大津市パワーアップ・市民活動応援事業「中間報告会」

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■本日、大津市パワーアップ・市民活動応援事業「中間報告会」が、大津市役所で開催されました。「北船路米づくり研究会」からは、4年生2人(鶴井志帆さんと冨田幸代さん)と3年生1人(小林風花さん)が報告しました。また、報告の応援にも2人(小西 悠介くんと渡邊悠椰くん)の3年生が駆けつけました。事前に準備をきちんとして「中間報告」にのぞんだこともあって、無事に報告を終えることができました。審査委員の皆さんからも、好意的な質問や評価をたくさんいただくことができました。今年度の後半も、予定とおり事業を実施していければと思います。

■委員会の質問は記憶する限り、以下のようなものでした。
・学生が、生産者から地域へのフローをつくってこられた。どういう経験をスキルを獲得したのか?
・おもしろい事業だ。「龍大米」、「龍大芋」、商標登録をしてブランディングしていく予定は?
・学生が生産者と消費者の媒体役になっている。非常におもしろいことだ。パワーポイントの画像のかなで、日本酒にかかわっている県内の他大学と交流していた。他大学の取り組みで、参考になったことはなにか?
・非常に楽しい事業だ。特に、北船路の皆さんが学生をむかえて、どのように反応をされているのか?

■報告会のあとは、別室に移動し、意見交換会が開催されました。別室に移動するときに、1人の学生と一緒に話しをしましたが、審査委員の皆さんからの鋭い質問に「緊張感がありますね…」と驚いていました。申請書を書いて、プレゼンテーションをして、審査を受けて、助成金をいただき、中間報告をして…という一連の活動に参加すること自体が、学生にとっては大きく成長していくチャンスになるのではないかと思います。もちろん、地域のなかで、地域の人びと一緒に課題を共有し、その課題解決のための活動に取り組み、その取り組みから生まれた成果を共有していく等、活動のプロセスや実質性が大切なのですが、こういう助成に応募することは、活動資金の獲得ということを超えて、そのような活動の実質性を担保するうえでも重要ことなのかなと思っています。

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20141028otsu3.jpg ■意見交換会の様子です。「北船路米づくり研究会」のメンバーたちは、「お野菜大学」という取組をされているFくん(理工学部4年生、「お野菜大学」学長)と一緒のテーブルでした。両グループとも、「パワーアップ・市民活動応援事業」の「学生部門」でエントリーしたからです。左上の写真。中間報告をおこなった7団体は、お互いに他の団体の報告を聞いたうえで、「ここがこの活動のすてきなたころだ」と評価できる点や、「こうしたらもっと素晴らしくなるよ」ということに関して短いコメントをポストイットカードに書込み、それぞれのグループのテーブルの上の模造紙に貼付けていきました。そのコメントを読んだ上で、それぞれのテーブルでディスカッションが始まりました。「学生部門」のテーブルでは、審査委員の方や、市役所の自治協働課の職員の方たちの「まちづくり」への熱い思いに、やや圧倒され気味ではありましたが、良い刺激を受けることができたのではないかと思います。最後は、そのディスカッションの結果を報告しました。こういった他団体との交流や意見交換は、お互いにとって良い刺激になりますね。私はあくまでオブザーバーですが、拝見していて、そのように思いました。

20141028otsu5.jpg■報告会や意見交換会が終了したあと、学生たちに、「お疲れさま〜。みんなを慰労したいと思うけど、くる?」と聞いたところ、全員が飛びついてきました。ということで、大津駅前の居酒屋「利やん」に移動しました。そこでも、ちょっとびっくりすることが。浜大津駅から「利やん」まで、歩きながら学生と雑談をしていました。そのさい、前日に「大阪マラソン」を完走された原田先生のことを話題にしていました。なんと、「利やん」にいくとその原田先生がおられたのです。びっくりですね〜。フルマラソンを完走されて、お酒を解禁にされたようです。しかも、もうひとつ、びっくりすることが。

■原田先生が帰宅されたあと、入ってこられたグループが、中間報告をした4年生Tさんの内定先の企業の方たちでした。これには、Tさん本人もびっくりです。じつは、この会社には、龍谷大学を卒業された先輩Nさんが入社されています。しかも、この先輩は大津エンパワねっと1期生(内定をいただいているTさんは5期生)。Nさんは、時々、職場の皆さんと「利やん」に来られているので、Tさんには「入社したら、君もきっとこの店にたびたび来ることになるで〜」といっていたのです。するとそのすぐあとに、Tさんの内定先の方たちがお店に入ってこられた…というわけです。いろいろありますね〜。写真は、瀬田方面に帰宅する3年生のKさんです。ちょっと寒そうです。

【追記】■Tさんが内定をいただいた企業の皆さんと名刺交換をしました。Tさんをよろしくお願いいたしますというゼミ教員としての気持ちも込めて、皆様に御礼のメールを送らせていただいたところ、お返事をいただけました。そのお返事のなかには、「地域との連携に注力されておられ、Tさんには今の活動を通じて、色んな経験をされて入社されて来られるんだなとうらやましい気持ちになりました」と書いておられました。「北船路米づくり研究会」に関わらず、「大津エンパワねっと」においても、「私たちの学生時代は、このような活動なんてなかった。今の学生さんたちが羨ましい」ということを、しばしば言っていただきます。いずれも社会人の皆さんからのコメントですが、学生時代に、地域連携のなかでいろんな経験をしておくことが大切だ、将来その経験がきっと役に立つ…と皆さん思っておられるのです。学生の皆さんには、そのことをぜひ知ってほしいと思います。

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