ミロコマチコさんのこと

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■今週の火曜日、東京大学農学部で公開シンポジウム「自然共生社会を拓くプロジェクトデザイン:文理協働による統域科学のキックオフ」が開催され、私も参加してきました。シンポジウムは午後からだったので、以前からいってみたかった水道橋駅そばにある食堂でとることにしました(水道橋は、東大にも比較的近いわけですし)。その食堂、「アンチヘブリンガン」といいます。関西にいる私がどうして、この東京の食堂のことを知っているのかといえば、親しくさせていただいている写真家・masaさんのブログ「Kai-Wai散策」のエントリー「食堂 アンチヘブリンガン」を、ずいぶん以前に拝見していたからです。リンクしてあるので、クリックしていただくとわかりますが、masaさんの写真はとても魅力的です。というわけで、このお店に行ってみたい…そのように、ずっと思っていたのです。ちなみに、食堂の名前ですが、小津安二郎監督の作品「秋日和」という映画に出てくる薬の名前からきているのだそうです。

■トップの写真は、「アンチヘブリンガン」の中を撮らせてもらったものです。iPhone5で撮っていますし、撮ったのが私なので、イマイチといいますか、ぜんぜんこの食堂の雰囲気を伝えられていません。だけど、とっても素敵な雰囲気のお店なのです。写真のなかに黒板があります。その黒板に、なにやら不思議な絵がチョークで描いてあります。オオカミですね。左隅に、「miroco machiko」と書いてあります。この絵を描かれた方のお名前のようです。食堂の方に、この絵のことを尋ねてみました。ミロコマチコさんという絵本作家が描かれたのだそうです。

20130425mirokomachiko1.jpg ■この絵に見とれていると、食堂の書架からこんな絵本を取り出してみせてくださいました。ミロコマチコさんの『オオカミがとぶひ』という絵本です。絵本のページをめくりながら、心を鷲掴みにされました〜。こんな感じです!!
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かぜがつよい日。オオカミが空をかけまわる!

きょうはかぜがつよい。
びゅうびゅうびょうびょうふきぬける。
だってオオカミがかけまわっているから。
とおくでカミナリがなっている。
ゴロゴロドンドンなっている。
そうか、ゴリラがむねをたたいているんだ。
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■ミロコマチコさんのこの『オオカミがとぶひ』、先月、日本絵本賞大賞を受賞された作品のようです。ちょっと不思議な感じ、読後に「ちゅうぶらりん」にされたような奇妙な感覚…そのような私好みの絵本なのです。皆さんも、ぜひお読みいただければと思います。

公開シンポジウム「自然共生社会を拓くプロジェクトデザイン」

■私は、滋賀県立琵琶湖博物館に勤務している時代から、自然科学・工学分野の研究者との共同研究(文理連携)に参加しています。その代表的なものは、京都大学生態学研究センターを中心とした自然科学・工学分野の研究者との流域管理に関する共同研究です。その成果は、『流域管理のための総合調査マニュアル』(京都大学生態学研究センター)にまとめられました。また、この共同研究は、総合地球環境学研究所の琵琶湖-淀川水系の流域管理に関する共同研究に継承されました。この共同研究は、琵琶湖の面源負荷(ノン・ポイントソース)の代表例である「農業濁水問題」に焦点をあわせた文理融合(文理連携)の研究です。私は、研究全体を貫く基本的な考え方として「階層化された流域管理」というアイデアを提示しました。そして、その成果は『流域環境学-流域ガバナンスの理論と実践-』(京都大学学術出版会)として出版されました。最近では、総合地球環境学研究所のプロジェクト「生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会ー生態システムの健全性」 に参加しています。

■ということで、明日は東京で以下のシンポジウムに行きます。いよいよ、文理融合の研究も本格化してきました。
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公開シンポジウム「自然共生社会を拓くプロジェクトデザイン:文理協働による統域科学のキックオフ」

主催:生物多様性・生態系分野における社会科学と自然科学の連携に関する研究会
後援:日本生態学会、環境経済・政策学会、環境社会学会、グローバルCOEプログラム「自然共生社会を拓くアジア保全生態学」、リスク共生型環境リーダー育成プログラム(SLER)、ほか

日時:2013年4月23日(火) 午後1時~5時
会場:東京大学農学部キャンパス中島記念ホール(フードサイエンス棟)

プログラム(案)
矢原徹一(九州大学、アジア保全生態GCOEリーダー):自然共生社会に向けての統域的研究の課題(問題提起)

第一部(1時間15分、各自20分+質疑5分):自然科学者からの提案
中静透(東北大学、生態適応GCOEリーダー):生態系サービスの持続的利用を可能にする条件について
松田裕之(日本生態学会会長、横浜国立大学、生態リスクGCOEリーダー):自然資本の劣化と人口減少時代の持続可能性科学の創生
島谷幸宏(九州大学):人口減少下の国土構築

第二部(1時間15分、各自20分+質疑5分):人文社会科学者からの提案
大沼あゆみ(環境経済・政策学会会長、慶応大学):利用と非利用にもとづく自然資本保全戦略?持続可能な社会の形成に向けて
宮内泰介(環境社会学会会長、北海道大学):ローカルな知と順応的なガバナンス
栗山浩一(京都大学):生物多様性の総合評価-自然共生社会の実現に向けて

パネルディスカッション:統域的研究の推進計画のあり方を討論し、具体化をはかる。
司会:矢原徹一
パネリスト:上記6名・文部科学省(研究開発局環境エネルギー課)・環境省・日立製作所

開催趣旨
わが国は、環境立国戦略において、持続可能な社会に向けての3つの社会目標(低炭素社会、循環型社会、自然共生社会)を設定し、その実現に向けてさまざまな行政施策を展開している。これらの社会目標(とくに自然共生社会という目標)を達成するためには、自然科学と社会科学の協働が欠かせない。自然共生社会に関連する文理協働(あるいは融合)研究は、JST異分野交流事業(2004-2005)、総合地球環境研「日本列島における人間-自然相互関係の歴史的・文化的検討」プロジェクト(2005-2010)、3つのグローバルCOE(生態リスク、生態適応*、保全生態*)などを通じて発展してきた。その結果、生態学分野と社会科学諸分野の接点が拡大し、本格的な文理協働研究を展開する機会が熟した。このシンポジウムでは、自然共生社会という目標を実現するための文理協働による研究プロジェクトの雛型を持ちより、分野をこえた議論を行うことによって、本格的な文理協働プロジェクトの計画を具体化したい。
 このシンポジウムは、Future Earthという新たな国際プログラムの推進にも貢献することを意図して企画された。Future Earthは、DIVERSITAS(生物多様性国際研究プログラム)、IGBP、IHDP, WCRPという4つの地球観測プログラムを統合し、人文社会科学を加えた統域的研究(trans-disciplinary research)を推進することによって、人類が直面する持続可能性に関わる課題の解決をめざす、10年間の科学プログラムである。このプログラムがめざす統域的研究とは、単なる学際的研究(multi-disciplinary research)ではなく、多分野の知識を統合し、さらに新たな科学の創生をはかるものである。しかし、Future Earthがめざす統域的研究は、現状では概念にとどまっており、具体性に乏しい。
 このシンポジウムでは、生物多様性・生態系を題材として、Future Earthがめざす統域的研究の具体化をはかる。生物多様性・生態系分野では、自然再生・生態系管理など地域の具体的諸問題をめぐって、文理協働が進んでおり、統域的研究の具体化をはかる準備が整ってきた。この状況を背景に、2012年度には3回の研究会を持ち、自然科学者と社会科学者の対話を積み上げてきた。今回のシンポジウムでは、これらの議論の成果をふまえて、文理協働による研究プロジェクトの提案を具体的に検討し、統域的研究の推進計画を立案したい。

【追記1】2013年4月25日
■このシンポジウムに参加しての印象を記しておこうと思います。私は10年以上前に、日本学術振興会の「未来開拓学術研究推進事業」(複合領域6:『アジア地域の環境保全』)の研究プロジェクトに参加していました。そのプロジェクトで行ったのと同様の議論が、今回、Future Earth という世界的な取り組みの新たな装いのもとで繰り返されている…というのが第一印象でした。こういうと傲慢に聞こえるかもしれませんが、がっかりしたようなびっくりしたような。10年たってもかわっていませんから。

■しかし、その一方で、自分たちがやっていたことが間違っていなかったという思いも強く持ちました。まるで、研究費確保のための方便のように言われていた「文理融合」に、私たちは真剣に取り組んで様々な分野の人たちとかなり深い議論を行いました。もちろん、当時の時代状況ではそのような議論はなかなか理解しにくかったのかもしれません(ある意味、時代を先取りしていた)。その成果は、『流域管理のための総合調査マニュアル』としてまとめました。また、そのプロジェクトに続いた総合地球環境学研究所でのプロジェクトでは、「階層化された流域管理」、「階層間のコミュニケーション」、「階層間の状況の定義のズレ」…といった考え方を柱とした『流域環境学』にまとめ出版しました。だから、今回のシンポジウムはデジャビュ…という感じなのです。
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■シンポジウムでは、生態学と環境経済学との連携、すなわち生態系サービスの経済的評価を軸とした研究フレームに対して、環境社会学からは「違和感」がある…という発言で終ってしまいました。しかし、本当にそれで良いのかなという思いもあります。もっと、前向きに積極的に、環境社会学のもっている可能性をアピールして、生態学や経済学とも「対抗的相補性」をともなった連携を構築できるはずだと考えるからです。これは、私たちがこれまでのプロジェクトで繰り返し主張してきたことでもあります。シンポで話題提供した環境経済学者の栗山さんともシンポジウムの後で話しをしました。彼は、環境経済学会を代表して自分たちの可能性をアピールしたわけで、ミクロレベルでは貨幣価値以外の価値が重要であること、そして、そこで環境社会学が大きな役割を果たすことにも同意されていました(私の考え方というか、社会学的視点からは、貨幣は、コミュニケーションのさいのメディアのひとつということになります)。

■今回は、Future Earth に乗り遅れまいとする生態学会の大御所(歴代の生態学会会長)が、リードしたシンポジウムでした。世界のトレンドから取り残されないように…。政策とも結びつかないといけないので、取り急ぎ、政策的に乗っかりやす、あるいは扱いやすい環境経済学との連携にもとづくモデルの話しに終始していた…という印象ももちました。しかし、大切なことは、実践的な関心から、文理融合・文理協働が「心の底から必要」と考えている人との生産的な関係をつくることなのだと思っています。

【追記2】2013年4月25日
■今回のシンポジウムに参加して、人との再会がありました。【追記1】にかいた日本学術振興会の「未来開拓学術研究推進事業」に参加しているときに、若い院生として一緒に勉強していた方が、シンポジウム終了後、話しかけてきてくれました。吉田丈人さん。現在は東大の駒場で教えておられます。当時は、京大の生態学研究センターの博士後期課程に在籍していたのです。しかし、再会した最初の言葉が「どうしたんですか〜、脇田さん、そんなに歳をとっちゃって」ですからね〜(^^;;。だって、実際に歳とっているんやから、仕方ありません。吉田くんとは、交流会でビールを飲みながらいろいろ話しができました。彼の研究は「動物・植物プランクトンからなる生態系の生態と進化のダイナミクス」ですが、その一方で福井県の三方五湖で、湖沼再生のための研究もされています。その研究のなかでは、小学生に両親や祖父母に湖沼の利用について話しを聞いて、それを絵に描いてもらう…なんてこともされているようです。興味深くお話しを伺いました。

自治会の防災活動

■昨日は、昼間は社会学部の教育プログラム「大津エンパワねっと」の関係で、学生とともに大津市の中央学区自治連合会の総会と定例会議に参加させていただきましたが、晩は、自分が住んでいるマンションの防災委員会に参加しました。この防災委員会は、自治会・管理組合の役員10名、各階の責任者5名、そして管理人さんも含めた事務局6名、そして防災委員長1名、あわせて22名の住民で構成されています。80数世帯の小さなマンションですから、全体の1/4が参加していることになります。私も各階責任者の1人です。

■昨日の防災委員会では、6月に開催する「防火・防災訓練」の内容の確認等がおこなわれました。消防署の方も招いて、避難訓練や初期消火の放水訓練等を行います。そのなかでも私がとても大切だと思うのは非難訓練です。うちのマンションは、高齢者を抱える世帯が多くなってきています。介護を必要とされている方も複数いらっしゃいます。火災や災害のときに、高齢者や要介護の方たちが逃げ遅れないように、自治会内で助け合って非難する仕組みが必要なのです。その仕組みがまだうまく出来上がっているわけではありませんが、防災委員会の皆さんと力をあわせて、なんとかしていきたいと思っています。

■とはいえ、高齢者や要介護者に関する情報は、個人情報にもかかわるデリケートな情報です。ですから、実態を把握するのに苦労するところがあります。普段から、自治会のなかにお互いに協力的関係や信頼関係が十分にあれば、何かあったときに「あそこのおじいちゃん、大丈夫かな」、「避難の手伝いにいかんとあかん」と判断できるわけですが、自治会に対する考え方も様々、ご近所付き合いを「煩わしい」と思う方もおられるわけで、このあたりも難しいところです。

■先日、facebookでこんな記事を読みました。
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店のご近所に、○○○の会って自治会があります。その地区の人たちはいろんな所から集まって来てたまたまそこにお家を買った人達でした。ニュータウンというやつですね。そして、夏祭りやお花見など毎年楽しい交流を持ってきました。今、30年ほど時が経ち、子供たちは大人になりました。そんな中の一人がこの度結婚することとなりました。結婚式は来月ですが、さすがにご近所さんまでは招待できません。そこで、ご近所さんで、お祝いをする会をもつことになりました。仮装で集まるという決め事で。最初は軽く耳を付けたり着ぐるみ着たりだったのですが、終盤親チームがいなくなり、再び現れたら、サザエさんファミリーになって登場しました。私たちも気合入れて仮装したのですが、負けました!!
とても良いお祝い会でした!!
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20130422jichikai.jpg ■素敵なお話しですね。もともと縁もゆかりも無かった方達が、30年のあいだに、お互いに助け合い、楽しみを共有できる良い関係を培ってこられたようすがわかります。おそらくは、子育てをするお母さんたちを中心に、しだいにこういった関係が生まれてきたのかなと想像しています(違うかもしれないけれど…)。私の暮らしているマンションも、そのようなお互いに助け合い、楽しみを共有できる良い関係がないわけではありません。自治会や管理組合の役員経験者の皆さんが、自主的にボランティアグループをつくり(私も最年少会員です)、このような関係づくりに、自然体で取り組んでおられるからです。このような関係は、一朝一夕にできるわけではありません。社会科学では、社会関係資本(ソーシャルキャピタル)という言葉で説明しますが、社会関係資本の蓄積には時間がかかるのです。マンションに長年暮らし続けてこられた方達には、このような関係のネットワークが一定程度あります。しかし、マンションでは転出・転入がつきものです。新しく転入されてきた、特に若い世代のご家族はどうかといえば、うちのマンションでは、子供会活動に取り組む若いお母さん方が、夏祭や餅つきなどの行事を通じて、年配のボランティアグループの皆さんと良い関係をつくってこられています。

■週末は、老母の介護や、大学の地域貢献関連の仕事で不在するとが多いわけですが、できるかぎり自治会活動に積極的にかかわっていこうと思っています。

7,000アクセス感謝!!

■このホームページに設定しているカウンターの数字が7,000を超えました。6,000を超えたのが3月21日でしたから、ほぼ1ヶ月で、さらに1,000回のアクセスをいただきました。これまでも、1ヶ月に約1,000のペースでご覧いただいてきました。

◾ブログのエントリー数は250弱程になっています。ブログでは、日々の記録、身辺雑記程度のことしかアップしていませんが、これからもこのペースを維持できように、更新に励みたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。。

大津エンパワねっと学生チーム「わわわ」

20130421empower.jpg ■今日は、大津市中心市街地の中央学区自治連合会の総会と定例会議に、「大津エンパワねっと」のチーム「わわわ」の学生たちとお邪魔しました。総会と4月の定例会議が開催されたからです。毎年、この最初の定例会議のさいに、お集まりになられた中央学区の各自治会の会長さんや、自治連合会傘下で活動されている各種団体長の皆さんにご挨拶をすることになっています。さらに今日は、そのようなご挨拶に加えて、学生チーム「わわわ」がこれから取り組む事業の説明を、自分たち自身で行うことになっていました。

■大津市は全国の自治体のなかでも珍しく、まだ人口が増加している地域です。住宅開発、マンションの開発に伴い、京阪神地区から転入される若い世代のご家族が多いからです。しかし、そのような大津市の現状のなかにおいても、中央学区は相対的に高齢化率が高いのです。自治連合会では、特に一人暮らしの高齢者の皆さんがどのように日々を暮らしておられるのか、家に閉じこもりがちになってはいないのか…いわゆる「高齢者の孤立」を心配されています。

■学生チーム「わわわ」は、そのような中央学区の抱える高齢者問題に注目して活動してきました。そして、この春から、自治連合会や学区社会福祉協議会の皆さんと連携をしながら、この問題に取り組むことになりました。一人暮らしの高齢者の問題は、プライバシー保護の問題もあり、なかなか把握しにくいわけですが、今回は、自治連合会のなかから10の自治会の会長さんにご協力いただき、学生たちが中心となって聞き取り調査とアンケート調査を実施させていただくことになりました。

■私が「大津エンパワねっと」全体に関して簡単にご説明とご挨拶をさせていただいたあと、自治連合会長と学区社会福祉協議会前会長のお2人が調査の趣旨説明をされ、チーム「わわわ」を指導する笠井先生からの挨拶のあと、学生たち自身が自分たちの問題意識とアンケートの具体的な実施方法について説明を行いました。写真は、そのときの様子を笠井先生が撮られたものです。私は、ちょっとだけ心配そうに、一生懸命説明しているKさんの方をみています。実際、学生たちはとても緊張していました。しかし、事前にきちんと練習をしてきたのかもしれませんが、大変わかりやすく、丁寧な説明をしてくれました。素晴らしい!! 定例会議のあとにも、自治連執行部のある方が、「学生の皆さんは、大変しっかりされていますね。私たちが学生の頃には、とてもあのような説明はできませんでした」と評価してくださいました。

■チーム「わわわ」では、これから調査をしながら、同時に、見えてきた調査結果をもとに、一人暮らしの高齢者の問題に自分たちなりのプロジェクトを地域の皆さんと一緒に取り組んでいきます。このチームの活動がどのように展開していくのか、私にもよくわかりませんが、素晴らしい成果につながるといいなと大変期待しています。

【追記】■「大津エンパワねっと」の学生チームには、すべてチーム名がついています。で、このチーム「わわわ」、なんだか不思議なネーミングですよね。「わわわ」と慌てふためいているような印象も持ってしまうのですが、そうではありません。一度、チーム名の由来を聞いたのですが…、忘れてしまっています。また、聞いておきます。

餃子

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■餃子好きです。いつもは、大学のキャンパスに近い某チェーン店を利用しています。基本的には美味しいと思うのですが、餃子を焼く技術に違いがあるのか、人によって差が出てくるところが…ブツブツ。この餃子、抜群に美味しく焼けていました。店長さんが焼いておられました(さすが、店長)。

■焼いた皮はかなりパリっとしています。口に入れた瞬間に焼いた皮のパリと、その反対側の蒸し上がった柔らかい皮のフニャという感じが、微妙な時間差で味わえなくてはいけません。パリ・フニャです。これが肝です。それから、餃子をつつむときにしっかり塞いでいないと、焼いている途中で皮がはずれて中の餡が見えているときがあります。これは、だめです。なかに、口に入れるまで美味しさが皮のなかに包まれていなくてはいけません。その美味しをジュワっと味わえなくてはいけません。まとめると、パリ・フニャ・ジュワ…です。

■次は、餃子のタレについて。普通は、餃子用に調合されたタレを使いますよね。私は、自分でつくります。まずラー油。昔ながらの…というラー油を1匙小皿へ。そこに、酢と醤油を9:1の割合で注ぎます。基本は酢なんです。これが油っで焼いた餃子をさっぱりしてくれます。

■この日、この餃子、「お待たせしました、ご主人」という店員さんの言葉と一緒にやってきました。「ご主人」という言い方に、ほんのちょっぴりですが、微妙に抵抗を感じでしまった55歳なのでありました。先日、4月15日で55歳になったばかりで、年齢については、微妙に敏感になっています。

奈良マラソン2013

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■大阪マラソンに申し込んでいます。大阪マラソンは10月27日に開催されます。うまく抽選にあたればよいのですが…。この大阪マラソンが抽選にはずれてしまっても、かりに当選したとしても、今年は2回以上のフルマラソンに挑戦したいと思います。ということで、12月8日の奈良マラソンにエントリーしようと思っています。インターネットの申し込みは、「先着順」になっています。遅れないように申し込まなくては…。

春の花壇

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■自宅のあるマンションの花壇では、チューリップが満開になっています。素晴らしいな〜。

■私のマンションには、通常の管理組合と自治会の他に、マンションの様々な活動に取り組むボランティアグループがあります。ひとつは、男性のグループです。防犯訓練、夏祭、秋の遠足、餅つき、マンションのイルミネーション、忘年会…といった様々なイベントの計画と実施の中心となって活躍されています。私も、このグループの最年少会員です。もうひとつは、女性のグループです。月1回の茶話会と、実行委員会のお手伝いや、花壇のガーデニングを自主的になさっています。四季折々、朝の通勤のときに、素敵な花壇の花々が心を癒してくれます。本当に、ありがたいことです。

■なぜこういったボランティアグループが存在しているのかといえば、毎年、会長をはじめとして自治会の役員さんが交代し、自治会の役員さんたちだけでは、うまく自治会の年間行儀の運営ができなくなってきたからです。もっともボランティアとはいっても、元々は自治会や管理組合の役員を歴任された方たちばかり。毎年かわる自治会の役員さんたちをサポートしながら、自治会活動を支えておられるのです。そういう意味では、このボランティアグループも自治会を母体として生まれたと考えてもよいかと思います。両者は組織的には比喩的な言い方をすれば「親子の関係」にあるといえます。このようなボランティアグループが生まれてくるところに、コミュニティの力のようなものを感じます(ただし、今後は,もっと若い世代の世帯の皆さんにも参加していただく工夫が必要かなと思います)。自分でいうのもなんですが、素敵なマンションだと思います。

深草キャンパスの新1号館

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■今日は、夕方から深草キャンパスで会議がありました。深草キャンパスでは、現在、新1号館の校舎を建設中です。まだ基礎工事の段階のようです。建設予定地に、塀越しに重機らしきものが見えているだけです【写真上左】。閉鎖されている東門には、完成予想図が掲げられています【写真下】。紫英館という校舎の1階には、完成模型も展示されています。完成は2015年1月です。

■2015年は、龍谷大学にとってとても重要な年になります。現在、瀬田キャンパスにある国際文化学部が深草キャンパスに移転し、瀬田キャンパスには新学部として農学部が開設されます。言い換えれば、大学が新しいステージに向かって飛躍していくことになります。ここからは個人的な考えですが、この動きに、私たち社会学部もどのように一緒に飛躍していくのか。現在の社会状況を踏まえ、本質的なところから学部の運営を考えていく。知恵を出し、汗をかき、努力していかねばならないと思います。あくまで、個人的な考えですけども。

3年ゼミ今週の宿題

5月6日

■今日のゼミで、以下のことが決まりました。

(1)報告、司会・コメンテータの順番
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(2)準備
・報告の2週間前までに自分の報告内容に関する資料を用意する。資料は、新聞・雑誌の記事・論評、学術論文、文献(新書・文庫等を含む)。資料は印刷するため、あらかじめコピーして印刷しやすい形態にしておく。どのように資料を選んだらよいのかわからないばあいは、事前に脇田に相談をすること。
・脇田とメールで面談の予約をとる。脇田の研究室で、脇田と報告の内容について相談をする。
・1週間前のゼミのときに、ゼミの仲間に資料を事前に配布す。受け取った資料については、必ず、目を通してくること。
・各回に2人報告を行う。1人20分、討論15分。

(3)司会者・コメンテータの役割
・司会者は、全体の議論の進行役。形式的な進行役を務めるだけだけでなく、討論の「場づくり」に注意を払うこと。また、報告者ま報告の内容の骨格を正確に捉え、報告後はそのポイントを簡単に整理する。また、コメンテータの質問や意見を大切にしながら、他のメンバーからも意見や質問を募る。
・コメンテータは、報告者の報告の内容のポイントを自分なりに捉え、さらに議論を深めることができるように質問や意見を述べる。

(4)夏休みの宿題
・前期のゼミで報告や討論をふまえ、自分の関心のある文献を1冊えらび、その内容を紹介するとももに自分の意見を述べる。A43枚以上。

4月15日

■印象に残る自己紹介の準備。ゼミのさいに説明した通りです。あまり考えこまずに、気楽にやってください!!

■脇田のメールアドレスまで、以下の情報を送ってください。
・氏名
・学籍番号
・メールアドレス(携帯)
・携帯番号
・その他、アピールポイント、個人的事情等

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