大学地域連携事業「環びわ湖 大学地域交流フェスタ2012」

20121216nagahama.jpg■先週の土曜日、午前中は第14回「北船路野菜市」でしたが、午後からは長浜市にある長浜バイオ大学に移動しました。「環びわ湖大学・地域コンソーシアム」主催の「環びわ湖大学地域交流フェスタ2012」が開催されたからです。私は、このイベントのなかの分科会「大学と博物館等の連携を考える」のコーディネーターをさせていただきました。パネリストは、大津市歴史博物館学芸員の木津勝さん、立命館大学経営学部教授の肥塚さん、滋賀県立琵琶湖博物館館長の篠原さん、雨森芳洲庵館長の平井茂彦さん、東近江市企画部主幹の山口美知子さんの5人の皆さんです。

20121216nagahama2.jpg■私は、「環びわ湖大学・地域連携コンソーシアム」で実施している「大学地域連携課題解決支援事業」の運営委員ということもあり、このコンソーシアムに参加されている方たちを中心とした「滋賀県における大学地域連携を考える懇談会」のメンバーにもなっています。今回の分科会の企画は、この懇談会で練られてきました。大学と博物館等はぞれぞれ地域において知的資源を提供している存在ですが、これまで恒常的な連携関係にはありませんでした。そこで、今後の連携を図る上で、まず、「近江学」「琵琶湖学」などの地域学・地域論のさらなる発展のために相互の連携を図りながら、研究し、発信していくのかをテーマに分科会を開催することにしました。また、大学と博物館等がそれぞれ独自に行っていた地域連携活動の交流や、今後の連携した活動の取組みの可能性を探ることができないのか、さらには、環びわ湖大学・地域コンソ―シアムと地域滋賀県博物館協議会との連携の意義と可能性について議論を行う…、このようなあたりが、今回の分科会のねらいです。

■分科会では、それぞれのパネリストの皆さんから、さまざまな示唆にあふれたヒントや提案をいただきました。そのため、拙いコーディネートでしたが、大学と博物館との多様な連携のあり方について、かなり面白いディスカッションができました。大学と博物館、そして地域や行政との連携のなかで、この「滋賀の土地に根付く」学生たちをどのように育てていくのか、そのような点についても話し合われました。話しだけの「空証文」に終らず、分科会での共有できたことを、環びわ湖大学・地域コンソ―シアムと地域滋賀県博物館協議会とが具体的に実践していくことも大切です。この点についても、皆さんと確認することができました。

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