっとの間に、すっかりzoomとかteamsとか、当たり前のツールになり、いろんな仕事が進められるようになりました。コロナとはいえ、何かすごい急激な変化だと思うのですが、こんなことを思うのは私だけでしょうか。落ちこぼれないように、ちょっと必死です。2007年にiPhoneが発売された時、いち早く購入した類の人だったのですが、今は、コロナ禍で、世の中(職場)の変化にけっこう必死になってついていこうとしています。退職まであと6年ですが、なんとかなるのかな。落ちこぼれずにすむのかな。心配。
■さて、今日のFDサロンでは、コロナ禍の中で地域連携型の実習を進めていくための苦労話だけではなく、将来のカリキュラムについてもいろいろ意見交換をすることができました。仮に新しいカリキュラムが動き始めているにしても、その時、私はとっくに退職していることでしょう。それでも、長年このような実習に関わってきた者としては、経験的にいろいろ考えてきたことがあります。そのような経験知を、私よりも若い教員の皆さんに伝えておきたいと思うのですが、どう思われているでしょうね。微妙…。迷惑かもしれません。まあ、それも仕方がありませんかね。
■FDサロンが終わったあとは、遅い昼食をとって、いろいろ溜まっている事務的な仕事やメールでの連絡を行いました。今日、良かったなと思うことは、「社会共生実習」で私が担当している「地域エンパワねっと・中央」に関連して、地域の方とLINEのビデオ通話を使ってご相談ができたことです。以前の投稿にも書きましたが、昨年度、履修していた学生の皆さんは、絵本や漫画を媒介に、地域の親子がつながっていくためのプロジェクト「図書館プロジェクト」を立ち上げようとしていました。残念ながら時間切れで取り組むまでには至りませんでしたが、その先輩が残したプロジェクトのプランを、後輩たちが引き受けて具体的に取り組んでいこうとしています。
■今日は、そのことに関連してのご相談をさせていただきました。とても前向きにお聞きいただき、いろいろ側面からご支援いただけることになりました。本来であれば、こういった地域の方への相談等も学生の皆さん自身でするべきなのですが、コロナのため学外で活動できる時間が足りなくなっていることから、私も側面から応援することにしたのでした。金曜日、この「図書館プロジェクト」に関連して、学生の皆さんは、市役所の職員の方ともzoomでミーティングをすることになっています。これから紆余曲折、そしていろいろ難関が待ち構えていると思いますが、それを乗り越える中で、様々な力を身につけてもらいたいと思っています。
■zoom、GoogleハングアウトMeet、teams、LINE…これからさらにどうなっていくのかな。いろいろ新しいものが出てくるんでしょうね。
210,000アクセス感謝!!
◼︎アクセスカウンターが、「210,000」を超えました。皆様、ありがとうございます。アクセスカウンターが「200,000」を超えたのは2021年2月1日でした。「190,000」から「200,000」までは、やはり「134日」かかりました。今回、「200,000」から「210,000」までは「154日」かかりました。どのような方達がご覧くださっているのか、私にはわかりませんが、心より感謝いたします。
外囿祥一郎先生の指導
■先週の金曜日、授業が終わった後、瀬田キャンパス青朋館にある吹奏楽部の練習場に向かいました。本番が迫ってきたサマーコンサートに向けての練習を見学させていただくためです。この日は、ユーフォニアム奏者として世界的に知られている外囿祥一郎先生がレッスンのためにお越しになっていました。ということで、若林義人音楽監督の依頼により、外囿祥一郎先生が、急遽、合奏の練習を指揮されることになりました。いつもとは違う指揮のもとで演奏することは、部員の皆さんにとって、大変勉強になるからです。
■曲は、ベルギーの作曲家ヤン・ヴァン・デル・ローストが作曲した「カンタベリー・コラール』(Canterbury Chorale)。前回、私がこの曲の練習を見学した時は、初めての合奏だったと思いますが、その時と比較して、今回は格段に上達していました。そして、外囿先生が指導されることで、細かな音楽の造形が明確になってきました。自分はどのように演奏すれば良いのか、譜面をそのまま吹くのではなく、自分自身のイメージをはっきり持って(考えて)演奏することの重要性を強調されていたように思います。まあ、素人の印象程度でしかないので、的確な表現でないことはお許しください。若林音楽監督や外囿先生のようなプロの指導者の指導を拝見させていただくと、私は演奏するわけではないのですが、それでもはっとすることが何度もあり、とても勉強になります。
■いよいよ、次の日曜日が本番になります。部員の皆さん、頑張ってください。コロナ禍の中でも、サマーコンサートを開催できることの喜びを噛み締め、支援してくださった全ての方達に感謝してください。龍谷大学吹奏楽部の部訓は「音楽 感謝」です。
地域とアート
■滋賀県立近代美術館がリニューアルし、6月27日に「滋賀県立美術館」として再開館しました。詳しくは、こちらをご覧ください。
■滋賀県立美術館は、龍谷大学瀬田キャンパスの近くにあります。ともに、文化ゾーンの中にありますが、私自身はたまに訪れるだけで、積極的に足を運ぶことはありませんでした。今日は、その美術館の副館長をされている木村元彦さんを訪問しました。大津市内のとある地域で、アートによる地域活性化に取り組もうという話があるのですが、そのことに関して、少しアドバイスをいただくためです。2018年12月のことになりますが、facebookの鉄道好きのつながりの中で親しくしていただいている芦田繁樹さんを通して、木村さんとご縁をいただくことになりました。場所は、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」です。人の出会いやつながりは大切だな〜と、今日も改めて思いました(そして、「利やん」についても、ありがたいな〜と、とっても思っています)。
■今回、木村さんには、いろいろ貴重なアドバイスをいただくことができました。また、館内で開催中の展覧会をご案内いただきました。木村さんに、ひとつひとつ解説していただきながら展示を楽しむことができました。とても贅沢な時間を過ごすことができました。観覧している最中に、お一人の学芸員の方ともお知り合いになることができました。これからご相談に乗っていただけそうです。ありがたいです。
■美術館は、建物自体は大きく変わっていませんが、館内の雰囲気は大きく変わりました。来館する人びとの「リビングルーム」を目指しているそうです(以前は、「県民の応接室」)。日常生活とシームレスにアートの世界がつながるって、素敵じゃないですか。今日は、年間パスポートも入手しました。職場に近いわけですから、これからは頻繁にこの美術館に通うことにします。現在、開催されている展覧会については、別に投稿しようと思います。
ひさしぶりの弁当
■昨日は、ひさしぶりに弁当を作って大学に持って行きました。本当にひさしぶりです。以前はよく作っていたので、嬉しがって自分のことを「弁当男子」と呼んでいましたが、もうそんなふうには言えません。弁当作り、あまり長続きしませんでした…。昨日の弁当は、ほぼ前日のオカズの残りを弁当に入れただけのものです。ご飯は、冷凍の白ごはんととうもろこしご飯を解凍して、その上にゴマを振りかけ、塩昆布と自家製の椎茸の佃煮を乗せました。ゴマはあえてたっぷり。オカズの方は、下から、まずはゴウヤと玉ねぎとワカメとツナのマヨネーズ和えです。次がケチャップ風味の鶏肉のソテー。そして夏野菜のマリネ。最後は炒り卵です。これだけは朝に作りました。卵を攪拌し、そこに麺つゆと砂糖少々入れて再度攪拌。レンジで30秒チンして攪拌、さらに30秒レンジ。なんちゃってのオカズです。
■もっと大人の雰囲気の弁当を作りたいのですが、弁当には卵と野菜と彩にプチトマトを入れるので、印象として「信号機」のようになってしまいます。もう少し落ち着いた雰囲気にしたいんですけどね〜。オカズを、彩豊か?!なカップに入れているのもよくないかな〜。大人の雰囲気にはなりませんね。曲げわっぱのような弁当箱を使うと、また雰囲気も変わるのかな。オカズの汁がもれる可能性がありますけどね。
マインドマップのグループワーク
■今日の「地域エンパワねっと・中央」(龍谷大学 社会共生実習)では、「地域エンパワねっと」13期生の先輩たちが残したアイデア「図書館プロジェクト」を具体化するために、14期生たちが「マインドマップ」を使ったグループワークに取り組みました。
■13期生(現在3回生)は、コロナ禍で思い出づりができない小学生のために、地域の皆さんと一緒に小学校の校庭で「スカイランタン」を飛ばすイベントを開催しました。じつは、13期生は、もうひとつ「図書館プロジェクト」の企画も立ちあげようとしていたのですが、時間切れで、具体化するところまでは活動ができませんでした。
■14期生は、コロナ禍で具体的な活動をなかなか始めることができない中、先輩たちの提案を具体化することにからまずは取り組み始めました。このプロジェクトでは、コロナ感染に最大限配慮しながら、絵本を楽しむことを通して、地域の人びとが(親子同士)の「つながり」が生まれることを目指していきます。