満月

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■一昨日の土曜日、一日、自宅にいました。自宅で部屋の整頓や料理など家事などもして、リフレッシュしました。こうやって、いろいろ当たり前のことをすることで、精神もリラックスしてきます。仕事ばかりだと、やはり駄目ですね。とはいえ、私たちの仕事は、仕事とプライベートのオン・オフが難しいので、ついつい…なのです。

■夕飯の買い物に出かけたさいの帰り道に撮りました。前日よりも寒さはましになっていましたが、かなり寒い一日でした。空気が澄んでいるせいか、満月(おそらく満月の一日後…)も非常に美しく見えました。最近購入した「iPhone6 plus」で撮ってみました。暗い場所でもよく撮れるとのネット上での評判でしたが、さすがにここまでくるとピンぼけしてしまいます。とはいえ、逆に良い感じになったかもしれません。写真自身はカラーですが、パソコン上(iPhoto)で、白黒写真にしてみました。

■まあ、自己満足ですけど…。

うちの車

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■うちの車です。そもそも車にあまり関心がないし、普段は妻が乗っているので、よくわかっていませんでしたが、うちの車、左側はこんなドアになっていました。ドア、ひとつしかなかったのだ。ワンタッチで大きく開く電動スライドドア。何度も助手席に乗っているのに、まったく気がついていなかった私って…。助手席は、親たちの介護に適したように、シートが回転するようになっています。また、底床です。室内も高く広い。それは、知っていたんだけどね。ドアがひとつだったとは…。今日、一番の驚き。

ノルウェー旅行(4) - グリーグのカエル -

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■ノルウェーの作曲家・グリーグは、ピアノの名手でした。ただし、かなりの「あがり症」だったようです。演奏するさいは、このカエルをお守りのようにポケットに入れていました。そして、指先で、このカエルのお守りをこすっていたのです。本物は、ゴム製だったようです。もちろん、これはお土産です。グリーグの暮らした家がある場所(「トロールハウゲン」)には、少し前に投稿したコンサートホールだけでなく、博物館もあるのですが、その博物館のショップに売られていました。グリーグがもっていたお守りのレプリカですね。前足が欠けています。おそらく、本物が欠けているのでしょうね。

■グリーグにとって、このゴムのカエルは、単なる幸運を呼ぶお守りを超えて、精神的なつながりをもった友達だったようです。このカエルの他に、子豚のぬいぐるみの友達もいました。寒い冬のあいだ、グリーグは、自分の作品をもってヨーロッパのあちこちに演奏旅行することが多かったようですが、そのときにはいつもカエルくんと子豚くんが一緒でした。眠るときも、一緒だったと伝えられています。

■グリーグの博物館では、彼の生涯についていろいろ学ぶことができました。特に、妻であるニーナ・グリーグとの関係は、とても興味深いものがあります。グリーグ自身、以下のように語っています。「私は素晴らしい声とたぐいまれな解釈力を持つ若い女性に恋をした。その女性が私の妻となり、生涯の伴侶となった。あえていえば、ニーナは私の歌曲の唯一の理解者であり、表現者だ」。詳しくは、以下のページをご覧ください。

ニーナ・グリーグ Nina Grieg (1845~1935)(norway the official site japan)

20141207grieg2.jpeg ■グリーグの生涯について関心をもつようになり、良い伝記はないかとちょっとだけ調べてみました。すると、この本が一番、読んでみたいと思いました。「音楽の友社」のサイトのなかで、青山学院大学の広瀬大介(ひろせ・だいすけ)さんが、この本の書評を書かれています。この書評を読んで、迷わず読んでみることにしました。

本書は、グリーグの生涯を丹念に追いかけるというよりも、作曲家の生涯においてもっとも輝ける瞬間をそのまま切り取り、そこからグリーグの人となりをあぶりだすような手法を用いる。ノルウェーの民謡素材を用いつつも、それを普遍的言語へと高める努力を惜しまぬ結果生まれた《ピアノ協奏曲イ短調》作品16、そしてもっとも長大な分量が割かれる《ペール・ギュント》など、「音楽そのもの」を媒介として、そこから作曲家の生涯を浮かび上がらせていく。とりわけ、後者を巡るヘンリク・イプセンとの関係は興味深い。お互い完全に胸襟を開くわけではないものの、その志のありようをきちんと理解しあう友情は、互いの芸術を尊重するゆえの距離感なのだろう(このような詩人と音楽家の距離感の取り方は、ホフマンスタールとリヒャルト・シュトラウスのそれをある程度識る筆者にとっては、大変納得ゆくものだった)。
 こうした特殊な、ある種の入門的・あるいは啓蒙的とも言うべき記述方法を採用したのは、そもそもグリーグの浩瀚な伝記は言うに及ばず、北欧音楽の研究書そのものが日本語ではまだまだ少ない(これは日本に限らず西欧諸国でも大差ないはず)という特殊事情にもよるだろう。寡作なグリーグの場合であれば、代表曲についての記述によって、その生涯をほぼ網羅できてしまう。
 その全貌をいまだ知られているとは言い難いこの作曲家を多くの人に知ってもらう、という観点から見れば、この叙述方法は、考え得る幾多の方法のなかでも、もっとも適したものと思われる。まだ人目に触れることの少ないグリーグ関連の写真もふんだんに用いられており、それを見るだけでも豊かな発見に満ちている。もっとも、作曲家の人生とその作品を並置して描こうとするこの方法は、前者の体系的な叙述がある程度犠牲になることは避けられない。巻末の年譜を参照しながら読むことで、理解を補うことも必要になるだろう。作品へのアプローチも、その種の人間ドラマを紡ぐことに主眼があるために、「音楽そのもの」への言及はごく限られている。

梅酒ができました

20141206umesyu.jpg ■今年の6月4日のエントリーは「梅酒」でした。この6月に作った「梅酒」、冷暗所に置いてあったのですが、そのことをすっかり忘れてしまっていました。今日は、焼酎を使って渋柿の渋抜き作業をしていたのですが(先日は、干し柿にもしました)、その作業を終えたときに、「梅酒」のことを思い出したのです。

■「梅酒」の瓶を引っ張りだしてくると、とっても良い色具合に成熟していました。美味しそうにできていました。昼間ではありましたが、少しだけ味見をしてみることにしました。今日は格別に寒いので、梅酒のお湯割りです。そして、1粒だけ梅の実もいただきました。美味しくできていました。私自身は、梅酒よりもビールや日本酒の方が好きですので、なかなか量は減りそうもないので、妻に頑張って飲んでもらおうと思います。また、飲むだけでなく、肉料理などにも使えますね。豚肉と梅酒はあいそうですね。また、私はめったに作りませんが、スイーツなどにも使えるかもしれません。正月には、子どもたちが帰省するので、何か手軽に作ってみましょうかね。

■ところで、この写真のなかに、変なものが写っているのですが、わかりますか?私が瓶を覗き込んでいる嬉しそうな顔が写っているんですけど…。

20141206butaume.jpg【追記】■美味しい梅酒ができたので、この梅酒を使って、「豚肉の梅酒煮」を作ってみました。ひさしぶりの休暇で、自分で料理を作ることができる喜び…やはり休みが必要です。秋は、いろいろ行事が立て込み、週末はなかなか休みがとれませんでしたが、やっと、やっと…です。下は、その「豚肉の梅酒煮」です。

■格別難しい料理ではありません。油をひいて、生姜と白ネギの青いところを入れ、香りが出たところで、豚肉(今日は、バラ肉のブロックをカットしたものでした)を入れて炒めます。焼き色がついたら、梅酒と水を入れて、圧力釜で15分。そのあとは、残ったお汁に醤油を加えて、煮詰めて、圧力釜で柔らかくなった豚肉と、あらかじめ用意しておいたゆで卵を入れます。そして、タレのようになった煮汁を全体にからめてできあがり。使った梅酒は、自家製なので、甘みは控えめ。ということで、できあがったお肉の味もさっぱりしたものになりました。美味しくできました〜。

ノルウェー旅行(3) - コンサートホール「トロルサーレン」-

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■一昨日の木曜日、午前中、大阪・梅田にでかけました。デジタル一眼レフのデータカードから情報が読み取れなくなったため、データ復旧の作業を専門の業者さんにお願いしていたのです。なかなか受け取りにいけなかったのですが、やっと昨日、都合をつけることができました。多くのデータは、すでにパソコンのハードディスクや外付けのハードディスクにも保存してありましたが、比較的最近になって撮影したデータはまだ保存していなかったのです。これで、一安心です。あとは、ハードディスクを業者さんに送って、データを送り返してもらうだけです。

■読み込めなかったデータには、仕事のものも個人的なものも入っていました。そのなかでも私が気になっていたのは、今年の夏のノルウェー旅行のときの写真です。下の写真は、妻から拝借したものですが、同じ写真を私も撮りました。この写真は、ノルウェーの国民的作曲家・グリーグが暮らした家のすぐ横にあるコンサートホール「トロルサーレン」です。素敵です…。グランドピアノの向こうにみえるのは、グリーグが作曲に取り組んだ小屋、その向こうはフィヨルドです。この「トロールサーレン」やグリークの暮らした家は、ノルウェー第二の都市ベルゲンの郊外の「トロールハウゲン」にあります。トロールとは妖精の一種でしょうか。「トロールハウゲン」とは、そのトロールが棲む丘という意味なのだそうです(グリーグの奥様のネーミングです)。

20141206grieg2.jpg ■私は、自分で撮ったこのホールの写真を大きく引き延ばして、額に入れて飾りたいのです。なんとなく静かなピアノの音が聞こえてくるような写真です。いろいろ、どんどん仕事が迫ってきますが、こういう写真を眺めていると心が癒されます。左の写真、コンサートホールのステージの向こうにある作曲小屋のなかの様子です。グリーグは、この窓からフィヨルドの風景を眺めながら作曲に励んでいたのですね。この「トロールハウゲン」という丘からフィヨルドの方に下っていくと小さな船着場があるのですが、その手前の崖にグリーグ夫妻が眠る墓がありました。クラシック好きにとって、この「トロールハウゲン」に来てグリーグの存在を感じることは、広い意味での「聖地巡礼」といえるのかもしれません。

「環びわ湖 大学地域交流フェスタ2014」

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■一般社団法人 環びわ湖大学・地域コンソーシアム主催の「環びわ湖 大学地域交流フェスタ2014」が開催されます。「大学地域連携課題解決支援事業」&「学生支援事業」活動報告会です。日時は、12月20日(土)13:00〜16:30、場所は大津市の「コラボしが21」(3階大・中会議室)です。私がアドバイスをさせていただいた、大津市役所の企画調整課と龍大生たちのチーム「おおつ未来まちづくり学生会議」も、「理想の大津つくろう〜大学生が考える未来の大津」という報告を行います。

■このブログでの「おおつ未来まちづくり学生会議」関連エントリーは以下の通りです。

おおつ未来まちづくり学生会議
第2回「おおつ未来まちづくり学生会議」の開催
第3回「おおつ未来まちづくり学生会議」
「おおつ未来まちづくり学生会議」発表会
「おおつ未来まちづくり学生会議」発表会、無事に終了しました。
大学のホームページに「第4回 おおつ未来まちづくり学生会議」の記事

■トップのチラシですが、どういうわけか「おおつ未来まちづくり学生会議」の写真が使われています。

叡山電鉄

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■地球研での仕事が終ったあと、叡山電鉄で京都の街中に戻りました。二軒茶屋駅から出町柳駅まで。この叡山電鉄沿線には、たくさんの大学があるのですね、あらためて知りました。京都産業大学、京都精華大学、京都造形芸術大学。電車のなかは、帰宅する学生たちがたくさんの乗り込んできました。下の写真は、出町柳駅に泊まっていた電車です。沿線の鞍馬のあたりは、観光地としても有名です。手前が鞍馬の秋、奥が冬でしょうか。色鮮やかな電車です。

地球研「奥田プロジェクト」

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■昨日のお仕事。1つ前のエントリーにも書いたように、総合地球環境学研究所でのミーティングでした。「生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会─生態システムの健全性」。奥田昇さんをリーダーとするプロジェクトのミーティングです。機能は、リーダーの奥田さん、そして副リーダーの谷内茂雄さん(京都大学生態学研究センター)、そして私の3名のミーティングです。いろいろ事務的なこともやらねばなりません。とりあえず、地球研で3時間半ほどミーティングと事務作業を行いました。

■写真は、研究所内にある奥田プロジェクトの場所です。地球研にはプロジェクトごとの部屋がありません。大きなスペースを簡単に仕切ってあるだけです。プロジェクト間のコミュニケーションを活発にしていくため、このような建物のデザインになっているようです。私も、来年度からは定期的にこちらに出かけてプロジェクトの仕事を進めたいと思っています。まだ机が空いていますが、これから順番に埋まっていく予定です。ポスドクの方たちなど、これから順番に雇用されていきますので。現在は、まだリーダーの奥田さんと事務的な仕事を担当される方が2名。広さのわりには人が少ないのです。まあ、そのうちに、賑やかになってくるではないかと思います。

トワイライトエクスプレス

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■昨日は、午前中、大阪・梅田にでかけました。デジタル一眼レフのデータカードから情報が読み取れなくなったため、データ復旧の作業を専門の業者さんにお願いしていたのです。なかなか受け取りにいけなかったのですが、やっと昨日、都合をつけることができました。多くのデータは、すでにパソコンのハードディスクや外付けのハードディスクにも保存してありましたが、最近のデータはまだ保存していなかったのです。これで、一安心です。

■大阪で用事をすませたあとは、京都の北区上賀茂の総合地球環境学研究所に向いました。京都の地球研には、大阪市営地下鉄御堂筋線・京阪電鉄・叡山電鉄を利用するルート、JR・京都市営地下鉄・市バスのルート、以上2つのルートが頭に浮かびました。本当は、前者のルートで移動しかたったのです。理由は単純です。叡山電鉄に乗りたかったから…です。ところが、時間がなく、短時間で移動できる後者のJRのルートで移動することにしました。するとどうでしょう! 大阪駅にこれから札幌にむかって出発する直前の「トワイライトエクスプレス」が停車しているではありませんか。なんといいますか、電車好きの私には、「ラッキー!!」という感じなのです。おそらく、この寝台特急を利用することはないのかなと思います。平成27年春の運転をもって運行を終了するからです。そう思うと、なんだかちょっと寂しい感じがあります。とても人気の寝台特急なのに廃止するなんてもったいない…と思うのですが、平成元年から運行を続けてきて車両が老朽化してしまっているのだそうです。その他にも、いろいろ事情があるようですね。

トワイライトエクスプレス
寝台特急「トワイライトエクスプレス」の運行終了について
大阪~札幌の寝台特急『トワイライトエクスプレス』来春廃止へ

龍谷大学吹奏楽部第41回定期演奏会

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■今年も龍大吹奏楽部の定期演奏会に参ります。これで何回目だったかな…。さきほど申し込みました。もう、すでにC席しか残っていませんが、なんとかセーフ。早めに申し込んでいなかったので、わざわざ吹奏楽部の関係者の方が、研究室の扉にメッセージを残してくれました。ありがとうございました。手分けして、営業活動にも励んでおられるのですね。

■ところで、今回のプログラムのなかには、「吹奏楽のためのラプソディ」(外山 雄三)が入っています。「管弦楽のためのラプソディ」を吹奏楽部版に編曲したものでしょうかね。楽しみです。

【プログラム】
《Ⅰ部》
フライト
作曲:C.T.スミス

《Ⅱ部》
トランペット協奏曲変ホ長調
作曲:J.N.フンメル

客演/菊本 和昭(トランペット奏者)

吹奏楽のためのラプソディ
作曲:外山 雄三

【追記】■後日談。毎年通っているということで、どういうわけか招待されることになりました。ありがとうございます。

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