悶え神

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▪️先日の「水俣曼荼羅」の上映会で、原監督の製作ノートを手に入れました。監督に、サインもしていただきました。そこには「悶え神」と書いてありました。ハートも書かれています。この「悶え神」、「水曼荼羅」の第三部のタイトルです。その第三部に作家の石牟礼道子さんが短時間ながら登場されます。そのインタビューの中で、この悶え神について短く説明されていました。悶え神とは、一緒に心配してくれる人。立ち上がることもできないほど打ちのめされたているときに、背中を撫でてくれる人。魂を撫でてくれる人。石牟礼さんのインタビューには作家の渡辺京三さんも同席され、こう説明されていました。何も力になれないけれど、助けられる力はないけれど、せめて嘆き苦しみをともにし、悶える人がいる。そういう人のことを悶え神というのです。

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