You, Unlimited

20130523seta.jpg ■昨晩は、午前中が授業、午後からは学科会議、学部教授会、大学院研究科委員会と会議が続き疲れました。そんな疲れたときに見えたのが、この風景。iPhone5での撮ったものです。

■私は、文科系の大学教員には珍しく、月曜日から金曜日まで毎日大学にいっています。いろいろ会議が入り、自分の講義やゼミ以外にも「大津エンパワねっと」を担当していたり…というわけで毎日大学に行っているのです。しかも、ゼミで行っている「北船路米づくり研究会」の活動や研究関連の会議・調査が週末に入ります。ということで、5月6日(月)から6月15日(土)まで、休める日が1日もありません。今週末は、土曜日が野洲川流域で調査、日曜日が岐阜県関市での講演、来週末は学会と自治会活動、その次の週末は「入門演習」で学生たちと1泊2日の視察旅行。正直いえば、この歳でかなりしんどいことではありますが、なんとか頑張り通さなくては…なのです。

■学生だけでなく教員も「You, Unlimited」です。自分、頑張れ! です。

極楽へのいざない

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■龍谷ミュージアム「特別展 極楽へのいざない~練り供養をめぐる美術~」。以下は、この特別展の解説です。
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練り供養とは、面や装束を身に付け、仏菩薩に扮した人々が、極楽浄土にお迎えに来る様子を演じる宗教行事です。 とりわけ岡山・弘法寺の踟(ねり)供養は、着ぐるみの元祖ともいうべき、人が動かす木彫の阿弥陀如来像が登場することで有名です。 長い歴史をもつ奈良の當麻寺をはじめ各地に残る練り供養の遺品や、練り供養成立の背景となった浄土教美術の優品を紹介します。
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龍谷ミュージアム

躍動する仏教系NGO

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■2013年度 第1回 国内シンポジウム「躍動する仏教系NGO―その活動と展望」を開催します
龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC)
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2013年度国内シンポジウム「アジア仏教の現在Ⅳ」

「躍動する仏教系NGO ― その活動と展望」
開催日時:2013年6月1日(土) 13:30~17:00 <13:00会場>
会  場:龍谷大学大宮学舎 清和館3Fホール
登 壇 者:茅野 俊幸 (公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 専務理事)
     茂田 真澄 (特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク 理事長)
     中村 尚司 (龍谷大学人間・科学・宗教総合研究センター 研究フェロー、龍谷大学アジア仏              教文化研究センター 研究員、特定非営利活動法人JIPPO専務理事)

主  催:龍谷大学 アジア仏教文化研究センター(BARC)
協  力:特定非営利活動法人JIPPO
問い合わせ先:龍谷大学 アジア仏教文化研究センター(BARC)
TEL:(075)343-3808 http://barc.ryukoku.ac.jp/
龍谷大学 人間・科学・宗教総合研究センター事務室
TEL:(075)645-2154

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プログラム:
13:30~13:45 開会の挨拶
桂 紹隆  (龍谷大学文学部教授,龍谷大学アジア仏教文化研究センター長)
13:45~15:15 第一部基調報告
       報告1.茅野 俊幸 「アジアの活動を被災地に生かす」
       報告2.茂田 真澄 「アーユス事業の特質:仏教者としてなすべきこと」
       報告3.中村 尚司 「宗門の壁を越える課題:JIPPOの経験から」
15:15~15:30 休憩
15:30~16:45 第二部 パネルディスカッション
ファシリテーター:若原 雄昭(龍谷大学文学部教授,龍谷大学アジア仏教文化研究センター ユニット1リーダー)
コメンテーター :小原 克博(同志社大学神学部教授,一神教学際研究センター長)

高橋 卓志 (神宮寺住職,NPO法人アクセス21代表,龍谷大学文学部客員教授)
16:45~17:00 閉会の挨拶
佐藤 智水  (龍谷大学文学部客員教授,龍谷大学人間・科学・宗教総合研究センター 研究フェロー,龍谷大学アジア仏教文化研究センター ユニット3リーダー)

トレーニング再開

20130521walking.jpg ■3月10日の「京都マラソン」を完走してから、いっさい練習をしていませんでした。まわりの皆さんは、もう完全にランニングが日常生活のなかに定着されていて、「走らなければ我慢できない!」という方たちばかり。一方の私は、マラソン完走という当初の目標を達成したあと、燃え尽き…という程の達成感もないまま、体が走られる程に戻ったあとも練習を再開できずにいました。そうしているうちに、1ヶ月、そして2ヶ月が過ぎてしまい、昨年の7月にマラソンの練習を始める前に体力も戻ってしまったかのような感じです。あっ、体重も増えてしまっています…。

■そんな情けない状況を過ごしているなか、「びわ湖レイクサイドマラソン」(15km)や「大津市民駅伝」を走るランニング仲間であり、職場の同僚でもあるH先生が、還暦を超えて、再びフルマラソンに挑戦するために練習に励んでおられるというのです。しかも、瀬田駅とキャンパスのあいだは、必ずウォーキングをされています。こなこともありました。「最近、マラニック*のリュックを買ったんだけど、これを背負って走ると、なんだか楽しくて練習をしたくなるんだよ〜」とおっしゃるです。H先生は、私がランニング用のタイツやシューズにこだわっているのをみて、「脇田さんは、道具から入るタイプなんだね」とちょっと小馬鹿にされていたのに…です。なんだか癪に障るではありませんか〜。

■というわけで、私も練習を再開することにしました。まずは、ウォーキングからということで、今日はTシャツで出勤です。大学の最寄りの駅からキャンパスの研究室のある2号館までの坂道約3kmを28分39秒で歩きました。途中、スポーツドリンクを買ったり、なんとキャンパスからウォーキングでくだってくるH先生とばったりであい(早朝の会議が終わり帰宅される途中…)立ち話しをしたりして、2分15秒ほどロスタイムはありますが、かなり速いペースで歩きました。まずまずの出だしでしょうか。しかも、バスの回数券150円、得しました〜。

*マラニック:マラソンとピクニックを合わせて造語で、タイムを競うのではなく、自分のペースで楽しみながらピクニックをするように走ること。

北船路米づくり研究会・田植え作業

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■ゼミ活動の一環として行っている「北船路米づくり研究会」では、毎年5月の下旬に北船路(旧・志賀町、大津市八屋戸北船路)の棚田で「龍大米コシヒカリ」の田植え作業を行っています。今年は、昨日19日(日)に田植えを行いました。私たちが田植えをしている田んぼは、「北船路米づくり研究会」の顧問で、私たちの指導をしてくださっている吹野藤代次さんの田んぼです。棚田の一番てっぺんにあります。トップの写真は、田植え作業を始めるにあたり、顧問の吹野さんを中心にミーティングをしているところです。この写真をみて、「みんな(男女ともですが)可愛らしいね〜」と思うのですが、それは私がお爺さんに近づいている証拠ですね。

■昨日は、11名の学生(4年生4人、3年生8人)が参加しました。嬉しいことに、この春に卒業した研究会OBも1人参加してくれました。すばらしいです!! また、大学からは、龍谷大学新学部設立準備室のお2人の職員も参加してくださいました。さらに、この村に新住民としてお住まいになっているご夫婦が、私たちの田植えの応援に駆けつけてくれました。報道関係では、大津市役所から、農政関連の広報担当の方が取材に来てくださいました。昼からは、読売新聞「しが県民情報」の記者さんも取材してくださいました。それから、近くの和迩にお住まいの旧知の知り合いも、雨のなかわざわざシュークリームを差し入れてくださいました。みなさん、ありがとうございました。心から感謝いたします。

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■田植えは、今年で4年目になりますが、上段の2枚の写真のように、印をつけたロープを田んぼに張って、印のとおりに苗を植えていきます。今年は、2チームにわかれて作業を行いました。学生たちが、田んぼの半分の面積を手植えで田植え。残りの半分は、吹野さんが田植機で田植えをすませてくれました(全部自分たちでやっていると、一日作業になってしまうものですから…)。ロープの印とおりに苗を植えているはずなのですが、思うようにはなかなかいきません。下段左の写真のように、苗を植え直したり、ずれている列を調整したりする作業も必要でした。毎年のことなのですが、いやはや…なのです。でも、学生たちは頑張って、午前中で、龍大コシヒカリの田植えを終えました。昼食は、棚田の畑でテントを張り、吹野さんのお手製の炊き込みご飯をいただきました。天気予報は雨になる予定でしたが、なんとか午前中はもってくれました。助かりました。ちょうど、炊き込みご飯をいただいているときに、雨がポツリポツリと降り始めたのでした。

20130520komekentaue6.jpg■午後からは、雨が降り始めました。仕方がないので、テントをもったまま棚田の下の方にくだっていきました(湖西道路の下の方)。酒米の田植えをするためです。昨年、北船路の棚田で実施した都市・農村交流イベント「かかし祭」をきっかけに、北船路で生産した酒米(ヤマダニシキ)を原料に、大津市の中心市街地にある蔵元・平井商店さんで地酒を生産する…というプロジェクトが誕生しました。すでに村の生産組合では、田植えを済ませておられたのですが、田んぼの4隅は機械で苗を植えることができないため、私たちが手で植えることになったのです。しかし、テントをもって移動するレインコートの学生たち…、なんだか微笑ましいというか、不思議な光景ですね〜。

20130520komekentaue7.jpg ■秋には、龍大コシヒカリと酒米ヤマダニシキが黄金色の穂を実らせるはずです。そのときには、こちらの龍大職員のお2人もまたご参加いただけるようです。お2人、この4月から、2015年に開設される農学部の開設準備の業務を行っておられます。デスクでの仕事だけでなく、こうやって学生が農作業に取り組む現場にいってみようという、そのお気持ちがとても嬉しいですね。

■「北船路米づくり研究会」では、グローバル経済のなかで、食の安心・安全が脅かされている時代だからこそ、地域社会に暮らす生産者と消費者の信頼・共感・協働に基づいた、食と農に関する地域経済の仕組みをどう立ち上げて行くのか…、そのような問題意識のもとで活動をしています。2015年に開設される農学部は4学科で構成されますが、そのうちの1つは食料経済学科です。その学科でも、私たちのゼミの活動と重なるような授業や実習が行われると思いますが、ぜひとも学部の壁を超えて連携していきたいと思います。

第18回「北船路野菜市」

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■ゼミ活動の一環として取り組んでいる「北船路米づくり研究会」では、一昨年の夏から、ほぼ毎月、第三土曜日に「北船路野菜市」を開催しています(4月と9月は野菜の生産が途切れることもあり開催できないのですが…)。自分でも思いますが、よくここまで続いてきたなあと思います。

■この「北船路野菜市」は、「北船路米づくり研究会」の2期生が始めました(2期生は、今年の3月に卒業しました)。現在は、3期生と4期生が頑張って取り組んでいます。先輩から後輩へと活動が継承され、その活動内容も少しずつ発展してきました。4期生は、この春に私のゼミに配属になったばかりの3年生たちです。まだ、多分に戸惑っている感じですが、来年になると、おそらくひとつの上の学年のようにバリバリ取り組んでくれるものと信じています。

■今日、こんなことがありました。リーダーの枡田くんが大声を出して野菜を売っていると、自転車に乗ったご夫婦が前を通りすぎようとされましたが、急ブレーキをかけて停まり、枡田くんのところに戻ってこられました。このご夫婦、社会学部の地域連携型の教育プログラム「大津エンパワねっと」で、枡田くんがお世話になったご夫婦でした。「枡田の顔をみたら、通りすぎるわけにいかんやん」と笑いながら枡田くんに話しかけ、野菜を買っていかれました。何気ない出来事ですが、ここには、とっても大切なことが存在しているように思います。おそらく、枡田くんも、そのことにきちんと気がついていると思います。

■ところで、明日(19日)は、いよいよ「龍大米コシヒカリ」の田植え作業です。米は、私たちでも指導農家のサポートをいただきながら、なんとか生産することができます。ということで、そのお米に関する出来事について…。

■私たちの「北船路野菜市」は、大津市の丸屋町商店街で開催していますが、お隣の菱屋町商店街でも、商店街の理事長さんのご理解をいただき、移動販売させてもらっています。今日は、こんなことがありました。いつも買って下さる方が、「お米ありませんか?」と聞かれたのでした。私たちの生産した龍大米は、厳しい棚田の環境で生産された米ですから、小粒ですが、甘味が濃い美味しいお米です。10月11月に新米の段階で売り切ってしまいます。

■「お米ありませんか?」と聞かれたお客様、じつは、昨年の秋、龍大米をお買い求めいただいたのですが、ご自宅には他にも先に食べるべきお米がたくさんあり、昨日やっと、私たちの龍大米を炊いて召し上がられました。そうしたところ、とっても美味しいので、またほしくなった…とのことでした(新米の段階で召し上がっていただく、もっともっと美味しかったと思います)。残念ながら、この時期、もう私たちの龍大米はありません。明日、田植えをする龍大米の成長を心待ちしていただくしかありません。頑張って育てます!!

■写真について説明しておきます。
【上段左】研究会リーダーの枡田くんが、新玉ねぎの価格をいくらにするか、指導農家と相談をしているところです。枡田くんは、前日から北船路に泊まり込み、出荷の準備と運搬作業をしてくれています。
【上段右】twitterで、「北船路野菜市」のツイートをみてくれた友達の「しょうこやん」が、京阪電車に乗って買いに来てくれました。
【下段左】野菜市の様子。
【下段右】今日の野菜市が終了したあと、会場である大津百町館の座敷で、売上金の確認をし、出荷してくださった農家に売上代金をお届けるすめたに、それぞれの農家の売上金を封筒に入れているところです。売上金は、この日のうちに、協力農家に届けられます。このような裏方の作業の仕組みも、すべて学生たちがいろいろ考えてやっています。私の方は、ただ、そばで安心して見ているだけです。

20130518yasaiichi4.jpg【追記】■「北船路米づくり研究会」のパンレットができあがりました。私たちの活動の内容や目的等について、多くの皆さまにご理解いただくために作成しました。すでに、ロゴ・マークも作っているのですが、それらの使用は、次の段階かと思っています。

4年生ゼミコンパ

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■昨日は4年生のコンパでした。最近は、コンパという言葉は死語になっているような気がします。学生たちは、「飲み会」っていいますが「コンパ」とはいいません。しかし、「追いコン」「新歓コンパ」はまだ生き残っているような気がするな…。そのあたり、どうなんでしょうね〜?今回は、就職活動やアルバイトの関係で参加者は少なかったのですが、楽しい時間を過ごすことができました。上の写真は、二次会の「お好み焼き屋」さんで撮ったものです。なんだか上手い具合に、曲線のアーチが生まれていますね。

■就職活動、すでに内定が出ている学生、内定が出てもまだ就職活動を継続している学生、最終面接が間近という学生など様々ですが、今年もなんとかみんな就職してくれそうです。就職活動が一段落したら、こんどは卒業論文に懸命に取り組んでもらわねばなりません。頑張ってくれよな〜。
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学内企業説明会(龍谷大学)

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■龍大生のみなさん、忘れないようによろしくお願いいたします!!

関市で講演会

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■岐阜県の関市で、お話しをさせていただきます。そろそろ、講演の準備をしないと…。

今日の来客

■今日、金融大手(メガバンク)のコンサルティング会社の方が2人研究室におこしになりました。私は、ふだん、このような業界の方たちとお付き合いすることはめったにないので、さてどんなものかなと思っていましたが、面白いディスカッションができました。来室の目的は、農業、地域と企業の連携による地域活性化に関する事業や、生物多様性保全に繋がる地域や農林水産業振興に関する事業に関して、意見交換を行うことでした。

■意見交換させてもらったテーマは、ひとつが農業のもっている多様な価値を、もうひとつが生物多様性のもたらす生態系サービスの多様な価値を、どのように可視化させ、そのための社会的な仕組みはどうしたらよいのか、ということだったように思います。私はそのような外部経済化されている価値を、一足飛びに市場の内部に引き込むことで可視化することには賛成できませんが、可視化し人びとのコミュニケーションを促進していくことのひとつの手法としては可能だと思いました。詳しいことは書けませんが、なんといいますか、面白い視点をもって仕事をなさっておられるな〜と思いましたし、私のような者でも、こういった企業の方たちと、広い意味でのコラボレーションができるのかなと思いました。

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