「RYUKOKU SPORTS+」の記事
■「RYUKOKU SPORTS+」は、龍谷大学の体育局に所属するスポーツ系サークルの活動状況をお知らせるためのブログです。ここにどういうわけか、スポーツ系ではない文化系のはずの龍谷大学吹奏楽部のブログもあります。スポーツという括りになっていますが、大学から重点サークルとして支援していただいていることからでしょうか、他の多くのスポーツ系サークルと並んでブログが掲載されています。
■今回の記事は、「第67回全日本吹奏楽コンクール大学の部にて金賞を受賞」です。とても素敵な記事です(こういう文章を書ける部員がいるんでしょうね)。3年ぶりの「全国吹奏楽コンクール」で「ゴールド金賞」、しかも審査員全員が「A」の判定をつける「オールA」。こんな素晴らしい評価をいただくことができたのも、春からしっかり目標を定めて戦略的・計画的に練習を積み重ねてきたからです。そのことは、ブログの中にも書いてあります。クラリネット奏者の阪尾くんは、記事の中で次のように語っています。慣れない現代曲でしたが、危機意識のもとで演奏者の気持ちがひとつになったこと、とても大切な経験だったと思います。
「過去2年間連続で全国大会出場が叶わなかったこともあり、全員が今年逃すともう後がないという危機感を持って臨んだコンクールでした。選曲も龍谷大学があまり手を出さなかった現代曲だったため、始めは練習方法も分からずみんな戸惑いが大きかったと思います。しかし、監督・コーチ・学生指揮がしっかりと道を示してくれたので、僕たちは迷わずがむしゃらに突き進むことができました。そして練習が進むうちに、次第にメンバーにも変化が表れて1人1人から意見が湧き出てくるようになりました。『曲をもっと良くしたい』という全員の音楽へ対する貪欲な気持ちが一体となり、本番の演奏に繋がったと感じています。」(社会学部 社会学科 4回生 クラリネットパート 阪尾優治)
■コンクールのメンバーは55名までと決まっています。したがって、部内でオーディションをします。ステージに乗ることができない部員も100名以上いるわけです。当然、悔しい気持ちになるわけですが、コンクールメンバーの応援のために青森まで来てくれたトロンボーン奏者の森陽菜乃さんは以下のようにコメントされています。素敵だな〜。
「会場の空気を操っているかのような、迫力のある音が今でも耳に残っています。お客さんも息をすることを忘れるほどでした。龍谷大学吹奏楽部の一員としてこの日を迎えれたことが、大きな財産であると感じる素晴らしい演奏でした。学生生活最後のコンクールの舞台に乗れない事が決まった時の感情は今でも鮮明に覚えています。自分たちが主体の代でメンバーになれなかった悔しさは計り知れないほどに大きく、不甲斐なさを痛感しました。夏の期間、苦しくも楽しんで音楽に没頭しているメンバーが羨ましかったです。ですが、写真撮影の際にみんなの顔を見たら自分の悩んでいたことがスッと消えたかのように、涙が溢れ出てきました。心の底からメンバーを尊敬しています。恥ずかしくて直接言えませんが『全国大会という大舞台に連れてきてくれてありがとう!音楽に没頭してる姿を見せてくれてありがとう!龍吹最高!』と伝えたいですね!」(社会学部 コミュニティマネジメント学科 4回生 トロンボーンパート 森陽菜乃)
■今回の「オールA」による「金賞受賞」はもちろんですが、そこに至るまでの、そして至ってからの経験や気持ちがとても大切だなと思いました。私は、4月から部長に就任し、部員の皆さんの懸命な努力を横から見守っていることしかできなかったわけですが、とても良い経験をさせていただきました。部員の皆さんには、心より感謝したいと思います。年末の定期演奏会に向けて、また気持ちをひとつにして練習に取り組んでください。
部局長会への報告
■先週の土曜日に青森市で開催された「全日本吹奏楽コンクール」(大学の部)で、龍谷大学吹奏楽部は3年ぶりの出場で、全ての審査員からA評価をいただく「オールA」でゴールド金賞を受賞することができました。今日は、幹事長の上野右京くん、副幹事長の東寿美佳さん、若林義人音楽監督、部長である私、そして4名の副部長、8名で部局長会の皆さんに金賞受賞の報告させていただきました。部局長会は、学長、副学長、各学部の学部長理事、事務職のトップの理事の皆さんで構成される会議体です。学長からは、お祝いのスピーチをいただきました。「コンクールの自由曲として演奏した『ブリュッセル・レクイエム』(ベルト・アッペルモント作曲)は、2016年にベルギーの首都・ブリュッセルで発生した連続爆破テロ事件の犠牲者への鎮魂の曲として作曲されました。平和を希求する作曲の意図は、創立380周年を迎えた龍谷大学の理念とも重なり合うものです。名実ともに日本一の吹奏楽部として、これからは世界に羽ばたいていただきたい」。ありがたいですね。2017年に、吹奏楽部は、スイスで開催された「チューリッヒ国際青年音楽祭」でコンサート部門 Topレベルでグランプリを受賞していますが、またそのような演奏の機会があれば、ぜひとも大学からもご支援と応援をいただければと思っています。よろしくお願いいたします。
Dance Movement / Philip Sparke ダンス・ムーヴメント 龍谷大学吹奏楽部
■今年、2019年6月30日に滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大ホールで開催された「龍谷大学吹奏楽部 サマーコンサート2019」で演奏された曲が、最近、YouTubeにアッブされました。。Philip Sparke作曲の”Dance Movement “(ダンス・ムーヴメント)です。
全日本吹奏楽コンクール(大学の部)で金賞受賞!!
■26日(土)、青森市にある「リンクステーションホール青森」で開催された「全日本吹奏楽コンクール」(大学の部)で、龍谷大学吹奏楽部は、ゴールド金賞を受賞しました。個人的な感想になりますし、手前味噌だとお叱りを受けるかもしれませんが、他大学と比較しても、圧倒的に素晴らしい演奏だったと思います。演奏を終えた直後の観衆の歓声と拍手の大きさに驚きました。コンクールには審査員は9名おられます。それぞれの審査員が各大学の演奏に関してA・B・Cの判定をします。龍谷大学は「オールA」。全ての審査員に高く評価していただきました。心の底から感動しました。部員の皆さん、素晴らしい演奏、ありがとう。また、龍谷大学吹奏楽部の活動をご支援くださった龍谷大学の関係者の皆様、応援してくださった全ての皆様、本当にありがとうございました。春に部長に就任してから、時々、部員の皆さんの練習の様子を時々拝見してきました。私自身は、吹奏楽に関しては全くの素人ですし、ただ見学させていただいているだけなのですが、それでも、若林音楽監督や児玉コーチ、多くの指導者の皆さんにご指導いただき、部員の皆さんがしっかりと音楽に集中して曲づくりをされてきプロセスを知ることができました。そのようなわけで、コンクールでの感動もひとしおでした。この歳で、これだけ感動させていただくこともあまりないわけで、大変ありがたいことだと思っています。
■コンクールは、26日(土)に開催されましたが、コンクールに出場する部員の皆さんと部員の代表である幹事長Uくん56名は、24日(木)に新幹線で青森に向けて出発しました。私は、2名の副部長の皆さんと一緒に25日(金)に出発しました。朝4時に起床し、最寄りの駅の始発の電車に乗って伊丹空港から青森に飛びました。25日から26日の午前中にかけては、隣の秋田県大館市にある「ほくしか鹿鳴ホール」(大館市民文化会館)で最終の調整を行いました。このホールで、非常に細かな点を最終調整しました。たとえば、普段の練習場ではわからない音の響きを、ホールで実際に演奏して確認しながら、楽器を演奏する位置の修正を行いました。そのほかにも、重要なポイントとなる部分に関しては非常に細かな音楽的な調整を行いました。部員の皆さんが、音楽監督・コーチ・指導者の皆さんの指導のもとで、集中される雰囲気の中で、少しドキドキしながら調整の様子を拝見しました。
■普通、コンクールに出場するとなると緊張したりあがってしまうように思うのですが、全国コンクールに出場するようなレベルになると、そのようなことは全く無いようです。ある部員の方に聞いてみましたが、いつもの練習時の演奏をきちんとやるだけ…とのことでした。いつも通りにきちん演奏する。そして、集中して力をきちんと出し切る。自分たちの音楽表現を行う。すごいなと思います。個人的な考えですが、音楽はスポーツと違って直接的に対戦する相手がいるわけではありませんが、優れたスポーツチームも優れた吹奏楽のバンドも平常心で臨むという点では同じではないかと思います。なかには、満面の笑みで演奏している部員もいました。パーカッションの部員です。どうして満面の笑みだったのかと聞いてみたところ、「楽しくてしょうがなかった」と答えてくれました。自分たちが時間をかけて形作ってきた音楽を、晴れの舞台で披露できることの喜びでしょうか。素晴らしいと思います。
■26日の最終調整の後には、ちょっと感動的なシーンもありました。部員の皆さんが、お世話になった音楽監督・コーチ・指導者の皆さんに感謝の気持ちを込めてメッセージを書いた色紙を送ったのですが、その際、コンクールメンバーに一緒に付き添い、懸命にサポートしてきた幹事長のUくんにも、仲間の部員から色紙が送られました。とても素敵な光景でした。Uくんも感動していた様子でした。このような気持ち、大切ですね。
■龍谷大学吹奏楽部の部訓は「音楽」「感謝」です。浄土真宗本願寺派の宗門校らしい部訓だと思います。自分たちが大好きな音楽に取り組んで感動して燃える演奏ができるのも、多くの皆さんに支えていただいたからです。音楽監督・コーチ・指導者の皆さんはもちろんのこと、部員のご家族や恩師、仲間や友人、様々な支援をしてくださった大学関係者、さらには吹奏楽部の繁栄の礎を築いて来られた遠い過去の先輩方や、さらには、たとえば20年後に入部してこられるまだみぬ未来の後輩の方達。「現在・過去・未来、様々な方達とのつながりがあったからこそ、自分たちは全国コンクールでも金賞を受賞できるような演奏ができたんだ」と自分たち自身で納得できた時、吹奏楽部は組織としてさらに発展できるのではないかと思います。
■次の吹奏楽部としての大きな演奏会は、12月26日に開催される「第46回定期演奏会」になります。全国コンクールは、コンクールならでは縛り(演奏時間等)があります。定期演奏会には、そのような縛りがありません。次の定期演奏会では、龍大サウンドとも呼ばれる龍大ならではの演奏で、多くの皆さんに感動していただけるように頑張って欲しいと思います。
【追記】■大学のホームページに、金賞受賞の記事が掲載されました。幹事長の上野右京くんがインタビューで語っているように、「拍手や歓声は1番」だったと本当に思います。
2019.10.30
吹奏楽部 全国大会金賞受賞 日本一に輝く【スポーツ・文化活動強化センター】第67回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の大学の部が10月26日、青森県のリンクステーションホール青森で開催され、3年ぶりに関西代表として出場した本学が11回目の金賞に輝きました。
課題曲はⅤ「ビスマス・サイケデリアⅠ」、自由曲はB.アッペルモント作曲の「ブリュセル・レクイエム」。
約180名の部員からメンバーに選出された55名が演奏し、圧倒的なスケールと高度な音楽表現により奏でられた11分1秒の演奏は、会場全体を包み込み、審査員9名全員から最高位であるA評価をいただくことができ、金賞を受賞することができました。上野 右京幹事長(経済学部4回生)のコメント
「本番はとにかく楽しんで演奏するように」と部員に伝えました。のびのびと演奏をすることで、龍谷大学吹奏楽部らしい音楽ができると思っていました。本番の演奏は、一人一人が輝き、聴衆も息をするのを忘れていたかのような圧倒的な演奏をすることができ、拍手や歓声は1番だったと思います。結果は全国大会で金賞、そして審査員全員が最高評価である「A」評価をいただくことができ、目標としていた「日本一」を得ることができました。この結果が出せたのは最後まで諦めずに追求していける環境があったからこそだと感じています。また、日頃からご指導をいただいている先生方、ご支援していただいている方々のおかげです。本当にありがとうございました。今回の大会で、部のモットーである「音楽」「感謝」を部員全員が体感することができ、これからもより大切にし、年末の集大成である定期演奏会に向けて更に頑張ってまいります。今後とも龍谷大学吹奏楽部の応援をよろしくお願いいたします。 」
「第67回全日本吹奏楽コンクール」(大学の部)
■10月26日(土)、「第67回全日本吹奏楽コンクール」(大学の部)が、青森市の「リンクステーションホール青森」で開催されます。龍谷大学吹奏楽部は、関西代表としてこのコンクールで演奏します。そして金賞受賞を目指します。本日の朝、コンクールで演奏するメンバーが、新幹線で東北に向かいました。東海道新幹線と東北新幹線を乗り継いで新青森駅まで。全員一緒に行きたいということで、あえて新幹線を利用しています。今回は、学生の代表である幹事長とコンクールのステージで演奏するメンバーが先に向かいます。今日の宿泊は隣県である秋田県の大館市です。そして、大館市にあるホールで最終調整を行います。もう、やるべきことは全てやり尽くしてきたので、後は、本当に微細なところの調整ということになります。
■指導者である音楽監督、コーチの皆さんは本日の夕刻、部長である私と4人の副部長のうちの2人は、明日の午後に大館市に入ります。コンクールで演奏をしない部員たちも、応援のために土曜日朝早く、京都発の新幹線に乗って青森入りします。今日の京都駅、修学旅行生、海外からの団体客でいっぱいでした。そのような混雑の中、素敵な笑顔で部員の皆さんは出発しました。
■龍谷大学吹奏楽部が全国吹奏楽コンクールへ出場するのは、2016年以来ということになります。2017年と2018年は近畿大学が出場しました。関西大会から全国大会へと推薦される数が1校ということになり、このようなことになっています。私と同世代のベテランの吹奏楽経験者から、次のようなことを教えてもらいました。それは、「何年か続けて全国コンクールへの出場を逃して、最後に経験した部員が卒業してしまうと気をつけなければならない」ということでした。なるほどと思いました。おそらく、これは音楽以外のスポーツでも同じかなと思います。龍谷大学吹奏楽部の場合は、現在の4回生が1回生の時の2016年に全国大会に出場しています。部長としては、少し胸をなで下ろしています。コンクールの演奏については、定期演奏会などの通常の演奏とはまた異なる独特の世界や評価の判断基準があります。多くの吹奏楽関係者からお聞きしたことですが、人に感動を与える素晴らしい演奏をすることと、コンクールで良い成績をおさめることとは、必ずしもぴったり重なりあっているわけではないのです。私のような素人にはなかなか難しいことなのですが…。というわけでいろいろ難しい問題があるのですが、龍谷大学吹奏楽部は、全国大会でも素晴らしい演奏を聞かせてくれるものと信じています。
龍谷大学吹奏楽部 第46回 定期演奏会
龍谷大学吹奏楽部第46回定期演奏会
◼︎みなさん、12月26日に大阪のシンフォニーホールで開催される龍谷大学吹奏楽部第46回定期演奏会に、ぜひお越しください。昨日、このチラシをいただくことができました。緊急に作ったものなのかな、とても質素なチラシです。そのうちに、きちんとしたチラシが印刷されると思います。
◼︎さて、第46回定期演奏会で予定されている曲目のうち、「歌劇リエンツィ序曲」については、私自身、学生時代に関西学院交響楽団の定期演奏会で弾いた曲です。調べてみると、1981年12月13日に神戸文化ホール大ホールで開催された第58回定期演奏会でした。当時の定期演奏会のプログラムは、序曲・サブ・メインで構成されていました。第58回は、序曲がワーグナーの「歌劇リエンツィ序曲」、サブがバルトークの「ハンガリアン・スケッチ」、メインがブラームスの「交響曲1番」でした。懐かしい…。もちろん、龍谷大学の定期演奏会では、吹奏楽のために編曲されたものです。
◼︎チラシに掲載されている曲名、もうひとつは「パガニーニの主題による幻想変奏曲」です。wikipediaの説明ですが、「ニコロ・パガニーニがヴァイオリン独奏のために作曲した『24の奇想曲』の第24番「クワジ・プレスト」の旋律を主題とする変奏曲として」James Barnesによって書かれているそうです。調べてみると、龍谷大学吹奏楽部は、2007年の定期演奏会で演奏しています。そしてゲストは、若手サックス奏者の上野耕平さんです。もちろん、私はよくわかっていないのですが、実力と人気を兼ね備えた有名な演奏家のようですね。しかも調べてみると上野さんは鉄道ファンなんですね。このことも実は大変有名なことのようです。まだ、お会いしたことはありませんが、とても親しみを覚えます。上野さんの演奏はもちろんのこと、私も「プチ鉄」(ちょっと鉄道ファン)ですので、お会いしてお話しできることを楽しみにしています。この記事からは、上野さんがいかに鉄道ファンであるのかがわかります。
◼︎以下は、龍谷大学吹奏楽部による「パガニーニの主題による幻想変奏曲」です。龍谷大学吹奏楽部「第34回定期演奏会」(2007年12月23日/滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール)での演奏です。
◼︎以下は、上野耕平さんの演奏と、上野さんの鉄道好き(彼は「音鉄」です)がわかる動画です。
Quatuor B meets 龍谷大学吹奏楽部 -サクソフォンの祭典-
■龍谷大学吹奏楽部のサックスパートの皆さんが、「Quatuor B」(クワチュールべー)というプロのサックス4重奏団の皆さんと共演します。龍谷大学吹奏楽部サックスパート、「Quatuor B」の皆さん、それぞれの単独演奏もあります。「Quatuor B」の國末貞仁先生は普段はアルトサックスを吹いておられ、龍谷大学吹奏楽部のサックスの講師をお引き受けいただいています。詳しくは、以下をご覧ください。
Quatuor B meets 龍谷大学吹奏楽部
-サクソフォンの祭典-
サックスだけの演奏会を開催いたします。
日本トップレベルのサックス四重奏団Quatuor Bと龍谷大学吹奏楽部サックスパートが共演します!それぞれのアンサンブルやサックスオーケストラのサウンドをお楽しみいただけます。
皆様のご来場心よりお待ちしております!
【日時】
9月29日(日)
開場14:30 開演15:00
【会場】
京都アバンティ9F 龍谷大学 響都ホール校友会館
【アクセス】
JR京都駅八条口よりすぐ
【入場料】
一般 2000円 高校生以下 1000円
【曲目】
●龍大単独
♪ラ・セーヌ/真島俊夫 他
●Quatuor B単独
♪万葉/櫛田てつのすけ
♪Quatuor Bが贈る進化系エンターテイメント「べーかるぼっくす」 他
●合同ステージ
♪アルルのサックス展覧会/高橋宏樹他
■「Quatuor B」の演奏です。
関西支部2019】ブリュッセル・レクイエム/龍谷大学
■Youtubeにアップされている龍谷大学吹奏楽部の演奏をチェックしていると、今年、龍谷大学が吹奏楽コンクールの関西大会で演奏した自由曲、「プリュッセル・レクイエム」がアップされていました。音だけで画像はありませんが、多くの方が聴いてくださっているようです。Youtubeには、この演奏に対して多数のコメントが書き込まれています。どれも、龍谷大学吹奏楽部の音楽的・技術的なレベルの高さを評価するものです。時々、部員の皆さんの真摯な練習の様子を拝見してきた者して、このように素敵なコメントを多数いただけることを大変嬉しく思うとともに、吹奏楽部の部長として多くの皆様に心より感謝いたしたいと思います。ありがとうございます。
■この「ブリュッセル・レクイエム」は、2016年、ベルギーの作曲家ベルト・アッペルモント (Bert Appermont) によって作曲された曲です。曲名にレクイエムという言葉が入っています。レクイエム=鎮魂歌とは、死者の鎮魂を願う死者のためのミサ曲です。ブリュッセルでは、2016年3月に連続爆破テロがおきましたが、その犠牲者を悼む鎮魂歌(レクイエム)として作曲されたのです。もともとは、金管バンドのために作曲されましたが、吹奏楽のためにも編曲されています。ただし、きちんと演奏すると16分になり、コンクールの演奏時間には入りきれません。そのため、コンクールの自由曲では、部分的にカットして演奏することになります。私自身は、学生時代にオーケストラで演奏していましたが、クラシックの曲の演奏では、曲をカットするという発想もないので最初は少々驚きましたが、コンクールではたくさんの団体が次々と演奏して審査を受けねばならず、このようなカットも仕方ないことなのでしょうね。
■この曲を聴いていただければおわかりかと思いますが、大変な難曲だと思います。難曲なんですが、コンクールでは、中学・高校も含めて、実に多くの団体がこの「ブリュッセル・レクイエム」を演奏しています。日本の吹奏楽の世界の事情をよく知りせんが、私自身は、そのことをとてもすごいことではないかと思っています。例えば、以下の演奏です。第66回全日本吹奏楽コンクールで金賞を受賞した、北海道代表 北斗市立上磯中学校の演奏です。大変評価の高い演奏です。とても中学生の演奏とは思えません。