シニアの会

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20160409senior3.jpg■大津市へ転居して、5週間が過ぎました。引越しの混乱も、なんとか収まって普通に暮らせるようになりました。今までは、自宅と職場の往復、介護、そして自宅の内側のことばかり気にかけていましたが、昨日は、やっと地域の活動に参加することができました。自治会の高齢者の方達が自主的に企画運営している活動です。「シニアの会」といいます。私はまだ還暦にも達していませんが、どういうわけかお誘いを受けて参加させていただくことになりました。今回は、近所の公園でお花見ハイキングでした。「人生の先輩方」と一緒に歩きながら地域のことをいろいろ教えていただきました。「先輩方」からすれば、私などはまだ「ヒヨッコ」の類です。ということもあり、多少、年齢的な「アウェイ感」がないわけではありません。とはいえ、せっかくお誘いいただいたのですから、気にしていても仕方がありません。

■私の暮らしている地域は、いわゆる郊外の新興住宅地なのですが、隠れた「桜の名所」があります。不思議なことに、地元の皆さんしかやってきません。人で混み合うようなことは全くありません。この日も、家族、友人同士、自治会…様々な方達が桜を楽しんでおられました。私たち「シニアの会」も、桜の樹の下でお手製のお弁当をいただきながら、そしてお菓子をお互いに譲り合いながら、気持ちよく花見をしました。

■私のところの自治会には、若い年代の家族が住んでおられます。しかし、近くの自治会でも、四半世紀ほど前に開発された地域の自治会の場合は、高齢化率が高くなっているとお聞きしました。高齢化率が高くなるような状況の中では、いろんな意味でお互いを気遣い、支え合えるような「良い関係」をたくさん持っておくことが大切なことだと言われています。昨日は、そのことを強く実感しました。

地球研で研究会議

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20160409chikyuken4.jpg■8日(金)の午後は、桜の花が咲く総合地球環境学研究所で、コアメンバーとして参加しているプロジェクト「生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会―生態システムの健全性」の拡大会議が開かれました。あいにく地球研以外のメンバーの中には、本務先の用務のため参加できない人もいましたが、とにかく今年度の基本方針を決めるこの会議を、きちんと開催することができました。人事、年間スケジュール、予算等について、4時間ほど議論を行いました。基本的に事務的な内容の会議なのですが、時々、研究の中身にまで突っ込むような議論にもなりました。それが、良かったなあと思います。

■文理融合型の学際的研究、そして行政・地域住民・市民との共同の中で進める超学際的(TD : Transdisciplinary)研究プロジェクトのスリリングで興味深いところは、それぞれのディシプリンの相補的関係が見えてきた瞬間に、重要な指摘やアイデアが創発的に生まれてくることです。重要な指摘やアイデアは、ディシプリンの間に隙間に発生するのです。もっとも、そのような重要な指摘やアイデアが生まれても、会議の中だけで消えてしまっては意味がありません。それらが、プロジェクトの活動の中で活かされていかなければいけません。そこがなかなか難しいところでもあります。

■会議の後は、懇親会でした。3枚目の写真でふざけているのはPD研究員の皆さんです。テーブルの上には、美味しい料理が並びました。どうですか、立派な鯛でしょう。もったいないので、刺身をいただいた後は、あら炊きにしていただきました。春は鯛の季節です。美味しい鯛をいただきながら、春を感じました。

春の宴会

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■ひとつ前のエントリーにも書きましたが、民博の特別展を観覧した後、母が入所している介護老人保健施設まで車を走らせました。この日は、母の見舞いだけでなく、介護福祉士、看護師、栄養士、ケアマネージャーといった施設の専門職の皆さんと、母の状況共有のためのカンファレンスが持たれました。その後、急いで滋賀に向かって車を走らせました。この日、夕方から「教員部長会」が開催されることになっていたからです。母の施設には妻も同行してくれたことから、私は山科で車を降り(後は妻に任せて…)、電車で深草キャンパスに向かいました。

■「教員部長会」は、大学の縦割り組織の弊害を少しでも緩和し、組織の壁を超えて横に連携していくことを目的に開催しています。学長にも参加していただいています。もっとも、今回で開催は2回目です。私も含めた教員部長3名で始めました。今回も、食事と酒を楽しみながら、いろいろ情報・意見交換をすることができました。場所は、深草キャンパス近くの割烹料理店です。写真は、この時に出てきた一品です。春らしい椀です。桜の香りが漂う美味しい椀でした。桜の蕾、桜の葉、桜色の染まったおこわの中身は白身の魚…、それらを葛餡とともに美味しくいただきました。「春の宴会」ですね〜。ところで、次回の開催もすでに決まっています。次回は6月に開催することになっています。場所は、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」です!!

国立民族学博物館 特別展「夷酋列像 ―蝦夷地イメージをめぐる 人・物・世界―」

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■新年度になり週末もいろいろ用事が入り、兵庫県の介護老人保健施設に入所している母親の洗濯物の交換や見舞いに行くことができませんでした。ということで、木曜日ですが、車を飛ばして母親のところに行ってきました。授業が始まっていないので、会議が入っていなければこういうことも、まだ可能なのです。車で行くことから、吹田市にある国立民族学博物館に立ち寄ることにしました。民博で、特別展「夷酋列像 ―蝦夷地イメージをめぐる 人・物・世界―」が開催されていたからです。以下は、特別展の企画内容です。

極彩色の衣装に身を包み立ち並ぶ、12人のアイヌの有力者たち。松前藩家老をつとめた画人、蠣崎波響が寛政2年(1790)に描いた「夷酋列像」は、時の天皇や、諸藩の大名たちの称賛を受け、多くの模写を生みました。蠣崎波響筆のブザンソン美術考古博物館所蔵本と国内各地の諸本が、はじめて一堂に会します。絵をめぐって接する人、交叉する物、そして日本の内に胎動し始めた外の「世界」。18世紀から現在に続く、蝦夷地=北海道イメージを見渡します。

■展示は、4つのコーナーで構成されていましたが、私は特に、後半の「Ⅲ 夷酋列像をめぐる物」と「Ⅳ 夷酋列像をめぐる世界」を興味深く観覧することになりました。「夷酋列像」に描かれたアイヌの有力者が身につけている衣服は、「蝦夷錦」と呼ばれる絹織物の着物、おそらくはロシア人のコートや靴などを身につけています。アイヌの有力者たちは、北海道、千島、サハリン、沿海地方といった北東アジアの交流・交易によってそれら衣服を得ているのです。この特別展では、「『異人』であると同時に味方の『功臣』であるという、相反する二つの要素を持つアイヌ像」という表現をしていますが、そのような両義的な存在であるアイヌ像を媒介として、鎖国の状況の中で江戸時代の人びとは、外国をイメージしていったのですね。そのことを展示を通して実感しました。「夷酋列像」には、多くの模写が存在していますが、そのような模写を生みだした当時の状況を理解することができました。

■民博に車で出かけたのは初めてだったので、どこに車を駐車していいのかわからず、結局、日本最大級のショッピングモールと言われている「ららぽーとEXPOCITY」の駐車場にとめることになりました。この駐車場からだと、雨の中、民博まで15分ほど歩かねばなりませんでした。母の世話もあり、じっくり特別展を楽しむことはできませんでしたが、満足しました。

80,000アクセス感謝

20160407kyotoshinhankyu.jpg ■アクセスカウンターが80,000に到達しました。皆様、ありがとうございます。アクセスカウンターは、2012年の9月5日に設置しましたが、それ以降、以下のようにアクセス数が増えてきました(5,000刻み)。5,000ごとに、かかった日数=期間は縮まる傾向にあり、1日ごとの平均アクセス数も伸びてきていましたが、2015年度からは、アクセス数は減少傾向です。一時はアクセスが100/日を超えることはありましたが、70〜80/日に落ち着いています。

■今回の75,000から80,000にかけては春休みの期間ということもあり、「まあ、ぼちぼち…」と言った感じでしょうか。とはいえ、いつもと同じく、内容を大幅に改善することはなかなかできません。日記、身辺雑記のレベルを超えることはありませんが、今後ともどうかよろしくお願いいたします。

■ちなみに写真は、アクセス数とは関係ありません。写真が何もないのも寂しいなと思ったものですから。京都駅前の新阪急ホテルです。影が面白いなと思って撮りました。

2012/9/5:アクセスカウンター設置。
2013/2/21 :5,000アクセス:期間169日: 30アクセス/日
2013/6/29 :10,000アクセス。期間128日: 39アクセス/日
2013/10/30 :15,000アクセス。期間123日: 40アクセス/日
2014/2/6 :20,000アクセス。期間99 日:51アクセス/日
2014/5/6 : 25,000アクセス。期間89日: 56アクセス/日
2014/8/5 :30,000アクセス。期間91日: 55アクセス/日
2014/10/21: 35,000アクセス。期間77日: 65アクセス/日
2014/12/8 :40,000アクセス。期間48日: 104アクセス/日
2015/1/27 :45,000アクセス。期間50日: 100アクセス/日
2015/3/25 :50,000アクセス。期間56日: 90アクセス/日
2015/5/19 :55,000アクセス。期間55日: 91アクセス/日
2015/7/22 : 60,000アクセス。期間64日: 78アクセス/日
2015/9/27 : 65,000アクセス。期間67日: 75アクセス/日
2015/11/23 : 70,000アクセス。期間57日: 88アクセス/日
2016/1/26 : 75,000アクセス。期間64日 : 78アクセス/日
2016/4/7 : 80,000アクセス。期間72日 : 70アクセス/日

大津駅・滋賀県庁界隈の桜

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20160406sakura2.jpg ■ひとつ前のエントリーにも書きましたが、滋賀県庁から少し東に歩いたところにある合同庁舎に行きました。合同庁舎の最寄の駅は、大津駅です。この季節、大津駅は非常に素敵な雰囲気に包まれます。プラットホームの北側、琵琶湖側に植えられた桜に花が咲くからです。通勤の途中に電車で大津駅を通過しますが、電車の窓からは満開の桜が見えます。毎年、この駅の風景を楽しみにしています。

■合同庁舎から大津駅に戻る時、滋賀県庁の新館の南側を通りました。すると、そこにも満開の桜が…。

■私は、32歳の時に滋賀県職員になりました。今から、25年前のことです。現在の、滋賀県立琵琶湖博物館の開設作業にあたるために研究職として採用されました。配属されたのは、滋賀県教育委員会文化施設開設準備室。職名は、学芸技師でした。この新館の最上階のホールで行われた辞令交付式で、新採用の若い職員の皆さんと一緒に、当時の稲葉知事から辞令をいただきました。その時も、新館の南側には桜が咲いていたはずなのですが、全く記憶にありません。といいますか、今日、ここに桜が咲いていることに、初めて気がついたのではないかと思います。なんとも…情けない話しなのです。

汁なし担々麺(3)-大津駅前-

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▪︎今日は、滋賀県庁から少し東に歩いたところらある合同庁舎に行きました。大津市への転居にともない、いろいろやるべきことが生まれてきたからです。無事に用事をすませて、大津駅方面に戻りました。時間は、ちょうど昼飯時です。この時間帯にこの界隈にきてしまうと、自然に吸い寄せられるかのように、ラーメン「ひばり」へ行ってしまいます。もちろん注文するのは「汁なし担担麺」です。こちらのラーメンも非常に美味しいことは承知しているのですが、静かな「汁なし担担麺」のマイブームがまだ続いています。

▪︎具と薬味は、青ネギと肉そぼろ、香ばしいナッツ、玉ねぎの微塵切り、さらにメンマ。唐辛子の辛さに加え、山椒や花椒の痺れる感覚が癖になります。もう、癖になっています。ただし、ひさしぶりだったので、こんなに量が多かったかな…と気になりました。ちょっと食事には気を使っているものですから…。まあ、たまにだったらいいかな。写真は、20回ほど箸でかき回したのちに撮りました。かき回すほど美味しいように思います。麺にすべてからめてタレも具も食べてしまうのが良いのでしょうが、どうしても残ってしまいます。ということで、「ライス小」を…。いけません。ライスも頼んでしまいました。残りにこの「ライス小」を加えて、またひたすらかき回し、いただきました。カロリー摂り過ぎです。

スーパー地形

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■「カシミール3D」というソフトがあります公式サイトをみると、次のように説明してあります。

地図ブラウザ機能を基本に, 風景CG作成機能, GPSデータビューワ・編集機能, ムービー作成機能, 山岳展望機能などの多彩な機能を搭載しています.
国土地理院の数値地図をはじめ, スイス地理局の数値地図, 米USGSの地図, ランドサット衛星画像, 火星など世界中の地図・地形データ、衛星・航空写真を使用できます.
市販の電子地図では詳細がわからない山間部もカシミールでは 1:25000 の詳細な地形図を使うことができます.しかも趣味で作っているのでフリーソフトです。

■地形や地図が好きな方たちは、おそらくこのソフトを使いこなしておられるねでしょうね~。私も使いたいな・・・と思いつつ、なかなか手がでせずにいました。ところが、驚いたことに、iPhoneやiPadのための「高密度の地形データがセットされ、カシミール3Dのすべての機能が活用できるパッケージ」がアプリとして販売されたのです。さっそくダウンロードしてみました。微妙な微地形がクリアにわかります。これは、楽しい。もっと使ってから、再度、使い心地等を報告したいと思います。画像は、琵琶湖・淀川水系のエリアの高低を表現したものです。

絵本『ほしじいたけ ほしばあたけ』

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■またまた絵本のエントリーです。私は絵本が好きです。自分のために絵本を買います。数日前、知り合いのお子さんに絵本や図鑑をプレゼントするため書店に行きました。その時、とても面白い絵本を見つけました。『ほしじいたけ ほしばあたけ』。プレゼント用とは別に、自分のためにこの絵本を買いました。書店で立ち読みしている時、発想や絵の面白さに大笑いしてしまいました。ということで購入。ここでネタバレしてしまうわけにはいかないので、どんな絵本なのか…以下をお読みいただければと思います。

Ehon Navi ほしじいたけ ほしばあたけ

■作者の石川基子さんは、この作品で第36回講談社絵本新人賞を受賞されました。以下では、制作日記を読むことができます。読む方は、大笑いして「素敵な絵本やな〜」と思っているだけで良いのですが、制作する側は大変なのですね。

第36回講談社絵本新人賞受賞 石川基子の制作日記

絵本『空からやってきた手紙』(3)

▪︎絵本『空からやってきた手紙』(2)の続きです。

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