ゼミOB来訪

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■昨日は、いろいろありました。午前中は、1人の社会人の方が大学院進学のことで相談に来られました。お仕事に関連することで研究をしたいとお考えのようで、いろいろお話しをお聞かせいただきました。興味深くお聞きしていると、「おおつ未来まちづくり学生会議」のメンバーが「期日が迫った報告会のパワーポイントの内容を確認してください…」と研究室にやってきました。それが終わったら、受託研究の事務処理です。購入した書籍や物品の整理と書類作成、そして研究部にいって検収を受ける作業等…ドタバタと続きました。昨日は寒かったのですが、キャンパスを動き回ったので、ちょっと汗をかいてしまいました。昼食を摂る時間もありませんでした。そのあとは、卒論の指導があったので慌てて研究室に戻ってくると、「せんせー!!」と呼びかける人がいました。振り返ると、ゼミのOBである卒業生のYくんでした。彼は、脇田ゼミ7期生、2012年の春に卒業しました。

■いや〜嬉しいですね。事前に連絡をもらっていなかったので、ちょっとびっくりです。Yくん、休暇がとれたので遊びに来てくれたのでした。7月にも突然卒業生のOGがやってきてくれましたが(こちらのエントリー)、「せんせー」といわれる仕事をしている人たちには、こういうサプライズはとても嬉しいものです。7月のOG来訪のさいには、申し訳ないですが十分に時間をとることができませんでした。昨日は、卒論の指導がおわると時間がとれました。ということで、Yくんには、卒論指導の場にもいてもらって、その後は、京都の伏見で呑むことにしました。いつもだと、大津駅前の居酒屋「利やん」ということになるのですが、伏見です。なぜ伏見かというと、2つ前のエントリーにもアップしたように、伏見の眼鏡店に行く必要があったからです。

■Yくんとは、伏見桃山にある月桂冠がやっている日本酒レストラン「京の台所 月の蔵人」にいくことにしました。なんといいますか、観光客向けのレストランなのかもしれませんが、それなりに美味しくいただきました。2人で日本酒をかなりいただきました。燗酒と冷酒とであわせて七合ぐらい呑んだでしょうか。月桂冠が経営されているので、タケノコの粕漬けなんてのもいただきました。美味しかったですね〜。酒とアテ、そしてYくんとの話しを楽しみながら、仕事のこと、学生時代のこと、同級生のこと…いろいろ話しを聞かせてもらいました。また、最近、考えることの多い学生の指導等や「北船路米づくり研究会」についても、いろいろ意見を聞かせてもらいました。Yくんたちは、「研究会」の1期生なのです。「月の蔵人」のあとは、近鉄・桃山御陵前のガード下のバールに。梯子酒です。ちょっと嬉しかったのは、「ここぐらいは、僕が出します。社会人ですから」といって支払いをしてくれました。話しをしているときの内容もそうですが、こういうちょっとしたことで学生の成長を感じます。嬉しくもあります。息子の成長を喜ぶ父親の気持ちに似ています。次回は、もう1人別のYくんも一緒に、大津駅前の居酒屋「利やん」で呑むことになりました。

脇田ゼミ8期生・米研2期生の同窓会

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■少し前のことになりますが、「北船路米づくり研究会」2期生、脇田ゼミ8期生の学年が、指導農家である吹野さんのお宅に集まって同窓会をもちました。出張や出勤のため、集まったのは6名。社会人になって2年目の皆さんです。私自身は別用があり、残念ながら参加できませんでしたが、こうやって写真を送ってくれました。

■日本の農村地域には、「親子関係でない者が,命名・成人・結婚などの機会に仮の親子関係を取り結ぶこと」があり、それを「親子成り」と呼びます(擬制的親子関係)。実の親とは別に、社会的に若者を支えていく年長者が後見人になっていく仕組みですが、学生たちと吹野さんとの関係は、そのような伝統的な「親子成り」の関係に少し似ているような気がしました。吹野さん、いつもありがとうございます。

■2期生は、現在、「北船路米づくり研究会」の活動の基盤となっている「北船路野菜市」と「かかし祭」を立ち上げた学年です。後輩たちは、2期生の成果を発展させていっています。

卒業生からの報告

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■ゼミ卒業生から、「苦節◯年で、教員採用試験に合格した」という嬉しい報告がありました(◯のなかの数字はご本人のために内緒です、苦労しました、頑張りました)。中学社会の教員として採用されることになりました。来年の3月にならないと、どの中学に赴任するのかはわからないようです。以前、ご本人から聞いているのですが、高校野球時だった彼としては、野球部の顧問となって中学生の野球の指導を行いたいという希望をもっています。うまくいくといいですね。

■彼は、滋賀県の彦根の人です。彼のように、地元に残り、家を継ぎ、先生・公務員・農協職員…をするというのは、私たちの年代ではよくある「長男のパターン」でしたが、現在の若い世代ではどうなんでしょうか。昨今の「若者の地元志向」との関連からも気になるところです。話しはかわりますが、この卒業生からの連絡を受ける前、朝1限は「地域社会論Ⅱ」の授業でした。そのなかで、朝日新聞に掲載されいた千葉大学の広井良典さんの記事を紹介しました。以下が、その記事です。

人口減少は、ひたすら「拡大・成長」を目指してきた日本の社会を変えるチャンス。教育を変えるチャンスでもある。

教育は、社会の「中央集権・上昇」志向を反映すると同時に、それを強化してきた。東京に進学し、そのまま就職することを良しとする「村を捨てる教育」。経済成長のために効率的だったからだ。

でも、もう「東京に行けば何とかなる」時代ではない。例えば失業率。東京は全国平均より高いくらいなのが実情だ。

成長の時代は、すべての地域が「進んでいる―遅れている」という一元的な物差しの中に位置づけられる。だが、人口減少時代においては、その物差しから人々が解放され、地域ごとの文化的な多様性に人々の関心が向かうようになる。教育も地域に根ざしたローカル化や分権化が重要で、これからは地域で活躍する「ローカル人材」の育成に力を注ぐべきだろう。

若い人の中にはローカル志向が芽生えつつある。私のところの学生もそう。ただ、実際に地方に移り住むにはまだハードルが高い。関心はあるけれど踏み出せない人を後押しするには、地方での雇用と生活に対する支援が必要だ。総務省の「地域おこし協力隊」のような仕組みを、もっと進めた方がいい。

人口減少社会では、教育など「人生前半の社会保障」が重要性を増す。もっとお金をかけていい。財源は、若い世代に余分な借金を背負わせない方法を考えるべきで、年金額が高い人への課税強化も一案だ。

■広井さんは、「進んでいる-遅れている」という一元的尺度(価値判断の物差し)を脱却し、それぞれの地域ごとの固有の「幸せの物差し」をみつけ、「ローカル人材」を育成していくべきだというのです。こういう議論は常に繰り返し登場します。高度経済成長期の乱開発や公害の問題が噴出したあとは、従来の「近代化論」に対して「地域主義」や「内発的発展論」等の議論が対抗的に登場しました。あの時代、まだ人口は増加していました。高齢化率もまだ低かったわけです。右肩上がりの成長神話に対して疑問はなげかけられても、まだ様々な社会制度の基本は「成長社会」を目指すものであり、「成熟社会」の段階のものではありませんでした。しかし、今回ばかりは「人口減少社会」のなかで、本気になって広井さんのいうところの「ローカル人材」を育成していく必要があります。私自身も、そのような思いから、地域連携のなかで学生の教育を行っています。

■話しを卒業生に戻します。彼が、どういう気持ちで教員になりたかったのか。何年も講師をしながら教育を目指すからには、なにか核になる「本気」が彼の心のなかに潜んでいたはずです。単なる、安定志向ではない、「本気」の部分が。昼食タイムになり、私のiPhone5の「LINE」が鳴り続けています。同級生のお祝いのメッセージ&スタンプが次々と送られてきているからです。苦労して教員採用試験に合格した仲間を同級生が祝っている様子をみて、私もとても嬉しい気持ちになります。彼の同期の連中と集まって同窓会もかねたお祝いの会ができたらと思っています。そのとき、彼の「本気」について聞いてみたいと思います。

【追記】■この学年が3年生のときのコンパの写真を(今の学生は飲み会といいますが…)、ハードディスクのなかから引っぱりだしてきました。トップに掲載します。この学年の人たちの多くとは、LINEやfacebookでもつながっています。便利な世の中になりました。

LINEで報告

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■現在、関空の搭乗待合室でフィンランド航空の便をまっています。台風の影響でしょうか。予定よりも2時間遅い出発になります。はたして、今日中(11日中)にノルウェーのおオスロまで到着できるのか…いささか不安ですね〜。旅慣れていないと、こういうときに困ってしまいますね。

■ところで、昨晩、一昨年に卒業したゼミ生の女子4人組からLINEで連絡が入りました。仲間が集まったとき、こうやって私に報告してくれるのです。ありがたいですね〜。せんせーという人たちは、こういう報告をもらうと嬉しくなりますよね。あとで教えてもらったことですが、11日に保津川でラフティングを計画していたらしいのですが、台風で中止になり。こうやって自宅で女子パーティを開いている…ということのようです。ピザは買ったものなのかもしれませんが、あとはお手製でしょうか。

卒業生

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■昨日の午後、研究室で事務仕事をしていました。用事があって、「大津エンパワねっと」のオフィスや社会学部教務課に行こうと研究室を出たところ、3階の踊り場におかれたベンチに女子学生が2人座っていました。ちらりと見たとき、動物的といいますか、反射的に「あれっ!!」と思ったのでした。もう一度、きちんと2人の方を見ると、女子学生の方から「せんせー、私たちのこと覚えています?」と声をかけてくれました。もちろん覚えていました。女子学生のように見えましたが、2010年の春に卒業した私のゼミの学生でした。つまり、OGです!! OGの2人は、連れ立って母校を訪ね、私のところにもやってきてくれたのです。

■なぜ研究室にやってこなかったのかと聞くと、「仕事でお忙しいだろうからと思いまして…。この廊下にあるベンチに座っていたら、きっとせんせーが通りかかるに違いないと思って」とのことでした。「そんな〜、水臭いな〜、ノックして研究室に入ってきてよ」と言いましたが、いかにもこの2人らしいなあとも思いました。学生時代は、独特の雰囲気と世界をもった2人でした。いっけん大人しく物静かですし、ゼミのなかでは地味な方でしたが、自分の関心のあることについて語り始めると、とても熱く夢中になって語ってくれるのでした。

■2人とも、仕事は順調なようです。やりがいをもって取り組んでいるようです。1人はご結婚されています。もう1人も、もうじき結婚されるとのことでした。いいですね〜!「晩婚化」とよくいわれますが、この2人のいた学年は、結婚した人が多いように思います(ちなみに地方公務員の人数も多い。17人中、4人が地方公務員です)。それはともかく、会話をしてすぐにわかったことは、2人ともずいぶん大人になったな〜ということでした。社会に出て成長しているのですね〜。大学にいるときはどうだったんだろう…成長できたのかな…と少し不安にもなりますが、この2人、私の指導のもとで、しっかり卒業論文に取り組みました。相当、卒論に力を注いだと思います。この2人のように卒業後も遊びに来てくれる人たちは、大概、卒業論文に力を注ぎ、本気で頑張った人たちです。

【追記】■年ですので、卒業生の名前をど忘れしてしまうことも多いのですが、ご本人の顔を見たら、どんな卒業論文を書いたかは言えると思います。この点については記憶していますから。

ゼミ8期生と同窓会

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■昨日、1月4日(土)。通常であれば、正月休みの内でしょうが、私は昨日が仕事始めでした。というのも、赤ペンの添削で真っ赤になった卒論の原稿を、4年生に返却することになっていたからです。「なかなか、エエ感じの水準までいっているやん…」という卒論から、「おいおい、あれ程言ったのに、どうして卒論の執筆要項を守れないかね…」というものまで・・・実に出来上がりは様々ですが、とりあえず各自に手渡し、赤ペンをいたれ箇所について、ひとつずつ説明をして修正をお願いしました。残された時間は大変短いわけですが、全力で最後の仕上げをしてほしいと思います。

■卒論指導の後は、京都駅前の居酒屋で、昨年の3月に卒業したばかりのゼミOB・OGの皆さんと同窓会を持ちました。あいにく、すでに予定が入っていたり、体調不良等により参加者は、私も含めて7名てしたが、大いに盛り上がりました。とても楽しかったです。Faecebookに投稿したところ、参加できなかった方たちからもコメントをもらうことができました。ありがとうございました。

■幹事のSさん、いろいろ手配をいただきありがとうございました。引き続き、このような同窓会を持てればと思います。どうか、よろしくお願いいたします。

【追記1】■写真には写っていませんが、広島県で働いているMくんも、この日は参加しました。新幹線の関係で、ちょっと集合写真の撮影には間に合わなかった…。
【追記2】■さびしいので、Mくん(右側)の写真も追加。みんなで広島に遊びにいくよ。
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脇田ゼミ2期生の同窓会

20120728dosokai.jpg ■昨日は、2005年にゼミにやってきた脇田ゼミ2期生の同窓会が、京都の居酒屋で開催されました。現役ゼミ生たちが取り組んでいる「北船路米づくり研究会」の夜市での様子を確認した後、この同窓会に駆けつけました。嬉しかった、懐かしかった、楽しかった…そんな感じてとても幸せな気持ちになりました。卒業生の多くは、結婚し、家族も増え、あるいは希望の仕事に転職し…幸せに過ごしています。当たり前の話しかもしれないけれど、みんな立派な大人になっていたな~。センセーは嬉しかったです。

■脇田ゼミでは、卒業後の交流も大切にしています。2006年春に卒業した1期生から2012年春に卒業した7期生まで、各学年には1人必ず幹事いて、卒業後、同窓会を開催するようにしてきました。もちろん、何度も同窓会を開催している学年もあれば、まだ1度も開催していない学年もあります。自分がゼミ同窓会の幹事であることを忘れてしまっている人もいるかもしれませんね。センセーとしては、いつか学年を超えて、脇田ゼミ全体の同窓会ができたらな~…と思っています。

■2期生の同窓会、今回で3回目だと思います。比較的活発に同窓会を開催してる学年です。最近、facebookを通してもつながったこの学年のメンバーが中心となり、同じ学年の他のメンバーにも呼び掛けてくれました。あいにく、仕事の関係や子育てなどで、全員の参加というわけにはいきませんでしたが、これからも継続して同窓会を開催してほしいと思います。今回参加したメンバーは、銀行員、メーカー社員、地方公務員、国税局職員、小学校教諭、児童館職員…それぞれ社会人として頑張っています。

■同窓会での話題。いろいろありましたが、やはり「卒業論文」のことで盛り上がりました。たとえば、この日は参加できなかったKi君のこと。Ki君は、卒論提出期間の最終日まで、卒論執筆を終えられずにいました。本人は、いたってマイペース。なんとかなると思っていたようですが、私の方はそういうわけにはいきません。はたして、ちゃんと提出できるのか心配になり、大学のパソコンルームにいるKi君をみつけて「どうなっているんや!」と一喝。周りには、仲間のゼミ生がいたのですが、自分が怒られているようにビビッてしまったとのこと。その仲間たちに、卒論をとじるのに必要なファイルを買ってもらったり、その他諸々のことを手伝ってもらって、なんとかギリギリに提出できたのでした。もちろん、怒られたのはKi君だけではありません。それぞれ、卒論に関しては、いろいろ思い出があるようです。

■今回幹事をしてくれたKu君の卒論のフィールドは、奈良の「直売所」でした。いわゆるファーマーズマーケットです。彼は、卒業後、民間企業に就職したのですが、その後、地元の地方公務員に転職しました。そして、なんと、今担当してるいる仕事が「直売所」なのだそうです!! もちろん、上司は彼の卒論のことなどご存知ないと思いますが…。不思議なものですね~♪こうやって、卒業論文のことで、いろいろ話しが盛り上がることができるのも、個々人が、そしてゼミ全体としても、卒業論文に真剣に取り組んできたからだと思います。また、同窓会をしましょう!!

■ところで、写真についてですが、みんな手で「鳩」のような形をつくっていますね。でも、これは「W」です。脇田ゼミの「W」!!この学年は、集合写真を撮るときに、いつもこの「W」をします(^^;;。

【追記】■2期生が現役学生だったころの記念写真がみつかりました!! やはり「W」をしています。もうひとつは、環境社会学者・舩橋晴俊先生の「T字型戦略」の「T」です。
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