1号館前のハス

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20230704hasu2.jpeg■以前にも投稿しましたが、瀬田キャンパス1号館前の噴水の周囲ではハスが栽培されています。とうとう、花が咲きました。ただ、開花は早朝なので、残念ながら写真を撮ったときは花は閉じかけていますね(11時前)。このハスの栽培、学生さんたちが取り組んでおられます。龍谷大学は仏教系の大学ですし、ハスは仏教と深い縁がある植物です。おそらく、このプロジェクトの背景には、このようなことがあるのかなと推察しています。

『仏像がハスの花の上に座っている理由とは?』という新書があることを知りました。こちらの新書の書評では、次のように解説されています。

お寺の庭の池で目にすることも多い「ハス」。蓮華座と呼ばれるハスの花の台座に座ったり、ハスの花を挿した水差しを持つ仏像もあるように、古くから極楽浄土に咲くにふさわしい神聖な存在とされてきたハス。地の底の汚れた不浄の泥の中から茎を伸ばし、清浄な花を咲かせるハスの姿は、「善と悪、清浄と不浄が混在する人間社会の中に、悟りの道を求める菩薩道」にたとえられたといいます。

20230704hasu3.png ■少し不思議なのは、美しいハスの花を咲かせているのは泥の中にある根っこ(蓮根)です。泥の中の栄養を吸収して美しい花を咲かせているのであって、泥がないとハスも美しい花を咲かせることができません。たぶん。社会学者なので専門家に聞かないわかりませんが。そのあたりのことは、この本ではどう説明してあるのかなと気になります。また、仏教的にもそのことをどう説明されてきたのかも、気になりますね。

【追記】■関連する投稿です。
瀬田キャンパスのハス、台風と休講のこと。

高齢者肺炎球菌予防接種

20230704haienkyukin.jpg■4月で65歳になりました。前期高齢者です。高齢者になるといろいろ変化があります。ひとつは、いろんなサービスが増えることです。これまで費用が必要だったものが無料になるとか、割安になるとか、そういった類のサービスです。まだ、高齢者であるとの自覚があまりなく、ついついそのようなサービスがあることを忘れてしまっています。

■もうひとつは、あまり嬉しくないことかもしれません。昨日は、写真のようなものが保健所から届きました。高齢者肺炎球菌…よくわかっていません。厚労省によれば、次のようなものらしいです

肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の約3~5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。

■そうなんだ…と少々驚きました。まだ高齢者としての自覚が足らないものですから、もうひとつピンときていないのですが、予防接種受けるのかなと思います。でも、なんで「高齢者」がついているのだろうと思いました。こちらにわかりやすい解説がありました

齢者の肺炎では、発熱や咳、たんなどの症状があまりみられず、肺炎と気づかないうちに重症化する危険性があります。
体力、免疫力が低下した高齢者では、症状が急激に進行し、命に関わることがありますから、風邪のような症状がある、体調がおかしい、元気がないなど、いつもとは違う様子で気になる場合には、お早めにお医者さんにご相談ください。

■高齢者が肺炎で入院すると、「足腰の筋肉が衰える」、「認知症になる可能性がある」、「心筋梗塞のような心臓の病気や脳卒中にかかりやすくなる」というリスクが高まるのだそうです。誤嚥性肺炎も怖いですね。

高齢者では、気管に入ったものを咳で外に出す力が弱くなったり、飲み込む力が弱くなっているため、誤嚥が起こりやすくなります。
誤嚥するのは飲食物に限りません。たとえば夜寝ている間にわずかずつ唾液が気管に流れ込むことがあり、こうした唾液にたとえば肺炎球菌などの細菌が含まれていると肺炎を起こすことがあります。誤嚥性肺炎の多くは唾液に含まれる細菌が原因になります。
また、誤嚥しやすい方は繰り返し誤嚥性肺炎を起こすようになります。ですから、常に口の中を清潔に保つことは肺炎予防にとっても重要なことなのです。

■高齢者になるってこういうことなのか…。口の中をきちんと清潔に保ち、身体をできる限り鍛え続けて抵抗力を維持する必要があるわけです。

こういう説明もありました

肺炎球菌は主に小児の鼻や喉に存在し、咳やくしゃみによって周囲に飛び散り、それを吸い込んだ人へと広がっていきます1)。からだの抵抗力(免疫力)が低下している人などが、肺炎球菌に感染すると、肺炎球菌感染症になることがあります。
成人の肺炎球菌感染症は、主に小児に棲み付いている肺炎球菌が感染することで起こると考えられています。

■孫を可愛がろうと思うと、抵抗力・免疫力を低下させてはいけないということにりますね。

ウォーキングを再開しました。

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20230704walking7.jpg▪️昨日は授業はなく、オンラインの会議だけでした。会議が終わった後、9km弱をウォーキング。以前、マラソンの練習をしていた時に走っていたコースです。時間にして1時間半ほど。計算上は500kcalほど消費したことになっていますが、体重の設定を昔のままにしていたので、実際はもう少し少ないのではないかと思います。

▪️1kmを11分を切るスピードでウォーキングしながらも、好きな音楽を聴いて、気になる風景を写真に撮り、吹奏楽部の学生さんからの連絡を読んだりと、なんだか気が散っていますね。ウォーキングといっても少し散歩という感じかもしれません。7月から、大学の健康管理センターの「ウォーキングキャンペーン」に乗っかって、3ヶ月歩いて記録を残そうと思います。記録は歩数だけですけど。

▪️健康管理センターの産業医からは、次のような文章を含んだメールが届きました。アメリカで実施された調査結果らしいです。

調査対象は米国在住の20歳以上の成人3101名です。
その内訳は平均年齢50.5歳、女性51.0%、男性49.0%で、人種は黒人21.5%、ヒスパニック23.7%、白人50.9%、その他3.9%でした。
全死亡率(すべての死因での死亡)と心血管病での死亡率を調査し、年齢、性別、人種、健康保険の保有状況、
配偶者の有無、喫煙の有無、合併症の有無を調整して統計解析を行いました。

 その結果、1週間に8000歩歩いた日数が1週間に0日の人が632名(20.4%)、1週間に8000歩歩いた日数が1-2日の人たちが532名(17.2%)、
1週間に3-7日間8000歩以上歩いた人たちが1937名(62.5%)でした。
 10年間の観察期間中に、全死亡率は1週間に8000歩以上歩いた日が0日であった人たちと比較して、1週間に1-2日歩いた人たちは14.9%低く、
1週間に3-7日歩いた人たちは16.5%低いという結果でした。

 歩行の日数と死亡率の低下の関係は曲線状で、死亡率は8000歩を週に3日歩く場合が最も低くなるという結果でした。
また、心血管病の死亡率についても同様の結果が得られました。

以上の結果から、週に数日の歩行でも十分な健康上の有益性が得られると結論づけています。

▪️この大学のキャンペーンを使って、ウォーキングを再開しようと思います。そして、秋の「びわ100」(びわこチャリティー100kmウォーキング大会)を完歩できるように体力をつけたいと思っています。

■写真ですが、中段は両方ともネムノキです。下段左はおしろいばな。暮らしているところは、典型的な郊外の住宅地ですが、そこを離れると農地や豊な自然があります。

オシロイバナ

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▪️通勤途中に咲いているオシロイバナです。この花、夕方から朝まで咲くようで、残念ながらしぼんでいますね。夕方16時頃から咲き始め、朝には萎んでしまうようです。しかし、変な場所に咲いていますね。冬は枯れてしまうと思いますが、根っこは生き残っているんですよね。どうしてこんな名前なのかなと思っていたのですが、種の中の胚乳が白い粉状で、それが白粉みたいだから…のようです。

孫たちがやってきました。

▪️プライベートな投稿です。でも、私にとっては大切な出来事がありました。先週の土曜日、娘と孫のひなちゃん&ななちゃんが、滋賀の自宅に遊びにきました。午後からみんなで一緒に滋賀県立琵琶湖博物館に行きました。ひなちゃんは小1の小学生、ななちゃんはもうじき3歳の保育園児。琵琶湖博物館の展示にどれだけ関心を持ってくれるのかなあと思っていましたが、ところがどっこい、いろんな展示を彼女らなりに楽しんでいたので驚きました。

▪️今回、驚いたことはいろいろありました。ひなちゃんは、ひらがながすごく上手になっていました。しっかした書体というか、きれいな字が書けるようになっていました。お母さん(娘)によれば、折り紙も、きちんと角を揃えて折れるようになっているとのこと、つまり、細かな指先のコントロールができるようになっているということなのでしょうね。

▪️ひなちゃんは、背も高くなってきました。3月生まれで、同学年の中でも成長は遅い方だったわけですが、今はクラスの中でも背が高い方なんだそうです。すらっとした少女になっていくのかな。楽しみです。それと、これまでは自分のことを「ひなちゃん」と呼んでいたのですが、今日は「わたし」と言う時がありました。ちょっと感動しました。少しずつ成長していますね〜。

▪️もちろん、妹のななちゃんも成長していますよ。いろいろ話ができるようになりました。もうじき、3歳になります。パズルが大好きです。琵琶湖博物館のディスカバリールーム(子ども用の展示室)でも、夢中になって遊んでいました。恥ずかしがり屋ということもあり、最初は私に対しても少し人見知りでしたが、今はもう大丈夫です。ななちゃんはね、恥ずかしがり屋だけどちょっと関西弁でいうところの「いちびり」な側面もあって、とてもも面白いです。

▪️2人の孫が成長していることを実感するわけですが、それは同時に、自分が老いてきていることを実感することセットでしょうか。今日は、ひなちゃんが最近習っているダンスを実際に見せてもらったのですが、すごいですね。ちょっと真似をしていたら、筋を痛めそうになりました。無理はしてはいけません。

童謡「しゃぼん玉」の歌詞の意味

▪️短歌が好きです。自分で創作をしているわけではないのですが、NHKの短歌の番組等を時々拝見しています。下に貼り付けたものは、以前、この番組で講師をされていた歌人の佐々木頼綱さんのツイートです。7月1日は「童謡の日」だったのですが、童謡に関するツイートです。童謡「しゃぼん玉」は、誰もがよく知る童謡ですが、この歌詞の意味が「生まれてすぐに亡くなった子どもへの鎮魂歌」だという話は全く知りませんでした。そういうことを知ってしまうと、この童謡、めちゃくちゃ悲しいです。「生まれてすぐに 壊れて消えた」。

「社会学入門演習」報告書の原稿執筆

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20230704nyumonensyu3.jpg▪️今年度は1回生の「社会学入門演習」を2クラス担当しています。火曜日の2限が10組、木曜日の2限が1組。両クラスとも、現在、高島市の中山間地域で移住者の方達から伺ったお話をもとに、文章にまとめているところです。それぞれ、A4で3枚から4枚程度の原稿を書くことになります。だいたい4000字から多くても6000字まででしょうか。

▪️移住者の皆さんから伺ったお話は、音声データとしてすでにシェアされており、その内容を各自で整理してくれています(まあ、やっていない学生さんもいるかもしれませんが…)。その整理をもとに、原稿を執筆しています。おそらく、これだけのまとまった原稿を書くことは、大学に入学して初めてのことでなのではないでしょうか。原稿の提出は定期試験が始まる前までになっています。学生さんたちにとっては、少しハードな感じかもしれませんね。頑張ってもらいたいと思います。

就活の早期・長期化

■こういう記事を読みました。「『就活の早期・長期化、学生生活を侵食』 上智大・秋場キャリアセンター長に聞く」。朝日新聞の記事です。

■以下は、記事からの引用です。

6月半ばになり、インターンの選考結果も出始めました。ただ、インターンは企業が対応できる学生数が限られ、多くの学生が選考からもれます。学生に「落胆せず本選考に向けて準備を」「インターンをしないと本選考に乗れないということはほぼないから焦らずに」と伝えています。就活は大学生活のゴールではありません。学生生活をしっかり充実させてほしいです。

就活の早期化やそれに伴う長期化は、大学生活を侵食する大きな問題で、今の流れをとても心配しています。企業も、早めに内定を出したあと、長くその学生を引き留め続けるエネルギーは多大で大変でしょう。採用を早めた企業には、コストを含め早期化したメリットがあったのかしっかり検証してほしいです。

■18歳人口が予想以上に減少していることに大学関係者は驚きの声(あるいは悲鳴か…)をあげていますが、これは大学だけの問題ではないでしょう。企業の側も、学生数が減ってきている傾向の中で、現状のように新卒一括採用を前提にしている限りは、インターンシップの制度を使って学生を囲い込むことを続けていくことはさらに大変になるでしょう。記事の中にもありますが、「採用を早めた企業には、コストを含め早期化したメリットがあったのかしっかり検証してほしい」というのは確かにそう思います。就活が大学生活後半の中心になってしまい、学生時代にしか取り組めない経験、たとえば研究、地域連携、課外活動等が不十分になってはいないでしょうか。多様な経験を積むことなく就職しても、困るのは企業の側のように思うのですが…。その辺りは、どうでしょうか。

■そもそも新卒一括採用がいつまで続くのかということも大変気になるところです。新卒一括採用は、第二次世界大戦後に終身雇用制度とセットとして生まれてきたと言われています。しかし、終身雇用制度が実質的には存在しない時代になりました。自分のキャリアを自身で磨いて形成していく時代に少しずつシフトしています。そのような時代には、通年採用が次第に当たり前になっていくのでしょうか。ただし、通年採用が当たり前になったとしても、キャリア形成は、記事の中にもありますが、(「楽に働きたい」という考えではなく)「やりがいのある仕事をしながらプライベートも充実」させるということが前提であるということは当然なのかなとも思います。

8月のオープンキャンバス

■このブログを高校生の皆さん、保護者の皆さん、そして進路指導の高校教員の皆さんにご覧いただいているのか私にはよくわかりませんが、少しオープンキャンパスに関してお知らせしておこうと思います。8月に2回、オープンキャンパスが開催されます。まずは、大学のホームページの情報をご覧ください。ホームページにはたくさんの情報や学部紹介の動画がアップされています。ここでは、社会学部の動画を貼り付けておきます。

■私は、8月5日、14時から14時半まで、社会学部が3学科で共同運営している「社会共生実習」に関して高校生の皆さんの前でお話をします。ただ、私のような老人が前で話をしても、高校生をドキドキさせることは難しいかなと思い、私が担当している社会共生実習の「地域エンパワねっと・大津中央」を履修した2人の学生さんたちにプレゼンをしてもらおうと思っています。はじめと終わりに私が5分ずつ話をしますが、途中は、お2人それぞれ10分ずつ学生の皆さんにプレゼンしていただきます。ボランティアではなく、社会学部の「仕事」として取り組んでいただきます。

■プレゼンをしてくださるのは、2021年度に「あつまれ! みんなで作る絵本館」という活動に取り組んYくん、そして2022年度に「中央の記憶 レトロ写真展」という活動に取り組んだKさんです。両方の取り組みとも、このfacebookにアップしているので、「脇田健一」とそれぞれの活動の名称を入れて検索していただくと、その活動の内容が出てくると思います。ブログにも記事を投稿しています。

■ 「あつまれ! みんなで作る絵本館」については、たくさんの記事を投稿していますが、一番コンパクトなのはこれかな。大学のホームページにも記事をアップしていただきました

■「中央の記憶 レトロ写真展」については、こちらです

■高校生の皆さんには、「高校の時には『探求』の授業があったけど、大学に入学したら、もっと本格的に、地域社会の『課題発見×課題解決』に向けて取り組むことができるんだ」ということ理解していただければ嬉しいですね。学生の皆さん、すでに準備を初めてくれています。

蚊取り線香


■若い世代の方は、蚊取り線香の使い方がよくわからないのかもしれません。今は煙の出ない電気式蚊取り線香の方が一般的かもしれません。そこで、動画等でも、取り外し方を紹介しているのかもしれません。蚊取り線香は2巻きで1セットになっています。

■毎日新聞で、「日本の夏、120年変わらぬ渦巻きの由来と新たな悩み 」という記事が掲載されていました。この記事は、蚊取り線香(金鳥)の歴史にも触れています。それ時代、勉強になる(ちょっと物知りになれる)わけですが、そこに興味深い記述がありました。この動画の背景というか、意図的のようなものが理解できました。

21年、ツイッターに上がった1本の投稿(現在は非公開)が業界に衝撃を与えた。

「今日従業員の子に、蚊がいたんで蚊取り線香つけておきました~!って言われて、ふと見てみたら色々とツッコミどころがあった…」。添えられた写真には、2巻きが隙間(すきま)なく円盤状に組み合わさったまま火をつけてしまったため、半分が面的に灰になった蚊取り線香が写っていた。購入時には一体になっている2巻きを、ばらして使うことを知らなかったようだ。「年代の差ですかね?」などとコメントが寄せられた。

「ショックを受けました。若い人には、蚊取り線香がこんなになじみがないのかと」。金鳥の宣伝部長、北伸也さんはこう振り返る。

■私は、自宅にいる時は、庭で蚊取り線香を焚きます。「太巻き」を使っています。普通の蚊取り線香の2倍の太さです。

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