ユリとタマスダレ
▪️ユリが好きです。毎年、秋には自宅の庭に球根を植えます。昨年は、3つの鉢にも球根を植えました。今年は、まず地植えのユリから開花しました。そのあとは、2つめの鉢が咲いて、今は最後の鉢のユリが咲き始めました。大きく立派です。嬉しいな〜。それから、タマスダレも咲き始めました。どちらも白い花です。暑い季節ですが、このような白い花を眺めていると少しだけ暑さがやわらぐかのような気持ちになります(まあ、気持ちだけ…ですけど)。
▪️ユリには、いろんな色があります。実に様々。白、ピンク、黄色、オレンジ、赤、紫、茶色…、黒もあるようです。でも、私が一番好きなユリの色は白です。そして、私はユリの香りも好きです。上品で優雅な香りです。この写真のユリも、素敵な香りがしています。毎日、顔を近づけて、その香りを楽しんでいます。
▪️ ユリといえば、私の場合は聖母マリアが心の中に浮かんできます。小4まで通っていた小学校はカトリックの学校で、マリア様を讃える行事(「聖母行列」)が行われていました。記憶に残っているのは、マリア像に捧げられた白い百合の花束です。小学生時代のアルバムを探してみました。その行事の写真が貼ってありました。上の2枚です。写真を確認すると、それほどユリは捧げられていないような感じですね。思い込みなんですね、たぶん。
▪️宗教的な教育を受けたのは、このあとは大学ということになります。ただし、カトリックではなくプロテスタント。そしていま、勤務している大学は浄土真宗本願寺派です。まあ、そうなんですが、やはり私にとってユリは大切な花です。大好きです。
1号館前の噴水の周囲に置かれたハス
瀬田キャンパスのキノコ(2)
▪️せ田キャンパスの里山で見つけたキノコ、成長しています。前の投稿から5日ほどしか経過していませんが、こんなに大きくなっていました。すごいぞ、キノコ!!前の投稿はこちにです。写真で大きさを比較すると、びっくりです。引き続き、キノコの成長、いやいや成長ではなく崩れていく様子を観察したいと思います。
『面白すぎて時間を忘れる 雑草のふしぎ』(稲垣栄洋・著)
■この前の土日は、龍谷大学吹奏楽部のサマーコンサートのリハーサルと本番でした。私は、ただいるだけの部長で何もしていないのですが、いることが仕事かと思っています。というわけで、週末は庭の世話ができませんでした。
この季節、1週間庭の世話ができないと、みっともなくなってしまいます。雑草ってすごいですね。気持ちもなんだか落ち着きません。半日ほど余裕があれば、徹底して世話をするのですが…。明日は、午前中が授業、午後からは血糖値の検査。明後日と明明後日は、午前中が授業で午後からはヨシ群落の保全や管理に関する調査。金曜日は終日大学…。となると、次の土曜日まで庭の世話ができません。
■そうそう、雑草といえば、最近こういう本を読みました。『面白すぎて時間を忘れる 雑草のふしぎ』。稲垣栄洋さんの本です。この稲垣さん、『生き物の死にざま』という本が話題になりました。この『雑草のふしぎ』も非常に面白い。様々な雑草の生き残りのための戦略、すごいです。で、この本の面白いというか、笑ってしまうというか、納得してしまうのは、雑草からの学びを短いに文章にまとめているところです。例えば、メヒシバの場合…、「自分にとっての『強み』を発揮できる場所を考えてみる」です。セイヨウカラシナの場合…、「『相手の欠点』をうまく生かせないか考えみる」です。
瀬田キャンパスのキノコ
■ここは瀬田キャンパスです。多くの学生さんたちが歩くメインストリートから離れると、そこには里山的な茂みがあり、樹々には樹名板がぶら下げてあります。これも学生さんたちの取り組みのようです。足下を見ると、苔で覆われた地面に、こんなキノコが生えていました。なかなか可愛らしいシルエットのキノコです。楽しいですね。
■調べてみると、ヤマドリダケのようではありますが、違うでしょうか。どうでしょうね。ヤマドリダケって、ポルチーニ。イタリアやフランスでは食用キノコとして珍重されているそうです。ポルチーニだったらなあと思ったりしますが、とても試してみる気にはなりません。2025年には、勤務する社会学部が深草キャンパスに移転します。もう、キャンパス内で手軽に自然に親しむようなことはできなくなります。
■ところで、Facebookにこのキノコのことを投稿したところ、キノコにお詳しそうな方から、ヤマドリダケモドキではないかとのご指摘をいただきました。モドキとついていることで、味はヤマドリダケほどではないようですが、近い味のようです。それでも、写真だけだとちょっと不安ですね。やはり。キノコの同定は難しいので、私はやはりこのキノコの成長を見守ることにしたいと思います。
開花しました、今日はきちんと鑑賞できました。
▪️瀬田キャンパス1号館前、噴水の周りに置かれたハスです。前回の投稿は火曜日でしたが、その時の写真をご覧になればわかる通り、撮影したのが遅すぎで花は閉じつつありました。昨日は、しっかり開花していたので、しばし鑑賞することができました。綺麗に開花しています。
▪️綺麗に咲いているハスではありますが、花の中は少し不思議な形をしています。真ん中にある円形をした部分、これは「花托」と呼ばれる部分で、その中にある点々とあるのがめしべです。その周りにある糸状のものがおしべなのだそうです。さらに近寄ってみると、何か神秘的な雰囲気もありますよね。花弁が散ると、おしべも枯れていきます。残った花托は、果托へと変化していくのだそうです。そして果托のなかで、ハスの種子が大きくなっていきます。その時まで、このハスの鉢は置かれているのでしょうか。ぜひ、そうあって欲しいです。
1号館前のハス
■以前にも投稿しましたが、瀬田キャンパス1号館前の噴水の周囲ではハスが栽培されています。とうとう、花が咲きました。ただ、開花は早朝なので、残念ながら写真を撮ったときは花は閉じかけていますね(11時前)。このハスの栽培、学生さんたちが取り組んでおられます。龍谷大学は仏教系の大学ですし、ハスは仏教と深い縁がある植物です。おそらく、このプロジェクトの背景には、このようなことがあるのかなと推察しています。
『仏像がハスの花の上に座っている理由とは?』という新書があることを知りました。こちらの新書の書評では、次のように解説されています。
お寺の庭の池で目にすることも多い「ハス」。蓮華座と呼ばれるハスの花の台座に座ったり、ハスの花を挿した水差しを持つ仏像もあるように、古くから極楽浄土に咲くにふさわしい神聖な存在とされてきたハス。地の底の汚れた不浄の泥の中から茎を伸ばし、清浄な花を咲かせるハスの姿は、「善と悪、清浄と不浄が混在する人間社会の中に、悟りの道を求める菩薩道」にたとえられたといいます。
■少し不思議なのは、美しいハスの花を咲かせているのは泥の中にある根っこ(蓮根)です。泥の中の栄養を吸収して美しい花を咲かせているのであって、泥がないとハスも美しい花を咲かせることができません。たぶん。社会学者なので専門家に聞かないわかりませんが。そのあたりのことは、この本ではどう説明してあるのかなと気になります。また、仏教的にもそのことをどう説明されてきたのかも、気になりますね。
【追記】■関連する投稿です。
瀬田キャンパスのハス、台風と休講のこと。
蚊取り線香
■若い世代の方は、蚊取り線香の使い方がよくわからないのかもしれません。今は煙の出ない電気式蚊取り線香の方が一般的かもしれません。そこで、動画等でも、取り外し方を紹介しているのかもしれません。蚊取り線香は2巻きで1セットになっています。
■毎日新聞で、「日本の夏、120年変わらぬ渦巻きの由来と新たな悩み 」という記事が掲載されていました。この記事は、蚊取り線香(金鳥)の歴史にも触れています。それ時代、勉強になる(ちょっと物知りになれる)わけですが、そこに興味深い記述がありました。この動画の背景というか、意図的のようなものが理解できました。
21年、ツイッターに上がった1本の投稿(現在は非公開)が業界に衝撃を与えた。
「今日従業員の子に、蚊がいたんで蚊取り線香つけておきました~!って言われて、ふと見てみたら色々とツッコミどころがあった…」。添えられた写真には、2巻きが隙間(すきま)なく円盤状に組み合わさったまま火をつけてしまったため、半分が面的に灰になった蚊取り線香が写っていた。購入時には一体になっている2巻きを、ばらして使うことを知らなかったようだ。「年代の差ですかね?」などとコメントが寄せられた。
「ショックを受けました。若い人には、蚊取り線香がこんなになじみがないのかと」。金鳥の宣伝部長、北伸也さんはこう振り返る。
■私は、自宅にいる時は、庭で蚊取り線香を焚きます。「太巻き」を使っています。普通の蚊取り線香の2倍の太さです。