Googleマップ・ストリートビュー
▪︎26日(金)の晩に、フィリピン調査から帰国しました。今回の調査は、例えていえば、霧でモヤモヤしていた風景が少しスッキリ見え始めた…そんな感じでしょうか。それなりの成果があったと思っています。しかし、帰国をして現実の問題のなかに引き戻されると、そのような高揚感もどこかにいってしまいます。帰国した翌日、身体は疲れていましたが、老母の介護は待った無しです。妻と一緒に、母が入所している介護老人保健施設に向かいました。今回は運転を妻に頼みました。息子も一緒に母を見舞ってくれることになり、途中で合流しました。施設では、息子が母の話しを聞き(傾聴ボランティア?!)、私たち夫婦は、「家族交流会」に参加しました。施設を利用されている皆さんと、ざっくばらんに介護のことについてお話しをすることができました。介護の経験を、個人や家族のなかだけで抱えこむのではなく、こうやってゆるやかに共有することは大切だなと思いました。
▪︎夕方、施設を後にして帰宅する途中、息子と私たち夫婦で夕食をとることにしました。高速道路を途中で降りて、大阪市の福島区に行ってみました。息子のリクエストで「お好み焼き屋」さんを探しました。運良く、ちょっと個性的な「お好み焼き屋」さんをみつけることができました。お腹いっぱいになり、息子と別れて帰宅するためにコインパーキングに向かうと、写真のような車が停まっていました。おもわず「おお!!」と叫んでしまいました。Googleマップについている「ストリートビュー」という機能をご存じでしょう。街中を写した画像を見ることができます。この写真の車は、その画像を撮影するための車のようです。ストリートビューの画像は昼間なので、スタッフさんは、この日の仕事を終了して車をこのコインパーキングに駐車させたのでしょう。私の勝手な想像ですが、ストリートビューのスタッフさんは、仕事の疲れを癒すために、この福島界隈で飲んでおられるのだろうな…と思ったのでした。
滋賀県ヨシ群落保全審議会のこと
■大学教員の責務として、地域社会からご依頼については、できるだけ引き受けることにしています。滋賀県や大津市の審議会や委員会、そして民間の財団等の委員会で委員を務めています。今回、2年間の予定で「滋賀県ヨシ群落保全審議会」の委員を務めることになりました。しっかり委員としての役目を果たしたいと思います。また、琵琶湖の環境保全にかかわっておられる委員の皆さんとの交流が深まればと思っています。よろしくお願いいたします。
■話は変わりますが、先月の9月末に、琵琶湖の保全と再生のため国が財政支援をする議員立法「琵琶湖再生法」が成立しました。そのことを受け、滋賀県庁では、三日月知事を本部長とする「滋賀県琵琶湖保全再生推進本部」が設置されました。これから琵琶湖の環境再生に向けて様々な事業が展開されていくことになると思います。朝日新聞の記事によると、以下のように書かれています。
本部は、副知事、各部の部長、教育長の12人で構成。会合では、計画作りや国や関係自治体などとの連絡調整に、全庁を挙げて取り組む方針を確認した。中心的な役割を担う組織として琵琶湖政策課内に「琵琶湖保全再生室」ものこの日、設置した。
▪︎計画の詳細はまだわかりませんが、とても気になるところです。今後の展開に注目したいと思います。
平和堂財団夏原グラント「2014年度活動報告書」
■現在、公益財団法人平和堂財団 「環境保全活動助成事業夏原グラント選考委員」を務めています。以前のエントリーにも書きましたが、簡単にこの「夏原グラント」について説明をしておきます。平和堂は、滋賀県を中心に近畿地方・北陸地方・東海地方で総合スーパーとスーパーマーケットを展開していますが、平和堂財団はその企業により設立された財団です。公式サイトによれば、株式会社平和堂の創業者である故夏原平次郎さんが、平和堂をここまでに育てていただいた地域に感謝し、そのご恩に報いるため、私財を寄付し平成元年3月に設立したものなのだそうです。平成23年(2012年)からは、環境保全活動に対する助成も行っておられます。それが「夏原グラント」です。
■送っていただいた報告書からは、じつに様々な地域の皆さんが、様々な環境保全活動に取り組まれていることがわかります。このような点としての活動がつながり線となり、そしていつかは面となって、広がりを生み出すことになるれば…と思っています。
第4回「マザーレイク21計画学術フォーラム」
▪︎「汁なし担々麺」のあとは、第4回「マザーレイク21計画学術フォーラム」でした。いずれ議事録が滋賀県庁のホームページにアップされるとは思いますので、昨日の会議の背景等について説明しておこうかと思います。まず、滋賀県庁のホームページ掲載された、以下の「マザーレイク21計画」の説明をお読みください。
琵琶湖は、水資源としてだけでなく、豊かな生態系を育み、その周りに住む人たちによって固有の文化や景観が形成されるなど、多様な価値を持っています。
高度経済成長期を経て、私たちは安全・安心で便利な暮らしを手に入れました。
しかしその一方で、普段の暮らしの中で川や琵琶湖との関わりが薄くなり、身近な生態系の変化に気付くことが難しくなってしまいました。
こうした反省から、滋賀県では、国の6つの省庁※が平成9年度(1997年度)から2カ年にわたり共同で実施した「琵琶湖の総合的な保全のための計画調査」をふまえて、琵琶湖を健全な姿で次世代に引き継ぐための指針として、平成12年(2000年)3月に、琵琶湖総合保全整備計画(マザーレイク21計画)を策定しました。
マザーレイク21計画では、2050年頃の琵琶湖のあるべき姿を念頭に、平成11年度(1999年度)から平成22年度(2010年度)までを第1期、平成23年度(2011年度)から平成32年度(2020年度)までを第2期として、琵琶湖を保全するための幅広い取り組みを進めています。
今回、第2期の開始に当たって計画の改定を行い、2010年度までの第1期計画期間の評価をふまえて第2期計画期間の目標を設定しました。
▪︎私は、この「マザーレイク21計画」の第2期計画の策定に携わりました。その第2期計画のなかで構想されたものが、「マザーレイクフォーラム」なのです。この「マザーレイクフォーラム」については、滋賀県庁のホームページの以下の説明をお読みください。
「思い」と「課題」によって『ゆるやかにつながる場』であり、その運営はNPOや研究者などで構成される「マザーレイクフォーラム運営委員会」により運営され、滋賀県もその一員として参画しています。 マザーレイクフォーラムは、平成23年10月に改定された「マザーレイク21計画」第2期計画において、県民、NPO、農林水産業従事者、事業者、専門家、行政など、琵琶湖流域に関わる多様な主体が、同計画の進行管理および評価・提言を行う場として位置づけられたものであり、みんなで琵琶湖の現状や将来について話し合うため、毎年8~9月頃に「びわコミ会議」を開催しています。
▪︎「マザーレイクフォーラム」のなかにある、この「びわコミ会議」に、私も例年参加していますが、その「びわコミ会議」と同じく、「マザーレイクフォーラム」のなかには、専門家が学出的な視点から検討を行う「マザーレイク21計画学術フォーラム」があり、年に1回、開催されます。様々な分野の研究者が参加し、あらかじめ設定された指標等を通して、琵琶湖の環境保全や、「マザーレイク21計画」の進捗状況に関して議論を行うことになっています。私は、昨年、スケジュールをあわせることができずに欠席できませんでした。記憶に残っていることからすると、指標の整理の仕方や一般県民の皆さんへの説明の仕方等については、ずいぶん進んできたなあ…という印象を強く持ちました。担当部署をはじめとして、関係者の皆さんが頑張っておられることが非常によく伝わってきました。ただ、「マザーレイク21計画」の第2期では、「つながり」が強調されています。ここでいう「つながり」とは、流域内のつながり(秋水域・湖辺域・湖内)や、それとともにある地域社会内部のつながりです。これらの「つながり」にもっと焦点をあてる、愚直に焦点をあてていく必要も感じました。その点をぜひ改善していただくことともに、さらに前進していただければと思いました。
▪︎「マザーレイク21計画学術フォーラム」のあとは、深草キャンパスに移動しました。私が担当している研究部には、いろんな無理難題が毎週のように「流れ着いて」きます。困りました。昨日は、事務職員の方たちと協議して、とりあえず見通しをたてたり、決着をつけたりと…、こような状況が一斉休暇直前まで続き、休暇明はまたすぐにこんな感じ慌ただしい状況に戻るのでしょうね…。
滋賀県庁で意見交換
▪︎今日は、一日、移動の日でした。移動の連続でしたが、充実した一日だったように思います。午前中、大津市役所で「市長と都市計画審議会との懇談会」が開催されました。都市計画審議会の審議会会長や、大津市都市計画マスタープラン案策定専門部会部会長のお二人と一緒に、市役所で越直美市長と懇談をしてきました。私は大津市の都市計画審議会の委員で、同時に大津市都市計画マスタープラン案策定専門部会の部会長職代理者という仕事をしているためです。市長との懇談は、30分の予定が1時間に延びました。大津市の将来像に関して有意義なお話しができたと思います。市長との懇談を終えたあとは、市役所内で、都市計画課の皆さんと一緒に、来月開催される都市計画マスタープラン案策定専門部会の打ち合わせを行いました。
▪︎午後は、滋賀県庁に移動しました。まずは、今年の夏に行う社会調査実習に関連してご挨拶をするために、農林水産部農村振興課を訪問しました。社会調査実習では、東近江市で取り組まれている「魚のゆりかご水田」事業に関してひとつの農村で聞き取り調査を行いますが、同時に、農村振興課の職員の方には、「魚のゆりかご水田」を推進する滋賀県の政策に関してお話しを伺わせていただくことになっています。農村振興課のあとは、琵琶湖環境部の琵琶湖政策課に移動。琵琶湖政策課のヨシ帯保全に関する会議に関して簡単な相談。そして、三番目には琵琶湖環境部の森林政策課を訪問しました。私が参加している総合地球環境学研究所(大学共同利用機関法人・人間文化研究機構)の研究プロジェクト「生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会─生態システムの健全性」に関連して、意見交換を行うためです。私が森林政策課に伺ったときには、すでにプロジェクトリーダーの奥田さんや、研究員の浅野さん、そしてプロジェクトメンバーである京都大学の大手さんがすでに到着されていました。また、自然環境保全課の職員の方たちも集まっていました。意見交換は、1時間半におよびましたが、プロジェクトの趣旨をご理解いただくとともに、連携関係を模索していくことにもなりました。ありがたいことです。
▪︎滋賀県庁のあとは、深草キャンパスに移動。「2015年度前期「5長推進会議」集中審議 部局ヒアリング」が行われたからです。「5長」とは、龍谷大学の「第5期長期計画」のことです。この長期計画を推進するのが「推進会議」。大学の理事の皆さんから構成されています。今日は、その理事の皆さんから、「第5期長期計画」の後半期(第2期中期計画)の研究部の検討課題について、いろいろヒアリングを受けました。30分という短い時間でしたが、研究部の考え方について、理事の皆さんにご理解いただけたかなと思います。と、同時に、さらなる課題も見えてきました。ヒアリングのあとは、部課長の皆さんと、ヒアリングのさいの内容に関して意見交換をしました。そして、昨日の最後の移動です。こんどは、瀬田に移動になります。最後の仕事は、ゼミ生との「飲み会」=コンパです。今日一日の最後の仕事を楽しみます。
塩漬けになっている私のブログ
▪︎これは、2012年1月25日の日付で更新が行われていない私のブログです。塩漬け状態になっています。teacupという民間企業が提供しているサービスを使っています。広告をつけないように、多少、お金を払っています。にもかかわらず、2012年1月25日から更新が行われていません。当時は、ホームページとブログを分けて使っていました。ホームページは大学のサーバーに置いていました。ホームページビルダーを使って、「手作り感満載」のホームページを作っていました。ホームページの更新、それほどの頻度はありませんので、すっかり情報発信ができなくなっていました。
▪︎これではいかんと、今度は、大学のサーバーにブログも備えたホームページを設置しました。詳しくは、こちらをお読みください。そこには、「今後、このホームページではあまり更新の必要のない情報を納めておく「蔵」ないしは「収蔵庫」として利用していく予定です」と書いておきながら、このホームページの付属しているブログ機能ばかりを使うようになり、teacup社のブログはあいかわらず更新ができない状況が続いています。それが、もう3年近くも続いています。困りました。どうしたものでしょうね。
▪︎teacup社のブログ、まったく更新をしていないにもかかわらず、現在でも日に10〜20のアクセスがあります。なにか検索されたときに、たまたまどこかのエントリーがヒットしているのでしょうね。両方のブログを使い分けるというやり方もあるのでしょうが、それだけの余力がありません。さて、どうしたものでしょうか…。
アクセス数の増加
▪︎昨日から授業が始まりました。はたしてそのことと関係しているのかどうかわかりませんが、昨日からアクセス数が増加しています。ご覧のように、このブログは身辺雑記や備忘録のようなエントリーしかないのですが、昨日は159人の方のアクセスがありました。今日は、すでに114人のアクセスをいただいています。いつもよりもずっとアクセス数があると、「なんで?…」と思ってしまいます。
50,000アクセス感謝!
■今年の1月28日に、アクセスカウンターが45,000を超えました。その56日後、さきほど50,000に到達しました。アクセスカウンターは、2012年の9月5日に設置しましたが、それ以降、5,000刻みでいうと、以下のようにアクセス数が増えてきました。5,000ごとに、かかった日数=期間も縮まり、また1日ごとの平均アクセス数も伸びてきました。特に、40,000に至るあたりからアクセスが伸びてきました。今回は、長い春期休暇が入りました。予想とは少し異なり、45,000到達のときよりも、アクセス数を5,000伸ばすのに時間がかかりました。ようやく50,000の大台に到達することができました。
2012/9/5:アクセスカウンター設置。
2013/2/21 :5,000アクセス:期間169日: 30アクセス/日
2013/6/29 :10,000アクセス。期間128日: 39アクセス/日
2013/10/30 :15,000アクセス。期間123日: 40アクセス/日
2014/2/6 :20,000アクセス。期間99 日:51アクセス/日
2014/5/6 : 25,000アクセス。期間89日: 56アクセス/日
2014/8/5 :30,000アクセス。期間91日: 55アクセス/日
2014/10/21: 35,000アクセス。期間77日: 65アクセス/日
2014/12/8 :40,000アクセス。期間48日: 104アクセス/日
2015/1/27 :45,000アクセス。期間50日: 100アクセス/日
2015/3/25 :50,000アクセス。期間56日: 90アクセス/日
▪︎どういう方達が、このブログをご覧いただいているだろう…と、時々想像します。龍谷大学の一部の学生の皆さんや、ゼミの卒業生の皆さん、これまた一部の教・職員の皆さんには、同じ龍谷大学ということでご覧いただくことがあろうかと思います。また、地域づくりや地域連携の関係で、地域づくりの団体のみさなん、行政職員の皆さんにもご覧いただいていると聞いております。驚いたのは、先日、中国に出張したさい、華中師範大学外国語学院日本語学科の学生の皆さんにお世話になりましたが、「どういう日本人がやってくるのか…」と好奇心をもたられたようで、私のプログを読んでくださっていました。
▪︎皆さん、本当にありがとうございます。このブログは、身辺雑記の羅列でしかありませんが、私が龍谷大学の教員職員として、どのうよな日々を過ごしているのか、少しでも皆さんのもとに伝わればと思っております。今後とも、どうかよろしくお願いいたします。
【追記】▪︎ふと、50,000人っていうのは、どれぐらいの自治体の規模なのだろうと考えてしまいました。調べてみると、今年の2月1日現在の推計人口がわかりました。私が具体的に知っている市だと、滋賀県の野洲市ですね。それから、兵庫県の赤穂市かな。カウンターの数字は抽象的ですが、こうやって置き換えてみると、なにか50,000という数字に具体的な感触が加わってきます。
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順位 都道府県 自治体名 法定人口 推計人口
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530 福岡県 田川市 50,601 49,091
531 兵庫県 赤穂市 50,533 48,973
532 長崎県 南島原市 50,377 47,098
533 埼玉県 白岡市 50,271 51,342
534 熊本県 菊池市 50,213 48,625
535 茨城県 鉾田市 50,161 47,688
536 千葉県 大網白里市 50,122 49,482
537 島根県 益田市 49,925 48,159
538 滋賀県 野洲市 49,879 50,109
夏原グラント2015
▪︎今年から、平和堂財団環境保全活動助成事業の選考委員をしています。平和堂は、滋賀県を中心に近畿地方・北陸地方・東海地方で総合スーパーとスーパーマーケットを展開していますが、その企業により設立された財団です。公式サイトによれば、公益財団法人平和堂財団は、株式会社平和堂の創業者である故夏原平次郎さんが、平和堂をここまでに育てていただいた地域に感謝し、そのご恩に報いるため、私財を寄付し平成元年3月に設立したものなのだそうです。平成23年(2012年)からは、環境保全活動に対する助成も行っておられます。私が選考委員をすることになった助成事業のことです。
▪︎この前の日曜日は、「夏原グラント継続2年目公開プレゼンテーション・選考会」でした。朝10時から午後は15時半過ぎまで、20団体のプレゼンテーションをお聞きし、質疑応答を行いました。そのあとは、夕方17時半頃まで選考委員会。助成事業で選考委員をしたことはありますが、これだけたくさんの団体にきちんと時間をかけて丁寧に行う選考は初めてでした。選考の結果は、4月になってから発表されますが、たいへん勉強になりました。明日は、新規に助成の申請のあった団体に対する「新規1次選考会」です。全部で40団体です。
▪︎写真ですが、審査員席に座っているので、写真がうまく撮れていません…。