滋賀県「大学と地域の連携を考える懇談会」
■社会学研究科長をしていることから、冬休みに入ってもお仕事。昨日は、「大学認証評価 点検・評価報告書」の加筆・修正作業を行っていました。しかし、夕方からはこの仕事を切り上げて、草津駅から少し離れた「さくら井」というお店に行きました。お店…とくれば忘年会…ということになりますが、一応、「大学と地域の連携を考える懇談会」という名前のついた会合なのです。参加者は、滋賀県内の大学、自治体、博物館、NPO、環びわ湖大学・地域コンソーシアム、書店、コンサルタント…いろんな職業の方たちです。
■まずは、先日開催された、「大学地域連携事業 環びわ湖 大学地域交流フェスタ2012」の分科会での議論をもとに、環びわ湖大学・地域コンソーシアムと滋賀県博物館協議会との連携にむけた関係づくりを進めていくことになりました。そして、そのことをコンソーシアムに報告することになりました。来年度は、県内の大学と博物館との連携、そして大学と地域社会との連携を基盤に、県内の大学の学生たちが「地域定着」(滋賀で働き、滋賀で暮らし、滋賀の地域づくりに取り組む…)していくためには、どのような「学び」の仕組みが必要なのか…そういった課題について考え、その実現に向けて取り組んでいく予定になっています。
■ちょっと真面目な懇談会を小1時間ほどやってから、アルコールの入る懇談会に突入しました。今回は、年末ということもあり参加者は7人とやや少なめでしたが、いつものように様々な面白いアイデアが飛び出して、愉快な集まりになりました。写真「愉快な仲間」ですが、お店が、お客さんのために張ってくださっているものです。まさにこの懇談会は「愉快の仲間」の集まりです。前向きに考え、アイデアを出し、行動や実践に移していく人ばかりなので、参加していても非常に気持ちがよいのです。「環びわ湖自由大学」なんて仕組みを、コンソーシアムで作ってしまおう…なんて話しも出てきました。さらに、懇談会が終り、電車で帰宅する最中にも、「共通学生証を発行しよう!」とか、「キャンパスの移動が大変だから、学習移動マイレージをやってみてはどうだろう」とか、様々なアイデアが飛び出してきました。楽しかったな〜。既存の大学という「枠」を超えた動きが、この滋賀の土地から生まれようとしています。経験上言えることなのですが、すべてのことは、「夢」や「希望」から始まるのです。
(写真ですが、立命館大学の山口洋典先生が撮らてfacebookにアップされたものを拝借しました。)