若林義人監督退職記念コンサート

2023122wakabayashi_yoshito.jpg▪️来年の2月24日(土)に、京都コンサートホールで、今年度で定年退職される若林義人音楽監督の「退職記念コンサート」が開催されます。少し前の投稿に書いたことをもう一度、繰り返しておきたいと思います。

▪️龍谷大学吹奏楽部は、1983年より若林監督にご指導をいただいています。今年度で40年を迎えます。1992年に全日本吹奏楽コンクールに指揮者として初出場して以来、23回の全国大会出場を果たし、金賞が14回、銀賞が9回という輝かしい成果を残されてきました。そして、龍谷大学吹奏楽部を全国一の学生バントに育てあげてくださいました。

▪️今回の記念コンサートでは、現役部員も演奏を行いますが、吹奏楽部のOB・OGの皆さんが中心となって企画・運営、そして演奏をされます。また、ソリストとして、若林監督との厚い信頼関係のもと、長年にわたり龍谷大学吹奏楽部と共演をしてくださった外囿祥一郎先生をお迎えいたします。

▪️当日は、第I部 現役ステージ、第II部 OB・OGステージ、第Ⅲ部合同ステージの3部構成になっています。チケットぴあでチケットの発売も始まっているようです。私のところにも、OB・OGの皆さんも週末に懸命に練習に取り組まれている情報が届いています。当日は、以下の作品を演奏する予定とのことです。

シンフォニア・ノビリッシマ / R.ジェイガー
アマポーラ / J.M.ラカーリェ
高度な技術への指標 / 河辺 公一
さくらのうた / 福田 洋介
特別演奏会委嘱作品 / 酒井 格
大序曲「1812年」 / P.I.チャイコフスキー 他

龍谷大学吹奏楽部 第50回定期演奏会

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▪️昨日は、大阪のザ・シンフォニーホールで龍谷大学吹奏楽部の第50回定期演奏会が開催されました。ご来場くださった皆様、オンライン配信をご視聴いただいた皆様、本当にありがとうございました。ホールの中は、吹奏楽ファンの皆さんでいっぱいになりました。本当に申し訳ないのですが、ずいぶん以前にチケットは売り切れてしまいました。補助席も出したようですが、消防法等の縛りがあり、それにも限界があったようです。申し訳ありませんでした。

▪️さて、昨日のプログラムですが、以下の通りでした。

【第1部】
1 Journey through the Stratosphere (作曲 R.ガランテ)
2 Turbine(作曲 J.マッキー)
3 ドラゴンの年[2017年版](作曲 P.スパーク)

【第2部】
1 歌劇「サムソンとデリラ」よりバッカナール(作曲 C.サン=サーンス 編曲 松本昇一)
2 Euphonium Concerto(作曲 高昌帥)
3 交響詩「ローマの祭り」(作曲 O.レスピーギ 編曲 仲田守)

▪️私は学生時代オーケストラで活動をしていたので、どうしても最後の「ローマの祭り」に注目することになります。イタリアの作曲家レスピーギ(1879 – 1936)は、ローマの様々な要素を題材にした交響詩を3つ作曲しています。「ローマの噴水」、「ローマの松」、そして「ローマの祭り」です。「ローマ三部作」と呼ばれています。私自身は、大学院生の頃に「ローマの松」を演奏したことがあります。ただし、現役部員としてではなく私はエキストラとして後輩の皆さんの演奏のお手伝いをしました。そのような遠い昔の経験があるものですから、「ローマの祭り」についてもかなり期待していました。そして実際、今回の定演での「ローマの祭り」は圧倒的な素晴らしい演奏でした。大変感動いたしました。

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▪️この6枚の写真は、リハーサルを終えて開演までの時間に撮ったものです。若林監督と児玉コーチのお2人に、4回生の皆さんからひとりひとりのメッセージを書いた素敵なTシャツが贈られました。私の顔の後ろで部員の皆さんがピースサインを出しておられるのは、集合写真撮影のためにステージに集まった際、自撮りで写したものです。皆さん、ここまで目一杯練習を積み重ねてこられてたからでしょう。緊張感が微塵もありません。それだけ努力してこられたのだと思います。余裕がありますね。最後の1枚は、パーカッションの皆さんがご指導してくださった早坂雅子先生に記念品をお渡しし、記念写真を撮っているところです。先生も、嬉しそうですね。素敵です。

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20231228ryusui_teien2.jpg▪️上の2枚の写真、これは楽屋裏に置かれていた書類です。パーカッションの皆さんのものです。吹奏楽で使用するパーカッションに関連する楽器は非常に多種多様にわたります。しかも第1部と第2部とでは楽器が違います。舞台転換の際に、「捌ける楽器」と「入れる楽器」が細かくリストアップされています。そして作業の分担も明記されています。もうひとつの書類は、第1部での多種多様な楽器の舞台配置を書いたもののようです。事前に十分に打ち合わせをしているから、限られた時間の中でミスなく楽器を配置することができているのでしょう。おそらく他大学の吹奏楽部でも同様なのだと思いますが、こういう裏方の大切な仕事、毎回の反省を元にバージョンアップを積み重ねながら、先輩から後輩へと受け継がれているのではないかと思います。

▪️定期演奏会が終わっても、余韻に浸っている時間はありません。様々な楽器を梱包してトラックに積み込む撤収作業を限られた時間の中で済ませなければなりません。すべてのパートの皆さんが全員でこの撤収作業にあたられます。特に、パーカッションの楽器は先ほども述べたように多種多様になります。それらの楽器の撤収については、他のパートの皆さんも全力で手伝います。さすがに、昨日は4回生の皆さんは慰労のレセプションに向かいましたが、おそらく撤収作業を1回生から3回生までの全員で取り組まれたのだと思います。部員の皆さんは、音楽だけでなく、このような細かな作業、そして組織の運営等も含めた課外活動全体の中で、本当にしっかりと鍛えられていくことになります。

卒論の指導と最後の練習

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20231226ryusui5.jpeg▪️明日は、いよいよ龍谷大学吹奏楽部の第50回定期演奏会が、大阪のザ・シンフォニーホールで開催されます。ということで、定期演奏会前の最後の練習を見学させていただきました。

▪️今日は午前中から大学に来ることになっていました。卒論の指導です。ところが、またまたJRの遅延で大学には予定よりも1時間半ほど遅れての到着になりました。待ってもらっていたゼミの4回生のお2人とは、それぞれオンラインと対面とで面談をしました。今日のお2人はしっかり頑張って卒論に取り組んでおられます。まずはひと安心。武道に「型」があるように、論文にも「型」があります。そのような論文の「型」にもいろんなパターンがありますが、私のゼミでは、フィールドワーク(質的調査)に取り組むことになっているので、実証的な研究の典型的なパターンを念頭に指導してきました。また、ゼミの卒業生の皆さんが執筆した卒論の中で「優秀卒業論文」に選ばれたものを、丁寧に読むように指導もしてきました。「先輩の優秀卒業論文をしっかり読みなさい」と口を酸っぱくしていってきましたが、しっかり読んでくれている学生さんとそうでない学生さんがいます。不思議なことですけど。残りのゼミ生は頑張ってくれているのかな…心配です。

▪️今年度は来月の1月15日(月)が最終提出日になっていますが、ゼミ生の皆さんには12日(金)までに提出するようにと伝えてあります。提出するといっても、manabaというクラウド型教育支援サービスを使って提出します。ぎりぎりまでブラッシュアップして、提出してほしいと思います。12月30日から1月4日までは私自身も休暇をとりますが、1月5日からは頑張るゼミ生にお付き合いすることになります。また、お尻を叩くことになります。多くの大学教員の皆さんも同じだと思いますが、「しんどい季節」です。

▪️さて、ゼミの卒論指導が終わった後は、教務課の職員の皆さんに年末のご挨拶をしてから、吹奏楽部の練習場へ向かいました。部員の皆さんの仕上がり具合を見せていただきました。立派な演奏をされています。今日は、細かな調整の段階です。

▪️明日の定期演奏会は、朝9時45分に全員集合して最後のリハーサルが始まります。若林義人音楽監督が監督として最後の指揮をされる記念すべき定期演奏会になります。龍谷大学吹奏楽部は、1983年より若林監督にご指導をいただいています。今年度で40年を迎えます。1992年に全日本吹奏楽コンクールに指揮者として初出場して以来、23回の全国大会出場を果たし、金賞が14回、銀賞が9回という輝かしい成果を残されてきました。そして、龍谷大学吹奏楽部を全国一の学生バントに育てあげてくださいました。ありがとうございました。明日はチケットを入手できなかた皆様も、どうかYouTubeの無料配信をご視聴いただければと思います。よろしくお願いいたします。

▪️無料配信をご希望の皆様、どうか以下をクリックしてご視聴ください。17:30配信開始、18:30開演です。お待ちしております。

靴箱が足らない…

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▪️龍谷大学吹奏楽部が練習をしている瀬田キャンパスの「青朋館」です。2階建で、1階はスポーツ系の部室が並んでいます。写真に見えているのは2階で、2階は全て吹奏楽部の練習場になっています。合奏のための大きな部屋だけでなく、パート練習ができる部屋もたくさあります。立派な練習場です。他大学が羨ましがるぐらいに、大学に支援していただいていることが実感できます。

▪️私が部長になった2019年には、部員全員の靴は練習場に入ってすぐ左側にある靴棚に置くことができました。しかし、コロナ禍を経て、部員が増えてきました。今、200人を超えています。ということで靴が入りきれません。外にも靴がきちんと並んでいます。写真では、遅くまでの練習が終わって(21時前)、急いで帰宅する部員もいたために隙間がありますが、最初はびっしり靴が並んでいました。

▪️ということで、立派な練習場を使わせてもらっているのですが、個々人の練習場所、そして靴置きさえもなくなってきました。困っています…。

定期演奏会まであと6日になりました。

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▪️今日は授業がない日なのですが、締め切りを一日過ぎた仕事をしに大学へやってきました。卒論の指導や添削もあります。厳しい季節ですね。仕事を終えて、龍谷大学吹奏楽の練習を見学してきました。2日連続で見学です。これも部長の仕事かなと思っています。定期演奏会まであと6日。皆さん、気合が入っておられます。練習で取り組んだのは、レスピーギの「ローマの祭り」の練習です。27日の定期演奏会の最後に演奏する曲、メインの曲ということになります。オーケストラの曲を吹奏楽に編曲したもので、大編成の作品です。吹奏楽なので、オーケストラの演奏以上にものすごい音量になります。狭い練習場の中だと頭の芯が痺れるぐらいの音量です。まだまだ演奏は十分ではないようです。でも、最後の集中力で立派な演奏をしてくださるものと期待しています。今日はオルガンとピアノのエキストラ(客演)の方達も練習にお越しくださいました。ありがとうございました。

第50回定期演奏会のオンライン配信


▪️龍谷大学吹奏楽部 第50回定期演奏会が、12月27日にザ・シンフォニーホールで開催されます。チケットのお問い合わせをいただくことがありますが、申し訳ありませんか、すでに売れ切れております。ただ、無料でオンライン配信をする予定のようです。ぜひYouTubeでご視聴いただければと思います。よろしくお願いいたします。

母校の新聞広告

20231218kgfighters.jpg▪️関学の新聞広告。タイトルは「史上初の甲子園ボウル6連覇達成」とありますが、文章の方は4回生QBの鎌田陽大くんに焦点を合わせたものでした。

▪️鎌田くんは大きな期待を背負っていた選手ですが、後輩のQB星野秀太くんにスタメンの座を奪われ調子を大きく崩してしまいます。学生フットボールのファンであれば、この辺りのことはよくご存知のことかと思います。その鎌田くんですが、点差が開いた後、星野くんと交代します。そして10回のパスを成功させます。勝利を決めて戻ってきた鎌田くんに後輩の星野くんが泣きながら抱きついたことも書かれていました。辛い時期を支えてくれたお母様のことも。鎌田くん、多くの皆さんに支えられながら人間的にも選手としても成長されてきたことが伝わってきます。短い文章ですが、これはBildungsroman(ビルドゥングスロマーン)的ですね。

▪️最後は、関学の青いヘルメットに描かれた校章の話で締め括られます。

「私たちは今あらゆる面で不完全な者であるが、新月がしだいに膨らんで満月となっていくように、絶えず向上していきたいとの願いを込めています。」鎌田だけでなく約200人の部員がそれぞれの「満月」を目指した先に、史上初の6連覇があった。

▪️200人部員がいても、番号をもらえるのは0から99までです。部員の中には、4年間で1度も試合に出られない方たちもいたかと思います。そういう方たちではあっても、その部員ならではの目指すべき「満月」があることが大切だなと思うのです。これは部長をしている龍谷大学吹奏楽部でも同じことかなと思います。もちろん、龍谷大学は浄土真宗の宗門校なので、「満月」を目指す…という表現はしないと思いますが。

▪️甲子園球場の青い空、関学ファイターズの青いユニフォーム、そして苦労したスター選手に焦点を合わせること…。ちょっと注目される新聞広告かなと思いました。

龍谷大学吹奏楽部の活躍


▪️部長をしている龍谷大学吹奏楽部、12月27日に第50回定期演奏会を大阪のザ・シンフォニーホールで開催いたします。4回生は、これで「卒部」ということになります。4回生の皆さんは、後輩たちをリードして素晴らしい演奏を聴かせてくださると思います。4回生は卒部なのですが、年度内、吹奏楽部の活動は続きます。こちらは、石川県で開催される「吹奏楽フェスタ」です。石川県の4つの高校吹奏楽部と一緒にコンサートを開催します。

▪️今年は、コロナ禍の心配が低くなったからだと思いますが、吹奏楽コンクール、サマーコンサート、鹿児島県への遠征の他にも、京都競馬場でのファンファーレなどの演奏のご依頼を多数いただきました。ありがとうございました。第46回全日本アンサンブルコンテストでは、クラリネット四重奏で金賞・最高位を受賞しました。しかも全員が1回生です。第71回全日本吹奏楽コンクールでは、金賞を受賞しました。金賞を受賞した大学吹奏楽部の中でも最も高い評価をいただきました。結果、全日本吹奏楽コンクールでは4年連続最高位・通算14回目となる金賞を受賞しました。本当に、よく頑張っておられます。

▪️昨日のことですが、大学の入試業務があり朝から大学に出かけました。すると、会釈をする学生さんがいました。吹奏楽部の部員さんでした。サックスパートとのことでした。練習の前に、アンサンブルコンテストに向けての練習をするのだそうです。今年はクラリネットのチームが出場しましたが、他の楽器の皆さんも頑張っておられます。激励したら、嬉しそうにされていました。頑張ってね。アンサンブルコンテストですが、京都府大会が1月7日(日)、関西大会が2月11日(守山市民ホール)、全国大会が3月20日(祝・水)、会場は群馬県高崎市にある高崎芸術劇場です。京都府大会は予定が入っていますが、関西大会、そして全国大会に出場できれば、私も同行する予定です。 

関西学生アメリカンフットボール最終節(1)

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龍谷大学吹奏楽部の次期・学生指揮者から、LINEで報告がありしまた。

おはようございます。
本日はアメフト応援の本番に向かわせて頂いております。
アメフト部の勝利のためにメンバー全員、全力で演奏してまいります。

▪️龍谷大学アメリカンフットボール部シーホース、今シーズン最後の試合があります。対戦相手は甲南大学です。万博記念競技場で11:10からです。現在、龍大はDiv.1(1部リーグ)ですが、今シーズンはまだ勝利がありません。なんとか頑張ってDiv.1に残って欲しいです。龍谷大学吹奏楽部の皆さん、応援演奏でシーホースのプレイを支えてください。

▪️この龍大×甲南大の試合の後、同じく万博記念競技場で母校・関西学院大学×関西大学の試合があります。こちらは、14:00からです。NHKEテレで中継されます。この試合 結果を確認してから東京に向かいます。東京への出張がなければ、龍大の試合も母校の試合も、競技場で観戦・応援していたんですけどね。残念。

「G1ファンファーレ 龍谷大学吹奏楽部」


▪️龍谷大学吹奏楽部、今年の秋、京都競馬場で、あの有名なファンファーレを3回演奏しました。X(旧Twitter)でも、競馬ファンの皆さんにとっても好評です。来年も呼んでいただけそうですね(3つ目の動画の最後のアナウンス)。ぜひ、このYouTube、ご覧になってください。

第28回 秋華賞(G1) 2023年10月15日(日)
第48回 エリザベス女王杯(G1)2023年11月12日(日)
第40回 マイルチャンピオンシップ(G1)2023年11月19日(日)

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