福井の鉄道(1) 「えちぜん鉄道」


■今回集中講義にいった福井大学教育学部は、工学部と同じ街中のキャンパスにあります。最寄りの駅は、「えちぜん鉄道」の「福大前西福井」駅です。福井駅まで短い距離ですが、乗ってみることにしました。身近い距離とはいえ、いいですね~、ローカル鉄道って。ちなみに運賃は150円です。

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20130813etizen.jpg■この「えちぜん鉄道」、福山市や隣接する勝山市などが出資している第三セクターの鉄道です。以前は、京福電気鉄道の越前本線・三国芦原線でした。しかし、赤字経営が続き、安全確保のための十分な投資ができなかっことから2度にもわたって衝突事故を起こし、とうとう廃線に追い込まれたのでした。そこで沿線の自治体が第三セクター方式の会社を設立しました。京福電鉄から譲渡されたものをもとに経営されているのです。

■少し驚きましたが、女性アテンダント(車掌ではなく)も乗車されていました。アテンダントの皆さんは、ドアの開閉等の車掌業務は行わず、乗車券の販売・回収や観光・接続案内の車内アナウンス、高齢者などの乗降時のサポートを行うのだそうです。また、このアテンダントの皆さん、『ローカル線ガールズ』という本でも紹介されているようです。帯の文がいいです。「廃線から市民の願いを受けて復活した福井・えちぜん鉄道。『乗客をもてなす』心はアテンダントたちの仕事にあらわれている。『心』が結果を生んだ感動実話」。

■「えちぜん鉄道」は、「地域共生型サービス企業」と名乗っておられます。いろいろ地域の活性化のために会社をあげて取り組んでおられます。そのひとつが、「えち鉄×JA福井市 コラボ企画 第2弾 農業体験& JA施設見学ツアー」です。今月の25日に、農業体験&JA農業施設見学ツアーを実施されます。詳しくは、こちらをご覧いただければと思います。

■大変短い「ローカル鉄道の旅」でしたが、私としては、けっこう楽しめました。終点の福井駅に到着すると、こんな不思議なものが…。福井県は、古い時代の地層があるため恐竜の化石が出てきます。そのため恐竜博物館も開設されています。その恐竜博物館に「えちぜん鉄道」を利用していくことができるのです。白衣をきているのは、恐竜です。恐竜が恐竜を研究している…おもしろいですね~!!
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