発見された資料
▪️我が家で発見された、学生時代の資料です。能登半島を学生オケで演奏旅行した時のものです。ガリ版刷りですね。時代を感じます。ちなみに、学生オケとは、関西学院交響楽団、通称「関オケ」のことです。
▪️この資料というか演奏旅行の「しおり」は、能登半島で演奏旅行を実施した年のものです。1979年(昭和54年)。45年前のことになります。まず、大阪から夜行列車(急行立山)で金沢まで行き、そのあとはローカル線で七尾市まで移動。その日は、七尾市で1つの中学と2つ高校でコンサートをして、夕方は輪島まで移動しています。翌日は、輪島から船に乗って舳倉島へ向かっています。舳倉島の分校でコンサートです。船酔いが大変だったことを記憶しています。舳倉島の場所ですが、この資料の表紙をご覧ください。ここには能登半島が描かれています。その北の方、この資料のタイトル「能登方面演奏旅行」の「演」の字のすぐ下のあたりが舳倉島です。船で舳倉島に渡るのに、当時は2時間半ほど時間がかかったと思います(今は、1時間25分)。そして3日目は、輪島の小・中・高であわせて3回のコンサートを開催して金沢まで移動。4日目は私立学校(中・高)で午前中コンサートを開催して、午後からは一般公演。リハーサルと本番。そして最終日の5日目は急行立山で大阪まで移動して解散。
▪️よくこんなことができたものだと、65歳の私は思ってしまいます。日程スケジュールの前に、演奏旅行マネージャーが何やら文書を書いています。その年毎の演奏旅行マネージャーが工夫を凝らして文章を書く伝統になっていたように記憶しています。この年のマネージャー氏はちょっと気取っているのかな。学術的な雰囲気の文章にしたかったようです。
ラジオ、ステレオが普及し、今日テレビの音もステレオ放送で聞ける時代となった。地方にいても、ウィーンフィルの「運命」がホールで聴いているのと同じような音響効果で聞けるのだ。また、各地にプロ、アマのオーケストラが結成され、昔の「庶民には縁のないもの」というイメージは通用しない。こんな中で18,000円もの参加費、それに高い交渉費を出して演奏旅行を行う価値があるのだろうか。このことを頭において「演奏旅行」について検討してみたいと思う。
▪️「この時代に演奏旅行をすることの意味はどこにあるのか」と部員に問うています。ちなみに、後輩たちは、今も演奏旅行を続けているようです。
関西アンサンブルコンテスト2024
こんばんは!
本日行われましたアンサンブルコンテスト関西大会にて、サックス4重奏が金賞を受賞し、関西代表として全国大会への出場が決まりました✨2024年3月20日(祝・水)に開催される
全日本アンサンブルコンテストでも、
皆さまに素敵な音楽をお届け出来るよう頑張ります🎷 pic.twitter.com/paFAZoQZxe— 龍谷大学吹奏楽部 (@ryu_windmusic) February 11, 2024
▪️昨日、守山市民ホールで、「第50回 関西アンサンブルコンテスト」が開催されました。すべての大学の団体が、何時に受付をして、その後、どうやって本番を行い、最後に撤収するのか…、事前に全て分単位で決まっています。たくさんの団体が出場するので、こうやって時間を厳密に管理しないといけないのでしょうね。タイムテーブル貼り付けておきます。私は、龍谷大学の「サキソフォーン四重奏」の受けつけの時間の前から、受付の机のすぐそばに座っていたのですが、少し遅れて到着。この遅刻で何か問題になるわけではないのですが、心配しました。
▪️大学の部は、奈良県を除く、各府県から1大学ずつ演奏を競いました。で、結果なんですが、無事に、龍谷大学の「サキソフォーン四重奏」が金賞を受賞し、全国大会に出場することも決まりました。立派です。ちなみに、金賞は唯一、龍谷大学だけでした。全国大会は、3月20日に群馬県の高崎市で開催されます。私も同行する予定です。全国大会でも、良い成績を残してほしいなと思います。きっとやってくれると思います。
▪️このアンサンブルコンテスト、全国に進んでいくためには、龍谷大学の場合だと、まずは京都府大会を勝ち進まねばなりません。音楽の演奏で「勝ち進む」という表現は少し違和感がありますが、実際は団体間の戦いということになります。京都府大会は先月開催されましたが、9団体が演奏しました。そのうちの5団体が龍谷大学でした。さらに細かいことをいうと、金賞が3団体、銀賞2団体でした。まずは龍谷大学吹奏楽部同士での戦いになっていたわけですね。しかも、金賞が3団体のうち「サキソフォーン四重奏」だけが関西大会に出場しました。府県の代表は1団体なのです。結果としてですが、そうやって部内で切磋琢磨しているわけですね。なかなか厳しいものがあります。サックスパートは、外部講師として國末貞仁先生にご指導いただいています。國末先生、ありがとうございました。全国大会に向けて、引き続き、ご指導ください。よろしくお願いいたします。
小澤征爾さん
▪️夕方、スマートフォンで世界的指揮者である小澤征爾さんがお亡くなりになったことを知りました。享年88歳。悲しいですね。ご冥福をお祈りいたします。 2010年から食道癌の治療をされ、それからは、かつてのようには指揮者として活動できなかったのではないか思います。ただ、後進の育成には力を尽くされました。写真は、自宅で所蔵している『小澤征爾さんと、音楽について話をする』と『小澤征爾さんと、音楽について話をする』です。両方とも、作家の村上春樹さんとの対談をもとにしています。左の方は、CD(加えて小さな冊子)です。もう一度、右側の書籍とともに、この左側のCDをきちんと鑑賞してみようと思っています。
▪️普段、クラシック音楽をお聴きにならない方も、ぜひこの演奏はお聴きください。チャイコフスキー作曲の「弦楽セレナーデ 」です。指揮をされている小澤さんだけでなく、小澤さんの指揮に反応する奏者の皆さんの様子もご注目ください。
「Aurora Awakes / John Mackey オーロラ・アウェイクス 龍谷大学吹奏楽部」
▪️2023年7月9日に、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大ホールで開催された、「龍谷大学吹奏楽部サマーコンサート2023」で演奏された John Mackey(ジョン・マッキー)の「Aurora Awakes」です。近年、龍谷大学吹奏楽部は、ジョン・マッキーの作品をいくつか演奏しています。私の記憶にあるのは、「Turbine」(タービン)と「Asphalt Cocktail」(アスファルト・カクテル)です。でも、この「Aurora Awakes」は、私が知っているそれら2曲とはかなり雰囲気が違っています。私が吹奏楽の作品をよく知らないせいでもありますが、「マッキーは、このような作品も作曲するんだ」と思いました。とても、美しい作品だと思います。
▪️曲の解説については、吹奏楽の作品の販売をされている(株)ブレーンのこちらの解説をお読みいただきたいと思います。この解説によれば、この作品は、他の2つの作品から引用をしているというのです。1つは、あの世界的に有名なロックバンド「U2」の「約束の地 -Where The Streets Have No Name」の中で演奏されている、有名なギターのイントロを基にしたオスティナート(一定の音型を何度も反復する技法)とのことです。おそらくですが、このマッキーの作品では、マリンバやビブラフォンという打楽器が演奏している部分ではないかと思います。ビブラフォンは4本のマレット(撥ばち)を駆使して演奏されています。すごいです。もう1つは、ホルストの「ミリタリーバンドのための組曲第1番 変ホ長調」だそうです。この作品については、聞いたことがありません。これから、勉強してみることにします。
特別展「法然と極楽浄土」
▪️この特別展「法然と極楽浄土」、東京、京都、九州の国立博物館を順番に巡回していくようです。京都国立博物館は、10/8~12/1。公式サイトには、以下の見所が掲載されていました。
・鎌倉仏教の一大宗派である浄土宗の美術と歴史を、鎌倉時代から江戸時代まで通覧する史上初の展覧会です。
・開宗850年の大きな節目を契機に、浄土宗各派の協力を得て至宝が集まる決定的な展覧会です。
・重要文化財「選択本願念仏集(廬山寺本)」「七箇条制誡」など宗祖・法然にちなむ貴重な資料をはじめとする、国宝・重要文化財を多数含む文化財が一堂に集結します。
・国宝「綴織當麻曼陀羅」「阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎)」をはじめとする浄土教美術の名品や、「仏涅槃像」などスケールの大きな優品など、浄土宗ゆかりの多彩な文化財をご覧いただけます。
・戦争、天災、疫病などと向き合い、人々の救済を目指した法然やその継承者たちの姿は、現代の転換期を生きる私たちに生きるヒントを与えてくれることでしょう。