奈良オクトーバーフェスト2013
■一昨日金曜日は、緊急に対応しなければならない仕事が発生しドタバタと一日が過ぎ…。昨日は昨日で、土曜日で休みでしたが深草キャンパスで仕事がありました。いやはや…な週末なのです。というわけで、妻に電話をして、一緒に「奈良オクトーバーフェスト2013」にいくことにしました。まあ、ちょっとした息抜きですね。先日のエントリーでも説明しましたので繰り返しになりますが、「オクトーバーフェスト」(ドイツ語でOktoberfest)は、ドイツのミュンヘンで開催される世界最大規模のビール祭りです。9月半ばから10月上旬まで開催され、600万人以上の人が訪れるといいます。その「本場のオクトーバーフェストを日本でも!!」というわけで、11年前に横浜で開催され、現在では全国各地でこのオクトーバーフェストが開催されているようです。ということで、昨日から奈良でも開催されているのです。
■近鉄奈良駅から登大路を登った興福寺近くの奈良公園内に設置されていました。一昨日までけっこうな雨がふったので、あいにく会場は少ぬかるんでいましたが(そこに、かすかに鹿の●の香りがまじる…)、私たちが到着したときは空にも少し晴れ間がうまれ、日差しが差し込んできました。ビールは、真夏の暑く湿気の高いときよりも、初夏や初秋の気候で呑むほうがうまい。昨日は、ビールにバッチリの天候でした。会場にはバンドもはいり、ビールを楽しむ方たちで大いに盛り上がっていました。
【写真】上左、最初に呑んだ、無濾過の昔ながらのビールです。ジョッキのサイズは1l(リットル)。小さなバケツという感じですね。以下は、説明です。「地下室にある低温貯蔵庫を利用して作られた下面醗酵のビールを起源とする、ユニークなケラービール。ラガータイプなのに非加熱・無濾過!酵母のうまみがしっかりと残り、コクも十分に楽しめる味わい」なのだそうです。まあ、美味しければいいのです。上中、ガーリックバターソースのムール貝&フライドポテト。上右、2杯目の黒ビール500ml。左、定番の長いソーセージ。下の画像は、私がiPhoneで撮影してYouTubeにアップしたものです。縦と横が逆になってしまっています。すみません。でも、雰囲気はわかります。
■帰宅する頃には、すっかり暗くなっていましたが、会場はまだおおいに盛り上がっていました。
■以下は、本物?!、ドイツ・ミュンヘンでの「オクトーバーフェスト」。
卒業生のこと
■龍谷大学で働くようになってから10年目を迎えています。10年たつと、ゼミの最初の頃の卒業生は、30歳、あるいは30歳近くになります。当然のことながら、結婚をする人たちが増えてきました。すでにお子さんが2人目という人もいます。素敵なことですね~。
■先日、facebookで交流しているゼミのOGが、大学卒業後勤めてきた京都の会社を退社しました。すでに結婚はされているのですが、来月、いよいよ出産するということで、それを機に退社することにしたのです。そのことが、facebookにアップされました。この「出産退社報告」の記事には、たくさんの「友達」のコメントが寄せられていました。私も、祝福のコメントを書いたところ、次のようにお返事をもらいました。
脇田先生☆
先生に就活しろと怒られ(笑)
内定頂いた会社に、昨日まで勤めることができました!!
自分が母になるイメージが全くできませんが(^^;
周りに頼りながらがんばっていこうと思います♡
■このお返事を読んで、2005年の7月の初めことを思いだしました。彼女は、4年生。就職活動がうまくいかず悩んでいました。私の研究室にやってきて、「せんせー、もう就職活動をやめます。やめて、資格を取る勉強をします」とべそをかいていうのです。就職活動がうまくいかないことで、少し心が折れかかっていたのです。私の記憶では、そのとき研究室でお説教をして、それからキャリアセンター(当時は名称が少し違っていたと思いますが…)に連れていって、彼女の指導をお願いしたように思います。すると、7月の末にはちゃんと内定をいただくことができたのでした。それが、今回退社した会社なのです。「そうか、あのときにお説教をしていなかったら、彼女の人生も少し変っていたかもしれないな…」と思うと、少し感慨深いものがありますね。
新しいカテゴリー
■新たに「地域社会」というカテゴリーを増やしました。さらに、「滋賀」、「京都」、「奈良」、「大阪」、「兵庫」、「岩手」、「岐阜」の7つに分類しました。
パラオのロックアイランド
■自己点検・評価、認証評価…、新学部…、大学院の改革…、仕事がてんこ盛りの山盛りで、いささか疲れてきました。これはいけません。エネルギーが枯渇しそうだ。というわけで、「旅にでたい~」。写真は、パラオのロックアイランドです。じつは、ここは2012年に、第100箇所目の世界遺産に登録されました。自然と文化の両面から認められた複合遺産です。行ってみたいな~♪(写真は、、ウィキメディア・コモンズからのものです。)
ニゴロブナフォーラム
■以下のようなフォーラムが開催されます。
ニゴロブナフォーラムの開催について
~ニゴロブナでつながる人々と琵琶湖~
滋賀県では、「魚のゆりかご水田プロジェクト」により、魚が田んぼに上りやすくする道づくり(魚道)に取り組み、魚たちが水田で卵を産み、稚魚がすくすく育ち琵琶湖へ巣立っていく「生きもの」にやさしい環境づくりを目指しています。
平成25年6月27日はニゴロブナ(25627)と読めるのにちなみ、6月をニゴロブナ月間として、ニゴロブナにちなむ各種イベントを企画しています。
今回、このイベントの一環としてニゴロブナフォーラムを開催し、安土城考古博物館副館長の大沼芳幸さんにお越し頂き、「田んぼが魚を呼び寄せた」と題して琵琶湖と水田と魚の関わりの歴史とふなずしのルーツについてご講演いただきます。
また、琵琶湖に生息する魚の代表種の1つであるニゴロブナに焦点を当て、ニゴロブナ等の魚が遡上する水田を復活させる取組をしている農家さん、琵琶湖でニゴロブナ漁に携わる漁師さん、魚のゆりかご水田米の取組を応援する研究者や魚のゆりかご水田プロジェクトを推進する行政など、様々な方面からニゴロブナ等に関わっている人たちに、ニゴロブナを介した琵琶湖と人々のつながりについて語り合っていただきます。
記
1.日時:平成25年6月29日(土曜日)13時15分~16時30分
2.集合場所:草津市民交流プラザ5F大会議室
(草津市野路1丁目15-5フェリエ南草津)3.内容:別紙参照(PDF:1,289KB)
4.定員:130名先着順(募集締切り6月26日)
5.参加費:無料
奈良オクトーバーフェスト
■働いている場所は滋賀ですが(龍谷大学社会学部は、滋賀県大津市の瀬田キャンパスにあります)、住んでいるのは奈良です。片道1時間40分かけて通勤しています。大学の時間割の関係で帰宅は遅く、週末も滋賀や大津で地域づくり関連の活動に参加したり、老母の介護にでかけたりしています。奈良に暮らして27年になりますが、あまり奈良のことを知りません。大晦日の深夜から東大寺二月堂や大仏殿に初詣に出かけることぐらい…かもしれません。これはよくないと思いつつも、なかなか奈良を体験する時間的余裕がありません。
■しかし、今回はぜひとも行ってみたいと思うイベントが開催されます。「奈良オクトーバーフェスト」です。飲んべえ向けのイベントです。オクトーバーフェスト(ドイツ語でOktoberfest)は、ドイツのミュンヘンで開催される世界最大規模のビール祭りです。9月半ばから10月上旬まで開催され、600万人以上の人が訪れるといいます。その「本場のオクトーバーフェストを日本でも!!」というわけで、11年前に横浜で開催され、現在では全国各地でこのオクトーバーフェストが開催されているようです。奈良のオクトーバーフェストは、明日の21日(金)から30日(日)まで開催されるようです。これは行かねば…ですね!!
■以下は、東京の日比谷で開催されたオクトーバーフェストを紹介している動画です。
モリオカ自由大学
■「モリオカ自由大学」、かつて岩手に暮らし、盛岡が大好きな私にとっては、大変魅力的です。で、少し調べてみました。宮城県の仙台に、「センダイ自由大学」という「地元の人が地元を語るための市民講座コミュニティー」があるのです(ですから、学校教育法上で定められた正規の大学ではありません)。それぞれの東北各地の「地元」で、このような市民講座コミュニティーを増やしていこう、「自分のところでもこういう市民講座をやりたい」という人たちを応援していこう…というの取り組みのようです。というわけで、盛岡にも「モリオカ自由大学」らしいのですね〜。ホームページの開設、心待ちにしています。
武陽人100年のあゆみ
■父の転勤の関係で、5歳から16歳の夏まであいだに、山口県の下関市、福岡県の北九州市小倉区や福岡市、そしてそのあとは広島県の広島市に引っ越すことになりました。引っ越しのたびに、幼稚園や学校を転校することになりました。結局、3つの幼稚園、3つの小学校、そして2つの高校に通うとことになりました。ですから、一応は神戸出身ということになるのですが、少年時代のほとんどは、神戸以外のところで過ごしている…ということになります。
■高校に限定していえば、私は高1の2学期に、広島市内にある広島県立皆実高等学校から神戸市長田区にある兵庫県立兵庫高等学校に転校しました。そして、1977年3月に卒業しました。卒業後、同窓会にきちんと転居先等をお知らせしていなかったこともあり、高校とのつながりはほとんど切れてしまっていました。その母校・兵庫高等学校が創立100周年を迎え、立派な記念式典が開催されたことをfacebookで知りました。上の動画は、そのさいに上映されたもので、兵庫高校の100年の歴史を説明したものです。タイトルに「武陽」とありますが、これは近くを流れる湊川の河原をさします。同窓会の名前は、その地名にちなんで「武陽会」といいます。そして「質素・剛健・自重・自治」の四綱領(しこうりょう)と呼び、校訓として大切にしています。
■この動画「武陽人100年のあゆみ」、お気づきかとは思いますが、コアラが並んでいます。なぜコアラなのか。それは、「校樹」が存在し、ユーカリの樹だからです。ユーカリの葉っぱはコアラの餌ですよね(ちなみに、コアラには「ユカリちゃん」という名前がついています)。並んでいるコアラの頭の上をみると、ユーカリの葉っぱがのっかっています。兵庫高校の校章は、ユーカリの若葉と実をもとにデザインされているからです。「質素・剛健・自重・自治」という四綱領を軸に生徒たちが集う…そのようなイメージにもとづいて校章はデザインされているのです。
■動画を拝見すると、兵庫高校は戦前の旧制・第二中学校からの歴史をもつことがわかります。長い歴史をもつせいもあり、全国的にもよく知られる方達が卒業されています。たとえば、小説家の横溝正史、画家の小磯良平、同じく画家の東山魁夷、建築家の清家清、舞台美術家の妹尾河童といった方たちです。私の先輩ということになります。また、第二次世界大戦の沖縄戦当時、沖縄県知事であった島田叡(あきら)さんも先輩のお1人です。島田さんは、1945年1月、第27第沖縄県知事に就任した後、沖縄戦の激戦のなかで消息を絶ったといわれています。高校の敷地には、島田さんのことを偲んだメモリアル「合掌の碑」も建てられています。また、これもfacebookで知ったのですが、OBらが中心となって遺骨の捜索も行われています(右は、神戸新聞記事です。)
■卒業後は、つながりが切れてしまったと書きました。しかし、卒業後に、母校に行ったことがあるのです。阪神淡路大震災のときのことです。当時、兵庫県教育委員会に勤務していたこともあり、県職員の仕事として被災地・神戸に派遣された。派遣された先が、なんと母校・兵庫高等学校だった。母校は避難場所でした。今でも、晩、図書室で毛布にくるまって眠ったことを思い出します。